【板前レシピ】ハナニラ/おひたし/作り方

甘みがあり上品なニラの香り!ハナニラが旨すぎる!ハナニラのお浸し/レシピ/食べ方などまとめて徹底解説!!

ハナニラ(花ニラ/花韮)について

ハナニラ(食用ハナニラ)とは

蕾(つぼみ)のついたニラの茎。

ハナニラ/毒

ハナニラ/花ニラには食用と鑑賞用(園芸用)のものがある。

見た目も似ているため、注意が必要。

中毒の症状としては、激しい下痢や吐き気などを引き起こす。

見分け方としては、花の咲く数(茎の先端に一つ又は複数)、花の色などに、違いがある。

鑑賞用の花ニラを食べないのは、もちろん。

花などに違いがあるとはいえ、とても似ているため、

家庭菜園や植物の知識(見分け方)など、詳しい方を除き、食用のハナニラを購入して、食べることをオススメいたします。

また、スイセンの葉とニラの葉も似ていて、ニラと間違えて、スイセンを食べた場合も中毒を引き起こす。

スイセンとニラの見分け方として、

においを確認する。

とはいえ食は安全第一!

知識など、必要になるため、迷った場合などは食べない!

大丈夫と、決めつけず、詳しい方に聞く(調べる)など、食べても問題ないのか、しっかりと確認すること。

ハナニラ/主な産地

新潟県、静岡県

ハナニラ/旬

5月~9月

ハナニラ/味わい

香りは、馴染みある葉ニラの香りを優しく、上品にした印象。

甘みがあり、食感もよく、とても歯切れがよい。

ニラ特有の香りはするが、甘みがあり、苦味などはなく、とても食べやすい食材と言える。

葉物や山菜などの味わいを確認するコツ!ポイント!

※食材全般(例ほうれん草/小松菜など)に言えることだが、食材ならではの風味や味わいを良しとするかは、個人差があり異なる。

これらに関しては、各自で判断する必要がある。

方法としては、まず味をみるのが一番で、葉や茎の一部を茹でるなどして、味を確認する。

気になるようなら、胡麻油などを使って料理するなど、調整すればよい。

ハナニラについての説明はこれくらいにして

スーパーなどで【ハナニラ】を見かたことはあるけど、食べたことない。

聞いたことはあるけど、どうやって料理するのかが分からない。

ニラでしょ?

わざわざ、ハナニラを食べなくても、葉ニラを食べれば、いいかな。

なんて方が、いるとかいないとか。

ちょっと待った!

【ハナニラ/花ニラ】を食べないなんて、もったいない!!

葉ニラとは、全く異なるハナニラならではの食感と、甘み!かなり旨いんです!

【ハナニラ/花ニラ】本来の味わいを最大限、味わう!なら、お浸しが一番!

そこで今回!

【下処理/下ごしらえ】はもちろん!

【茹で時間/茹で方】

食材本来の味わいを活かす【浸け地/割合】

【お浸し/食べ方/作り方】などのコツやポイントをまとめて解説していこうと思います。

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ハナニラ/おひたし/作り方

ハナニラ/おひたし/浸け地/割合

1 出汁12、薄口醤油1、ミリン1を鍋に入れ沸かす。

浸け地/割合

出汁8~12、薄口醤油1、ミリン1

※味を強めにするなら出汁を減らすなど、調整する。

※薄口醤油がなければ、濃口醤油でも可。

その場合、出汁を目安より減らす。

コツ!ポイント!

※参考までに、その他の作り方として、醤油やミリンを使わずに、塩で味を整え浸け地とする。

本来、出汁に浸す→【おひたし】が由来だが、

浸け地を使わず、茹でたモロヘイヤに醤油をかけたものなども、【おひたし】とすることもある。

好みに合わせてお試しください。

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2 浸け地を一煮立ちさせたら、火を止める。

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3 一煮立ちさせた、浸け地をボールなどに移し、冷水(氷水)を入れたボールに重ねて、しっかりと冷ます。

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ハナニラ/下処理/下ごしらえ

1 ハナニラを洗い水気を切る。

ハナニラ/注意点

※必ず、食用のハナニラを使用すること!

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2 ハナニラの茎(根元付近)を輪ゴムなどで、束ねる。

コツ!ポイント!

※先に、好みの大きさに切っても良いが、画像のように、ハナニラの茎(根元付近)を束ねておくことで、バラけず、盛り付けの時(切り揃える場合)など、後の作業がやりやすくなる。

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ハナニラ/茹で方

 

 

3 鍋に水、塩少々を入れ火にかけ、湯を沸かす。

湯が沸いたら、

ハナニラを持ち、先に根元付近の太い茎(輪ゴムなどで束ねた側)のみを湯に浸け、茹でる。

コツ!ポイント!

※ハナニラを茹でる前に切った場合、根元付近の太い茎を先に、沸いた湯に入れる。

その後、全体の茹で時間に合わせるように、残りのハナニラを入れ、茹であげる。

ハナニラ/茹で時間/目安

全体の茹で時間の目安として、60秒程度。

ハナニラを手で持ち、先に、根元付近の太い茎のみを15秒~20秒程度、沸かした湯に浸け茹でる。

その後、手を放しハナニラ全体を40秒~45秒程度、茹でる。

茹で時間は目安として、好みに合わせた茹で加減をお試しください。

コツ!ポイント!

※ハナニラの根元付近の茎は太く硬い。

茎の太い部分を先に、茹でることで、

細い茎部分を茹で過ぎてしまうことを防ぎ、全体を均等に、茹であげることが出来る。

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4 先に茎の太い根元を茹でたら、手を放し全体を沸かした湯に入れ、茹でる。

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5 茹でている途中、箸などでハナニラをひっくり返すなどして、全体をしっかりと茹であげる。

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6 茹で終えたハナニラを冷水(氷水)に入れ、しっかりと冷ます。

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7 冷まし終えたハナニラの水気を切る。

輪ゴムなどで束ねていた根元付近の茎を切り落とす。

※茹でたハナニラに、醤油などをかけて、食べることを予定している方は、ハナニラ/おひたし/切り方にお進みください。

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コツ!ポイント!

※人それぞれ考え方など異なり、否定する訳ではないが、水気を切るために、無理に両手で挟むように絞る方や、力を入れて絞る方も居るようだが、

茎が折れてしまうなどの恐れがあり、

個人的に良い方法とは思えない。

次の工程で、水気を落とし、味馴染みをよくする方法を解説するので、この時点で、無理に絞って水気を切る必要はない。

ハナニラ/おひたし/水気を落とし味馴染みをよくする方法

8 ボールなどにハナニラと浸け地少々を入れる。

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9 箸などで、ハナニラに浸け地を絡ませるように、混ぜ合わせる。

コツ!ポイント!

※浸け地に浸ける前に、地を絡ませる(浸け地で洗う)ことを【地洗い】という。

地洗いをすることで、水気を落とし、浸け地が薄まらず、味馴染みをよくする。

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10 地洗いを終えたら、水気(浸け地)を切る。

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ハナニラ/おひたし/浸け方

11 タッパーなどに、浸け地とハナニラを入れる。

浸け地の表面から、ハナニラが出ないように、ぴったりとラップを表面にかぶせ、冷蔵庫に入れる。

コツ!ポイント!

※浸け時間の目安として、2時間程度浸ければ、美味しくお召し上がり頂けると考えるが、

さっぱりとした、味わいのお浸しが好みなら、30分程度浸け、味をみるなど調整する。

しっかりと、味を含ませた、おひたしが好みなら

一晩浸けるなど、好みに合わせて、お召し上がりください。

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ハナニラ/おひたし/切り方

 

 

12 切る幅(長さ)を揃えやすくする方法として、切った茎をずらしながら、切っていくと目安になり、幅(長さ)を切り揃えやすくなる。

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ハナニラ/おひたし/盛り付け方/食べ方

13 器に、切り揃えた茎を置き、その上に蕾(つぼみ)のついた、先端付近の茎を形よく盛り付ける。

浸け地を適量入れ完成。

コツ!ポイント!

このままでも、美味しくお召し上がり頂けますが、好みに合わせて、鰹節(削り節)を天に乗せる。

好みに合わせてお試しください。

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食材本来の味わいを活かし、さっぱりと薄めに味つけした、ハナニラのお浸し!

甘みがあり上品なニラの香りが堪らんです!

が、しかし!以前から言っているように、食は安全第一!

食用のハナニラなのか迷ったときや、分からない場合は食べない!

万が一に備えて、しっかりと確認することは忘れずに!です。

この機会に是非、お試しください。

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また宜しくお願いいたしますぅ。