【板前レシピ】そぼろ丼/三色丼のレシピ/作り方

とにかく旨い!こだわりの絶品そぼろ丼/三色丼のレシピ/作り方など、まとめて徹底解説!

そぼろ丼?

ご飯の上に、ひき肉と卵が乗ってるやつ?

好きだけど、どれも一緒でしょ?

三色丼?そぼろ丼に青菜か何か乗ってるやつ?

好きだけど、こちらも同じようなもんでしょ?

なんて思った方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

馴染みある、そぼろ丼!や三色丼!

馴染みがあるからこそ、奥深い!

ちょっとした手間を加えることで、今まで食べた、そぼろ丼や三色丼とはまた違った仕上がりになること間違いなし!?

そこで今回!

そぼろ丼や三色丼がワンランクアップ間違いなしの、卵そぼろを色鮮やかに細かく仕上げる方法/作り方、各種ひき肉に一手間加え、ひき肉の臭みや脂っぽさを取り除く下処理/下ごしらえ、肉そぼろの作り方、旨い!絶品!そぼろ丼や、三色丼の作り方など、まとめて解説していこうと思います。

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そぼろ丼/三色丼の作り方

生姜の皮の剥き方

1 生姜の皮を剥く。

コツ!ポイント!

※生姜の皮の剥き方については、包丁で剥く以外にも、スプーンを使い無駄なく簡単に剥く方法がある(下記参照)。

包丁で剥いた場合、皮を取っておいて、煮魚などの臭み取りとして使うこともできる。

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1 スプーンで皮を擦り取るように剥き取る。

コツ!ポイント!

※生姜の皮は包丁を使わずに、スプーンを使うことで、無駄なく簡単に剥くことが出来る。

スプーンを使うことで、生姜を無駄にすることなく、簡単に皮を剥くことができる。

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※スプーンを使い、皮を剥いている様子。

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※下画像をご覧いただければ分かるように、無駄なく皮のみを剥くことが出来る。

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生姜の切り方(みじん切り)

2 皮を剥いた生姜を薄くスライスする(薄く切る)。

コツ!ポイント!

※スライスした生姜をずらすように、重ねて置くことで高さを低くすることができる。

切っているときに重ねている生姜がズレにくい。

また、重ねている生姜の高さも低くく切りやすい。

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3 薄くスライスした生姜を細く切る。

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4 細く切った生姜の向きを変え置く。

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5 横向きに置き変えた生姜をそのまま刻んで、みじん切りにする。

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ひき肉の下処理/下ごしらえ(臭みや脂っぽさの取り方)

 

 

※挽き肉をそのまま使ってもよいが、

ひき肉の臭みや、脂っぽさが気になる方や、

取り除きたい場合など、下処理/下ごしらえをすることで、ひき肉の臭みや、脂っぽさを取り除くことができる。

※そぼろ丼や三色丼を作り、ひき肉の臭みや、脂っぽさが気になった方などは、こちらの下処理/下ごしらえをお試しください。

また、気にならない、必要ないと感じる場合は、

ひき肉の下処理/下ごしらえを省くなど、

好みに合わせて、お試しください。

コツ!ポイント!

※ひき肉に関しては、鶏ひき肉、豚ひき肉、牛ひき肉、合挽き、好みに合わせてお試しください。

個人的な好みや考え方として、そぼろ丼/三色丼を作る場合、豚ひき肉または、鶏ひき肉を使用することが多い。

おかずとして、適度な脂や肉質(食感/硬さ等)を求める場合、豚ひき肉(今回、豚ひき肉を使用)。

あっさりとした味わい求める場合、鶏ひき肉を使用する。

牛ひき肉に関しては、牛は加熱すると硬くなり、独特な臭い(クセ)があるため、個人的にはあまり使用しない。

合挽きに関しては、使用することもある。

何の挽き肉を使うかについては、好みや目的により人それぞれ異なる。

好みに合わせて、お試しください。

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(1)鍋に水を入れ火にかけ、湯を沸かす。

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(2)湯が沸いたら、鍋に挽き肉を入れる。

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(3)泡立て器(ホイッパー)などを使い、手早く挽き肉をほぐす。

コツ!ポイント!

※ゆっくりと挽き肉をほぐすと、完全に火が通ってしまう。

手早く挽き肉をほぐすこと。

ほぐし方のイメージとしては、グルグルと混ぜるというよりは、トントンと泡立て器(ホイッパー)を立てるように、突くようにしてほぐす。

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※手早く、挽き肉をほぐしている様子。

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(4)手早く挽き肉をほぐすように、湯通しを済ませたら、挽き肉をザルなどに上げ水気を切る。

コツ!ポイント!

※手早く挽き肉をほぐすように、湯通しすることで、かなりのアク、臭み、脂っぽさを落とすことができる。

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※下画像/湯通しを終えた後の湯の様子。

画像をご覧頂ければ分かるように、かなりのアクや脂、臭いを落とすことができる。

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(5)湯通しを終えた挽き肉をボールなどに、移し換え流水にさらす。

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(6)湯通しを済ませた挽き肉をしっかりと冷ましたら、ザルに上げ水気を切る。

コツ!ポイント!

※湯通しを終えた挽き肉を流水にさらすことで、残ったアクや脂を落とすことができる。

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※しっかりと冷めるまで流水にさらし、挽き肉を取り出した後の水の様子。

画像をご覧頂ければ分かるように、かなりのアクや、脂を落とすことが出来る。

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そぼろ丼/三色丼/肉そぼろの味つけ/仕上げ方

 

 

6 フライパン又は鍋に、好みの挽き肉(または下処理を済ませた挽き肉)、生姜のみじん切り、酒、砂糖を入れ火にかける。

ヘラなどを使い、挽き肉をほぐすように、火にかける。

そぼろ丼/三色丼/肉そぼろの味つけ/割合(目安)

醤油1、酒1、砂糖1

※効率の良い計り方としては、お玉などを使い、酒、醤油、砂糖を各1杯ずつ計るとよい。

※上記、割合はしっかりとした味つけとなる。

甘さを控えるなら、砂糖を減らす。

塩気などを抑えるなら、醤油を減らす。

など、好みに合わせて調整する。

コツ!ポイント!

※鍋を使っても、問題なく仕上げることはできるが、多少の慣れが必要になる。

初めての方やご家庭で、そぼろを仕上げることを考えると、くっつかないように加工されたフライパン(テフロンなど)を使った方が、こびりつく(焦げつく)などを防ぐことができ仕上げやすい。

初めての方などが作ることを考慮し、焦げつき防止加工されたフライパンを使用している。

フライパン、鍋どちらを使うかは、好みに合わせて、お試しください。

※酒や醤油の量に関しては、たっぷりではなくヒタヒタ程度量にする。

※先に調味料を全てを合わせて使用してもよいが、調味料には味つけ以外にも意味がある。

それらについては、調味料を入れる、順序や効果、効能など、以前詳しく解説している記事がありますので、そちらをご覧ください。

調味料/味付け以外の効果/効能/順序/意味などについて

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※生姜みじん切りを入れた様子。

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※酒、砂糖を入れた様子。

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※ひき肉、生姜みじん切り、酒、砂糖を入れ、挽き肉をほぐすように、火を入れていく。

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※ある程度、挽き肉をほぐし終えた様子。

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※ヘラなどを使いながら、しっかりと全体を混ぜるように、汁気を詰めている様子。

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7 上記、画像程度まで汁気(酒)を詰めたら、醤油を鍋に入れ、同様に汁気(醤油)を詰めていく。

コツ!ポイント!

※底が焦げつかないよう、まんべんなく混ぜ合わせるようにして、汁気がほぼなくなる程度まで、詰めていく。

※煮詰める料理全般に言えることだが、詰めれば詰める程、味が濃くなる。

醤油は、一度に全て入れてしまうと、その後、調整が難しくなる。

一度に全て入れるのではなく、途中、味をみながら足りないと感じたら、加えていくとよい。

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※徐々に汁気が詰まり、挽き肉にしっかりと味や、色がつく。

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※ほぼ汁気が詰まった様子。

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※仕上げた挽き肉のそぼろをバットに移した様子。

画像をご覧頂ければ分かるように、汁気はほぼない状態。

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そぼろ丼/三色丼/卵そぼろ味つけ/綺麗に仕上げる方法

 

 

8 ボールなどに卵を割り入れる。

砂糖(好みの甘さ/味つけ)、塩少々(隠し味程度量)を入れる。

箸や、泡立て器(ホイッパー)などを使い、黄身と卵白をしっかりと混ぜ合わせる。

コツ!ポイント!

※卵をボールなどに割り入れる場合、直接ボールに卵を割り入れるのではなく、

一度、お玉などに割り入れ、血が混ざっていないか、腐っていないか、殻が入っていないか確認する。

大量に卵を使用する場合、一つでも腐った卵などが混ざってしまうと、廃棄しなくてはならなくなる。

ボールなどに卵を割り入れる際、お玉などに一度、割り入れ確認する習慣をつけるようにする。

※黄身と卵白をしっかりと混ぜ合わせていないと、

卵白のみが固まり、白く仕上がってしまう部分が出来てしまったり、仕上がりが悪くなってしまう。

全体が鮮やかな黄色をした、そぼろに仕上げるには、しっかりと混ぜ合わせる必要がある。

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※黄身と卵白を混ぜ合わせている様子。

まだ黄身と卵白がしっかりと混り合っていない。

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※砂糖、塩少々を入れている様子。

しっかりと卵液と混ぜ合わせること。

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※黄身と卵白をしっかりと混ぜ合わせた様子。

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そぼろ丼/三色丼/卵そぼろを好みに合わせた仕上がりにする方法

 

 

1-1 大きめ(粗め)な、卵そぼろに仕上げる場合、箸(菜箸など)数本を使い、混ぜながら卵液に火を入れていく。

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1-2  細かな、卵そぼろに仕上げる場合、画像のように、竹串を輪ゴムなどで束ねて、混ぜながら卵液に火を入れていく。

コツ!ポイント!

※どちらが正解という訳ではなく、仕上がりの好みに合わせて、使い分ける。

個人的には、仕上がりの見た目や、挽き肉そぼろと、卵そぼろの粒の大きさを合わせることを考慮し、竹串を束ねた物を使用することが多い。

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9 フライパン又は、鍋に卵液を入れ火にかける。

コツ!ポイント!

※フライパン、鍋、どちらを使っても問題なく仕上げることが出来るが、鍋を使用する場合、多少の慣れが必要になる。

解説では、初めての方やご家庭で作ることを考慮し、焦げつき防止加工が施された、フライパンを使用しています。

どちらを使用するかは、好みや状況に合わせてお試しください。

※卵を焦がしてしまうと、仕上がりを損なう(見た目/色味など)。

火力に関しては、最初は中火程度の火力にし、卵を混ぜながら、火にかける。

卵が固まり初めたら、焦がさないよう弱火に火力を落とし、混ぜながら火を通し、仕上げていく。

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※最初、中火程度の火力で混ぜながら、火にかけている様子。

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※徐々に卵に火が通り、固まってきた様子。

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※画像程度、卵が固まってきたら、火力を弱火に落とし、焦げつかないようしっかりと混ぜながら、仕上げていく。

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※画像のように、徐々に火が通り固まってくる。

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※途中、竹串の束を広げるようにすると、竹串についた卵を竹串から、落とすことが出来る。

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※徐々に火が通り一粒一粒、形が出来てくる。

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※画像のように、卵に火が通り、卵そぼろが仕上がったら火を止める。

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※仕上げた卵そぼろをバットに移しかえた様子。

画像のように、細かな卵そぼろに仕上がる。

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そぼろ丼の盛り付け方/食べ方

 

 

10 器にご飯を盛り、その上に仕上げた、そぼろを見栄え良く盛り付ける。

コツ!ポイント!

※好みに合わせた挽き肉を使った肉そぼろ、卵そぼろをバランス良く盛り付けることで、見栄えの良い仕上がりになる。

食べ方や盛り付け方に関しては、必ずしも、半々に盛り付ける必要はなく、好みに合わせたバランスで、盛り付けお召し上がり頂くことをオススメいたします。

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三色丼の盛り付け方/食べ方

 

 

10 色よく茹でた絹さや又は、絹さやお浸し(青煮)を用意する(用意しておく)。

※絹さやの下処理/下ごしらえ、筋の取り方、茹で方、茹で時間、お浸し(青煮)作り方について以前、詳しく解説した記事がありますので、そちらをご覧ください。

絹さや/下処理/下ごしらえ

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絹さや/おひたし/作り方

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11 茹でた絹さや又は、絹さやお浸し(青煮)を斜めに細く刻む。

※解説では、絹さやお浸し(青煮)を使用しています。

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12 器にご飯を盛り、その上に肉そぼろ、卵そぼろを見栄えよく盛り付ける。

肉そぼろ、卵そぼろの境目を目安に、刻んだ絹さや(茹でた絹さや/絹さやお浸し(青煮))を見栄え良く盛り付ける。

コツ!ポイント!

※三色丼にする青味(緑色をした野菜)に関しては、絹さやで、なければならないということではなく、

季節に合わせた青味を使用することで、季節感のある、三色丼に仕上げることが出来る。

例として、菜の花、ほうれん草、小松菜、三つ葉、枝豆、いんげん、グリーンピース、など。

※個人的な考えとして、代用することが出来る状況であれば、あれがないと出来ない、これがないと出来ないと、決めつけてしまうのではなく、

今あるものをどう使うかなどの、工夫をすることで、わざわざその為だけに、食材を用意するなどの、無駄をなくすことが出来る。

色々と試してみることこそ、料理の幅を広げるチャンスだと考える。

好みや状況に合わせて、色々とお試しください。

※盛り付け方や食べ方に関しては、そぼろ丼同様、好みに合わせたバランスで盛り付け、お召し上がりください。

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どうでしょうか?

馴染み深い、そぼろ丼/三色丼!

今まで食べていたそぼろ丼/三色丼とは、まるで別物!?

ワンランクアップ間違いなし!?

な、絶品!そぼろ丼/三色丼!

この機会に、是非お試しください。

野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、よろしくお願いいたしますぅ。