まるで長時間炊いたかのような輝く照り!後味スッキリ!とろ~りとろける、タラの白子の煮付けに仕上げるにはコツやポイントがある!!
まず初めに真鱈(マダラ)/鱈(タラ)の白子の旬はいつか?
冬です!
真鱈の白子だと思ってたら、雲子(くもこ)だって言われたんだけど違いはなに?
同じです!鱈の白子(精巣)は、色が白く見た目が雲のようなので鱈の白子(精巣)の別名として、
雲子(くもこ)と呼ばれるのでございます!
真鱈/鱈の白子を煮付けたら、とろ~りとろけるような白子の味わいが損なわれて、ボソボソとしたような食感になってしまうのでは?
煮付けたら、せっかくの白子がバラバラなってしまうのではないだろうか?
と思われた方!必見でございます!
更に、真鱈の白子が苦手だって方には、
朗報でございます!
真鱈の白子のあの生っぽい、むにゅっ!?とした食感が、苦手と敬遠していた方々も、これをきっかけに、真鱈白子を愛してしまうかも!?
お酒を愛する方々も、酒の肴は、この真鱈の白子の煮付けが、欠かせない存在になってしまうかも!?
真鱈の白子の食感を損なうことなく。
濃厚でクリーミーな味わいを最大現に活かす!
煮付け特有の輝くような照りをしっかり出す!
更に、後味をスッキリとさせた仕上がりにする!
このホンマかいな...と思えるこれぞ、
真鱈の白子が主役!!って料理を解説していこうと思います!
鱈/真鱈(マダラ)/白子/煮付け/作り方
鱈/真鱈(マダラ)/白子/下処理/下ごしらえ
1 下処理を済ませ、水気をしっかり取った、真鱈の白子を用意する。
※以前解説した、こだわりの下処理を済ませた、真鱈の白子を使っています。
鱈/真鱈(マダラ)/白子/煮付け/地/割合
2 鍋に酒、みりん、醤油、砂糖適量(好みに合わせて調整する)を入れ、火にかけ詰めていく。
コツ!ポイント!
※酒1、みりん1、濃口醤油0.5、砂糖(好みの甘さ)を鍋に合わせ入れ、詰めていくのだが、
煮汁を詰めていくと、その分味が、濃くなっていく。
砂糖に関しては、最初に味を決めるのではなく、煮詰めていく段階で、数回に分けて味を調整していく。
※とろみや照りを出すように煮詰めていくのだが、
その分、煮汁の量が減っていく。
イメージした照りや味など、仕上がりを合わせるのは多少の慣れや感覚が必要になる。
最初から、少量の地で仕上げようとするより、多少、煮汁を多目の鍋底から2cmいかない程度で、煮詰めていくと調整し易い。
鱈/真鱈(マダラ)/白子/煮付け/地/煮汁/詰め方
コツ!ポイント!
※一度一気に沸かし、火力を調整し、沸かした状態を維持しながら煮詰めていく。
※鍋肌まで火が届いているようなら、火が鍋底から出ないように火力を調整する。
鍋肌まで火が届いていると、地が鍋内の鍋肌に焦げついてしまう。
丁寧なやり方をする場合、鍋内の鍋肌に焦げついた煮汁を濡らして絞った布巾などで、しっかりと拭き取る。
※詰めていくと煮汁が、下画像のように減ってくる。
焦げつき易くなるので、鍋を動かし過ぎて鍋肌につかないよう、鍋は極力動かさないよう、沸かした状態を維持しながら、火力を調整し詰めていく。
鱈/真鱈(マダラ)/白子/煮付け方
3 上画像くらいまで、煮汁詰める。
まだ、とろみが弱いなと感じるくらい煮詰めて、用意しておいた、鱈/真鱈の白子を入れ、煮汁を絡めるように仕上げていく。
コツ!ポイント!
※しっかり炊いたようなのに、あっさりと食感良く、仕上げるには、白子を入れサッと煮汁を白子に絡めるように、あまり時間をかけずに、短時間で仕上げることが重要。
コツ!ポイント!
※ふっと息を吹きかけたり、火から鍋を外すと、泡がおさまり、残りの煮汁の量を確認することができる。
※煮汁にとろみと照りが出て、煮汁が少し残る程度で、仕上げるが理想。
難しいようなら、ある程度で白子を先に取り出し、
煮汁のみを詰めて、器に盛った白子にかけてあげることで、調整可能なので、無理に仕上げようと、
煮汁を焦がす、白子に過度の火を通すくらいなら、難しく考えず、先に白子を取り出し、煮汁を煮詰めてトロミや照りをつけ、あとから、煮汁を白子にかけるように仕上げる。
少し地が残ってしまった場合の対処方
※参考までに、このように白子を取り出し、理想の照りやとろみに調整することができる。
4 おろし生姜を用意する(先に用意しても良い)。
5器に煮付けた白子を盛り付け煮汁を適量かける。
6 おろし生姜を摘まみ絞りながら、煮汁ににサッと回しかける。
コツ!ポイント!
※生姜のスッキリとした風味、清涼感を活かすため、一緒に煮炊きせず、仕上げに生姜のおろし汁をかけることで、後味をスッキリ、さっぱりと感じる、白子の煮付けに仕上げることができる。
※生姜をスライスなどして、一緒に炊くのが悪いということではなく、人それそれぞれ好みや考え方が異なり、これにはこれ。
ではなく、様々な方法/作り方がある。
好み合わせて、お試しください。
7 今回は使用していないが、針生姜などをお好みで、天に乗せて盛り付け、見た目や、味わいを変えることができる。
他にも、様々な鱈の白子を使った料理を解説していますので、宜しければそちらもご覧ください。
鱈/真鱈(マダラ)/白子/ムニエル/作り方
鱈/真鱈(マダラ)/白子/白焼き/作り方
鱈/真鱈(マダラ)/白子/鍋/昆布だし/作り方
鱈/真鱈(マダラ)/白子/天ぷら/作り方
様々な野菜や魚介の下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方
白子ポン酢や、天ぷらなどとは、全く別物の!
鱈(タラ)/真鱈(マダラ)の白子の煮付けの味わいをこの機会に是非、お試しください。
それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また、宜しくお願いいたしますぅ。