ノレソレがとにかく旨い!こだわりの下処理/下ごしらえはもちろん!食べ方などまとめて徹底解説!
のれそれ とは
穴子(あなご)の稚魚
正式名称はレプトケファレス幼生と呼ばれる。
意味は【柳の葉】
ヒラヒラと平たく透明で骨が葉脈のような見た目をしていることから、ついたのではと思われる。
その他の呼び名として、【ベラタ】や【ハナタレ】とも呼ばれる。
一般的に高知県での呼び名【ノレソレ】が広く使われる。
のれそれ 主な産地
ノレソレと言えば高知県と言われるほど、古くから慣れ親しまれている。
その他、産地として愛知県、茨城県など
のれそれ 旬
一般的には2月~5月 春
ノレソレについての説明はこれくらいにして。
ノレソレ?何それ?
白魚のこと?生シラスとは違うの?
透明な平たい形をした魚?
よく分からないから食べたことない。
なんて方が居るとか居ないとか。
ちょっと待った!
ノレソレ!これが、とにかく旨い!
鮮度の良いノレソレは透明で、まるで宝石!
と、思ってしまうくらいの輝き!
ちょと言い過ぎか?
それはさておき、味わいに関してはクセもなく、
平たい見た目からは想像出来ないほど、プルプル、ツルツルとして、適度な弾力が最高!なんです!
ノレソレを初めて食べるならまずは、生のノレソレを食べていただきたい!
そこで今回!
生のノレソレを美味しく食べるには、まずはしっかりとした下処理/下ごしらえ!
こだわりの下処理や食べ方など、まとめて解説していこうと思います。
のれそれ/参考画像
※身全体が透明で、画像を見て頂ければ分かるように、骨が透けて見え全体に葉脈のような筋が見える。
のれそれ/下処理/下ごしらえ
1 ボールに水、塩(塩分濃度3%量)、酒少々を入れる。
例 水100mlに対して、塩3g(塩分濃度3%)
コツ!ポイント!
※塩分濃度3%程度の塩水を立て塩と呼ぶ。
理由として、海水の塩分濃度が3%に合わせることで、旨みが抜けるのを防ぐことが出来る。
また、表面の汚れやヌメリ、臭みなどを落とすことが出来る。
酒を少量加えることで、臭みなどを落とすことが出来るが、それ以外にも、生食する場合など水っぽさを抑えることが出来る。
2 ホイッパー(泡立て器)などを使い、しっかりと塩を溶かす。
※ホイッパー(泡立て器)を使い、しっかりと混ぜ、塩を溶かし終えた様子。
3 氷を入れ、塩水をキンキンに冷やす。
コツ!ポイント!
※基本的に魚などを水洗いする場合など、ぬるい(温かい)水や塩水などを使うと、傷みなどの原因になる。
特にノレソレなどは、足が早い(傷みやすい)ので、注意すること。
のれそれ/臭み/ヌメリ/汚れ/取り方/洗い方
4 ボールなどに用意した、酒少々、氷を加えた塩水の中にザルを重ねるように入れる。
ザルにノレソレを入れ、手早くサッと洗う。
コツ!ポイント!
※塩水に入れたノレソレを長時間浸けると、せっかくの透明な綺麗なノレソレの色味が落ち、白く変色して色味が悪くなる原因になる。
イメージとしては、サッと手早く混ぜ表面の臭みやヌメリ、汚れを落とすようにする。
また、力加減やノレソレがザルに擦れないよう注意する必要がある。
形が崩れたり、擦り潰れたような状態のノレソレにならないよう、指がザルに当たらないよう、混ぜサッと手早く洗う。
※ザルを使うことで、ノレソレが潰れないよう注意する必要があるが、効率よくその後の作業が進むため、個人的にはザルを使うことをオススメ致します。
ノレソレを洗う際、ザルを使うか使わないかは好みに合わせてお試しください。
5 ノレソレを洗い終えたら、ザルごと引き上げ水気を切る。
6 バットなどにキッチンペーパーなどを敷き、ノレソレが重ならないように、広げ置く。
7 その上にキッチンペーパーなどを置き、上から軽く手を添えるなどして、残った水気をしっかりと取り除く。
のれそれ/盛り付け/食べ方
8 今回、器に笹を敷いているが、好みに合わせて、大葉などを敷いてもよい。
その上に、下処理/下ごしらえを済ませたノレソレを見栄えよく盛り付ける。
9 天におろし生姜を盛り付ける。
醤油を食べる直前にかける。
または、別皿に醤油を入れつけながら食べる。
※参考までに、土佐酢やポン酢、土佐醤油の作り方など以前、詳しく解説している記事がありますので、こちらもご覧ください。
土佐酢/合わせ酢/作り方
刺身醤油/土佐醤油/作り方
ポン酢/作り方
紅葉おろし/作り方
コツ!ポイント!
※今回、生姜醤油を使用しているが、好みに合わせて、ポン酢や土佐酢などの合わせ酢、酢味噌、わさび醤油などを使っても、美味しくお召し上がり頂けます。
また、薬味に関しても紅葉おろしや刻みネギなどを使っても、美味しくお召し上がり頂けます。
どうでしょうか?
一見、手間がかかるような気がする方もいるかもしれませんが、
ちょっとした一手間を加え、しっかりとした下処理/下ごしらえを済ませることで、
初めて食べる方はもちろん!
普段食べている方も、旨さ倍増!
違いに驚くこと間違いなし!?
この機会に是非お試しください!
のれそれ/絹さや/卵とじ/作り方
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それでは、皆様お付き合いありがとうございました。
また、よろしくお願いいたしますぅ。