失敗しない!簡単!蕨(わらび)のアク抜きのコツやポイントを徹底解説!
蕨(わらび)について
各地に自生するシダの一種
根に多く含まれる澱粉からワラビ粉が作られる。
若芽を山菜として食用にするがワラビを食べるにはアク抜きが必要になる。
ワラビ 漢字
蕨
ワラビの旬
3月~6月頃
ワラビの主な産地
山形県、新潟県、福島県
ワラビの食べ方
お浸し、漬物、煮物など様々
ワラビについての説明はこれくらいにして
以前は、ワラビのアク抜きと言えば、
灰を使うのが当たり前だったのですが、
最近は灰を入手することが難しく、重曹を使ったアク抜きが一般的になりつつあります。
とはいえ、重曹を使ったアク抜きは、
やり方を間違うと、ワラビがズルズルと溶け、
見栄えの悪い仕上がりに...
そこで今回!
重曹を使って、ワラビのアク抜きを失敗しないコツやポイント解説していこうと思います。
蕨(わらび)/下処理/下ごしらえ/アク抜きやり方
1 ワラビを洗い、しっかりと水気を切る。
深さのあるバットなどの容器に、ワラビを広げるように並べ置く。
2 ワラビが充分つかる量の湯を沸かす。
沸いたら湯の量に対して1~1.5%量の重曹を入れ重曹を溶かす。
例/水1000mlに対して重曹10~15g
コツ!ポイント!
※重曹の量が多すぎると、ワラビがどろどろと溶けたような、見栄えの悪い仕上がりの原因になります。
それだけでなく、食感も悪くワラビならではの味わいを損なってしまう。
3 重曹を溶かしたら火を止める。
このままだと、湯の温度が高過ぎるため、
そのまま少し待ち、軽く粗熱が取れたら、
ワラビを並べ置いたバットなどに重曹を溶かした湯を注ぎ入れる。
コツ!ポイント!
※ワラビ全体がしっかりとつかるようにする。
※重曹を溶かした湯の粗熱を取ることが大切!
沸かして直ぐにワラビ直ぐをつけてしまうと、
どろどろとワラビが溶けたようになってしまう、原因になってしまう。
4 そのまま一晩しっかりとワラビをつけておく。
コツ!ポイント!
※ワラビが浮いてくるようなら、ラップなどをかぶせ、水面からワラビが出ないようにする。
それでも出てしまうようなら、落とし蓋(上にバットを重ねてもよい)を乗せる。
5 アク抜きを終えたワラビをバットから取り出し流水で洗う。
保存方法
アク抜きを済ませた、ワラビをタッパーなどの、
容器に移し換え、ワラビがしっかりとつかる量の水を入れ冷蔵庫に入れる。
※毎日水を換えれば数日もつが、風味や味も損なわれてしまう。
なるべく早めに使い切るようにすること。
コツ!ポイント!
※アク抜きを済ませ、まだ硬いと感じる場合など、
アク抜きを済ませたワラビを茹で、
好みの硬さに調整する。
蕨(わらび)のお浸し/作り方
※浸け地に浸ける、蕨(わらび)のお浸しに関しては、こちらをご覧ください。
1 アク抜きを済ませたワラビの、水気をしっかりと切る。
2 茎の太い部分を包丁の背を使い軽く叩く。
コツ!ポイント!
※力を入れて叩くと、ボロボロになってしまうため、下画像のように、軽く潰れる程度に加減する。
3 画像は四等分に切っているが好みの大きさに切る。
4 器に、ワラビを見栄えよく盛り付ける。
醤油や出汁で割った出汁割り醤油などをかける。
コツ!ポイント!
※鰹節(削り節)を天に乗せるなど、
好みに合わせてお試しください。
重曹を使ったアク抜きで、
重要なポイントは重曹の量!
重曹を入れ沸かした湯のあら熱を取ること!
市販されている、水煮のワラビが悪いという訳ではないのですが、
しっかりとした下処理を済ませ、上手にアク抜きされたワラビは、市販のふにゃふにゃとしたワラビとは、まるで別物!?
サクっとしたようで、トロっとするワラビ特有の食感!
くぅ~うんめぇ~!
この機会に是非お試しください。
今回、解説した方法で、
アク抜きを済ませたワラビを使って、
醤油漬けの作り方の解説しています。
恐らくですよ。恐らく。この醤油漬けを食べたら他のワラビ醤油漬けが食べられなくなるかも!?
ちょっと大袈裟でした。
いや。煮びたしは他のわらびの煮びたしが食べられなくなるほどうまいかも!?
こちらも少し大袈裟でした。
この機会に是非、ご覧ください。
蕨(わらび)の醤油漬け/作り方
蕨(わらび)の煮びたし/作り方
様々な野菜や魚介の下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方
それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また、宜しくお願いいたしますぅ。