とにかく旨い!行者にんにく!下処理/下ごしらえ/食べ方など、まとめて徹底解説!
行者にんにく?
あぁ。たまたま見かけて気になってたんだよなぁ。
馴染みあるニンニクとは、見た目が全くの別物で、
なんだか、小ネギみたいだったなぁ。
どうやって食べるんだろう?
行者にんにくって美味しいの?
何て思った方が居るとか居ないとか。
ちょっと待った!
確かに、馴染みがなく、【行者にんにく】を見たとき、一般的なニンニクを思い浮かべると
ん?
なんだこれ?
見た目は、馴染みある一般的なニンニクとは異なり、軸部分はニラとも違い、ノビルのような、小ネギのような、それでいて、葉はウルイのようでまた違う。
ところが、ところが。
風味や味わいがニンニク!?
なんとも不思議な【行者にんにく】。
お浸し!天ぷら!醤油漬け!
更には刻んで、薬味に!
これがまたとにかく旨い!
絶品食材なのであります!
そこで、今回!
【行者にんにく】の下処理/下ごしらえ/食べ方など、まとめて解説していこうと思います。
行者にんにく/下処理/下ごしらえ
1 行者にんにくについた、泥や土などの汚れを洗い落とす。
コツ!ポイント!
※行者にんにくの表面はもちろんだが、葉と葉(葉の付け根)の間にも泥や土などの汚れがついている。
見逃しがちだが、葉と葉の付け根付近を軽く広げ、折れないよう注意しながら、洗い落とす。
※水を入れたボールの中で、行者にんにくを洗っている様子。
※洗い終え、行者にんにくを取り出した、ボールの中の様子。
このように、かなりの土や泥など汚れを落とすことが出来る。
2 洗い終えた行者にんにくの水気を切る。
行者にんにく/硬い皮/はかま/取り方
3 行者にんにくの軸、表面についた外側の赤い部分(はかま)/硬い皮/
を画像のように摘まむ。
コツ!ポイント!
※赤く硬い部分(はかま)は、食感は硬く香りが強い(臭いがきつい)。
好きな方は香りと考える。
きつい。得意でない方は、臭いと考える。
臭いがきついと、感じるのであれば、赤く硬い部分(はかま/皮)を取り除くことで、抑える(和らげる)ことが出来る。
強い香り(臭い)を抑えるという意味合いだけでなく、
硬い皮の下(内側)には、土や泥などの汚れが、入り込んでいることが多い。
表面をしっかりと洗ったつもりでも、内側に入り込んだ、土や泥などの汚れが、残ってしまう原因になる。
強い香りを好み、赤く硬い皮/部分(はかま)を行者にんにくの軸に、つけたまま(そのまま)の状態で、使用する方も居るようだが、
個人的に、強く香る硬く赤い皮/部分(はかま)を使用するとしたら、
下処理/下ごしらえの段階で軸から外し、
軸から外した皮の裏側についた(残った)、
土や泥などの汚れを洗い落としてから、使用することをオススメいたします。
【はかま】を使用するか、使用しないか。
使用する場合、はかまを軸につけたままの、状態で使用するのか。
軸から外した状態で使用するかは、好みに合わせてお試しください。
4 軸表面の赤く硬い皮(はかま)を
葉側から根元側へ(上から下へ)向かって
引き、軸から取り除く。
※赤く硬い皮(はかま)を取り除いている様子。
※軸表面の硬い皮(はかま)を取り終えた様子。
5 軸についた、表面の硬い皮を取り除き終えたら、軸を触ってみて、ヌメリのある薄い皮が残っているようなら、同様の手順で、丁寧に取り除く。
コツ!ポイント!
※仕上がりの見栄えを損なうだけでなく、ヌメリのある薄い皮の下にも、細かな砂のような汚れが入り込んでしまっていることがある。
丁寧に取り除くこと。
※薄い皮を取り除いている様子。
※薄い皮の下に、細かな砂のような汚れがついていた軸(薄い皮を取り終えた軸)の画像。
下画像(上)皮を取っていない、そのまま状態の軸
下画像(下)硬い皮、薄い皮を取り終えた軸
6 皮を取り終えたら、再度、行者にんにくを洗う。
コツ!ポイント!
※ヌメリ(薄い皮)が残っているようなら、軸を指で擦るようにして取り除く。
葉と葉の間(葉の付け根付近)に、汚れが残っていないか確認し、残っているようなら、しっかりと丁寧に洗い落とす。
※葉と葉の間に、挟まるように、汚れが残っていることがある。
※葉を折らないように、優しく広げ、しっかりと汚れを洗い落とす。
※皮を取り再度、洗い終えたボールの中の水の様子。
再度、洗うことで、画像のように、取り切れなかった薄い皮や汚れをしっかりと落とすことが出来る。
7 再度、洗い終えた行者にんにくの水気を切る。
8 残っている水気をキッチンペーパーや布巾などで、しっかりと取り除く。
バットなどの容器に、キッチンペーパーなどを敷き、行者にんにくを広げ置く。
上にキッチンペーパーをかぶせおき、
蓋があるなら蓋をして、
蓋がないなら、ラップをして冷蔵庫に入れる。
コツ!ポイント!
※食べ方としては、お浸しや醤油漬け、天ぷら、
生のまま味噌などをつけ、食べることも出来るが、
生のままだと、葉は青臭さがあり、行者にんにく自体の辛みや香りも強い。
サッと茹でることで、青臭さや香り、辛みを抑えることが出来る。
サッと茹でた行者にんにくに醤油や味噌をつける。
刻んで薬味として使うなど、様々な食べ方を楽しむことが出来る。
※キッチンペーパーで行者にんにくを挟むようにし、
潰さないように、優しく押し、水気を取り除いている様子。
どうでしょうか?
【行者にんにく】の硬い皮(赤く硬い皮/はかま)や薄い皮を剥くなどの、下処理/下ごしらえに、
多少の手間はかかってしまいますが、
特に難しいことはなく、初めての方やご家庭でも、
気軽に【行者にんにく】を使って、料理をお楽しみいただけるかと思います。
特に難しく部分はないといって、適当に下処理/下ごしらえを済ませてしまったり、
せっかく下処理/下ごしらえを済ませても、泥や土などの汚れを見逃してしまい、泥や土などの汚れが残ってしまっては、料理が台無しなんてことも!?
下処理/下ごしらえのコツやポイントを覚えて、
お浸し(おひたし)や天ぷら!
醤油漬けや、刻んで様々な料理の薬味など!
おかずに!ご飯のお供に!
大活躍間違いなし!の、
絶品食材【行者にんにく】!
この機会に是非、お試しください。
※準備が整い次第になってしまいますが、行者にんにくを使った、
料理解説記事をいくつか予定しています。
行者にんにく/ギョウジャニンニク/おひたし/作り方
行者にんにく/醤油漬け/作り方
様々な野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方
それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また、よろしくお願いいたしますぅ。