【板前レシピ】貝ひも/レシピ/食べ方

旨さ!倍増!?貝ひもの【下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方】など、まとめて徹底解説!

貝ひもってどうなの?

どうもあの生臭さがなぁ。

何かヌルヌルした感じがなぁ。

独特な柄みたいな見た目がなぁ。

これらが無ければ、食べてみたいなぁ。

旨いんだろうなぁ。

なんて思った方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

よく、見かけたり、聞いたりすることのある、

貝ひもの下処理/下ごしらえとして、

貝ひもは水洗いすれば大丈夫。

人それぞれ、好みや考え方が異なるので、

そのやり方が良い!と、思うのであれば、

その人にとっては正解。

なので、否定するつもりはありません。

ただ、個人的な感想としては、正直なところ。

うーん。

自分の好みや考え方とは、異なる。

新鮮だろうと、ヌメリはヌメリ。

臭みは臭み。

臭みの原因になるヌメリは取り除く。

それ以外にも、貝ひもの表面についた、

黒く薄い膜のようなものをつけたまま、

切ろうものなら、まな板が汚れてしまうだけでなく、仕上がりの見た目も悪い。

正直なところ、水洗いだけで、貝ひものヌメリや臭み、汚れは落としきれない。

新鮮なら大丈夫と、気にならない人が言ったところで、ヌメリや独特な臭い(クセ)のようなものがある訳で、

それを旨いと感じない方や、苦手な方からしてみれば、新鮮であろうが無かろうが、取り除く必要がある。

ましてや、ご家庭で食べようと、捌かれた状態の貝ひもを購入し、いざ食べようとした頃には、

時間が経ってしまい、ヌメリや臭みが更に増してしまう恐れがある。

今まで、用途や目的に合っていない、下処理をしていた。されていた。

貝ひもを食べたことで、苦手になってしまった方にも、貝ひも本来の味わいを思う存分、味わってもらいたいのであります!

もうね。今までの貝ひもとは、まるで別物!?

大好物になること間違いなし!?

なので、ございます。

貝ひもが苦手だった方に、これを機に好きになったなんて、言われたら、

私、ニコニコが溢れてしまうのでございます。

そこで、今回!

貝ひも(帆立/ホタテ)の、下処理/下ごしらえ(ヌメリや生臭み、汚れを取り除く方法)は、もちろん!

レシピ/食べ方など、まとめて解説していこうと思います。

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貝ひも(ホタテ)/下処理/下ごしらえ

1 貝ひもをボールなどに移し換え、塩一掴み程度(多めに)振りかける。

※下画像/下処理前の貝ひも画像

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※下画像/下処理前の貝ひもを摘み上げた様子。

下処理前の貝ひもは、ヌメリや生臭み(クセ)、黒っぽい(茶色っぽい)薄い膜のようなもの(汚れ)がある。

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※下画像/ボールに移し換えた貝ひもに、塩を振りかけた様子。

貝ひもの量などにより、塩をどれくらい振りかけるかは異なるが、画像程度たっぷり(多めに)振りかける。

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貝ひも(ホタテ)/ヌメリ/臭み/汚れ/取り方

2 塩振りかけた貝ひもをしっかりと揉む(塩揉み)。

貝ひも(ホタテ)/効率よくヌメリ/臭み/汚れを落とす方法

メリット/デメリット

※ボールにザルを重ね、その上に、貝ひもを置き、

塩を振りかける。

ザルに貝ひもを擦りつけるように(貝ひもを傷つけない程度の力加減)、塩揉みすることで、臭いの原因になるヌメリや汚れを早く落とすことが出来る。

下処理する貝ひもの量が多い場合などに、適した方法。

ただし、量が少ない場合など、ザルの目にヌメリや汚れが入ってしまい、かえってザルを洗う際、手間がかかってしまう。

状況に合わせて、お試しください。

コツ!ポイント!

※塩を振りかけた貝ひもを揉んでいると、徐々にヌメリや汚れが取れ、茶色っぽく色づいた泡が立ってくる。

茶色っぽい泡を確認すれば分かるが、ヌルヌルとして、生臭い。

塩揉みをすることで、貝ひものヌメリや臭い、汚れを落とすことが出来る。

しっかりと塩揉みすること。

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※徐々に、貝ひものヌメリや汚れが落ちてくる。

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※塩揉みをしていると、画像のように茶色っぽくヌルヌルした泡が立ってくる。

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※塩揉みを終えた様子。

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3 しっかりと塩揉みをして、ヌメリや臭み、汚れを落としたら、流水を入れ貝ひもを洗う。

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4 貝ひもを洗ったら、一度水気を切る。

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5 再度、流水を入れ貝ひもを洗う。

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※塩揉みを終えた貝ひもを洗っている様子。

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貝ひも(ホタテ)/火を通さず刺身や和え物にする場合

6 貝ひもを洗い終えたら、水気を切る。

キッチンペーパーなどで、しっかりと水気を取り除く。

コツ!ポイント!

※この時点で、貝ひも(生)の刺身や和え物として、美味しく味わうことができます。

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※下画像/貝ひも(上)は、水洗いのみ済ませた貝ひも。

貝ひも(下)は、塩揉みを済ませた貝ひも。

水洗いのみを済ませた貝ひもは、ヌメリや臭み、汚れが落としきれていない。

画像をご覧頂ければ分かるように、まな板に汚れがついている。

一方、塩揉みを済ませた貝ひもは、ヌメリや臭み、汚れを落とすことが出来ている。

※仕上がりの違い(味や臭いなど)については、

実際に試し、確認してみることをオススメいたします。

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貝ひも(ホタテ)/茹で方(霜降り)/臭みの取り方

1 鍋に水を入れ火にかけ、湯を沸かす。

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2 下処理を済ませた貝ひもを入れる。

手早くサッと、貝ひも全体を湯にくぐらせるイメージで、混ぜ合わせる。

※解説では、鮮度の良い生で食べられる貝ひも(生食)を使用している。

※加熱用であれば、しっかりと火を通すこと。

コツ!ポイント!

※サッと湯通し(霜降り)することで、更に臭みを取り除くことが出来る。

火を通し過ぎてしまうと、身が硬くなってしまい、

生のプリプリ、シャキシャキとした食感が損なわれてしまう。

生食に適していない場合や、完全に火を通した食感が好みなら、しっかりと火を通すなど、好みや状況に合わせて、お試しください。

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※貝ひも全体をサッと、湯にくぐらせている様子。

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3 余熱で火が入り過ぎてしまうと、貝ひもが硬くなってしまう。

サッと湯通し(霜降り)した貝ひもの湯を手早くきる。

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4 キンキンに冷やした氷水に、貝ひもを入れ、

しっかりと冷ます。

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※しっかりと冷ましたら、貝ひもに汚れが残っていないか確認する。

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※湯通しすることで、汚れが落ちやすくなる。

汚れが残っているようなら、指で擦り落とす。

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5 貝ひもをザルに乗せ水気を切る。

キッチンペーパーなどで、しっかりと水気を取り除く。

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貝ひも(ホタテ)/生/霜降り/違い

※下画像左/下処理を済ませた、生の貝ひも。

生の貝ひも特有の、みずみずしく、プリプリ、シャキシャキとした食感や味わいを楽しめる。

ただし、貝ひも(ホタテ)の臭いが苦手な方は、少し感じてしまう場合がある。

※下画像右/霜降り(湯通し)を済ませた、貝ひも。

キュッとしまった感じになり、生の貝ひもの、みずみずしさや、プリプリとした食感は多少、損なわれるが、

サッと霜降り(湯通し)することで、貝ひもの臭いを取り除くことができる。

好みに合わせて、お試しください。

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貝ひも(ホタテ)/盛り付け/食べ方

1 下処理を済ませた生の貝ひも、霜降りを済ませた貝ひもを器に見栄えよく盛り付ける。

コツ!ポイント!

※生の貝ひも、霜降りを済ませた貝ひもの違い、

しっかりとした、下処理を済ませた貝ひもを味わう意味でも、先ずは、シンプルに刺身として、

食べてみることをオススメいたします。

※その他の食べ方として、

中華ドレッシングや、土佐酢(合わせ酢)などとの相性もよく、また違った味わいをお楽しみいただけます。

中華ドレッシングや、土佐酢(合わせ酢)について、詳しくはこちらをご覧ください。

中華ドレッシング/作り方

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土佐酢/作り方

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土佐醤油/作り方

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どうでしょうか?

しっかりとした、下処理/下ごしらえを済ませた、

貝ひもは、ヌメリや臭みがなく、まさに絶品!

汚れもしっかりと落としているので、見た目も美しい!

この機会に是非、お試しください。

様々な野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。