モロヘイヤの【下処理/下ごしらえ】はもちろん!お浸しの作り方/レシピ/食べ方などまとめて徹底解説!!
モロヘイヤ/縞綱麻(シマツナソ)について
モロヘイヤ/毒
成熟中/成熟した種子/種や莢(さや)
発芽からしばらくまでの若葉や老化した枝葉などに、ストロファンチジンが、含まれているとされている。
人体に害があり、少量でも嘔吐や、めまいなどの中毒起こしてしまう。
スーパーで購入したモロヘイヤは、葉や茎を問題なく食べられるとされている。
とはいえ、食は安全第一!!
スーパーなどで購入したモロヘイヤにも、莢(さや)がついている可能性はある。
万が一に備えて、モロヘイヤに莢(さや)が紛れていないか、しっかりと確認すること。
家庭菜園のモロヘイヤ/注意点
家庭菜園のモロヘイヤを食べる場合、花が咲いたら収穫をしないなどの、知識が必要になる。
※詳しくは、農林水産省ホームページなどからモロヘイヤについて、確認することをオススメいたします。
モロヘイヤ/語源/由来/別名
重い病に侵されていた、古代エジプトの王が、
モロヘイヤのスープを飲み回復した(治った)、という故事から、【王様の野菜/王様だけのもの】という意味のアラビア語から【モロヘイヤ】になったとされている。
【モロヘイヤ】の別名で【縞綱麻(シマツナソ)】とも呼ばれる。
モロヘイヤ/主な産地
群馬県、沖縄県
モロヘイヤ/旬
6月~9月/夏
モロヘイヤ/味わい
生の状態では、想像出来ないほど【モロヘイヤ】は茹でると、ヌメリが出る。
このヌメリが特徴的で、つるっと、した食感をしていて舌触りが良い。
更に茹でた【モロヘイヤ】を包丁で叩いて、細かく刻むと、とろっとしたし状態になり、のど越しが良い。
気になるような、クセや苦味などはなく、とても食べやすい食材と言える。
葉物や山菜などの味わいを確認するコツ!ポイント!
※食材全般(例ほうれん草/小松菜など)に言えることだが、食材ならではの風味や味わいを良しとするかは、個人差があり異なる。
これらに関しては、各自で判断する必要がある。
方法としては、まず味をみるのが一番で、葉や茎の一部を茹でるなどして、味を確認する。
気になるようなら、胡麻油などを使って料理するなど、調整すればよい。
モロヘイヤについての説明はこれくらいにして
スーパーなどで【モロヘイヤ】を見かけはするけど、食べたことない。
聞いたことはあるけど、どうやって料理するのかが分からない。
今後、食べる予定もないかな。
なんて方が、いるとかいないとか。
ちょっと待った!
【モロヘイヤ】を食べないなんて、もったいない!?
かなり旨いんです!
サッと茹でヌメリを出した【モロヘイヤ】のつるっとした、舌触り。
茹でてヌメリを出した【モロヘイヤ】を包丁で叩いて、細かく刻み、
とろっとさせた【モロヘイヤ】の、のど越し。
絶品でございます!
【モロヘイヤ】本来の味わいを最大限、味わう!なら、お浸しが一番!
そこで今回!
【下処理/下ごしらえ】はもちろん!
【葉/茎/茹で時間/茹で方】
食材本来の味わいを活かす【浸け地/割合】
【モロヘイヤ/食べ方】【お浸し/作り方】などのコツやポイントをまとめて解説していこうと思います。
モロヘイヤ/おひたし/作り方
モロヘイヤ/おひたし/浸け地/割合
1 出汁12、薄口醤油1、ミリン1を鍋に入れ沸かす。
浸け地/割合
出汁8~12、薄口醤油1、ミリン1
※味を強めにするなら出汁を減らすなど、調整する。
※薄口醤油がなければ、濃口醤油でも可。
その場合、出汁を目安より減らす。
コツ!ポイント!
※参考までに、その他の作り方として、醤油やミリンを使わずに、塩で味を整え浸け地とする。
本来、出汁に浸す→【おひたし】が由来だが、
浸け地を使わず、茹でたモロヘイヤに醤油をかけたものなども、【おひたし】とすることもある。
好みに合わせてお試しください。
2 浸け地を一煮立ちさせたら、火を止める。
3 一煮立ちさせた、浸け地をボールなどに移し、冷水(氷水)を入れたボールに重ねて、しっかりと冷ます。
モロヘイヤ/下処理/下ごしらえ/切り方
1 モロヘイヤを洗い水気を切る。
葉の傷んでいる部分などがあれば、取り除く。
2 モロヘイヤの茎(根元)部分の切り口は、乾いたような部分や、色の変わっている部分を切り落とす。
モロヘイヤ/注意点
※スーパーで購入したモロヘイヤは葉や茎を問題なく、食べられるとされている。
スーパーなどで、購入したモロヘイヤにも莢(さや)が、紛れている可能性はあるので、万が一に備えて、しっかりと確認すること!
※モロヘイヤの毒性や、家庭菜園のモロヘイヤを食べる場合など、詳しくは、
農林水産省のホームページなどから、モロヘイヤについて、確認することをオススメ致します。
3 太い茎を外し、茎と葉を分けておく。
コツ!ポイント!
※葉と太い茎を外し終えた様子。
葉は火が通りやすく、茎は葉と比べると茹であがるのに時間が、かかる。
茹で具合を合わせるため、別々またはタイミングをずらして、鍋に入れ、茹であげる必要がある。
この時点で、葉と茎を分けておくことで、効率よく茹でることが出来る。
モロヘイヤ/茎/葉/茹で時間/茹で方
6 鍋に水、塩少々を入れ火にかけ、湯を沸かす。
湯が沸いたら、処理を済ませた茎を入れる。
茎と葉を分けて茹でてもよいが、効率の良い茹で方として、茎と葉を鍋に入れるタイミングをずらして茹でる。
茹で方/一例
茎を60秒茹でる/葉を20秒茹でる/場合
先に茎を茹で始め、40秒経ったら
葉を入れ20秒茹でる。
茎と葉を茹でる(鍋に入れる)タイミングをずらすことで、同時に茹であげることが、出来る。
茎/茹で時間/目安
30秒(硬め)~60秒(柔らかめ)
葉/茹で時間/目安
10秒(硬め)~20秒(柔らかめ)
※個人的に茎は40秒~45秒程度を目安に茹でる。
葉は15秒程度を目安に茹でる。
茹で時間は目安として、好みに合わせた茹で加減をお試しください。
コツ!ポイント!
※モロヘイヤの根元付近の茎は太く硬い。
茎の太い部分は、筋っぽいので、廃棄する方もいるようだが、確かに、そのまま食べれば、筋っぽく口に残る。
とはいえ、個人的には廃棄する必要は、ないと考える。
茹で終えた、モロヘイヤの太い茎の部分を包丁で、細かく叩く(みじん切り)。
細かく刻むことで、ヌメリ(粘り)が立ち、筋っぽさや硬さが気にならず、和え物や醤油などをかけ、美味しく食べることが出来る。
※先に茎を切ってから、茹でてもよい。
葉と茎を混ぜたように、盛り付ける場合などで(状況など)、一概には言えないが、
個人的には、太い部分を刻むことを予定している場合など、
茹でているときに、葉や茎の先の方などと混ざってしまい、分ける必要が出てしまう。
後々の作業を考えると、茹でてから、好みの大きさに切る方が、効率が良いと考える。
好みに合わせて、お試しください。
※茎の太い部分を少し食べて、筋っぽいと感じるようなら、画像のように、細かく刻む。
7 茎を茹で終える、タイミングに合わせるように、葉を入れる。
8 箸などで軽く混ぜるようにして、全体をしっかりと茹であげる。
10 茹で終えたモロヘイヤを冷水(氷水)に入れ、しっかりと冷ます。
11 冷まし終えたモロヘイヤの水気を切る。
コツ!ポイント!
※人それぞれ考え方など異なり、否定する訳ではないが、水気を切るために、無理に両手で挟むように絞る方や、力を入れて絞る方も居るようだが、
モロヘイヤならではの、とろっとしたヌメリまで一緒に、落としてしまうことを考えると、良い方法とは思えない。
次の工程で、水気を落とし、味馴染みをよくする方法を解説するので、この時点で、無理に絞って水気を切る必要はない。
※画像では、伝わりずらいが、茹でたモロヘイヤはかなりヌメリが出る。
個人的にこのヌメリこそが、【モロヘイヤの旨さ/魅力】と考える。
モロヘイヤ/水気を落とし味馴染みをよくする方法
12 ボールなどにモロヘイヤと浸け地少々を入れる。
13 箸などで、モロヘイヤに浸け地を絡ませるように、混ぜ合わせる。
コツ!ポイント!
※浸け地に浸ける前に、地を絡ませる(浸け地で洗う)ことを【地洗い】という。
地洗いをすることで、水気を落とし、浸け地が薄まらず、味馴染みをよくする。
14 地洗いを終えたら、水気(浸け地)を切る。
モロヘイヤ/おひたし/浸け方
15 タッパーなどに、浸け地とモロヘイヤを入れる。
浸け地の表面から、モロヘイヤが出ないように、ぴったりとラップを表面にかぶせ、冷蔵庫に入れる。
コツ!ポイント!
※浸け時間の目安として、2時間程度浸ければ、美味しくお召し上がり頂けると考えるが、
モロヘイヤはヌメリが強いこともあり、味が絡みやすく、味馴染みもよい。
浸ける前に【地洗い】していることもあり、短時間で味を含ませる/乗せることが出来る。
さっぱりとした、味わいのお浸しが好みなら、30分程度浸け、味をみるなど調整する。
しっかりと、味を含ませた、おひたしが好みなら
一晩浸けるなど、好みに合わせて、お召し上がりください。
※画像のように、茎をまとめるように、浸けておくと、盛り付けの際など、取り出しやすくなる。
モロヘイヤ/おひたし/盛り付け方/食べ方/二通り
(1)モロヘイヤ/おひたし/盛り付け方/食べ方
16 器に、切り揃えた茎を置き、その上にモロヘイヤの葉を形よく盛り付ける。
浸け地を適量入れ完成。
コツ!ポイント!
このままでも、美味しくお召し上がり頂けますが、好みに合わせて、鰹節(削り節)を天に乗せる。
※茎を使う、使わない。
盛り付けるときに、茎を刻むなど、好みに合わせてお試しください。
(2)モロヘイヤ/おひたし/盛り付け方/食べ方
1 お浸しにしたモロヘイヤや、茹でたモロヘイヤを
包丁で叩いて、細かく刻む。
2 ボールなどに刻んだモロヘイヤを入れ、醤油や、醤油を出汁で割った、出汁割醤油などで味を整え、器に盛り付ける。
コツ!ポイント!
※ご飯や豆腐(冷やっこ)などにかける。
そのまま食べるのとは、また違った味わいで、美味しくお召し上がり頂けます。
食材本来の味わいを活かし、さっぱりと薄めに味つけした、モロヘイヤのお浸し!
更にモロヘイヤならではの、とろっとしたヌメリが堪らんです!
が、しかし!以前から言っているように、食は安全第一!
家庭菜園のモロヘイヤはもちろん!
スーパーで、購入したモロヘイヤだから大丈夫!
と、莢(さや)など中毒を起こす部分が、紛れていないか確認せず、料理するのではなく、万が一に備えて、しっかりと確認することは忘れずに!です。
この機会に是非、お試しください。
モロヘイヤ/アレンジ/レシピ/作り方
様々な野菜や魚介、肉などの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方
それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また宜しくお願いいたしますぅ。