みょうがの甘酢漬けが旨すぎる!下ごしらえ/下処理はもちろん!切り方や茹で方!レシピ/食べ方などまとめて徹底解説!
茗荷(ミョウガ)/について
茗荷(ミョウガ)/旬
6月~10月/夏~秋
茗荷(ミョウガ)/主な産地
高知県
茗荷(ミョウガ)/ミョウガタケ/違い
蕾のような花穂の部分が【花ミョウガ】【ミョウガ】【ミョウガコ】などと呼ぶ。
ミョウガの下にある、茎のような部分を光に当てないように栽培したものが【ミョウガタケ】
茗荷(ミョウガ)についての説明はこれくらいにして。
どもども板前ちっぴぃです。
今回、茗荷(ミョウガ)/甘酢漬け/酢取り茗荷(すどりみょうが)の解説をしようと思っていたのですが、
せっかくなので、茗荷を無駄なく使う方法/様々な切り方/茗荷を使う際の注意点/下処理/下ごしらえ/茹で方/などなど、全部まとめて解説していこうと思います。
茗荷(ミョウガ)/甘酢漬け/酢取り茗荷/作り方
茗荷(ミョウガ)/下処理/下ごしらえ
1 茗荷を洗い水気を切る。
2 茗荷の穂先側に変色(傷んだ部分など)があれば、その部分を切り落とす。
根元の(切り口)の、乾いた部分や変色している部分も、同様に切り落とす。
※あまり大きく切り落としてしまうと、無駄が出てしまうので、その部分だけを切り落とすイメージ。
茗荷(ミョウガ)/甘酢漬け/酢取り茗荷/半分に切り漬ける場合/切り方/注意点
1 茗荷は、何層も皮が重なるようになっている。
まず、画像を確認して頂きたいのですが、この向きで、そのまま半分に切ってしまうと、一枚目のミョウガが細く、細かな部分が出来てしまう。
コツ!ポイント!
※気にせず切ってしまうと、細く細かな部分が出来てしまい、茗荷が外れやすくなり、バラバラとした、見た目の悪い、仕上がりになってしまう。
※ただ半分に切ればよいという訳ではなく、切る位置をしっかりと意識することで、かなり仕上がりに違いが出る。
2 まず画像を確認して頂きたいのですが、茗荷をこの向きに置く。
一番上に重なった茗荷の、付け根付近にある、V字のような部分を目安にして、茗荷を半分に切る。
コツ!ポイント!
※茗荷は様々な形(曲がったものなど)をしていて、この向きでは切りずらい場合、なるべく細かな部分が出ないように、半分に切るようにする。
※付け根付近の、V字のような部分を目安にして、半分に切った様子。
※画像を確認して頂きたいのですが、このように細く細かな部分を出さないように、切ることで、茗荷が外れずらく、バラけた見た目の悪い、仕上がりを防ぐことが出来る。
茗荷(ミョウガ)/一枚ずつ外して漬ける場合/切り方/注意点
1 茗荷の付け根付近(根元付近)が、くっついている。
コツ!ポイント!
※注意点として、そのままの状態の茗荷を無理に外そうとすると、折れてしまったり、割れてしまう。
※このように茗荷の付け根付近が根元にくっついている。
2 茗荷がくっついている、付け根付近を切り落とす。
コツ!ポイント!
※くっついた部分を切り落とすことで、一枚ずつ綺麗に外すことが出来る。
※外した様子。
3 更に外す場合(まだ茗荷が大きく使えると判断した場合)、再度、くっついている部分を切り落とす。
※追加して茗荷を外した様子。
茗荷(ミョウガ)/茹で方/茹で時間
茗荷(ミョウガ)/半分に切った茗荷の茹で方/茹で時間
1 鍋に水を入れ火にかけ沸かす。
2 沸いた湯に、半分に切った茗荷を入れ、さっと茹でる。
茹で時間/目安
10秒~20秒程度。
コツ!ポイント!
※個人的に周囲の反応や考えを考慮すると、さっと茹でることをオススメいたします。
理由として、さっと茹でることで、茗荷のシャキシャキとした食感を活かす。
茹で過ぎて、ベタッとした仕上がりを求めていない。
※これら考えは個人的な考えで、茹で時間を長くした、酢取り茗荷を否定している訳ではありません。
※シャキシャキとした食感が苦手、柔らかな仕上がりの、酢取り茗荷が好みの方などは、茹で時間を延ばすなど、好みの茹で加減で、お試しください。
茗荷(ミョウガ)/一枚ずつ外した茗荷の茹で方
1 鍋に水を入れ火にかけ沸かす。
沸いた湯に、一枚ずつ外した茗荷を入れ、全体が湯にくぐるように、箸などで混ぜ取り出す(湯を切る)。
茹で時間/目安
湯に一枚ずつ外した茗荷をくぐらせる程度
コツ!ポイント!
※一枚、一枚、外した茗荷を茹でる場合、箸などでさっと混ぜ、全体を湯にくぐらせる。
※茹で過ぎると、冷ます際、余熱でべしゃっとした仕上がりになってしまう。
※好みや考えは様々なので、しっかりと茹でた方が好みの方など、茹で時間を延ばすなど調整する。
茗荷(ミョウガ)/冷まし方
1 盆ザルなどに乗せ、全体にさっと塩をふり冷ます。
※塩をさっと振り、冷ましている様子。
画像でも分かるように、茹でると、茗荷の色がくすんだように(色が抜け落ちたような感じ)なる。
酢に漬けることで、鮮やかな色が出るので、問題ない。
茗荷(ミョウガ)/漬け地/甘酢/作り方
1 鍋に水、酢、砂糖、塩少々を入れ火にかける。
甘酢/割合
水3、酢1、砂糖1、塩少々
※オタマ三杯の水なら、酢オタマ一杯、砂糖オタマ一杯、塩少々(隠し味程度)
コツ!ポイント!
※今回、水3の割合で作った甘酢を使用しています。
こちらで作る甘酢は、酢を控えた甘酢になります。
※酢の効いた甘酢が好みなら、水2、水1にするなど、好みに合わせて調整する。
2 軽く混ぜ砂糖、塩がしっかりと溶けたら、火を止めて、漬け地をしっかりと冷ます。
※甘酢の作り方を解説した記事がありますので、詳しくは、こちらをご覧ください。
甘酢/作り方
茗荷(ミョウガ)/漬け方/漬け時間
1 しっかりと冷ました茗荷を少量の漬け地(甘酢)に、全体を絡ませる(くぐらせる)。
※地洗いする。
コツ!ポイント!
※地洗いとは、漬ける前に一度、漬け地で洗うこと(漬け地を絡ませる)。
地洗いすることで、余分な水気が落とせ、漬け地が薄まらない。
味馴染みをよくするなどの、効果(意味)がある。
※茹で時間を長くして茹でた場合、水気が抜け切らず、びしゃっとした状態になってしまう。
個人的に酢取り茗荷を作る場合、さっと茹で仕上げるので、地洗いをすれば充分と考えるが、
水気が大きく残っている場合、しっかりと水気を拭き取る。
あまり良い方法とは思えないが、軽く絞るなどして、しっかりと水気を取る。
※漬け地で地洗いしている様子。
2 地洗いを終えた、茗荷の水気(漬け地)を切る。
3 タッパーなどに漬け地と茗荷を入れる。
漬け地から茗荷が出ないように、漬け地にぴったりとラップなどをかぶせる。
漬け時間/目安
半日程度(好みの漬かり具合にする)
注意点
※漬け過ぎると、色が飛び(抜ける)ボヤけたような色色合いになってしまう。
参考画像/三日ほど漬けた酢取り茗荷
鮮やかな色をしていた、酢取り茗荷の色が徐々に抜けてくる。
コツ!ポイント!
※個人的には半日程度、漬けた方が良いとは思いますが、漬け時間(漬かり具合)に関しては、正解がなく完全に好み。
漬かり具合の浅い酢取り茗荷が良ければ、2時間~3時間したら味をみる(更に漬ける時間を短くして確認してもよい)。
しっかり漬かった酢取り茗荷が好みなら半日程度漬け味をみる。
好み(正解)は、人それぞれ異なるので、どれぐらいの漬かり具合が良いかは、実際、食べてみて(味をみる)確認するのが一番、分かりやすい。
まだ漬かり具合が浅いと感じるなら、漬け時間を延ばすなど、調整する。
何時間と決めず、まずは途中、途中、味をみて確認する。
そうすることで、次は漬ける時間を短くしてみよう。
長くしてみようなど、自分の中で目安が出来る。
※漬け地にぴたっとラップをかぶせた様子。
4 好みの加減に漬けた、茗荷を器に盛り付け完成。
※盛り付けには、半日ほど漬けた、酢取り茗荷を使用しています。
コツ!ポイント!
※そのままでも、さっぱりとした酢取り茗荷をお召し上がり頂けます。
その他の使い方として、焼き物あしらい、料理の色味に使うなど、様々な場面で重宝する。
一枚、一枚、外して作った酢取り茗荷も、形を活かし様々な料理に重宝する。
仕上がりを意識して、しっかりとした下処理/下ごしらえを済ませ、作ることで
今までとは、また違った、仕上がりの酢取り茗荷をお楽しみ頂けるかと、思います。
さっぱりとした!あっさりとした!
茗荷、本来の味わいを活かした!
茗荷の甘酢漬け/酢取り茗荷!
この機会に是非お試しください。
様々な野菜や魚介の下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方
それでは皆様お付き合いありがとうございました!
また宜しくお願いいたしますぅ。