【板前レシピ】きのこ鍋/レシピ/作り方

秋の味覚『きのこ』!きのこが主役!旨味あふれる『きのこ鍋』が最高すぎる!各種キノコの切り方や裂き方/下ごしらえなど、まとめて徹底解説!

きのこ鍋?食べたことないなぁ。

茸(キノコ)好きだし、鍋するとき使うけど、

脇役のイメージかなぁ。

作るの難しそうだなぁ。

スーパーで市販のキノコ買ったはいいけど、

キノコって洗うのかなぁ?

切り方とか、下ごしらえって、

どうしたらいいんだろう?

そもそも、きのこ鍋って美味しいの?

なんて方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

まず、きのこ鍋は作るのが難しいか?

と、聞かれたら簡単、難しいの感じ方は、

人それぞれで、一概には言えないのですが、

石づきを取るときなどの、一部の下ごしらえを除き、包丁をほとんど使わずに、作ることも可能なのでございます。

きのこが脇役ですって?

何をおっしゃいますか!

他の追随を許さないほどの、旨味!

他の食材を圧倒するほどの、ポテンシャルの高さ!

もうね。間違いなく『主役』と言えるのでなかろうか。

と、言っても、どのような食材をメインとするかで、主役になり、脇役にもなるのが、

料理の面白いところでもあり、奥深いところでもあるのでございます。

どちらと言えば、脇役をイメージする方が多いと思われる『きのこ』。

このイメージをひっくり返すべく、

これぞ『きのこ』が主役!

そもそも、きのこを主役にしなければ、

成立しない、『きのこ鍋』の解説をしていこうと思うのでございます。

が、しかし。

ただそのまま、きのこ鍋の作り方を解説したのでは、当ブログの意味がない。

そこで、今回!

きのこと言われたら、パッと思い浮かぶ、

馴染みのある、『椎茸』『舞茸』『しめじ』『エノキ』『エリンギ』五種のきのこを使った『きのこ鍋』のレシピ/作り方はもちろん!

きのこは、洗うのか?洗わないのか?

きのこは、切った方がよい?裂いた方がよい?

きのこは、水から?お湯から入れた方がよい?

各種きのこの石づきの取り方、どこが食べられるのかなど、下処理/下ごしらえ、切り方や裂き方、

見栄えよく盛り付けるコツやポイント。

きのこ鍋の三種の食べ方、盛り付けなど、

各種きのこや、きのこ鍋について、まとめて解説していこうと思います。

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きのこ鍋/作り方

※今回、使用するキノコ/椎茸(シイタケ)、湿地/占地(シメジ)、舞茸(マイタケ)、榎茸(エノキタケ/エノキ)、エリンギ、計5種

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きのこ(茸)は洗うのか/洗わないのかについて

※スーパーなどで販売されている、栽培された国産のキノコ(一部を覗き)は、

基本的に野菜などを水でじゃぶじゃぶと洗う(水洗い)、必要がないと言える。

ただ、販売されいる全てが該当するかと言われると、難しい部分もある。

安心して食べられる基準を守られた、きのこと言った方が間違いがないと言える。

ただし、これらについては、何をもって大丈夫とするかは、各々が判断する必要がある。

キノコを洗うか、洗わないかの判断は、自己責任でお願いいたします。

不安に感じる方や、気になる方など、

その場合は、店員の方に確認する。

パッケージに表記された、販売元や生産元などに問い合わせること。

※なぜ一般的な野菜のように、水洗いしない方がよいのかについてだが、

キノコを一般的な野菜のように、水洗いしてしまうと、風味や旨味、栄養素が抜け出てしまう。

また、キノコを保管する際、水洗いしてしまうと、キノコは水分に弱く、かえって傷んでしまう。

また、上記とは異なる考え方もあり、洗ったからと言って、直ぐに風味が失われることがない。

かえって風味がよいとする方もいる。

結局のところ、風味が落ちるのか、落ちないのかに関しては、どちらがよい、悪いかは自分で判断する必要があると言える。

※ナメコなど、ヌメリのあるキノコや、

おがくずがついているキノコ、汚れているキノコなどは、じゃぶじゃぶと水洗いするのではなく、

さっと水で洗い汚れを洗い流す程度にする。

※また、水を使わずに済む程度の汚れであれば、

キッチンペーパーや布巾などを湿らせ、拭き取る。

コツ!ポイント!

※表面が汚れている。汚れが気になる程度であれば、

直に水で洗うのではなく、キッチンペーパーや布巾を湿らせ、拭き取る。

※椎茸の汚れを拭き取っている様子。

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※エリンギの汚れを拭き取っている様子。

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きのこ(茸)は切るのか/裂くのかについて

※基本的にキノコは切るのではなく、裂くことをオススメする。

ただし、どちらが正しいかは、状況や目的により異なる。

キノコを包丁で、切るのではなく、

手で裂くことで、キノコの断面が、でこぼこ(断面積が多くなる)とし、味の入りがよくなる。

風味が立つようになる。

これらの理由から、キノコは裂くことをオススメするが、これを正解とするのは、難しい。

先に、状況や目的により異なるとしているように、

仕上がり時の料理のイメージなどに合わせ、

包丁で切り断面を平らにすることで、その他の食材と合わせる。

見た目を綺麗にする(整える)などを目的とした場合、包丁で切ることが正解となる。

好みや目的に合わせて、お試しください。

きのこ(茸)/きのこは水から/お湯からについて

※きのこの旨味(出汁)を引き出す場合、

温めてから(沸かしてから/お湯)ではなく、

火にかける前(冷たい/水)から入れる。

水から/お湯からという表現で答えると、

【水から】と言える。

理由としては、キノコはじっくり(ゆっくり)と加熱することで、旨味(出汁)を引き出すことができる。

温めてから、キノコを入れてしまうと、旨味(出汁)を出しきることができなくなってしまう。

 

 

きのこ(茸)/下処理/下ごしらえ

椎茸(シイタケ)/下処理/下ごしらえ

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椎茸(シイタケ)/軸の切り方

1 椎茸を裏返し、軸と傘の境目辺りに、

包丁の刃先を少し倒すように(角度をつけ)、

浅く入れる。

コツ!ポイント!

※椎茸の軸は食べることができる。

軸を真っ直ぐ切り取ってもよいが、軸の食感を好まない/硬さを感じるのであれば、

椎茸に包丁の刃先を少し入れ、軸をしっかりと切り取ることで、軸の食感を気にせず(気にならない)、椎茸を食べることができる。

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2 軸と傘の境目に添って、切り進めていく。

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※軸を切り取った、椎茸の様子。

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※下画像(左)/軸を真っ直ぐ切り取った椎茸。

※下画像(右)/包丁に角度をつけ軸を切り取った椎茸。

※どちらが間違っているということではないので、

好みに合わせて、お試しください。

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椎茸(シイタケ)/軸の取り方

1 椎茸を裏返し、軸をつまむ。

コツ!ポイント!

※椎茸の傘(かさ)に、近い部分の軸をつまむ。

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2 片方の手で、椎茸の傘を固定するようにおさえ、

軸をつまんで、ひねる(ねじる)。

コツ!ポイント!

※画像では、軸の状態が確認しやすいよう、

傘をおさえていないが、実際に軸を取るときは、

もう片方の手で、しっかりと傘をおさえること。

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※軸を取り終えた様子。

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きのこ(茸)/石づきとは

※収穫前の原木などについていた部分(軸の先)を『石づき』という。

軸の先『石づき』を触ると分かるが、この部分は硬くゴツゴツとしていてる。

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きのこ(茸)/石づきの処理/取り方

※軸表面についている、硬くゴツゴツとした、

『石づき』を取ろうと、真っ直ぐに切り落としてしまうと、食べることのできる軸の部分も、一緒に切り落としてしまうことになる。

包丁に少し角度をつけ(斜めに)、削り落とす。

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椎茸(シイタケ)/飾り切り(飾り包丁)について

※椎茸を飾り切りする意味としては、見た目を華やかにする。

傘の厚みのある部分に、切り込みを入れることで、

火の通りをよくする。味が入りやすくする。

などの意味/効果がある。

人それぞれ、考え方や好みもあるので、

否定する訳ではないが、個人的には、好まない。

理由として、見た目を重視してか、極端に深く切り込みを入れた物を目にすることがある。

それが悪いということではないが、

美味しく食べられる部分をわざわざ切り取る必要があるのか、疑問に思う。

また、何が何でも、椎茸は飾り切りをしなくてはならないと、思ってからなのか、

無駄に、大きく飾り切りした物などを見かけることがある。

見た目を華やかにするどころか、かえって品のない見た目になってしまう。

下記で、飾り切りをしなくても、火の通りや味の入りをよくすることができる方法/切り方を解説する。

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椎茸(シイタケ)/火の通りをよくする/味を入れやすくする方法

1 椎茸の傘の厚みのある部分に、包丁で縦に切り目を数本入れる。

2 切り目を入れたら、椎茸の向きを変え、切り目を横向きにする。

3 再度、同様に切り目を入れる。

※格子状/鹿の子に切り目を入れる。

コツ!ポイント!

※格子状/鹿の子に切り目を入れることで、椎茸を無駄なく食べれらるだけでなく、火の通りや味を染み込ませやすくすることができる。

個人的には、飾り切りよりも、この方法を好む。

好みに合わせて、お試しください。

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※格子状/鹿の子に切り目を入れた様子。

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※飾り切りは、傘を切り取る分、無駄が出てしまう。

一方、格子状に切り目を入れた方は、無駄がでない。

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※椎茸が大きい場合など、包丁を倒すように角度をつけ、斜めに切る。

真っ直ぐ二つ(半分)に切るのではなく、

斜めに二つ切りにし、断面を大きくすることで、

火の通りや、味の入りをよくすることができる。

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※飾り切り、斜めに二つ切り、格子状に切り目を入れた様子。

状況や好みに合わせて、お試しください。

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榎/榎茸(エノキ/エノキタケ)/下処理/下ごしらえ

榎/榎茸(エノキ/エノキタケ)/どこから切ればよいのか

※どこから切ればよいかについて、

食べられる部分を極力残す切り方を

正解とするのであれば、

色が変わっている/傷んでいるなどの、

問題がないエノキなら、石づきの部分を切り落とせばよい。

※軸の根元よりにある線の部分や、

軸がぎゅっとくっついたような、根元付近の部分も食べることができる。

ただし、何を目的とするかで、正解は異なる。

※見た目を重視する/そもそも根元付近を使う予定がないのであれば、バッサリと切り落とすことが正解となる。

※エノキをほぐすために、バッサリと切り落としていたというのであれば、それは正解とはいえない。

多少の手間はかかってしまうが、くっついた軸をほぐす方法がある。

※くっついた軸をほぐすのが、面倒だからバッサリと切り落としているのであれば、それは正解になる。

このように、人それぞれ正解が異なる。

好みや目的に合わせて、お試しください。

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※エノキ/石づきの画像。

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※エノキの石づきは、松茸や椎茸のように包丁で削り落とすのではなく、切り落とす。

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※軸を多く残すように、石づき部分を切り落とした断面画像。

ご覧いただければ分かるように、綺麗な色をしている。

触って確認すれば分かるが、石づきのゴツゴツとした感じや、硬さもない。

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※軸、根元部分の色が変わってしまっていたり、

傷んでいるようであれば、無理に使おうとせず、

バッサリと切り落としてしまう。

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※色の変わった部分を切り落とした様子。

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榎/榎茸/(エノキ/エノキタケ)裂き方

1 エノキを持ち、食べやすい大きさに裂く。

コツ!ポイント!

※エノキは切るというよりは、裂くという表現が正しい。

エノキは、ほぐしてもしっかりとした食感をしている。

強い食感が好みなら、ある程度まとまりのある大きさに裂き、ほぐさず使用する。

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榎/榎茸(エノキ/エノキタケ)/ほぐし方

1 エノキの軸は根元部分がくっついている。

そのままの状態のエノキをほぐそうとすると、かえって手間がかかる。

ほぐす前に、ある程度のまとまりに裂いておく。

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2 エノキの軸がくっついた部分に、先の尖った物(解説では盛り箸を使用している)を使い、

軸のくっついた部分を裂くように、左から右方向に動かす。

エノキがほぐれるまで、これを繰り返す。

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※軸をほぐしている様子。

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※ほぐし終えた軸の様子。

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※下画像(左)ほぐす前のエノキ

※下画像(右)ほぐし終えたエノキ

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エリンギ/下処理/下ごしらえ

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1 下画像、エリンギの軸の根元にある茶色っぽい、線のような部分(石づき)を切り落とす。

コツ!ポイント!

※解説では、軸先のほぼ断面に石づきがあったため、無駄の出ない程度に、真っ直ぐ薄く切り落としている。

軸の周りに石づきがついているようなら、椎茸などのように、削り落とす。

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※石づきを取り終えた様子。

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エリンギ/切り方による食感の違い/食感の変え方

※エリンギの断面を見れば分かるように、縦(縦方向)に繊維がある。

繊維に合わせて、縦に切れば食感が強くなる。

(歯ごたえのある食感)

繊維を断つように、横に切れば食感は弱くなる。

(歯切れのよい食感)

エリンギ/切り方

※切り方に関しては、繊維に添って大きく半分に切る、四等分に切る、六等分に切るだけでも、食感に強弱が出る。

表現は人により異なるが、

上記、繊維に添って大きく切った、

エリンギの食感をぎゅっとぎゅっとしたような、歯ごたえのある食感とするなら、

繊維に添って薄く切った(スライス)、エリンギの食感はコリコリとしたような、食感になる。

斜めに厚めに切る、大きめに繊維を断つように切る(横向き)、乱切りにする、みじん切りにするなど、切り方を変えるだけでも、食感に違いを出すことができる。

コツ!ポイント!

※今回は、『きのこ鍋』にエリンギを使うため、きのこ一つ一つの存在感を引き出すことを意識して、繊維に添って縦に大きく切って/裂いている。

何に使うのか、何を目的にするかで、切り方一つ変えるだけでも、違いを出すことができる。

炒め物に使うなら、スープなどに使うなら、煮るなら、焼くなら、好みに合わせて、色々とお試しすることをオススメいたします。

※繊維に添って、縦半分に切ったエリンギの様子。

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エリンギ/裂き方

1 エリンギの根元(軸先/断面)に、繊維に添って縦に切り込みを入れる。

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コツ!ポイント!

※裂く前の切り込みを入れる段階で、何本も切り目を入れ裂こうとすると、上手く裂けずに形が崩れてしまう、大きさが不揃いになる、折れてしまうなどの原因になる。

最初は切り目を真ん中に一つ入れ、半分に裂く。

大きいと感じるのであれば、再度、切り目を入れ裂く。

段階を分けて、好みの大きさに裂いていくことで、失敗を防ぎ、形や大きさを整えて裂くことができる。

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2 軸に入れた切り目を開くように、エリンギを裂く。

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※半分に裂いたエリンギの様子。

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※半分に裂いたエリンギの軸に切り目を入れ、再度、半分に裂いている様子。

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※段階を分けて、裂いていくことで、失敗を防ぎ、形や大きさを揃えることができる。

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湿地/占地(シメジ)/下処理/下ごしらえ

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1 ゴツゴツとしたような硬い部分(石づき)を切り落とす前に、しめじをいくつに裂いておく。

コツ!ポイント!

※そのままの状態で、石づきを取り落としてしまうと、軸の部分まで一緒に切り落としてしまう。

切り落とす前に、いくつかに裂いておく。

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※このまま切り落としてしまうと、軸の部分まで一緒に切り落としてしまう。

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※切り落とす前に、いくつかに裂いておく。

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2 ある程度の大きさに裂いたら、石づきを取り落とす。

コツ!ポイント!

※切り落とす前に、シメジをある程度の大きさに裂いておくことで、軸を無駄に切らずに、石づきを切り落とすことができる。

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湿地/占地(シメジ)/切り方/裂き方

1 切り方というよりは、裂き方という表現が正しい。食べやすさ、盛り付けの見た目などに合わせ、

好みの大きさに裂く。

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舞茸(マイタケ)/下処理/下ごしらえ

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1 マイタケに関しては、ほとんどと言っていいほど、取り除く部分がない。

断面の色が変わっている、根元付近の細かな部分が乾いたような状態になっているなど、気になる箇所があるのであれば、その部分を切り取ればよい。

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※軸の部分も問題なく食べることができる。

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※裂く、切るなど好みに合わせてお試しください。

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舞茸(マイタケ)/切り方/裂き方

1 マイタケに関しても、切るというよりは、裂くという表現が正しい。

好みや、用途に合わせた大きさに、裂いていく。

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鍋だし(鍋地)/作り方について

鍋だしは合わせてそのまま使うのか/沸かして冷ましてから使うのか

※結論から言うと、正解はない。

酒などを使うとアルコールのにおいが残るから、沸かして冷ましてから使う。

食べるとき、火にかけ仕上がる頃には、アルコールは飛んでいるから、合わせるだけでよい。

など、人それぞれ好みや考え方で、正解は異なる。

個人的に感じる、どうしようもない典型的なパターンとして、試したこともない。

自分は大して差を感じていない。

にも関わらず、誰々が言ってたから。

やってたから。

手間をかけた方が、それっぽいからなどを理由とすること。

今までもそうだが、人からすれば小さな工程の一つだとしても、今まで自分の得た知識や経験をできるだけ、多く記事にするようにしている。

ふむ。工程一つにしても、これだけのやり方があるんだぁ。

と、参考程度に考え、誰から言われた正解ではなく、自分の正解を見つけるお役に立てれば幸いでございます。

鍋だし(鍋地)/作り方

鍋だし(鍋地)/割合/目安

出汁9~12、薄口醤油1、ミリン1

コツ!ポイント!

※しっかりとした味にするなら出汁を少なく。

素材を活かす味つけにするなら出汁を多くする。

解説では、出汁12にしている。

鍋だし(鍋地)/作り方(1)

1 鍋出汁を合わせて鍋に入れ、火にかける

2 沸いたら火を止め、しっかりと冷ます。

鍋だし(鍋地)/作り方(2)

1 鍋出汁を合わせる。

コツ!ポイント!

※状況や好みの方法に合わせて、お試しください。

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きのこ鍋/盛り付け方

鍋/見栄えよく盛り付けるコツ/ポイント

※まず、鍋を盛り付けるコツやポイントとして、

鍋出汁(鍋地)は、食材を盛り付けてから入れる。

鍋出汁(鍋地)を入れてから、食材を盛り付けると、

食材が浮き盛りずらいだけでなく、食材毎にまとまりのない(ばらつく)、

見栄えの盛り付けになってしまう。

盛り終えた鍋に出汁を入れる際も、盛り付けを崩さないよう注意して、縁などから数回に分けて、入れるようにする。

※次に、食材を盛り付ける際、全ての食材が見えるように、盛り付けることを意識する。

こだわって、様々な食材を入れたものの、何が入っているか分からないようだと、

贅沢感や見た目の華やかさを損なう。

また、メインとなる食材が、その他食材に隠れてしまっては、何の鍋なのかが分からなくなってしまう。

メインとなる食材を引き立てるように、盛り付ける。

※盛り付ける順序としては、自分からみて、奥から盛り付けていく。

奥に盛り付ける物は、かさのある物(メインではなく量のある食材/高さを出せる食材)を盛り、立て掛ける(添える)ようなイメージで、その他食材を盛り付けていく。

奥を高く、手前を低くを意識するとよい。

メインとなる食材は目立つよう盛りつける。

バランスをみて真ん中辺り/一番手前など。

全ての鍋に当てはまるかは別として、これらを意識して盛り付けることで、同じ鍋でもかなりの違いが出せる。

1 自分から見て、奥から盛り付けていく。

コツ!ポイント!

※今回のきのこ鍋だが、色味や見た目の似た食材を盛り付けていく場合、

似たような食材を近く(重ねる)に、盛り付けてしまうと、見た目に区別がつきずらくなってしまう。

色味や見た目の似た食材をずらすように、盛り付けていく。

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※盛り付けている様子。

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きのこ鍋/三種の食べ方/盛り付け

きのこ鍋/きのこのみを盛り付ける/食べ方(1)

※きのこのみを盛り付けて、鍋にすることで、

きのこの味わいを存分に味わうことができる。

きのこの旨味に気づかされる食べ方と言える食べ方。

※全ての食材が見えるように、バランスを考えながら盛り付けた、きのこ鍋の画像。

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きのこ鍋/昆布の旨味を足す/食べ方(2)

1 きのこを盛り付ける前に、昆布一片入れ、盛り付ける。

コツ!ポイント!

※鍋出汁に使う、鰹出汁を取る際に、昆布を入れ出汁を取ってもよいが、

盛り付け時に、昆布一片を入れて鍋にすることでも、昆布の旨味を足すことができる。

また違った味わいを楽しむことが、できる方法と言える。

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※見た目に、ほぼ違いはないが、昆布の旨味を加えることで、また違った味わいのきのこ鍋を味わうことができる。

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きのこ鍋/肉の旨味を足す(3)

1 鶏もも肉を好みの大きさに切る。

コツ!ポイント!

※今回、鶏肉を使用しているが、豚肉などを使っても美味しく食べることができる。

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2 鍋に水を入れ、火にかけ湯を沸かす。

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3 切り分けた、鶏もも肉を入れ、さっと霜降り(湯通し)する。

コツ!ポイント!

※さっと霜降りすることで、臭みやアク、余分な脂を落とすことができる。

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4 さっと霜降りを済ませたら、冷水(氷水)に落とし、しっかりと冷ます。

しっかりと冷ましたら、水気をしっかりと取り除く。

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5 各種キノコと霜降りを済ませた鶏もも肉を盛り付ける。

コツ!ポイント!

※霜降りを済ませることで、臭みやアク、余分な脂を落とすことができる。

脂っぽさを感じるなど、くどくなるのを抑え、肉の旨味(出汁)を加える食べ方と言える。

また違った味わいを楽しむことができる。

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きのこ鍋/仕上げ

1 好みに合わせて各種、盛り付けを済ませたら、

鍋出汁を入れる。

コツ!ポイント!

※きのこ鍋に限ったことではないが、鍋出汁を入れ過ぎてしまうと、火にかけたとき、鍋出汁(鍋地)が溢れ出てしまう。

出汁が少ないと(加熱前)、鍋出汁から野菜などが出てしまっていて、

火が通るか不安に感じる方も居るかとは思うが、

野菜など火を通すとくたっとした状態(加熱することで小さくなる/縮む)になる。

鍋出汁の量をどれくらいにするかの目安としては、

若干、少ないかなと感じる程度量にする。

そうすることで、出汁の節約ができるだけでなく、食材の旨味が凝縮した、鍋に仕上げることができる。

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※盛り付けを崩さないよう、鍋出汁を数回に分けて入れている様子。

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2 鍋に出汁を入れ終えたら、火にかける。

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※火にかけている様子。

仕上がり時を想定し、少なめに出汁を入れ、

火にかけることで、出汁が溢れ出ることを防ぎ、

食材の旨味が凝縮した鍋に仕上げることができる。

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3 火にかけ、アクが浮いてきたら、丁寧にすくい取る。

煮立ったら、そのままグツグツとした状態で、

火にかけるのではなく、コトコトとした状態を維持する程度の火力に調整する(弱める)。

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4 コトコトと火にかけ、じっくりとキノコに火を通すイメージで、仕上げる。

コツ!ポイント!

※下画像/きのこ鍋仕上がり時の様子。

火を通す前は、少ないと感じた鍋出汁でも、

しっかりと食材に火を通し、仕上げることができる。

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どうでしょうか?

ここまできたら、あとは思う存分、『きのこ鍋』を味わうのみ!

もうね。旨いなんてもんじゃない!

いや。待て。

旨い以上の表現てなんだ?

超!旨い!

いや。やはり旨いもんは、旨いだ!!

今まで、キノコは脇役なんて思っていた方も、

これを食べたら、キノコは主役だ!と、

言うこと、間違いなし!?

キノコの旨味、溢れる!

『きのこ鍋』!

この機会に是非、お試しください。

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。