簡単!本格的!カニの捌き方や盛り付け方!食べ方など、まとめて徹底解説!
えっ!カニって、家でも捌けるの?
紅ズワイガニとズワイガニって、似たような形してるけど、捌き方違うの?
簡単とか言ってるけど、よく見かける、脚に切り込みが入ってるやり方?
まさか、ハサミで切るとか?
手で折るとか?
それなら、別に興味ないかなぁ。
なんて思った方が、居るとか居ないとか。
ちょっと待った!
いやいや。人それぞれ考え方や、やり方が異なるので、それらをカニの捌き方とする方を否定つもりは、ありません。
が、しかし!
せっかくなら、初めての方やご家庭でも、お店で出てくるような、本格的な捌き方や盛り付け方を楽しんで頂きたい!ので、あります。
そこで、今回!
カニの姿を活かした本格的な捌き方や盛り付け方!
カニを分けて盛る場合の、切り方や盛り付け方!
初めての方やご家庭でも、試しやすさや、扱いやすさなどを考慮し、前回の解説で蒸した、紅ズワイガニを使用しています。
形の違いや、殻の硬さなどの違いは、ありますが、ズワイガニも同様のやり方で、捌くことや盛り付けることが出来るんです!
正に、一石二鳥!?
捌き方や盛り付け方、食べ方などのコツやポイントをまとめて、解説していこうと思います。
- 簡単!本格的!カニの捌き方や盛り付け方!食べ方など、まとめて徹底解説!
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/捌き方
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/蒸し方
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/ふんどし/外し方
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/面/胴体/外し方
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/胴体の処理/ガニ/取り方
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/脚/ハサミ/外し方
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/胴体/切り方
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/脚/殻/剥き方(むき方)/削ぎ方(そぎ方)
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/殻を削ぎ取る際の注意点
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/ハサミ/殻/剥き方(むき方)/削ぎ方(そぎ方)
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/姿盛り/姿造り/盛り付け/食べ方
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/その他の切り方/盛り付け方
- 紅ズワイガニ/ズワイガニ/カニ身の切り口を出したい場合の切り方
- 香箱蟹(コウバコガ二)/ズワイガニ(メス)/さばき方
- 様々な野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方
紅ズワイガニ/ズワイガニ/捌き方
1 蒸し又は、茹でた、紅ズワイガニ、ズワイガニを用意する。
※前回、解説した、蒸した紅ズワイガニを使用しています。
紅ズワイガニ、ズワイガニの締め方や蒸し方などについて、詳しくはこちらをご覧ください。
紅ズワイガニ/ズワイガニ/蒸し方
紅ズワイガニ/ズワイガニ/ふんどし/外し方
2 腹側(裏)にある、パカパカと開く部分(ふんどし)をめくり、取り除く。
コツ!ポイント!
※フンドシの付け根付近を掴み、取り除く。
※フンドシ根元付近を掴んでいる様子。
※フンドシを取り除いた様子。
紅ズワイガニ/ズワイガニ/面/胴体/外し方
3 左右、脚、ハサミをまとめて掴むように、立てる。
※表現が難しいが、イメージとしては、左右の脚ハサミをまとめて、折り返す。
※左右、脚、ハサミをまとめて立てた(折り返した)様子。
4 立てた脚、ハサミをまとめて掴み、面から外す。
このとき、もう片方の手で、面(甲羅)を押さえると外しやすい。
※面(甲羅)から、胴体を外した様子。
5 外した面に、フンドシの付け根部分が残っていたら、手で取り除く。
この部分に、カニミソが詰まっていたら、盛り箸などで、丁寧に取り、面に落としておく。
コツ!ポイント!
※小さなことかもしれないが、一手間かけることで、無駄なく、カニミソを味わえる。
カニミソを別に盛り付けるようなら、ボールなどに、カニミソを取っておく。
※詰まっていたカニミソを取り終えた様子。
※フンドシ付け根部分を外している様子。
※ここまでの様子。
紅ズワイガニ/ズワイガニ/胴体の処理/ガニ/取り方
6 胴体を左右に分ける。
コツ!ポイント!
※手で簡単に、分けることが出来る。
※分けた様子。
7 胴体についているヒダのような部分(ガニ)を全て取り除く。
同時に、胴体についた余分な部分も、丁寧に取り除く。
コツ!ポイント!
※この部分は魚でいうところのエラ。
フィルターのような部分で、雑菌が多く含まれる部分。食感も悪い。
丁寧に取り除くことをオススメいたします。
※ガニを外した様子。
※胴体についた、薄い膜のような部分を取り除いている様子。
※胴体についた、薄い殻のような部分も取り除く。
※下画像/左、ガニなどを取り除き終えた胴体の様子。
右、まだ処理をしていない胴体の様子。
※画像をご覧頂ければ分かるように、胴体にカニミソがついている。
※菜箸などを使い、胴体のカニミソをカニ面または、ボールなどに入れ、取っておく。
※ここまでの処理を済ませた様子。
紅ズワイガニ/ズワイガニ/脚/ハサミ/外し方
8 包丁の刃元を使い、脚やハサミの付け根付近を切り落とす。
コツ!ポイント!
※カニは甲羅や脚、ハサミも含め硬い(ズワイガニは更に硬い)。
出刃包丁や小出刃包丁のように、刃こぼれしずらい包丁を使う。
※小出刃包丁の刃元を使い、切り外している様子。
※刃元で切りずらいようなら、刃先を使うと切りやすい。
※胴体から、脚、ハサミを切り落とした様子。
紅ズワイガニ/ズワイガニ/胴体/切り方
9 胴体の身がない薄い部分を切り落とす。
コツ!ポイント!
※必ず、切り必要がある訳ではないが、この部分を切り落としておくことで(真っ直ぐ切り揃える)、盛り付けの見栄えが良くなる。
※胴体の薄く身のついていない殻部分を切っている様子。
※切り終えた様子。
10 胴体を2つに切る。
コツ!ポイント!
※真ん中、半分に切り分けるというよりは、若干、下より(腹側)に合わせて切る。
※胴体を2つに切っている様子。
※胴体を2つに切った様子。
※ここまでの処理を済ませた様子。
紅ズワイガニ/ズワイガニ/脚/殻/剥き方(むき方)/削ぎ方(そぎ方)
11 脚の裏側(丸みのある面)を上に向けて置く。
コツ!ポイント!
※表側(平らな面)からは、剥けない(切れない)という訳ではないが、
盛り付けの際(姿で盛り付ける場合など)、表側(平らな面)を上にして盛り付ける場合(盛り付けのイメージ)、甲羅を剥いた面が上になってしまう。
また、丸みのある裏側と比べ、表側は平たく剥きずらい。
※下画像は、表側(表面が平らたい)。
※下画像は、裏側(表面に丸みがある)。
基本的に、殻を剥く場合、丸みのある裏側の殻を剥く。
12 カニ脚、裏側(丸みのある面)を上に向けて置き、関節部分の殻のみ(身を傷つけないように)を剥き取るイメージで、包丁を入れる。
コツ!ポイント!
※下画像のまま、包丁で削ぐように殻を剥き取ってもよいが、多少の慣れが必要になる。
剥きずらさを感じたり、ズワイガニのように殻が硬い場合、カニを立てながら剥くと力が入りやすく、剥きやすくなる。
※脚を立て関節部分の殻を削いでいる(切り落としている)様子。
※包丁で、関節部分の殻を切り取った様子。
13 関節部分の殻を切り取った部分(削いだ)から、包丁を入れ、殻を削いでいく。
※殻を包丁で削いでいる様子。
紅ズワイガニ/ズワイガニ/殻を削ぎ取る際の注意点
※一見、身を傷つけず、殻のみを綺麗に剥いたように見えるが、殻のみを意識し過ぎると、薄い膜が残ってしまうことがある。
食べる際、身を取り出そうとすると、膜に身が引っ掛かり、身が上手く取り出せなかったり、身崩れの原因になってしまう。
※膜が残っているようなら、この時点で取り除く。
※殻、薄い膜を取り除いた様子。
※殻を剥き終えた、カニ脚の様子。
紅ズワイガニ/ズワイガニ/ハサミ/殻/剥き方(むき方)/削ぎ方(そぎ方)
14 脚と同様の手順で、殻を削ぎ取る。
コツ!ポイント!
※ハサミ付近の殻は特に硬い。
過度に力を入れるなど、無理に殻を削ぎ取ろうとすると怪我の原因になるので、注意すること。
※殻を削ぎ取った、ハサミの様子。
※殻を削ぎ終えた、脚、ハサミの様子。
紅ズワイガニ/ズワイガニ/姿盛り/姿造り/盛り付け/食べ方
1 器にあれば笹を敷き、胴体、脚、カニ面、ハサミを見栄えよく盛り付ける。
コツ!ポイント!
※カニの姿をそのまま盛り付ける場合、カニ面のミソを別の器に盛り、胴体にカニ面をかぶせるようにする。
生きたカニをイメージし、脚やハサミをバランスよく盛り付ける。
※食べ方としては、そのまま食べるのはもちろん。
レモンやスダチを絞る。
カニ酢(土佐酢などの合わせ酢やポン酢)をつけて食べるなど、好みに合わせてお召し上がりください。
紅ズワイガニ/ズワイガニ/その他の切り方/盛り付け方
1 脚先を切り落とす。
コツ!ポイント!
※人それぞれ考え方が異なるため、何を正解とするかは難しいが、
個人的に、料理は盛り付けも重要と考える。
盛り付けをイメージし、必ず脚先を切り落とす向きを揃える。
※脚先を切り落とした様子。
※反対側の脚の画像。
※反対側の脚先を切り落とした様子。
※左右脚の先を切り落とした様子。
※向きを揃え、切り落とした脚先の様子。
紅ズワイガニ/ズワイガニ/カニ身の切り口を出したい場合の切り方
1 殻を削ぎ終えたカニ脚の、カニ身の切り口を出したい場合、表側(平らな面)を上に向けて置く。
2 カニ脚に斜めに角度をつけて殻に包丁を当てる。
斜めに角度をつけた包丁を立てたまま切らずに、
少し包丁を寝かし、削ぐように切り、切り口を出す。
※切り口を出すように、削ぐように、切り落としたカニ脚の様子。
※二人前に盛り付ける場合など、器に胴体(1/2)を盛り、その上に揃えたカニ脚を寄りかけるように盛る。
ハサミを広げ、カニ脚に寄りかけるように盛り付ける。
コツ!ポイント!
※四人前に盛り付ける場合などは、切り口を出したカニ脚が大きいものと、細い脚先部分、切り外したカニ爪、カニ爪の下部分をバランスよく盛り付けるようにする。
どうでしょうか?
少し手を加えることで、食卓が華やかに!?
多少、流れや慣れは必要ですが、
コツやポイントを覚えてしまえば、
実は魚を捌くより、簡単と思うこと間違いなし!?
この機会に是非、お試しください。
香箱蟹(コウバコガ二)/ズワイガニ(メス)/さばき方
様々な野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方
それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また、よろしくお願いいたしますぅ。