【板前レシピ】そうめんかぼちゃ/金糸瓜/下処理/下ごしらえ/食べ方

不思議食材!そうめんかぼちゃ!ほぐし方/ゆで方/ゆで時間/レシピなど/そうめんかぼちゃ/金糸瓜について徹底解説!

金糸瓜(きんしうり)/素麺南瓜(そうめんかぼちゃ)について

そうめんかぼちゃ/金糸瓜(きんしうり)/由来

果肉が繊維状になっていて、加熱すると繊維状の果肉がほぐれ麺のようになる/金の糸のようになる。

その様子(見た目)から、金糸瓜(きんしうり)/糸瓜(いとうり)/素麺南瓜(そうめんかぼちゃ)などと呼ばれる。

そうめんかぼちゃ/金糸瓜(きんしうり)/旬

7月~9月

そうめんかぼちゃ/金糸瓜(きんしうり)/主な産地

石川県

そうめんかぼちゃ/金糸瓜(きんしうり)/味/食感

クセがなくシャキシャキとした食感。

そうめんかぼちゃ/金糸瓜(きんしうり)についての説明はこれくらいにして

どもども板前ちっぴぃです。

そうめんかぼちゃ。なんと言ったらよいか。

パッと見は瓜。

切ってみると、ん?ちょっと様子が?

これを茹でてほぐすと。えっ!?

だから、そうめんかぼちゃとか金糸瓜なんて呼ばれるのか!

とまぁ。個性の塊のような、なんとも不思議な食材。

それでいて、クセがなくシャキシャキとした食感!

最高でございます!

そこで今回!

そうめんかぼちゃ/金糸瓜/切り方/茹で方/ほぐし方/下処理/下ごしらえ/食べ方/について、解説していこうと思います。

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そうめんかぼちゃ/金糸瓜/食べ方

そうめんかぼちゃ/金糸瓜/下処理/下ごしらえ

1 そうめんかぼちゃを洗い水気を切る。

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そうめんかぼちゃ/金糸瓜/切り方

2 そうめんかぼちゃを横に向けて置き、切る。

コツ!ポイント!

※そうめんかぼちゃの果肉は繊維状になっている。

縦に切ると、繊維状の果肉を切ってしまい、ほぐしたときに、繊維状の果肉が短く(細かく)なってしまう。

横に向けて切ることで、果肉をほぐしたときに、長い麺のような(糸のような)状態にすることが、出来る。

※切る幅に関しては、あまり厚くしてしまうと火の通りが悪くなり、果肉の外側と中側に茹で具合に、差が(ムラ)出てしまう。

外側の果肉はほぐれるが、中側の果肉が上手くほぐれない。

外側と中側の果肉に食感の差が出るなど。

※今回は、そうめんかぼちゃ/金糸瓜の名前の由来のように、繊維状の果肉を活かし長い麺(糸)のようになることを目的とした、下処理/下ごしらえをしています。

※茹で時間を長く(茹で過ぎると)してしまうと、ホクホクとしたような食感になり、ほぐす際、果肉が崩れ細かく(果肉の長さが短く)なってしまう。

目安としては3cm~5cmくらいの幅に切る。

お尻側などを盛り付けに使用する場合、幅を長めに切るなどして調整する。

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※切ったそうめんかぼちゃ。画像(加熱していない切った状態)では分かりずらいが、繊維状の果肉が巻きついたようになっている。

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3 スプーンなどで、種とワタを取り除く。

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※種やワタを取り終えた、そうめんかぼちゃの様子。

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※そうめんかぼちゃ(切り終えた)の両端の種やワタを取り終えた様子。

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そうめんかぼちゃ/金糸瓜/茹で方/茹で時間

4 鍋に水を入れ火にかけ沸かす。

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5 沸いた湯に、そうめんかぼちゃを入れ茹でる。

茹で時間目安

10分~15分程度

茹で時間に関しては状況や環境などで異なるため、足りないようなら、時間を延長するなど調整する。

コツ!ポイント!

※あまり長く茹でて(加熱)しまうと、シャキシャキとしたした食感が損なわれてしまう。

ホクホクとしたような食感になるだけではなく、ほぐす際、ボロボロと果肉が崩れてしまう。

※ある程度、茹でたら箸などを使い、果肉がほぐれるか(茹で具合)確認する。

※茹でると果肉が金糸瓜と呼ばれるように、鮮やかな金色(黄色)になる。

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※ほぐれるか(茹で具合)確認している様子。

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※画像のように茹でると、綺麗な色が出る。

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そうめんかぼちゃ/金糸瓜/冷まし方

6 茹で終えたそうめんを冷水(氷水)に入れ冷ます。

コツ!ポイント!

※そうめんかぼちゃは茹で(加熱)過ぎると、シャキシャキとした食感から、ホクホクとしたような食感になる。

また、ほぐす際、果肉が崩れてしまい、果肉が細かく(短く)なってしまう。

余熱で余計に火が通らないように、冷水を使い冷ます。

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そうめんかぼちゃ/金糸瓜/ほぐし方

7  冷まし終えた、そうめんかぼちゃをほぐす。

ほぐした果肉を水にさらす。

コツ!ポイント!

※経験上、水の中でほぐす方がほぐしやすい。

※そうめんかぼちゃを掴んで皮を押すようにすると、果肉がほぐれ、ほぐしやすくなる。

※皮から果肉を外す際、皮付近の果肉がかたまり(ダマのように)になっていても、指で簡単にほぐすことが出来る。

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※画像のように、そうめんかぼちゃの皮を押すように、掴むと果肉がほぐれ、効率よく果肉をほぐすことが出来る。

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※皮から果肉を外している様子。

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※そうめんかぼちゃの果肉が、かたまりのようになっていても、軽く指で摘まむと簡単に、ほぐすことが出来る。

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※果肉をほぐしている様子。

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※画像のように簡単にほぐすことが出来る。

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8 全体をほぐしたら、浸けて(さらして)いた、そうめんかぼちゃをザルに入れ、一度水気を切る。

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9 ザルに乗せ、水気を切った、そうめんかぼちゃをそのままボールに乗せ、水を入れる。

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10 ほぐれていない果肉や、皮が入っていないか、確認する。

コツ!ポイント!

※ほぐし終えたと思っていても、再度確認すること。ほぐれていない果肉があれば、ほぐす。皮が入って入れば取り除く。

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※確認している様子。

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11 再度、確認したらザルを上げ水気を切る。

コツ!ポイント!

※ザルに入れた状態で再度、水に浸けた(さらした)のには、確認する以外にも理由がある。

ザルに乗せ、そうめんかぼちゃをボールの底から浮かせることで、細かな(くずのようになってしまった果肉)果肉を、下に落とすことが出来る。

細かな果肉をしっかりと落とすことで、下ごしらえを済ませた、そうめんかぼちゃを料理に使うことで、

浸け地や出汁などが、濁らず、盛り付けたときや食べるときなど、良い仕上がりの料理を作ることが出来る。

小さなことかも知れないが、個人的にこれらの積み重ねが大切だと考えている。

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※濁った水の一部画像。このように細かく崩れた果肉などを落とすことが出来る。

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※水気を切っている様子。

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そうめんかぼちゃ/金糸瓜/皮を盛り付けに使用する場合のほぐし方

1 皮を崩さないように(穴や傷をつけないように)、爪を立てるようにして、あまり力を入れずに、皮に果肉が残らないように、皮から果肉を外していく。

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※皮から果肉を外している様子。

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2 皮に残った果肉を丁寧に外していく。

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※皮の形を崩さないことで(穴や傷をつけない)、画像のように器として使うことが出来る。

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そうめんかぼちゃ/金糸瓜/食べ方/作り方/レシピ

そうめんかぼちゃ/金糸瓜/合わせ酢を使った食べ方/作り方

12 (1)ボールなどに、お好みの合わせ酢(土佐酢/三杯酢など)を少量、水気を切ったそうめんかぼちゃ入れ、箸などを使い混ぜ合わせる(地洗い)。

コツ!ポイント!

※地洗いすることで余分な水気を落とすことができ、食べるときに、合わせ酢が薄まることを防ぐことが出来る。

味馴染みも良くなる。

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※全体をしっかりと混ぜ合わせ、地洗いしている様子。

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13 (1)地洗いを終えた、そうめんかぼちゃの水気(合わせ酢)を切る。

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14 (1)器にそうめんかぼちゃを盛り付け、合わせ酢を適量注ぎ完成。

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そうめんかぼちゃ/金糸瓜/サラダ/作り方

12 (2)水気をしっかりと切った、そうめんかぼちゃを器に盛り付ける。

13 (2)オリーブオイルをさっとかけ、塩(適量)、粗挽きの黒こしょう適量(ブラックペッパー)をふりかけ完成。

※今回、湯に通し皮をむいたトマトを使用しています。

手元にない場合など、必ずしも必要ということではありません。

そうめんかぼちゃのみでも、美味しくお召し上がり頂けます。

コツ!ポイント!

※個人的にサラダを作る場合(料理や状況によって異なるが)、ボールなどに入れ先に、合わせてしまうと、べちゃっとした仕上がりになってしまうので、あまりオススメ致しません。

先に合わせるやり方を否定する訳ではないので、好みに合わせたやり方をお試しください。

※まずは、そうめんかぼちゃの食感や、味わいをお楽しみ頂きたく、シンプルなサラダの作り方を解説しています。

お好みのドレッシングを使うなど、好みに合わせてお召し上がりください。

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なんとも不思議なそうめんかぼちゃ/金糸瓜!

クセがなく!シャキシャキとした食感が最高に旨い!

まずは、そうめんかぼちゃ/金糸瓜の下処理/下ごしらえ(茹で方やほぐし方など)。

そうめんかぼちゃ/金糸瓜の食感や味わいをお楽しみ頂きたく、食材の味を活かしたシンプルな料理の作り方や食べ方を解説させて頂きました。

今回、解説した下処理/下ごしらえを済ませた、そうめんかぼちゃ/金糸瓜を使用し、レシピを用意いたしましたので、こちらもご覧ください。

そうめんかぼちゃ/金糸瓜/おひたし/作り方

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様々な野菜や魚介の下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様お付き合いありがとうございました!

また宜しくお願い致しますぅ。