【板前レシピ】四角豆(シカクマメ)/食べ方

パリパリとしたような独特な食感!四角豆が旨すぎる!下処理/下ごしらえはもちろん!おひたし/作り方/レシピなどまとめて徹底解説!!

四角豆(シカクマメ)とは

四角豆/由来

切った、鞘の断面のヒダのような部分が、四角に見えることから【四角豆(シカクマメ)】になったとされる。

その他/名称

翼の生えた豆【ウイングビーンズ/翼豆】

沖縄では【ウリズン/ウリズン豆】

など、様々な呼び名がある。

四角豆/旬

9月~10月

四角豆/主な産地

沖縄県

四角豆/食べ方

おひたし、天ぷら、炒め物、など様々な料理に使うことが出来る。

四角豆についての説明はこれくらいにして。

四角豆?見たことあるけど、どうやって食べるんだろう。

あれ。ピーマンなんだか、よく分からない形したやつでしょ。

馴染みもないし、食べたことないなぁ。

なんて方がいるとか、いないとか。

ちょっと待った!

四角豆の独特な見た目のインパクト以上に、独特なパリパリ、サクサクとした食感がまた堪らんのです!

そこで今回!

筋の取り方などの下処理/下ごしらえはもちろん!

鮮やかな色を引き出す!

茹で方/色出し/色止め!

四角豆のなんとも不思議な見た目のインパクト!

独特なパリパリ、サクサクとした食感!

を最大限活かした!

これぞ!四角豆の魅力や味わいを最大限活かした!

四角豆のおひたし(二通り)の作り方などまとめて解説していこうと思います。

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四角豆(シカクマメ)/下処理/下ごしらえ

1 四角豆を洗い水気を切る。

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2 先端のヘタ部分を切り落とす。

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※ヘタを切った様子。

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四角豆(シカクマメ)/筋の取り方

3 四角豆の鞘の横側(両サイド)に筋がある。

竹串などを鞘を傷つけないように筋の下に、差し込む。

画像のように筋を上げる。

そのまま、竹串を筋に沿わせてスライドさせる。

または、筋を指で摘まみ、筋を取り除く。

コツ!ポイント!

※気にならないようなら、筋を必ずしも取る必要はないが、筋が気になる方などは、

竹串や爪楊枝などを利用することで、簡単に筋を取り除くことが出来る。

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※筋を取り除いている様子。

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※反対側も、同様に取り除く。

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※四角豆/画像上、筋がない面。

画像下、筋を取り終えた、筋のある面の様子。

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四角豆(シカクマメ)/茹で方/色出し

 

 

1 鍋に水、塩少々(水に対して1%量の塩)を入れ、火にかけ、沸かす。

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2 沸いたら、四角豆を鍋に入れ1分半~2分程度、茹でる。

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※菜箸などを使いムラなく、四角豆を茹であげる。

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※画像のように茹でると四角豆は鮮やかな色が出る。

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四角豆(̻シカクマメ)/二通りの冷まし方/メリット/デメリット

冷まし方(1)

1 茹で終えた四角豆の湯を切り、盆ザルなどに四角豆が重ならいように並べ、

全体にうっすらと少量の塩を振りかけ(振り塩)、自然に冷ます。

メリット

※うっすらと塩を振ることで、余分な水気を抜くことができ、水っぽい仕上がりにならない。

※適量な塩気が入り、四角豆の味わいを引き立てることができる。

デメリット

※色止めしていないので、色味が損なわれる。

※自然に冷ますことで、余熱で火が通る。

少し茹で時間を短くするなどの、調整が必要になる。

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四角豆(シカクマメ)/色止め

冷まし方(2)

1 茹で終えた四角豆をキンキンに冷やした氷水(冷水)に入れ、一気に冷まし色止めする。

しっかりと冷ましたら、水気を切る。

メリット

※四角豆の鮮やかな色を活かすことができる。

※色味がよい。

デメリット

※色味を活かすため、冷水を使って冷ますことで、

水っぽい仕上がりになってしまう。

コツ!ポイント!

※何を目的にするかで、冷まし方にも違いがある。

好みや用途に合わせて、お試しください。

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※水気を切っている様子。

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四角豆(シカクマメ)/おひたし/作り方

お浸し/浸け地(二通り)

(1)色を活かす場合の浸け地

 

 

1 鍋に出汁を入れ、火にかけ塩で味を整える。

出汁が沸く直前で、香りづけに少量の薄口醤油をまわし入れ、火を止める。

浸け地をボールなどに移しかえ、下に冷水をあてしっかりと冷ます。

コツ!ポイント!

※薄口醤油は香りづけを目的にしている。

多く入れてしまうと、醤油の色がつき、色味を損なってしまうので、色がつかない程度の少量にすること。

(2)割合を決めた場合の浸け地

1 出汁12、薄口醤油1、ミリン1を鍋に合わせ入れ、火にかける。

沸いたら火を止め冷ます。

浸け地などをボールに移しかえ、下に冷水をあてしっかりと冷ます。

コツ!ポイント!

※個人的におひたしは、食材の味わい活かす料理と考えている。

人それぞれ考えや好みが異なるため、否定する訳ではないが、浸け地は薄味で仕上げる。

好みに合わせて、お試しください。

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※沸く直前に少量の薄口醤油を入れ香りづけし、火を止めた浸け地の様子。

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※浸け地をボールなどに移しかえ、キンキンに冷やした氷水を入れたボールに、重ね浸け地を冷ましている様子。

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四角豆(シカクマメ)/おひたし/浸け地/浸け方

1 茹で終え冷水に落とし、しっかりと冷まし色止めした、四角豆をボールなどに入れる。

少量の浸け地を入れ、四角豆に浸け地を絡めるように、浸け地で洗う(地洗い)。

コツ!ポイント!

※浸け地に浸ける前に、少量の浸け地を絡ませる(地洗い)することで、余分な水気を落とすことができる。

水気を落とすことで、浸け地が薄まらない。

味馴染みをよくする。

などの、様々な効果がある。

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2 地洗いを終えた、四角豆の水気を切る。

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3 タッパーなどに、浸け地と四角豆を入れる。

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四角豆(シカクマメ)/おひたし/浸け時間/目安

 

 

4 浸け地の表面から、四角豆が出ないように、ラップなどをピタッとかぶせ、冷蔵庫に入れる。

浸け時間/目安

2時間~一晩

コツ!ポイント!

※浅い浸かり具合が好みの方など、2時間程度、浸ければさっぱりとした味わいの、四角豆おひたしをお召し上がり頂けます。

出汁にしっかりと浸かった、おひたしが好みの方など、

一晩程度、浸ければ、出汁が染み込んだ、四角豆のおひたしをお召し上がり頂けます。

好みに合わせて、お試しください。

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四角豆(シカクマメ)/おひたし/二通り/食べ方/盛り付け

(1)浸け地に浸けた/四角豆おひたし

1 浸け地に浸けていた四角豆を好みの大きさに切る。

コツ!ポイント!

※好みの大きさに切るのは、もちろんだが、

個人的に、四角豆の見た目を活かし、あまり細かく切らず、盛り付けることをオススメ致します。

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2 四角豆を器に見栄えよく盛り付け、出汁を適量かける(浸け地をはる)。

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3 好みに合わせて、鰹節(削り節)を天に盛り付け完成。

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(2)浸け地に浸けない/四角豆おひたし

1 盆ザルなどに並べ、うっすらと塩を振り、自然と冷ました四角豆を好みの大きさに切る。

コツ!ポイント!

※個人的に本来、お浸しは出汁に浸す(浸ける)たものを【お浸し/おひたし】と考える。

ただ、茹でた食材に醤油などをかけたものも、【お浸し/おひたし】とされている場合があるため、

今回、【お浸/おひたし】として、こちらのやり方も解説しています。

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2 四角豆を器に見栄えよく盛り付け、好みに合わせて鰹節(削り節)を天に盛り付ける。

醤油などをかけて、食べる。

コツ!ポイント!

※刺身醤油や土佐醤油、出汁割醤油をかけても美味しくお召し上がり頂けます。

刺身醤油や土佐醤油の作り方などについて、詳しくはこちらをご覧ください。

刺身醬油/土佐醬油/作り方

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くぅ~!

見た目のインパクト!

独特な食感!

四角豆の味わいを最大限活かした!

四角豆のおひたし!

この機会に是非、お試しください。

様々な野菜や魚介/肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。