魚の骨(小骨)の抜き方はもちろん!身を崩させずに綺麗に骨を抜く方法/やり方など、魚の骨抜きについてまとめて徹底解説!
うーん。魚の骨を上手く抜くことができない。
ん?魚の骨なんて抜くの簡単簡単。
適当に、ピッピッって抜いたらいいんでしょ。
魚の骨を抜くと身崩れしてしまう。
しっかりと骨を抜いたつもりなのに、いつも骨が残ってるんだよなぁ。
魚の骨を抜くときのコツやポイントってあるのかなぁ。
身を崩さず、綺麗に魚の骨を抜く方法ってないかなぁ。
なんて方が、居るとか居ないとか。
ちょっと待った!
いやいや。魚の骨を抜く。
簡単なようで、実はかなり奥深いのでございます。
骨を抜き終えた身の仕上がりを見れば、
しっかりとした魚の骨の抜き方を済ませた身と、
適当に骨を抜いた身の違いは、【一目瞭然】!
料理は、これらを一つ一つ積み重ねて仕上げる。
魚の骨を抜く。小さなことのようでも、
これらを適当に済ませたり、
面倒だと怠ってしまうと、
どれだけよい食材を使って、料理をしたところで、
台無しになってしまうのでございます。
そこで、今回!
小さなことのようで、かなり大切な魚の骨(小骨)の抜き方について、解説していこうと思います。
魚の骨の抜き方について
魚をおろすと、身に骨(小骨)が入り込むように、残っている。
魚の骨を骨抜きを使い、抜く/抜き取る場合、
身に入り込む骨の向きに合わせて、抜く必要がある。
骨を抜こうと、無理に抜こうとしたり、
骨の入り込む向きに逆らって、抜き取ろうとすると、身がボロボロ(身崩れ/身割れ)になってしまったり、
骨と一緒に身まで、取ってしまう原因となる。
身を崩したり身割れさせずに、
綺麗に骨を抜き取るには、
身に入り込む骨の向きに合わせ、なるべく身に負荷をかけずに、骨を抜き取る必要がある。
※鱧(ハモ)や鯒(コチ)など、骨の抜き方や取り方が異なる、骨の入り方が特殊な一部の魚を除く。
魚の骨(小骨)の抜き方
1 おろし終えた魚の身側を優しく指でなぞるようにして、骨がどこにあるかを確認する。
※下画像/骨(小骨)のある部分(1)(2)をご覧ください。
※おろしたときに、身に中骨が残っている場合や、
腹骨を取ったときに、残ってしまっている場合は、
それらもしっかりと取り除くこと。
コツ!ポイント!
※まず身のどこに骨があるかを確認する。
※初めて魚の骨を抜く方や、慣れていない方が、
魚の骨を抜いたとき、最も多く骨があるのを気づかなかったり、抜き忘れてしまうのが、おろし終えた身の端(頭側)の厚みのある切り口(断面)の部分。
まずは、この部分に骨があるかを指で触り確認する。
魚(おろした身)骨(小骨)のある部分(1)
頭側端の厚みのある切り口(頭を落としたときの断面部分)。
最も多く骨が残っている部分/骨があることに気づかない部分
魚(おろした身)骨(小骨)のある部分(2)
背側の身と腹側の身の境目付近に、骨が入り込んでいる。
魚により異なり、どこからどこまで骨あると言いづらいが、基本的にこの部分にある骨は、
端から端まで、骨があるのではなく、
頭側から尾側端に向かう途中まで、
骨が入り込んでいる。
この部分を指でなぞるように、どこに骨があるかを確認する。
魚の骨(小骨)の抜き方/注意点
※ここが魚の骨(小骨)の抜き方の難しいところなのだが、よく魚の骨を抜くとき、おろした身を持ちながら、抜く方がいる。
持ちながら、骨を抜くことが間違っているということではない。
持ちながら、骨を抜くことにもメリットがあり、
おろし終えた身を指に乗せるように持ち、
身を反り返すようにすることで、骨の先が立つ(浮き上がる)ようになり、抜きやすくなる/骨のある場所に気づきやすく、抜き忘れを防ぐことができる。
ただし、デメリットもある。
鮮度が抜群によく多少のことでは、身割れしないような状態/身割れしずらい魚なら、問題なく骨を抜くことができるが、
食べることには問題ないが、あまり鮮度のよくない状態(加熱用など)/身の柔らかい(身割れしやすい)魚などには、よい方法とはいえない。
これらの理由から、個人的には、
鮮度がよく、多少のことでは身割れすることのない状態であれ、身割れしずらい魚であれ、
身を持ちわざわざ、身に無駄に負荷をかけるような方法が、魚の骨(小骨)を抜くよい方法/やり方とは思えない。
好みや考え方に合わせてお試しください。
魚の骨(小骨)の抜き方/骨を抜く方向
※魚の骨を抜く方向についてだが、魚の骨を抜くとき、身に入り込む骨の向きに合わせて、骨を引き抜く必要がある。
おろし終えた魚の【上身】【下身】どちらの身も、
頭側に向かって、骨抜きで骨をつまみ引き抜く。
魚の【上身】【下身】について
上身とは
魚の頭を左/腹を手前に向けて置き上側になる身
下身とは
魚の頭を左/腹を手前に向けて置き下側になる身
※おろした身を皮側を下/身側を上に向けて置き、
頭側に向かって骨を抜いた様子。
魚の骨(小骨)の抜き方/身を崩さず綺麗に骨を抜く方法/やり方
1 頭側を右/身側を上に向けて置く。
2 身に入り込んでいる骨の、上側と下側の身に優しく指を添える(指と指の間に骨がくるように)。
3 骨抜きで骨をつまみ、頭側に向かって骨を引き抜く。
コツ!ポイント!
※骨を指と指で挟むように、身に優しく指(手)を添えることで、骨を抜くときに身にかかる負荷を軽減することができる。
そうすることで、抜き終えた骨に身がついてしまうことや、身が崩れボロボロになってしまったり、
身割れすることを防ぐことができる。
※下画像をご覧いただけば分かるように、身割れや、身を崩すことなく、綺麗に骨を抜くことができる。
また、水を入れたボールなどを用意しておき、
骨抜きについた、骨をサッとすすぎ落としながら、骨を抜いていくことで、
その都度、指で骨抜きについた、骨を取り除く手間を省くことができ、
効率よく骨を抜くことができる。
ただし、骨抜きをサッとすすいだら、しっかりと骨抜きについた水を切ること。
骨抜きについた水を気にせず、そのまま骨を抜き続けると、骨を抜き終えた身が、
水に濡れビシャビシャになってしまうので、注意すること。
※どれだけしっかりとした骨の抜き方をしても、使っている骨抜き次第で、骨を上手く摘まむことができない。骨が切れてしまうなど、多くの手間がかかってしまうことがあります。どの骨抜きがよいかは一概にはいえないのですが、骨抜きをお探しの方など、参考までにこちらをご覧ください。
どうでしょうか?
魚の骨を抜く。
ただ骨を抜けばよいということではなく、
簡単なようで、実はかなり奥深いのでございます。
しっかりとした骨の抜き方を済ませた身は、
ん?骨抜いたの?
え?本当に抜いた?
えー!超綺麗じゃん!って
思っていただけること間違いなし!?
この機会に是非、お試しください。
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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また、宜しくお願いいたしますぅ。