鮪の心臓のクセや臭みを取り除く!【下処理/下ごしらえ】【刺身/炒め物/酢の物/食べ方】などまとめて徹底解説!
馴染みのない方が、多いかと思いますが、
この【鮪(マグロ)の心臓(ほし)】!
コレが旨いのなんの!
ただ、しっかりと血抜きなどの下処理/下ごしらえを済ませないと、なんとも独特なクセや臭みがあり(好きな方は除く)、苦手な方も。
ところが、しっかりとした下処理/下ごしらえを済ませた【鮪の心臓】は、とても食べやすく、
【心室の部分】は、今は味わうことが出来なくなってしまった、牛レバー刺しの代用?
いや。負けず劣らずの絶品食材に!
【心房の部分(白く尖ったような部分)】は、
ふわふわ、ぷにぷにとした、独特な食感で、
これまた絶品!
鮪の心臓/加熱せず、刺身で食べる場合の注意点
※食は安全第一!生の鮪の心臓、冷凍の鮪の心臓、どちらを食べるにしても、購入前に生食可能なのか、しっかりと確認すること!
加熱用だった場合、生で食べない!ことを徹底すること!
そこで今回!
鮪の心臓のクセや臭みを抜く、血抜きなどはもちろん!
水に浸けたり、無理に血を抜こうと揉むなどすることで、旨みまで抜けてしまい、味がなくなってしまうことを防ぎ、鮪の心臓に、適度に塩気や旨みを足す!
こだわりの下処理/下ごしらえ!
生の状態の【鮪の心臓】を刺身で食べることに、抵抗のある方などにオススメな湯に通す方法など、
※湯に通す(湯をかける)などの、湯引き/湯通し/やり方
【鮪の心臓】のレシピ/刺身/作り方/食べ方など、まとめて解説していこうと思います。
※鮪の心臓/サッと湯通しした刺身/参考画像
- 鮪の心臓のクセや臭みを取り除く!【下処理/下ごしらえ】【刺身/炒め物/酢の物/食べ方】などまとめて徹底解説!
- 鮪の心臓/下処理/下ごしらえ
- 冷凍(生食可)鮪の心臓/解凍方法について
- 鮪の心臓/臭みを抜く/旨みを足す/血抜き/方法
- 血抜き/浸け時間/目安
- 鮪の心臓/好みに合わせた味わいに調整する方法
- 鮪の心臓/薄皮/取り方/剥き方
- 鮪の心臓/刺身/作り方/盛り付け/食べ方
- 鮪の心臓/心房/下処理/下ごしらえ/食べ方
- 鮪の心臓/湯引き/湯通し/刺身/作り方
- 鮪の心臓/サッと湯に通した/刺身/盛り付け/食べ方
- 鮪の心臓/心房/酢の物/和え物/作り方
- 紅葉おろし/作り方
- ポン酢/作り方
- 鮪の心臓/炒め物/作り方
- ネギ塩ダレ/塩ダレ/作り方
- 様々な野菜や魚介/肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方
鮪の心臓/下処理/下ごしらえ
1 生の鮪の心臓または、解凍した生食可能な鮪の心臓の、表面についた血や汚れを洗い流し水気を切る。
冷凍(生食可)鮪の心臓/解凍方法について
※今回、解説ではご家庭でも、比較的購入しやすいことを考慮し、冷凍の(生食可)鮪の心臓を使用しています。
個人的には、真空された、冷凍の鮪の心臓を発泡スチロールなどに、氷水を入れ解凍するなど、試しましたが、冷蔵庫に入れ解凍する方法で良いと考えています。
解凍方法に関しては、水にさらす。
冷蔵庫に入れ解凍するなど、購入した際に記載している方法や、店員の方に聞いた方法をお試しください。
※冷凍の鮪の心臓は解凍すると、生の鮪の心臓と比べると黒ぽくなってしまう。
※解凍の作業があるか。ないか。の違いだけで、
下処理/下ごしらえなどは、生の鮪の心臓、冷凍の鮪の心臓、どちらも同じ方法で問題ありません。
2 心房(白っぽい尖ったような部分)と心室を切り分ける。
コツ!ポイント!
※血が飛び出し、周囲を汚してしまう恐れがあるので、注意する。
※心室の表面についた、薄い膜をこの時点で、取り除いてしまってもよいが、
個人的に、この時点で薄い膜を取ってしまうと、
血抜きする際に、抜け過ぎてしまい旨みまで抜けてしまうと考える。
この時点で、薄い膜を取り除くか、取り除かないかについては、好みに合わせてお試しください。
3 包丁で切り目を入れ心房を開く。
心房についた血の塊などは、取り除く。
4 心室を半分に切る。
5 切り終えたら、サッと洗い水気を切る。
鮪の心臓/臭みを抜く/旨みを足す/血抜き/方法
6 ボールに水、水に対して3%量の塩(塩分濃度3%)、酒少々(水10に対して酒1)を合わせ入れ、しっかりと塩を溶かす。
鮪の心臓を浸け冷蔵庫に入れる。
血抜き/浸け時間/目安
30分~60分
コツ!ポイント!
※たっぷりとした量の酒を加えた塩水(立て塩)に鮪の心臓を浸け血抜きする。
※塩を加えることで、適度な塩気を加えるのはもちろん。酒を加えることで、臭みを取り、酒の旨みを足すことが出来る。
※この時点で、無理に鮪の心臓を揉み、血抜きする方もいるが、クセや臭みを抜く為だけに血抜きをするなら、良いのかもしれないが、
個人的に、あまり良い方法とは思えない。
理由として、無理に血抜きすることで、旨みまで抜け落ち、味もなく、何を食べているのだか(鮪の心臓を食べる意味があるかのか分からない)分からない仕上がりになってしまう。
酒を加えた塩水に浸け、クセや臭みを落としながら、塩気や旨みを足し、自然に血抜きする方法をオススメ致します。
好みに合わせてお試しください。
鮪の心臓/好みに合わせた味わいに調整する方法
7 ある程度、浸けたら途中 、味をみて、確認する。
まだなら、浸ける時間を延ばすなど調整する。
コツ!ポイント!
※こうすることで、旨みまで過剰に抜け落ちることを防ぎ、好みの仕上がりに調整することが出来る。
8 味をみて好みの仕上がりに血抜きが終わったら、水気を切る。
コツ!ポイント!
※下画像をご覧頂ければ分かるように、冷蔵庫に入れ酒を加えた塩水に浸けていただけで、かなりの量の血を抜くことが出来る。
画像では確認しずらいと思うが、個人的に周りの反応などを考慮し、良いと判断した鮪の心臓を指で押すと、血が滲み出てくる。
血を全て抜けばよいという訳ではなく、塩や酒を使い、臭みを落とし、旨みを足す(補う)ことで、
クセや臭みが気にならない程度に、血を残すことが旨みに繋がる。
これらに関しては、個人的な経験(周囲の反応も含め)や好みなどもあるため、人それぞれ正解は異なる。
味をみて、気になるなど、完全に血抜きしたいと思う方などは、揉むなどして血を抜くなど、好みに合わせてお試しください。
鮪の心臓/薄皮/取り方/剥き方
9 心室の表面についた薄皮を指で摘まみ、取り除く(むく)。
10 薄皮を剥き終えたら、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取る。
鮪の心臓/刺身/作り方/盛り付け/食べ方
1 鮪の心臓を好みの厚さに削ぎ切りにして、器に盛り付ける。
ゴマ油を適量かけ、塩、ブラックペッパー(こしょう)を振り、好みに合わせて天に、おろしニンニク、刻んだネギを乗せ完成。
コツ!ポイント!
※おろし生姜や、醤油など好みに合わせて、お召し上がりください。
鮪の心臓/心房/下処理/下ごしらえ/食べ方
1 鍋に水を入れ、火にかけて湯を沸かす。
2 心房を入れ、サッと湯通しする。
3 氷水に入れ、一気に冷ます。
4 しっかりと冷ましたら、水気を切る。
5 キッチンペーパーなどで、しっかりと水気を取り除く。
6 好みに合わせて、心房を切る。
コツ!ポイント!
※刺身と一緒に盛り付けるのはもちろん。和え物や、酢の物など、様々な料理に使うことが出来る。
※ふわふわ、ぷにぷにとした、独特な食感の心房は厚みがある。
厚みを半分にするなどしてもよいが、せっかくの食感を活かす意味で、半分に切るなどせず、薄くスライスするなどして、食感を調整することをオススメ致します。
鮪の心臓/湯引き/湯通し/刺身/作り方
1 鍋に水を入れ火にかけて、湯を沸かす。
沸いた状態を維持する程度に火力を落とし、調整する。
切った鮪の心臓を一枚一枚、サッと湯に通す。
表面(全体)が白っぽくなったら、冷水(氷水)に入れ、一気に冷ます。
コツ!ポイント!
※サッと湯に通すことで、生っぽさや、アク、クセなどを抜くことが出来る。
生の鮪の心臓の刺身を食べることに、抵抗がある方などに、オススメの方法と考える。
※参考までに、サッと湯に通すことを【湯通し/湯引き】
湯をかけ、サッと表面に火を通すことを【霜降り】など、様々な呼び方がある。
言い方に関しては、人それぞれな部分が強く、混同して使われることが多い。
知識として、呼び方などの違いや、言い方を知ることも、もちろん大切だとは思うが、
個人的には、料理や食材に合わせて湯に通す、湯をかけるなど、工程を使い分ける(工程の違いを知る)ことの方が、大切だと考える。
2 しっかりと冷ましたら、水気を切る。
3 キッチンペーパーなどで、しっかりと水気を取り除く。
鮪の心臓/サッと湯に通した/刺身/盛り付け/食べ方
1 器に鮪の心臓、ニンニクスライスを盛り付け、ゴマ油適量、塩、ブラックペッパーをかけ完成。
コツ!ポイント!
※生姜醤油など好みに合わせて、色々とお試しください。
鮪の心臓/心房/酢の物/和え物/作り方
1 サッと湯に通すなどの下処理を済ませた、鮪の心臓(心房)を好みに合わせて切る。
2 器に心房を見栄えよく盛り付ける。
ポン酢を適量かけ、好みに合わせて、天に紅葉おろし、刻んだネギを乗せる。
※ポン酢や紅葉おろしの作り方について、詳しくはこちらをご覧ください。
紅葉おろし/作り方
ポン酢/作り方
コツ!ポイント!
※先に全て和えてから盛り付けるなど、好みに合わせてお試しください。
鮪の心臓/炒め物/作り方
1 上記、下処理/下ごしらえを済ませた鮪の心臓を好みの大きさに切る。
ボールに鮪の心臓とネギ塩ダレを入れ、混ぜ合わせる。
火にかけて、温めたフライパンに入れ、炒める。
※ネギ塩ダレ/塩ダレの作り方について、詳しくはこちらをご覧ください。
ネギ塩ダレ/塩ダレ/作り方
コツ!ポイント!
※別の記事で詳しく解説している、ネギ塩ダレには、ゴマ油を使用しているため、そのまま炒めることが可能です。
火力が強すぎると、しっかりと火が通る前に、ネギが焦げてしまう恐れがある。
火力を中火程度に落とすなど、調整すること。
※シンプルに塩こしょうで味つけしても、美味しくお召し上がり頂けます。
好みに合わせてお試しください。
2 器に炒めた鮪の心臓を見栄えよく盛り付ける。
もうね。最高でございます!
とにかく旨い!
鮪の心臓の刺身!
炒め物や酢の物!和え物!
どれも最高でございます!
この機会に是非、お試しください。
様々な野菜や魚介/肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方
それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また、宜しくお願いいたしますぅ。