ツルムラサキのお浸しが旨すぎる!下ごしらえ/下処理はもちろん!作り方/レシピ/食べ方などまとめて徹底解説!!
つるむらさき(蔓紫)について
つるむらさき/主な産地
福島県、宮城県、徳島県、埼玉県、山形県
つるむらさき/旬
6月~8月/夏
つるむらさき/由来
茎や蔓(つる)、果実が紫色をしている、ことから【つるむらさき(蔓紫)】とされている。
【つるむらさき】には紫色の茎や蔓をしたものと、緑色のものがあり、
茎や蔓が緑色をした【つるむらさき】の方が、多く流通されている。
つるむらさき/味わい
葉は厚みがあり、【つるむらさき】ならではの風味があり、気になるような苦味などはなく、甘味もある。
【つるむらさき】には、特有のヌメリがあり、とても美味しく、食べやすい。
葉物や山菜などの味わいを確認するコツ!ポイント!
※食材全般(例ほうれん草/小松菜など)に言えることだが、食材ならではの風味や味わいを良しとするかは、個人差があり異なる。
これらに関しては、各自で判断する必要がある。
方法としては、まず味をみるのが一番で、葉や茎の一部を茹でるなどして、味を確認する。
気になるようなら、胡麻油などを使って料理するなど、調整すればよい。
ツルムラサキについての説明はこれくらいにして
ホウレン草や小松菜などと比べると、馴染みがなく、スーパーなどで【つるむらさき】を見かけはするけど、食べたことない。
今後、食べる予定もないかな。
なんて方が、いるとかいないとか。
ちょっと待った!
実は【つるむらさき】。
かなり旨いんです!
食材ならではの、風味や甘味のある味わいはもちろん。
葉は厚みがあり、柔らかく、茎も旨い!
なんと言っても、【つるむらさき】特有のヌメリがこれまた旨い!
【つるむらさき】本来の味わいを最大限、味わう!なら、お浸しが一番!
そこで今回!
【下処理/下ごしらえ】はもちろん!
太さが異なる茎を均一に茹でるための【茎/葉/切り方/茹で時間/茹で方】
食材本来の味わいを活かす【浸け地/割合】
【お浸し/作り方/食べ方】などのコツやポイントをまとめて解説していこうと思います。
つるむらさき/おひたし/作り方
つるむらさき/おひたし/浸け地/割合
1 出汁12、薄口醤油1、ミリン1を鍋に入れ沸かす。
浸け地/割合
出汁8~12、薄口醤油1、ミリン1
※味を強めにするなら出汁を減らすなど、調整する。
※薄口醤油がなければ、濃口醤油でも可。
その場合、出汁を目安より減らす。
コツ!ポイント!
※参考までに、その他の作り方として、醤油やミリンを使わずに、塩で味を整え浸け地とする。
本来、出汁に浸す→【おひたし】が由来だが、
浸け地を使わず、茹でたツルムラサキに醤油をかけたものなども、【おひたし】とすることもある。
好みに合わせてお試しください。
2 浸け地を一煮立ちさせたら、火を止める。
3 一煮立ちさせた、浸け地をボールなどに移し、冷水(氷水)を入れたボールに重ねて、しっかりと冷ます。
つるむらさき/下処理/下ごしらえ/切り方
1 ツルムラサキを洗い水気を切る。
葉の傷んでいる部分などがあれば、取り除く。
2 ツルムラサキの茎(根元)部分の切り口は、乾いたような部分や、色の変わっている部分を切り落とす。
3 太い茎を外す。
※葉と太い茎を外し終えた様子。
4 先と根元で、太さに違いがあり、そのまま茎を茹でると、先部分と根元部分の茹で具合に、差が出てしまう。
画像のように、先に好みに合わせた大きさに切る。
※左が先部分、右が根元部分の茎
このように、かなり太さに違いがある。
5 根元部分などの太い茎を半分に切る。
コツ!ポイント!
※好みの大きさに切った、茎の太い部分を半分に切ることで、先の部分の、細い茎と茹で具合を均一にすることが出来る。
つるむらさき/茎/葉/茹で時間/茹で方
6 鍋に水、塩少々を入れ火にかけ、湯を沸かす。
湯が沸いたら、処理を済ませた茎を入れる。
茎と葉を分けて茹でてもよいが、効率の良い茹で方として、茎と葉を鍋に入れるタイミングをずらして茹でる。
茹で方/一例
茎を60秒茹でる/葉を20秒茹でる/場合
先に茎を茹で始め、40秒経ったら
葉を入れ20秒茹でる。
茎と葉の茹でるタイミングをずらすことで、同時に茹であげることが、出来る。
茎/茹で時間/目安
30秒(硬め)~60秒(柔らかめ)
葉/茹で時間/目安
10秒(硬め)~20秒(柔らかめ)
※個人的に茎は30秒~40秒程度を目安に茹でる。
葉は15秒程度を目安に茹でる。
茹で時間は目安として、好みに合わせた茹で加減をお試しください。
7 茎を茹で終える、タイミングに合わせるように、葉を入れる。
8 箸などで軽く混ぜるようにして、全体をしっかりと茹であげる。
10 茹で終えたツルムラサキを冷水(氷水)に入れ、しっかりと冷ます。
11 冷まし終えたツルムラサキの水気を切る。
ツルムラサキが潰れないように、軽く両手で挟むようにして、水気を切る(絞る)。
コツ!ポイント!
※力を入れて絞ってしまうと、ツルムラサキが潰れて(茎などが折れて)しまう。
次の工程で、水気を落とし、味馴染みをよくする方法を解説するので、
この時点で、無理に力を入れて絞る必要はない。
つるむらさき/水気を落とし味馴染みをよくする方法
12 ボールなどにツルムラサキと浸け地少々を入れる。
13 箸などで、ツルムラサキに浸け地を絡ませるように、混ぜ合わせる。
コツ!ポイント!
※浸け地に浸ける前に、地を絡ませる(浸け地で洗う)ことを【地洗い】という。
地洗いをすることで、水気を落とし、浸け地が薄まらず、味馴染みをよくする。
14 地洗いを終えたら、水気(浸け地)を切る。
つるむらさき/浸け方
15 タッパーなどに、浸け地とツルムラサキを入れる。
浸け地の表面から、ツルムラサキが出ないように、ぴったりとラップを表面にかぶせ、冷蔵庫に入れる。
コツ!ポイント!
※浸け時間の目安として、
2時間程度で、おひたしを美味しくお召し上がり頂けます。
※あまり浸かっていない方が、好みの方などは、30分程度浸けたら、味をみるなど調整すること。
更にしっかりと、味を含ませた、おひたしが好みなら一晩浸けるなど、
好みに合わせて、お召し上がりください。
つるむらさき/おひたし/食べ方/盛り付け一例
16 器に、つるむらさきお浸しを盛り付け、浸け地を適量入れ完成。
コツ!ポイント!
このままでも、美味しくお召し上がり頂けますが、好みに合わせて、鰹節(削り節)を天に乗せる。
茹でたツルムラサキに、醤油などをかけて食べる場合など、
醤油を出汁で割った、出汁割醤油などをかけても、また違った味わいで、お召し上がり頂けます。
食材本来の味わいを活かし、薄めに味つけした、
つるむらさきのお浸し!
最高です!
この機会に是非、お試しください。
様々な野菜や魚介、肉などの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方
それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また宜しくお願いいたしますぅ。