【板前レシピ】あさり/砂抜き/塩抜き

あさりが【じゃりっとする/塩気が強すぎる】【お悩みの方】必見!【砂ぬき/塩ぬき/やり方】【砂抜き(時短)方法】など、まとめて徹底解説!

あさりについて

あさり/旬

3月~6月/春~初夏

9月~10月/秋

産卵期を迎えるアサリは身がふっくらとする。

アサリの産卵期は二度あるため、旬の時期が二回あるとされている。

秋に海水温(20℃前後/程度)の上がらない、地域などでは、この限りではない。

あさり/主な産地

愛知県、静岡県

あさりについての説明はこれくらいにして。

潮干狩りの定番!【あさり】

馴染み深く!旨い!

好きな貝は?と、聞かれたら【あさり】!と答える方も多いかと、思います。

潮干狩りで、とってきたアサリは、どうすればよい?

砂抜き済みのアサリを購入したけど、そのまま料理に使ってもよい?

など、アサリについて、様々な悩みや疑問をお持ちの方が、多いかと思います。

砂抜き済みのアサリは、砂抜きする必要があるか、ないのか聞かれたら。

答えは、はい!砂抜きする必要がある!

砂抜き済みのアサリも、砂抜きする必要がある。

砂抜き済みのアサリを砂抜きせず、そのまま、料理に使って、食べたとき、じゃりっと感じた経験のある方も、多いかと思います。

そこで今回!

【死んでしまった貝/あさり】の見分け方や、砂抜きする時間が...なんて方のために、【砂抜き/時短/やり方/方法】。

【潮干狩りでとってきたアサリ/砂抜き済みのアサリを購入した場合】の【砂ぬき/塩水/塩分濃度/時間】【塩ぬき/意味/時間】【吐き出した砂を再度、吸わせない/防ぐ/方法】など、あさり/砂抜き/塩抜きをまとめて解説していこうと思います。

 

 

あさり/砂抜き/塩抜き/やり方/方法

あさり/洗い方

1 ボールなどに、水を入れ両手を使い、アサリとアサリを擦り合わせるように、表面についている、汚れを落とす。

コツ!ポイント!

※潮干狩り/購入してきたアサリも同様に、洗い、しっかりと汚れを落とす。

※アサリを洗う際、あまり力を入れて、擦り合わせると、アサリが割れてしまう恐れがあるので、適度な力加減で、洗うこと。

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※ボールに水とあさりを入れた様子。

流水当てながら洗ってもよい。

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※両手でアサリを挟み込むようにして、アサリとアサリを擦り合わせるようにして、表面についている汚れを落とす。

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※画像では、汚れを落とした、様子を分かりやすく伝えるため、流水を当てながら洗っていません。

※アサリの量や状態により異なりますが、擦り洗いをすることで、汚れを落とすことが出来る。

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2 アサリを洗い終えたら水気(濁った水)を切り、再度、流水を当て、汚れを洗い流す。

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あさり/弱っている/死んでしまった/空のあさり/見分け方

弱っている/死んでしまっている/あさり/見分け方

(1) 開いたまま閉じない/他のあさりと比べ、閉じるのが極端に遅い。

(2) 臭いがする/臭いがきつい。

空のあさり/見分け方

(1) 他のあさりと比べ軽い。

(2) 叩くと音が違う(かわいた様な音がする)。

コツ!ポイント!

※身が入っていない、あさりの殻には砂が入っている場合があるので、取り除く。

※死んでしまった(臭いのするアサリなどが)一つでも、料理に入っていると、料理が台無しになってしまうので、しっかりと取り除くこと。

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あさり/砂抜き/塩水/塩分濃度

 

 

3 塩分濃度3%(立て塩/海水の塩分濃度と同程度の塩水)の塩水を用意する。

水1000mlに対して塩30g(塩分濃度3%)を入れて、塩をしっかりと溶かす。

コツ!ポイント!

※しっかりと、水に入れた塩を溶かすこと。

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あさり/砂抜き/二通りのやり方/方法

あさり/一般的/砂抜き/やり方/方法

4 (1)平たい深さのある、バットなどに、アサリがなるべく重ならないように、入れる。

塩水からアサリの表面が少し出る程度(ひたひた)に入れる。

コツ!ポイント!

※重ならないように、アサリを並べるのは、吐き出した砂を他のアサリが、吸い込のを防ぐため。

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あさり/吐き出した砂を再度、吸い込むのを防ぐ/砂抜き/やり方/方法

4 (1)ボールなどに、ザルの底が直につかない(底上げされたザル)を重ねる。

※ザルの底が直に、つくタイプのザルではなく、ザルの底が直に、つかないように、底を上げた(ザルの底が直につかない)ザルを使うこと。

アサリがなるべく、重ならないように入れ、塩水を貝の表面が、少し出る程度(ひたひた)に入れる。

あさり/砂抜き/塩水/量/目安

アサリの表面が少し出るくらいの量/ひたひた程度の量。

あさり表面が塩水から少し出る程度の量【ひたひた】の塩水を使い砂抜きをする/意味/理由

※砂抜きするさい、塩水は循環していない(止水)。

※金魚や熱帯魚などを飼育したことがある方なら、経験したことがあると思うが、

水槽内の水を循環させず(フィルターやエアーポンプなどを使わず)、水を入れただけの水槽で、魚などを飼育しようとすると、排泄物などで水が濁る。

酸素濃度も次第に低下し、水槽内で飼育していた魚などが、酸素欠乏(酸欠)になり、死んでしまう。

アサリやシジミなども同様で、酸素欠乏(酸欠)になってしまう。

ただし、アサリやシジミなど、大気中の酸素を取り込むことが出来る。

大気中の酸素を取り込める(ひたひた手度量)塩水量を使い砂抜きすることで、

酸欠になることを抑えることが、出来る。

底の上がったザルがない場合/対処法

※ボールに入れるザルを大きめのサイズにし、ザルの底がボールにつかないようにする(浮かせた状態)。

※ボールやバットなどに、小皿など置き、その上にザルを乗せ、底上げする。

コツ!ポイント!

※個人的に、貝の砂抜きをする場合、こちらのやり方/方法をオススメ致します。

※ザルを重ねて、砂抜きをすることで、下に吐き出した砂が落ちる。

ザルの下に砂が落ちる/落とすことで、吐き出した砂を再度、吸い込むことを防ぐことが出来る。

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あさり/砂抜き/二通りの時間/目安

5 アサリを塩水の中に入れたら、アルミホイル又は新聞をかぶせる(光を遮断する)、涼しい場所(夏場などは冷蔵庫)に置き、砂抜きする。

※光を遮断する意味もあるが、砂抜きする際に、アサリが、水を飛ばすので、周囲に水を飛ばすことを防ぐ/汚さない、意味もある。

コツ!ポイント!

※光を遮断することで、アサリが砂の中に、潜っているような、状況を作ることが出来る。

暗くすることで、活発になり、アサリの砂を吐かせる/抜くことが出来る。

※アサリは生きているので、長時間、砂抜きする場合、アルミホイルなどで、しっかりと蓋をしてしまうと、酸欠になってしまう恐れがある。

アルミホイルなどをふわっと、光が入らないように、かぶせるようにする。

※アサリは夏場などの暑い時期を除き、冷蔵庫ではなく、涼しい場所で砂抜きをする。

水温が低くなり過ぎると、アサリの動きが鈍くなり(アサリが活発になる温度は20℃前後とされている)、砂を抜き切れない場合がある。

砂抜き済みのアサリ/砂抜き/時間/目安

 

 

5 (1)スーパーなどで購入した、砂抜き済みのアサリも、砂が抜き切れていない場合がある。

砂抜き済みのアサリも、上記の手順で下処理/下ごしらえを済ませ、砂抜きする。

砂抜き済みアサリ/砂抜き/時間/目安

2時間程度

コツ!ポイント!

※砂抜き済みのアサリを砂抜きして、30分程度/1時間程度/1時間30分程度/2時間程度/と、底に吐き出された砂などを確認したのだが、30分程度の時点で、かなり吐き出され、1時間でほぼ吐き出された印象。

1時間程度~2時間程度では、ほとんど吐き出した量に違いが見られなかった。

※今回の結果から個人的に、砂抜き済みのアサリを砂抜きする場合、1時間程度で良いという印象だが、

全ての、砂抜き済みのアサリが、同じとは限らないので、

砂抜き済みのアサリを砂抜きする場合、2時間程度、砂抜きすることをオススメいたします。

潮干狩りでとってきたアサリ/砂抜き/時間/目安

5 (1)潮干狩りで、とってきたアサリは、砂が多く残っている。

上記の手順で下処理/下ごしらえを済ませ、砂抜きをする。

潮干狩りでとってきたアサリ/砂抜き/時間/目安

6時間~半日

コツ!ポイント!

※潮干狩りでとってきたアサリの砂抜きの時間について、個人的な経験上、最低でも6時間程度。

理想は半日程度、時間をかけしっかりと、砂抜きを済ませることをオススメ致します。

半日程度、しっかりと砂抜きをする理由として、潮干狩りでとってきたアサリは、多くの砂が残っている。

個人的に食べる場合、仮に少し砂が残っていても、自分でとってきた満足感で少しくらい、よし。

と、思えたとしても、

大切な客人などに、提供した際、砂が抜き切れておらず、ジャリっとした、食感のアサリを一つでも口にすることで、不快な思いをさせてしまう、恐れがある。

潮干狩りでとってきた、アサリを砂抜きする場合、

最低でも6時間。

個人的な理想は半日。

状況に合わせた、砂抜きの時間でお試しください。

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あさり/しじみ/はまぐり/砂抜きする時間を短縮した/時短/砂抜き/やり方/方法

5 (1)アサリ(シジミ/ハマグリ)を上記の下処理/下ごしらえを済ませる。

50℃のお湯を用意して、バットなどに、重ならないように、アサリ(シジミ/ハマグリ)入れ、50℃のお湯を入れる。

(2)5分程度、浸け完成。

コツ!ポイント!

※個人的にこちらの方法は、オススメ致しません。

完全に砂を抜き切れない場合がある(いくつか残っている場合がある)。

※こちらの方法は、50℃のお湯を使うことで、強制的に貝に吐き出させる方法のため。

50℃のお湯を入れ少しすると、殻から水菅を出し、5分待つ間に殻が開く。

時間がない場合などには、有効な方法とは思うが、貝に過度のストレスを与える。

砂を抜き切れない可能性が高い。

それらを考慮すると、通常の(ザルを重ねる砂抜き)砂抜きをオススメ致します。

※状況や考え方は、人それぞれなので、好みに合わせた方法をお試しください。

あさり/砂抜き/参考画像/あさりの様子

※光を遮断して、砂抜きをしている時のアサリの様子。

かぶせていた、アルミホイルを取ったときのアサリの画像。

アルミホイルをかぶせ、少しすると、カタカタとした音や、ホイルやザルなどに、吐き出した水が当たり音がする。

画像のように、アサリが活発に動き、殻を開いたり、水菅や身を出している。

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あさり/塩抜き/時間/やり方/方法

 

 

6 通常の砂抜きを済ませた(ザルを重ねた砂抜きも含め)アサリの水(塩水)を切り、

そのままボールにザルを重ねて、アルミホイル又は新聞紙をかぶせ、30分~1時間程度、置き、

砂抜きをする際に、アサリが含んだ(吸った塩水)を吐き出させる(抜く)。

塩抜き/時間/目安

1時間程度

※30分程度でもかなり、水(塩水)を吐き出すが、

状況や状態、環境など異なるので、個人的には1時間程度、塩抜きすることをオススメ致します。

コツ!ポイント!

※塩抜きをすることには、大きな意味/役割がある。

砂抜きを済ませた、アサリを使い、そのまま料理に使い、味つけをしたら、想像より塩気が強くなってしまった。

という経験をしたことがある方がいるかと思います。

砂抜きを済ませた状態のアサリは、体内に多くの塩水を含んでいる。

そのため、そのまま料理に使って味つけをしてしまうと、体内に多くの塩水を含んでいるため、塩気の強い料理に仕上がってしまう。

塩気が強くなってしまうことを防ぐ意味で、塩抜き(塩水を吐き出させる)する、必要がある。

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※砂抜きした際の塩水を切り、塩抜きしている様子。

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あさり/塩抜き/あさりの参考画像/様子

※砂抜きしたときと同様に、アサリが活発に動き、水菅や身、殻を開き、水(塩水)を吐き出している。

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※画像では、分かりずらいですが、水(塩水)を抜くことが出来る。

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アサリ/砂抜き/塩抜きの完成。

あとは、砂抜き/塩抜きを済ませた、アサリをさっと洗って料理するのみ!

手間や時間はかかってしまいますが、潮干狩りでとってきたアサリはもちろん。

砂抜き済みのアサリも、しっかりと下処理/下ごしらえ/砂抜き/塩抜きを済ませることで、美味しいアサリを更に、美味しくお召し上がり頂けます。

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それでは、皆様お付き合いありがとうございました!

また宜しくお願いいたしますぅ。