秋の味覚『きのこ』!きのこが主役!旨味あふれる『きのこ鍋』が最高すぎる!各種キノコの切り方や裂き方/下ごしらえなど、まとめて徹底解説!
きのこ鍋?食べたことないなぁ。
茸(キノコ)好きだし、鍋するとき使うけど、
脇役のイメージかなぁ。
作るの難しそうだなぁ。
スーパーで市販のキノコ買ったはいいけど、
キノコって洗うのかなぁ?
切り方とか、下ごしらえって、
どうしたらいいんだろう?
そもそも、きのこ鍋って美味しいの?
なんて方が、居るとか居ないとか。
ちょっと待った!
まず、きのこ鍋は作るのが難しいか?
と、聞かれたら簡単、難しいの感じ方は、
人それぞれで、一概には言えないのですが、
石づきを取るときなどの、一部の下ごしらえを除き、包丁をほとんど使わずに、作ることも可能なのでございます。
きのこが脇役ですって?
何をおっしゃいますか!
他の追随を許さないほどの、旨味!
他の食材を圧倒するほどの、ポテンシャルの高さ!
もうね。間違いなく『主役』と言えるのでなかろうか。
と、言っても、どのような食材をメインとするかで、主役になり、脇役にもなるのが、
料理の面白いところでもあり、奥深いところでもあるのでございます。
どちらと言えば、脇役をイメージする方が多いと思われる『きのこ』。
このイメージをひっくり返すべく、
これぞ『きのこ』が主役!
そもそも、きのこを主役にしなければ、
成立しない、『きのこ鍋』の解説をしていこうと思うのでございます。
が、しかし。
ただそのまま、きのこ鍋の作り方を解説したのでは、当ブログの意味がない。
そこで、今回!
きのこと言われたら、パッと思い浮かぶ、
馴染みのある、『椎茸』『舞茸』『しめじ』『エノキ』『エリンギ』五種のきのこを使った『きのこ鍋』のレシピ/作り方はもちろん!
きのこは、洗うのか?洗わないのか?
きのこは、切った方がよい?裂いた方がよい?
きのこは、水から?お湯から入れた方がよい?
各種きのこの石づきの取り方、どこが食べられるのかなど、下処理/下ごしらえ、切り方や裂き方、
見栄えよく盛り付けるコツやポイント。
きのこ鍋の三種の食べ方、盛り付けなど、
各種きのこや、きのこ鍋について、まとめて解説していこうと思います。
- 秋の味覚『きのこ』!きのこが主役!旨味あふれる『きのこ鍋』が最高すぎる!各種キノコの切り方や裂き方/下ごしらえなど、まとめて徹底解説!
- きのこ鍋/作り方
- きのこ(茸)は洗うのか/洗わないのかについて
- きのこ(茸)は切るのか/裂くのかについて
- きのこ(茸)/きのこは水から/お湯からについて
- きのこ(茸)/下処理/下ごしらえ
- 椎茸(シイタケ)/下処理/下ごしらえ
- きのこ(茸)/石づきとは
- きのこ(茸)/石づきの処理/取り方
- 榎/榎茸(エノキ/エノキタケ)/下処理/下ごしらえ
- エリンギ/下処理/下ごしらえ
- 湿地/占地(シメジ)/下処理/下ごしらえ
- 舞茸(マイタケ)/下処理/下ごしらえ
- 鍋だし(鍋地)/作り方について
- 鍋だし(鍋地)/作り方
- きのこ鍋/盛り付け方
- きのこ鍋/三種の食べ方/盛り付け
- きのこ鍋/仕上げ
- おすすめ調理家電/調理器具
- 野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ
きのこ鍋/作り方
※今回、使用するキノコ/椎茸(シイタケ)、湿地/占地(シメジ)、舞茸(マイタケ)、榎茸(エノキタケ/エノキ)、エリンギ、計5種
きのこ(茸)は洗うのか/洗わないのかについて
※スーパーなどで販売されている、栽培された国産のキノコ(一部を覗き)は、
基本的に野菜などを水でじゃぶじゃぶと洗う(水洗い)、必要がないと言える。
ただ、販売されいる全てが該当するかと言われると、難しい部分もある。
安心して食べられる基準を守られた、きのこと言った方が間違いがないと言える。
ただし、これらについては、何をもって大丈夫とするかは、各々が判断する必要がある。
キノコを洗うか、洗わないかの判断は、自己責任でお願いいたします。
不安に感じる方や、気になる方など、
その場合は、店員の方に確認する。
パッケージに表記された、販売元や生産元などに問い合わせること。
※なぜ一般的な野菜のように、水洗いしない方がよいのかについてだが、
キノコを一般的な野菜のように、水洗いしてしまうと、風味や旨味、栄養素が抜け出てしまう。
また、キノコを保管する際、水洗いしてしまうと、キノコは水分に弱く、かえって傷んでしまう。
また、上記とは異なる考え方もあり、洗ったからと言って、直ぐに風味が失われることがない。
かえって風味がよいとする方もいる。
結局のところ、風味が落ちるのか、落ちないのかに関しては、どちらがよい、悪いかは自分で判断する必要があると言える。
※ナメコなど、ヌメリのあるキノコや、
おがくずがついているキノコ、汚れているキノコなどは、じゃぶじゃぶと水洗いするのではなく、
さっと水で洗い汚れを洗い流す程度にする。
※また、水を使わずに済む程度の汚れであれば、
キッチンペーパーや布巾などを湿らせ、拭き取る。
コツ!ポイント!
※表面が汚れている。汚れが気になる程度であれば、
直に水で洗うのではなく、キッチンペーパーや布巾を湿らせ、拭き取る。
※椎茸の汚れを拭き取っている様子。
※エリンギの汚れを拭き取っている様子。
きのこ(茸)は切るのか/裂くのかについて
※基本的にキノコは切るのではなく、裂くことをオススメする。
ただし、どちらが正しいかは、状況や目的により異なる。
キノコを包丁で、切るのではなく、
手で裂くことで、キノコの断面が、でこぼこ(断面積が多くなる)とし、味の入りがよくなる。
風味が立つようになる。
これらの理由から、キノコは裂くことをオススメするが、これを正解とするのは、難しい。
先に、状況や目的により異なるとしているように、
仕上がり時の料理のイメージなどに合わせ、
包丁で切り断面を平らにすることで、その他の食材と合わせる。
見た目を綺麗にする(整える)などを目的とした場合、包丁で切ることが正解となる。
好みや目的に合わせて、お試しください。
きのこ(茸)/きのこは水から/お湯からについて
※きのこの旨味(出汁)を引き出す場合、
温めてから(沸かしてから/お湯)ではなく、
火にかける前(冷たい/水)から入れる。
水から/お湯からという表現で答えると、
【水から】と言える。
理由としては、キノコはじっくり(ゆっくり)と加熱することで、旨味(出汁)を引き出すことができる。
温めてから、キノコを入れてしまうと、旨味(出汁)を出しきることができなくなってしまう。
きのこ(茸)/下処理/下ごしらえ
椎茸(シイタケ)/下処理/下ごしらえ
椎茸(シイタケ)/軸の切り方
1 椎茸を裏返し、軸と傘の境目辺りに、
包丁の刃先を少し倒すように(角度をつけ)、
浅く入れる。
コツ!ポイント!
※椎茸の軸は食べることができる。
軸を真っ直ぐ切り取ってもよいが、軸の食感を好まない/硬さを感じるのであれば、
椎茸に包丁の刃先を少し入れ、軸をしっかりと切り取ることで、軸の食感を気にせず(気にならない)、椎茸を食べることができる。
2 軸と傘の境目に添って、切り進めていく。
※軸を切り取った、椎茸の様子。
※下画像(左)/軸を真っ直ぐ切り取った椎茸。
※下画像(右)/包丁に角度をつけ軸を切り取った椎茸。
※どちらが間違っているということではないので、
好みに合わせて、お試しください。
椎茸(シイタケ)/軸の取り方
1 椎茸を裏返し、軸をつまむ。
コツ!ポイント!
※椎茸の傘(かさ)に、近い部分の軸をつまむ。
2 片方の手で、椎茸の傘を固定するようにおさえ、
軸をつまんで、ひねる(ねじる)。
コツ!ポイント!
※画像では、軸の状態が確認しやすいよう、
傘をおさえていないが、実際に軸を取るときは、
もう片方の手で、しっかりと傘をおさえること。
※軸を取り終えた様子。
きのこ(茸)/石づきとは
※収穫前の原木などについていた部分(軸の先)を『石づき』という。
軸の先『石づき』を触ると分かるが、この部分は硬くゴツゴツとしていてる。
きのこ(茸)/石づきの処理/取り方
※軸表面についている、硬くゴツゴツとした、
『石づき』を取ろうと、真っ直ぐに切り落としてしまうと、食べることのできる軸の部分も、一緒に切り落としてしまうことになる。
包丁に少し角度をつけ(斜めに)、削り落とす。
椎茸(シイタケ)/飾り切り(飾り包丁)について
※椎茸を飾り切りする意味としては、見た目を華やかにする。
傘の厚みのある部分に、切り込みを入れることで、
火の通りをよくする。味が入りやすくする。
などの意味/効果がある。
人それぞれ、考え方や好みもあるので、
否定する訳ではないが、個人的には、好まない。
理由として、見た目を重視してか、極端に深く切り込みを入れた物を目にすることがある。
それが悪いということではないが、
美味しく食べられる部分をわざわざ切り取る必要があるのか、疑問に思う。
また、何が何でも、椎茸は飾り切りをしなくてはならないと、思ってからなのか、
無駄に、大きく飾り切りした物などを見かけることがある。
見た目を華やかにするどころか、かえって品のない見た目になってしまう。
下記で、飾り切りをしなくても、火の通りや味の入りをよくすることができる方法/切り方を解説する。
椎茸(シイタケ)/火の通りをよくする/味を入れやすくする方法
1 椎茸の傘の厚みのある部分に、包丁で縦に切り目を数本入れる。
2 切り目を入れたら、椎茸の向きを変え、切り目を横向きにする。
3 再度、同様に切り目を入れる。
※格子状/鹿の子に切り目を入れる。
コツ!ポイント!
※格子状/鹿の子に切り目を入れることで、椎茸を無駄なく食べれらるだけでなく、火の通りや味を染み込ませやすくすることができる。
個人的には、飾り切りよりも、この方法を好む。
好みに合わせて、お試しください。
※格子状/鹿の子に切り目を入れた様子。
※飾り切りは、傘を切り取る分、無駄が出てしまう。
一方、格子状に切り目を入れた方は、無駄がでない。
※椎茸が大きい場合など、包丁を倒すように角度をつけ、斜めに切る。
真っ直ぐ二つ(半分)に切るのではなく、
斜めに二つ切りにし、断面を大きくすることで、
火の通りや、味の入りをよくすることができる。
※飾り切り、斜めに二つ切り、格子状に切り目を入れた様子。
状況や好みに合わせて、お試しください。
榎/榎茸(エノキ/エノキタケ)/下処理/下ごしらえ
榎/榎茸(エノキ/エノキタケ)/どこから切ればよいのか
※どこから切ればよいかについて、
食べられる部分を極力残す切り方を
正解とするのであれば、
色が変わっている/傷んでいるなどの、
問題がないエノキなら、石づきの部分を切り落とせばよい。
※軸の根元よりにある線の部分や、
軸がぎゅっとくっついたような、根元付近の部分も食べることができる。
ただし、何を目的とするかで、正解は異なる。
※見た目を重視する/そもそも根元付近を使う予定がないのであれば、バッサリと切り落とすことが正解となる。
※エノキをほぐすために、バッサリと切り落としていたというのであれば、それは正解とはいえない。
多少の手間はかかってしまうが、くっついた軸をほぐす方法がある。
※くっついた軸をほぐすのが、面倒だからバッサリと切り落としているのであれば、それは正解になる。
このように、人それぞれ正解が異なる。
好みや目的に合わせて、お試しください。
※エノキ/石づきの画像。
※エノキの石づきは、松茸や椎茸のように包丁で削り落とすのではなく、切り落とす。
※軸を多く残すように、石づき部分を切り落とした断面画像。
ご覧いただければ分かるように、綺麗な色をしている。
触って確認すれば分かるが、石づきのゴツゴツとした感じや、硬さもない。
※軸、根元部分の色が変わってしまっていたり、
傷んでいるようであれば、無理に使おうとせず、
バッサリと切り落としてしまう。
※色の変わった部分を切り落とした様子。
榎/榎茸/(エノキ/エノキタケ)裂き方
1 エノキを持ち、食べやすい大きさに裂く。
コツ!ポイント!
※エノキは切るというよりは、裂くという表現が正しい。
エノキは、ほぐしてもしっかりとした食感をしている。
強い食感が好みなら、ある程度まとまりのある大きさに裂き、ほぐさず使用する。
榎/榎茸(エノキ/エノキタケ)/ほぐし方
1 エノキの軸は根元部分がくっついている。
そのままの状態のエノキをほぐそうとすると、かえって手間がかかる。
ほぐす前に、ある程度のまとまりに裂いておく。
2 エノキの軸がくっついた部分に、先の尖った物(解説では盛り箸を使用している)を使い、
軸のくっついた部分を裂くように、左から右方向に動かす。
エノキがほぐれるまで、これを繰り返す。
※軸をほぐしている様子。
※ほぐし終えた軸の様子。
※下画像(左)ほぐす前のエノキ
※下画像(右)ほぐし終えたエノキ
エリンギ/下処理/下ごしらえ
1 下画像、エリンギの軸の根元にある茶色っぽい、線のような部分(石づき)を切り落とす。
コツ!ポイント!
※解説では、軸先のほぼ断面に石づきがあったため、無駄の出ない程度に、真っ直ぐ薄く切り落としている。
軸の周りに石づきがついているようなら、椎茸などのように、削り落とす。
※石づきを取り終えた様子。
エリンギ/切り方による食感の違い/食感の変え方
※エリンギの断面を見れば分かるように、縦(縦方向)に繊維がある。
繊維に合わせて、縦に切れば食感が強くなる。
(歯ごたえのある食感)
繊維を断つように、横に切れば食感は弱くなる。
(歯切れのよい食感)
エリンギ/切り方
※切り方に関しては、繊維に添って大きく半分に切る、四等分に切る、六等分に切るだけでも、食感に強弱が出る。
表現は人により異なるが、
上記、繊維に添って大きく切った、
エリンギの食感をぎゅっとぎゅっとしたような、歯ごたえのある食感とするなら、
繊維に添って薄く切った(スライス)、エリンギの食感はコリコリとしたような、食感になる。
斜めに厚めに切る、大きめに繊維を断つように切る(横向き)、乱切りにする、みじん切りにするなど、切り方を変えるだけでも、食感に違いを出すことができる。
コツ!ポイント!
※今回は、『きのこ鍋』にエリンギを使うため、きのこ一つ一つの存在感を引き出すことを意識して、繊維に添って縦に大きく切って/裂いている。
何に使うのか、何を目的にするかで、切り方一つ変えるだけでも、違いを出すことができる。
炒め物に使うなら、スープなどに使うなら、煮るなら、焼くなら、好みに合わせて、色々とお試しすることをオススメいたします。
※繊維に添って、縦半分に切ったエリンギの様子。
エリンギ/裂き方
1 エリンギの根元(軸先/断面)に、繊維に添って縦に切り込みを入れる。
コツ!ポイント!
※裂く前の切り込みを入れる段階で、何本も切り目を入れ裂こうとすると、上手く裂けずに形が崩れてしまう、大きさが不揃いになる、折れてしまうなどの原因になる。
最初は切り目を真ん中に一つ入れ、半分に裂く。
大きいと感じるのであれば、再度、切り目を入れ裂く。
段階を分けて、好みの大きさに裂いていくことで、失敗を防ぎ、形や大きさを整えて裂くことができる。
2 軸に入れた切り目を開くように、エリンギを裂く。
※半分に裂いたエリンギの様子。
※半分に裂いたエリンギの軸に切り目を入れ、再度、半分に裂いている様子。
※段階を分けて、裂いていくことで、失敗を防ぎ、形や大きさを揃えることができる。
湿地/占地(シメジ)/下処理/下ごしらえ
1 ゴツゴツとしたような硬い部分(石づき)を切り落とす前に、しめじをいくつに裂いておく。
コツ!ポイント!
※そのままの状態で、石づきを取り落としてしまうと、軸の部分まで一緒に切り落としてしまう。
切り落とす前に、いくつかに裂いておく。
※このまま切り落としてしまうと、軸の部分まで一緒に切り落としてしまう。
※切り落とす前に、いくつかに裂いておく。
2 ある程度の大きさに裂いたら、石づきを取り落とす。
コツ!ポイント!
※切り落とす前に、シメジをある程度の大きさに裂いておくことで、軸を無駄に切らずに、石づきを切り落とすことができる。
湿地/占地(シメジ)/切り方/裂き方
1 切り方というよりは、裂き方という表現が正しい。食べやすさ、盛り付けの見た目などに合わせ、
好みの大きさに裂く。
舞茸(マイタケ)/下処理/下ごしらえ
1 マイタケに関しては、ほとんどと言っていいほど、取り除く部分がない。
断面の色が変わっている、根元付近の細かな部分が乾いたような状態になっているなど、気になる箇所があるのであれば、その部分を切り取ればよい。
※軸の部分も問題なく食べることができる。
※裂く、切るなど好みに合わせてお試しください。
舞茸(マイタケ)/切り方/裂き方
1 マイタケに関しても、切るというよりは、裂くという表現が正しい。
好みや、用途に合わせた大きさに、裂いていく。
鍋だし(鍋地)/作り方について
鍋だしは合わせてそのまま使うのか/沸かして冷ましてから使うのか
※結論から言うと、正解はない。
酒などを使うとアルコールのにおいが残るから、沸かして冷ましてから使う。
食べるとき、火にかけ仕上がる頃には、アルコールは飛んでいるから、合わせるだけでよい。
など、人それぞれ好みや考え方で、正解は異なる。
個人的に感じる、どうしようもない典型的なパターンとして、試したこともない。
自分は大して差を感じていない。
にも関わらず、誰々が言ってたから。
やってたから。
手間をかけた方が、それっぽいからなどを理由とすること。
今までもそうだが、人からすれば小さな工程の一つだとしても、今まで自分の得た知識や経験をできるだけ、多く記事にするようにしている。
ふむ。工程一つにしても、これだけのやり方があるんだぁ。
と、参考程度に考え、誰から言われた正解ではなく、自分の正解を見つけるお役に立てれば幸いでございます。
鍋だし(鍋地)/作り方
鍋だし(鍋地)/割合/目安
出汁9~12、薄口醤油1、ミリン1
コツ!ポイント!
※しっかりとした味にするなら出汁を少なく。
素材を活かす味つけにするなら出汁を多くする。
解説では、出汁12にしている。
鍋だし(鍋地)/作り方(1)
1 鍋出汁を合わせて鍋に入れ、火にかける
2 沸いたら火を止め、しっかりと冷ます。
鍋だし(鍋地)/作り方(2)
1 鍋出汁を合わせる。
コツ!ポイント!
※状況や好みの方法に合わせて、お試しください。
きのこ鍋/盛り付け方
鍋/見栄えよく盛り付けるコツ/ポイント
※まず、鍋を盛り付けるコツやポイントとして、
鍋出汁(鍋地)は、食材を盛り付けてから入れる。
鍋出汁(鍋地)を入れてから、食材を盛り付けると、
食材が浮き盛りずらいだけでなく、食材毎にまとまりのない(ばらつく)、
見栄えの盛り付けになってしまう。
盛り終えた鍋に出汁を入れる際も、盛り付けを崩さないよう注意して、縁などから数回に分けて、入れるようにする。
※次に、食材を盛り付ける際、全ての食材が見えるように、盛り付けることを意識する。
こだわって、様々な食材を入れたものの、何が入っているか分からないようだと、
贅沢感や見た目の華やかさを損なう。
また、メインとなる食材が、その他食材に隠れてしまっては、何の鍋なのかが分からなくなってしまう。
メインとなる食材を引き立てるように、盛り付ける。
※盛り付ける順序としては、自分からみて、奥から盛り付けていく。
奥に盛り付ける物は、かさのある物(メインではなく量のある食材/高さを出せる食材)を盛り、立て掛ける(添える)ようなイメージで、その他食材を盛り付けていく。
奥を高く、手前を低くを意識するとよい。
メインとなる食材は目立つよう盛りつける。
バランスをみて真ん中辺り/一番手前など。
全ての鍋に当てはまるかは別として、これらを意識して盛り付けることで、同じ鍋でもかなりの違いが出せる。
1 自分から見て、奥から盛り付けていく。
コツ!ポイント!
※今回のきのこ鍋だが、色味や見た目の似た食材を盛り付けていく場合、
似たような食材を近く(重ねる)に、盛り付けてしまうと、見た目に区別がつきずらくなってしまう。
色味や見た目の似た食材をずらすように、盛り付けていく。
※盛り付けている様子。
きのこ鍋/三種の食べ方/盛り付け
きのこ鍋/きのこのみを盛り付ける/食べ方(1)
※きのこのみを盛り付けて、鍋にすることで、
きのこの味わいを存分に味わうことができる。
きのこの旨味に気づかされる食べ方と言える食べ方。
※全ての食材が見えるように、バランスを考えながら盛り付けた、きのこ鍋の画像。
きのこ鍋/昆布の旨味を足す/食べ方(2)
1 きのこを盛り付ける前に、昆布一片入れ、盛り付ける。
コツ!ポイント!
※鍋出汁に使う、鰹出汁を取る際に、昆布を入れ出汁を取ってもよいが、
盛り付け時に、昆布一片を入れて鍋にすることでも、昆布の旨味を足すことができる。
また違った味わいを楽しむことが、できる方法と言える。
※見た目に、ほぼ違いはないが、昆布の旨味を加えることで、また違った味わいのきのこ鍋を味わうことができる。
きのこ鍋/肉の旨味を足す(3)
1 鶏もも肉を好みの大きさに切る。
コツ!ポイント!
※今回、鶏肉を使用しているが、豚肉などを使っても美味しく食べることができる。
2 鍋に水を入れ、火にかけ湯を沸かす。
3 切り分けた、鶏もも肉を入れ、さっと霜降り(湯通し)する。
コツ!ポイント!
※さっと霜降りすることで、臭みやアク、余分な脂を落とすことができる。
4 さっと霜降りを済ませたら、冷水(氷水)に落とし、しっかりと冷ます。
しっかりと冷ましたら、水気をしっかりと取り除く。
5 各種キノコと霜降りを済ませた鶏もも肉を盛り付ける。
コツ!ポイント!
※霜降りを済ませることで、臭みやアク、余分な脂を落とすことができる。
脂っぽさを感じるなど、くどくなるのを抑え、肉の旨味(出汁)を加える食べ方と言える。
また違った味わいを楽しむことができる。
きのこ鍋/仕上げ
1 好みに合わせて各種、盛り付けを済ませたら、
鍋出汁を入れる。
コツ!ポイント!
※きのこ鍋に限ったことではないが、鍋出汁を入れ過ぎてしまうと、火にかけたとき、鍋出汁(鍋地)が溢れ出てしまう。
出汁が少ないと(加熱前)、鍋出汁から野菜などが出てしまっていて、
火が通るか不安に感じる方も居るかとは思うが、
野菜など火を通すとくたっとした状態(加熱することで小さくなる/縮む)になる。
鍋出汁の量をどれくらいにするかの目安としては、
若干、少ないかなと感じる程度量にする。
そうすることで、出汁の節約ができるだけでなく、食材の旨味が凝縮した、鍋に仕上げることができる。
※盛り付けを崩さないよう、鍋出汁を数回に分けて入れている様子。
2 鍋に出汁を入れ終えたら、火にかける。
※火にかけている様子。
仕上がり時を想定し、少なめに出汁を入れ、
火にかけることで、出汁が溢れ出ることを防ぎ、
食材の旨味が凝縮した鍋に仕上げることができる。
3 火にかけ、アクが浮いてきたら、丁寧にすくい取る。
煮立ったら、そのままグツグツとした状態で、
火にかけるのではなく、コトコトとした状態を維持する程度の火力に調整する(弱める)。
4 コトコトと火にかけ、じっくりとキノコに火を通すイメージで、仕上げる。
コツ!ポイント!
※下画像/きのこ鍋仕上がり時の様子。
火を通す前は、少ないと感じた鍋出汁でも、
しっかりと食材に火を通し、仕上げることができる。
どうでしょうか?
ここまできたら、あとは思う存分、『きのこ鍋』を味わうのみ!
もうね。旨いなんてもんじゃない!
いや。待て。
旨い以上の表現てなんだ?
超!旨い!
いや。やはり旨いもんは、旨いだ!!
今まで、キノコは脇役なんて思っていた方も、
これを食べたら、キノコは主役だ!と、
言うこと、間違いなし!?
キノコの旨味、溢れる!
『きのこ鍋』!
この機会に是非、お試しください。
おすすめ調理家電/調理器具
野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ
それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また、宜しくお願いいたしますぅ。