今までの食用菊とは全然違う!菊花本来の味わいを活かす!あく抜きなどの下ごしらえはもちろん!食べ方など、まとめて徹底解説!
ん?菊花?なんだそりゃ?
よく刺身についてるちっちゃい菊?
食用菊?食べるの?
食べたところで、美味しいの?
飾りでしょ?
なんて方が、居るとか居ないとか。
ちょっと待った!
確かに、刺身などのあしらいで、小菊など目にすることは多いかと思います。
今回解説するのは、食用の小菊ではなく、
刺身やサラダなどで黄色や紫色の細長い花びら見たことありませんか?
今回解説するのは、正にそれ!
黄色の食用菊や、紫色をした食用のもって菊!
そのまま花びらをちぎって、散らしても色合いよくとても重宝される菊花ですが、
和え物などに使用する際、下処理をし茹で、使用することも多々、あるのでございます。
が、しかし。
ただ茹でれば、よいという訳ではなく、
適当に茹でてしまうと、色が飛んでしまったり、
加熱し過ぎたりで風味も食感も損なわれてしまう。
これじゃ、せっかくの菊花が台無しに。
そこで、今回!
ちょっとしたコツやポイントで、
菊花(食用菊)本来の味わいを活かす、あく抜き(あくの取り方)や、色鮮やかに仕上げる茹で方などの下処理/下ごしらえはもちろん。
食べ方など、まとめて解説していこうと思います。
食用菊について
食用菊とは?
食用に、苦味を抑えたり、花びらを大きくするなど品種改良を加えた菊の総称。
菊花の旬は?
小菊に関しては、ハウスなど生産者様の努力のおかげで、一年中目にすることが出来る。
小菊と言えば愛知県!ってくらいの生産量を誇っている。
今回、使用している、花びらが大きな食用菊は9月頃~12月頃くらいに多く見られる。
代表的なもので、山形県のもって菊を初め、その他にも青森県や新潟県など
もって菊の由来
天皇の御紋を食べるなんてもっての他!
もってのほか旨い!なんてところからきているとされる。
菊花/もって菊/下処理/下ごしらえ
1 花びらを軽く握る感じで、反対の手で花の芯の部分を摘まみ引っ張る。
花びらをボールなどに入れておく。
※今回、紫色の食用菊(もって菊)を使って解説していますが、黄色の食用菊も同様のやり方で、味わいを活かし、美味しく食べることができます。
コツ!ポイント!
※一枚一枚むしるのが悪い訳ではないが、時間がかかるため、画像のようにすることで、簡単に花の芯の部分を取り除くことができる。
菊花/もって菊/茹で方(火の通し方)/色出し/あく抜き
2 鍋に水と酢少量(0.5~1%程度)加え、
沸かし火を止める。
3 一度、酢水沸かし、火を止める。
鍋に菊花を入れる。
コツ!ポイント!
※菊花は、直ぐに火が通る。
一度、酢水を沸かし火を止めても、余熱で充分、火を通すことができる。
※酢を入れることで、綺麗な色が出る。
※火を止めることで、加熱し過ぎることを防ぎ、食感や香りなどの、菊花本来の味わいを活かすことができる。
4 花びら全体にまんべんなく、火が通るように、上下しっかり返すように、数回箸で混ぜる。
数回混ぜると、画像のようにしっかりと火が通る。
火が通ったのを確認したら、冷水(キンキンに冷やした氷水)に菊花をさらし、しっかりと冷ます。
5 しっかりと菊花を冷ましたら、さらしていた水を切る。菊花をぎゅっと絞り水気をしっかりと取り除く。
菊花/もって菊/食べ方
※下ごしらえを済ませた菊花を甘酢や、ポン酢、醤油などをさっとかけ、食べる。
和え物に使ったり、葛粉や片栗粉などを溶いた餡などに加えるなど、用途に合わせ、好みに合わせてお使いいただけます。
ちょっとしたコツやポイントで作業がスムーズになったり、菊花本来の味わいを活かして、美味しく食べることができる!
今までの食用菊(黄色や紫色)とは、
まるで別物!?
この機会に是非、お試しください。
菊花/もって菊/使い方/料理
様々な魚介や野菜の下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方
それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また宜しくお願いいたしますぅ。