【板前レシピ】菊花かぶ(甘酢漬け)レシピ/作り方

おせち料理の一品に!焼き物のあしらいに!菊花かぶが旨すぎる!蕪の皮の剥きなどの下ごしらえはもちろん!切り込みの入れ方や切り方など、菊花かぶのレシピ/作り方、食べ方などについて、まとめて徹底解説!

菊花かぶって作るの難しそう。

上手く作れる自信がない。

作ってみたけど、蕪を下まで切らずに、

格子状の切り込み(切り目)を入れることができず、蕪が切れてしまう。

失敗しない(切り落とさない)方法/やり方とか、あるのかなぁ。

蕪ってどこまで剥いたらいいんだろう?

うーん。形を四角に切り揃えないとダメなの?

おせち料理に挑戦して、重箱(お重)に盛り付けてみたんだけど、もう少し菊花かぶを大きく作れたら、隙間ができなかったと思うんだよなぁ。

四角形に切り揃えると、菊花かぶが小さくなっちゃうし、なんかもったいないんだよなぁ。

いい方法ないかなぁ。

なんて思った方が居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

菊花かぶは、おせち料理に一品に!

あしらいに!食卓を華やかに!

様々な場面で大活躍すること間違いなし!

それだけでなく、とにかく旨い!

が、しかし。

初めての方など、蕪はどうやって皮を剥くのか、

蕪に格子状の切り込みを入れる際に、

蕪を切り外してしまったり、

蕪が大きく切り分ける際に、菊花の花ビラとなる部分をバラバラと切り落としてしまうなど、

上手く菊花かぶを仕上げるには、多少の慣れが必要になってしまうのでございます。

そこで、今回!

蕪の皮の剥き方や、綺麗に四角形に切る方法、

円形の菊花の作り方、四角形の菊花かぶの作り方、

各菊花かぶのメリットやデメリット、

蕪を下まで切り落とさずに、格子状の切り込みを入れる方法/やり方、

格子状に入れる切り込みの間隔(幅)、菊花かぶの大きさはどれくらいがよいのか、

菊花かぶのレシピ/作り方や盛り付け方、食べ方など、

菊花かぶについて、まとめて解説していこうと思います。

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菊花かぶとは

菊の花に見立てて飾り切りした蕪(かぶ)のこと。

例として参考までに

下画像(左)酢の物として多く使われる菊花かぶ

下画像(右)煮物などに多く使われる菊花かぶ

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菊花かぶ/甘酢漬け(酢の物)/作り方

菊花かぶ/蕪の下処理/下ごしらえ

1 蕪の表面についた土などの汚れを洗い落とし、水気を切る。

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2 蕪の厚み(太さ)のある部分を残すように、上下を真っ直ぐ切り落とす。

イメージとしては、角丸長方形(角の丸い長方形)

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コツ!ポイント!

※茎の付け根辺り(上側)や、ひげ根(下側)ギリギリを切り落とすと、

上下が細く真ん中辺りが太い、いびつな形の菊花かぶになってしまう。

また、形を整えようとすると、上下の細くなった部分に合わせるように、

皮を剥く必要があり、真ん中辺りの太い部分を余計に、

剥くことになってしまう(菊花かぶが小さくなってしまう)。

※そんなに切り落としたら、もったいないのでは?

と感じる方も居るかとは思うが、

形を切り揃えるために切り落とした蕪も、菊花かぶと同様の手順で漬けことで、

美味しく食べることができる。

それだけでなく、葉や茎部分、蕪を切り落とした部分、皮などを切り落としても、

無駄にすることなく、浅漬けや炒め物、味噌汁の具にするなど、

様々な料理に使うことができる。

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※蕪の上側(葉/茎側)厚み(太さ)のある部分を残すように、

真っ直ぐ切り落としている様子。

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※下画像の蕪の下側を右に向けている様子。

蕪の上側を切り落としたように、

下側も同様に、厚み(太さ)のある部分を残すように、真っ直ぐ切り落とす。

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※蕪下側(ひげ根側)を真っ直ぐ切り落としている様子。

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※横から見て角の丸い長方形になるように、上下を切り落とした蕪の様子。

上下を切り落とした蕪を置き、斜めに傾いてしまったり、断面がデコボコとしているようなら、真っ直ぐ平らになるよう断面(上下)を切り揃える。

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※葉や茎も美味しく食べることができる。

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※切り落とした蕪も、もちろん美味しく食べることができる。

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※皮も同様に美味しく食べることができる。

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蕪(かぶ)/どれぐらい皮を剥くかについて/皮のむき方

※まず、下画像/茎の付け根辺り(上側)を切り落とした蕪の断面をご覧ください。

蕪は表面の皮の下(表面の皮近く)に、白っぽい部分(筋/数ミリ程の厚さ)がある。

※筋の部分の厚さについては、

収穫が遅く育ち過ぎて厚くなってしまった蕪など、

白っぽい部分(筋)が、薄い蕪や厚い蕪があることから、一概に何ミリとはいえない。

蕪を初めて扱う方など、大根のような感じといえば、伝わりやすいだろうか。

イメージとしては、表面の薄い皮→白っぽい筋の部分→みずみずしい透明感のある部分。

※蕪は層のようになっている。

蕪の煮物などを食べたときに、筋っぽさや硬さ、

口に残るような蕪を食べたことはないだろうか。

白っぽい筋の部分は、筋っぽく硬い。

蕪の皮を剥くときは、表面の薄い皮だけを薄く剥くのではなく、

白っぽい筋の部分が残らないよう厚めに皮を剥く。

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※下画像(左)白っぽい筋の部分を残すように、皮を薄く剥いた蕪/表面は白っぽく水気も少ない。

※下画像(右)白っぽい筋の部分も一緒に、皮を厚めに剥いた蕪/表面はみずみずしく透明感がある。

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菊花かぶ/蕪を円形に皮を剥く菊花かぶの作り方(円形)

菊花かぶ/円形の場合のメリット/デメリット

※丸く剥くメリットとしては、蕪を四角く切り揃えない分、大きく(多く)菊花かぶの甘酢漬けとして、使うことができる。

ただし、蕪が大きく十字に包丁を入れ四等分に切って使う場合、一つ一つが扇形のような形になってしまう。

四角く切り揃えた菊花かぶを十字に四等分に、

切ったものと比べると、仕上がりの見栄えが見劣りしてしまう。

とはいえ、扇形のような形をしていても、

盛り箸などを使い、花ビラの形を整えることで、

見栄えよく仕上げることができる。

一つの蕪を少しでも多く、菊花かぶとして使いたい場合に適した剥き方(方法/やり方)といえる。

 

 

菊花かぶ/皮の剥き方(蕪を円形に皮を剥く場合)

1 親指と人差し指、中指も添えるなどして蕪を持つ。

コツ!ポイント!

※皮の剥き方のイメージとしては、大根などを桂剥きにするような感じ。

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2 表面の薄い皮だけでなく、白っぽい部分(筋)も一緒に厚めに剥く。

コツ!ポイント!

※刺身のツマ(ケン)を作るために大根を桂剥きするときと比べ、長さが短い分、剥きやすいといえるが、初めての方など、多少の慣れが必要になる。

剥き方としては、包丁を進めるというよりは、

蕪を回転させるように、ぐーっと親指で包丁に向かって蕪を送るように皮を剥く。

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※包丁をギコギコと動かしてしまうと、

剥いた蕪の表面がデコボコとしてしまう。

包丁は蕪にピタッとつけ、蕪を回転させるように親指で包丁に向かってぐーっと送り、

包丁をスーと流すように皮を剥く。

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※表面の薄い皮と白っぽい部分(筋)を剥き終えた蕪の様子。

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菊花かぶ/切り目(切り込み)/切り方(入れ方)

菊花かぶ/切れ目(切れ好み)を入れる間隔(幅)について

※今まで、格子状に入れた切り目(切り込み)の間隔や幅が、どれくらいか正確に測ったことはなかったが、少しでも参考になれば思い測ったところ、

下画像をご覧いただけば分かるように、1㎜~1.5㎜程度の間隔で、

切り込みが入っていることが分かる。

人により、3㎜や4㎜とする方も居るかとは思うが、

それらが悪いということではなく、

個人的には、菊花かぶの仕上がりの見栄えなどを考慮すると、

上記にある切り込みの間隔(幅)から2㎜程度までの間隔(幅)がよいと考える。

よいとする理由としては、3㎜や4㎜などで格子状の切り込みを入れてしまうと、

一つ一つの花ビラとなる部分が太く(厚く)なり過ぎてしまい、

品がない仕上がりに感じてしまう。

見た目に関しては、菊花というよりもイソギンチャクのような仕上がりに感じる。

また、蕪がそのままだと大きく、適度な大きさに切り分けた際、

格子状の切り込みの間隔(幅)を大きくしてしまうと、

一つ一つ小さく切り分けた、菊花かぶの花ビラとなる部分が少なく、

貧相な見た目の菊花かぶに仕上がってしまう。

必ずしも、何㎜にしなくてはならないということではないので、

好みに合わせてお試しください。

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1 包丁で蕪を下まで切り落とさない(下側を残す)よう、真っ直ぐに端から細く等間隔に、切り目(切り込み)を入れる。

コツ!ポイント!

※慣れてしまえば、そのまま端から端まで、

蕪を切り落とさずに(蕪をバラバラにせずに)、

蕪の下側を残し(蕪が繋がった状態)、

切り目(切り込み)を入れることができるが、

初めての方など慣れるまでは、

下に蕪を挟むように箸などを置き、切り目(切り込み)を入れるようにするとよい。

下に箸などで蕪を挟むように置くことで、

それ以上、包丁が入ることを防ぐことができる。

※包丁が下まで入ってしまうことを防ぐことで、

蕪をバラバラと切り落とさず(切り外さず)に、

蕪の下側を残して(蕪が繋がった状態)、

端から端まで切り込みを入れることができる。

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菊花かぶ/蕪を切り落とさずに(切り外すさずに)切り込み(切り目)を入れる方法

※下画像/蕪を挟むように、下に箸を置いた様子。

下に蕪を挟むように箸などを置き、切り込み(切り目)を入れることで、包丁が箸で止まる。

蕪を切り落とす(切り外す)ことなく、切り目(切り込み)を入れることができる。

コツ!ポイント!

※下に置く箸などについてだが、丸いものよりも、

角のあるもの、四角形などのものを使うと、

切り込みを入れている際に、コロコロと転がってしまうことを防ぐことができる。

また、金属製のものを使ってしまうと、包丁の刃がかけてしまう(刃こぼれ)ので、

割り箸など木製のものなどを使うとよい。

ただし、しっかりと切り目を入れようと、めいっぱい力強く(深く)切り目を入れると、下に置いた箸などに包丁が入り、包丁を上げたときに、箸がズレて(浮く)しまう。

やりずらさを感じるようなら、下に置いた箸などがズレないよう、

箸などの上に重石を置く(固定)するなどしてもよいが、

かえって切り込みを入れる際に、邪魔になってしまうので、

蕪に添えている手の手首や指などで、

押さえるようにして、切り込みを入れるようにしてもよい。

好みに合わせて、お試しください。

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※下画像/蕪を挟むように、下に箸を置き切り目(切り込み)を入れている様子。

画像をご覧いただけば分かるように、包丁が箸に当たり、包丁が下まで入ってしまうことを止めることができる。

下に箸などを置くことで、下まで包丁が入ってしまうことを防ぐことができる。

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※下画像/端から端へ向かって、細く等間隔に切り目(切り込み)を入れている様子。

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※真っ直ぐ、箸から端まで、蕪を切り外すさずに、切り込みを入れ終えた様子。

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2 端から端まで、真っ直ぐに切り目(切り込み)を入れたら、蕪の向きをかえて置く。

※縦に入れた切り込みの向きを横向きになるように置く。

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3 向きを変えて置いた蕪を端から端まで、細く等間隔に真っ直ぐ、

切り目(切り込み)を入れる。

※格子状の切り目(切り込み)を入れる。

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※下画像/格子状の切り目(切り込み)を入れ終えた、蕪の様子。

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菊花かぶ/切り方(蕪が大きい場合など)

菊花かぶ/どれくらいの大きさに切るかについて

※焼き物などのあしらいとして、菊花かぶを盛り付ける場合の参考になればと思い、

格子状の切り込みを入れた蕪を測り2cm程度と1.5cm程度の四角形(正方形)に切った様子。

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※まずは下画像をご覧ください。

盛り付けのイメージ(参考)として、即席で塩水(立て塩)に漬け、

しんなりとした蕪(2cm程度の大きさ)を盛り付けた様子。

この段階では、まだ菊花かぶの甘酢漬け(酢の物)として、

しっかりとは仕上げていないため、菊花かぶ自体の見栄え(見た目)が、

イマイチ整っていないが、画像をご覧いただけば分かるように、

焼き物のあしらいなどに、菊花かぶを盛り付けるのであれば、メインとなる食材を引き立てる意味でも、2cm~2.5cm程度がよいかと考える。

菊花かぶを目立たせる/菊花かぶを華やかに盛り付けるのであれば、

食べやすさなども考慮すると3cm~大きくても4cm程度がよいかと考える。

菊花かぶの大きさに関しては、仕上がりのイメージや目的、

好みなど人それぞれ異なるため、小さい方がよければ小さく、

大きい方がよければ大きく。

上記を参考とし、目安程度に考え、好みに合わせてお試しください。

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※格子状に切り目(切り込み)を入れ終え、

このままだと、菊花かぶが大きくなってしまう。

菊花かぶをあしらいなどに使うのに、数が必要な場合などの切り方についてだが、

切り目(切り込み)を入れた側から、蕪を切ってしまうと、格子状に入れた切り目(切り込み)の部分をバラバラと、切り落としてしまう原因となる。

※菊花かぶの花ビラとなる部分を切り落とさないようにするために、

切り込みに合わせて、蕪を切り分けるなどの手間がかかる。

格子状に入れた切り込みを下に向け、裏側から下側の蕪が繋がった部分を切り外すように、蕪を切ることで、菊花かぶの花ビラとなる部分を切らずに(バラバラと切り外すさずに)、蕪を切り分けることができる。

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※格子状に入れた切り込みを下に向けて置き、裏側から蕪を好みや目的に合わせた大きさに、切っている様子。

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※格子状に切り込み入れた蕪を裏側から半分に切った様子。

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※格子状に切り込みを入れた蕪を裏側から、好みや目的に合わせて、

四つに切った様子。

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※切り込みを下に向けて置き、裏側から切り込みの入っていない部分(蕪の繋がった)のみを切るように、蕪を切ることで、格子状に入れた、菊花かぶの花ビラとなる部分を切り外すさずに、蕪を切り分けることができる。

菊花かぶ/蕪が大きい場合など、どのタイミングで切り分けるかについて

※蕪が大きい場合など、切り込みを入れた蕪を適度な大きさに切り分ける、

タイミングについてだが、

個人的には、塩水(立て塩)に蕪を漬ける前に、切ることが多い。

理由としては、先に切ってから塩水(立て塩)に、蕪を漬けることで、

そのままの蕪を漬けるよりも、早くしんなりとさせることができる。

塩水に漬け蕪をしんなりとさせてから、切る方も居るが個人的には、

効率が悪いと考える。

どのような理由で、塩水に漬けてからや漬け地に漬けてから切ることをよしとしているかは、分からないが(特にないのかもしれない)、

漬けてから切る最もらしい理由としては、漬かり過ぎる/味わいを損なう/切る際に花ビラとなる部分がバラバラと切れてしまう。

だいたいこのような理由とするところだと思うが、

個人的には、漬けてから/仕上げてから切り分けると、

まな板などがビチャビチャとしてしまい、汚ならしいだけでなく、

まな板を洗うなどの手間がかかる。

切り分けている画像をご覧いただけば分かるように、バラバラと切ってしまうことはない。

漬かり過ぎると、食べることができなくなるほどの、

味のキツイ(酢が強い/味が濃い)などの、漬け地に漬け込むようなことがない。

というより、長期間漬ける時点で、蕪を先に切ろうが切るまいが漬かっている。

菊花かぶの味わいについてだが、

仮に切ってから蕪を漬けると、蕪の味わいを損なう(抜ける)とするのであれば、

しっかりと深く細かく切れ込み(切り目)を入れている時点で、

切り分けてから漬けようが、切らずに漬けようが、同じことがいえる。

人それぞれ考え方など、異なることから、何が悪いということではないので、

実際に作ってみて、よいと感じる方法を好みに合わせてお試しください。

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菊花かぶ/四角く蕪を切る菊花かぶの作り方(正方形)

菊花かぶ/正方形の場合のメリット/デメリット

※正方形に切る場合のメリットとしては、

蕪が大きく十字に包丁を入れ、四等部分に切っても形が崩れない(小さな四角形)。

円形の菊花かぶを十字に包丁を入れるように、四等分に切ったもの(円形→扇形)と比べ、形が崩れない分、見栄えよい形の整のった菊花かぶに仕上げることができる。

デメリットとしては、白っぽい筋の部分を残さないように、みずみずしい透明感のある部分を正方形に切るため、丸く皮を剥くときと比べ、蕪を多く(大きく)切り落とす必要がある。

多く(大きく)蕪を切り落とした分だけ、菊花かぶが小さく(少なく)なってしまう。

見栄えよく形の整った、菊花かぶを作りたいときに、適した切り方(方法/やり方)といえる。

菊花かぶ/蕪の切り方(蕪を正方形に切る場合)

※皮を剥かずに、そのまま白っぽい部分(筋)を残さずに、正方形に切ってもよいが、

初めての方など、先に表面の薄い皮と一緒に、

白っぽい部分(筋)を剥き、蕪をある程度、

小さくしてからの方が、どこをどれだけ切ればよいかの目測をつけやすくすることができる。

それだけでなく、蕪をなるべく正方形になるように切るとき、白っぽい部分(筋)が残っていないかなど、気にする必要もなく、蕪を正方形に切りやすくすることができるかと考える。

※皮を剥かずにそのまま、蕪を正方形に切る。

皮を剥いて蕪をある程度、小さくしてから蕪を正方形に切る。

どちらが間違っているということではないので、

自分のやりやすい方で、好みに合わせてお試しください。

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1 円形の蕪を上から見て目測をつける。

四つの辺が等しい長さになるよう、角(端)を切り落とす。

コツ!ポイント!

※十字に浅く切り目を入れ、十字に入れた縦の線と横の線の端を繋ぐように角を切り落としてもよいが、

感覚を掴んだら、切り目などを入れずに中心がどこかに当たりをつけ、

中心に合わせるように十字の線をイメージするクセをつける。

そうすることで自然と、どこを切ればよいかが見えてくるようになる。

正方形や長方形など(四角形)に関しては、多少の慣れは必要になるが、

角を落としていけばよいだけなので、さほど難しいことではないが、

五角形や六角形、一つの物を複数に切り分ける場合など(特に奇数に切る場合)、

まずは切る前に、形や大きさがどれくらいになるかなど、イメージする(目測をつける)クセをつけることが大切。

例えば、30cmの物を半分に切る。

目測をつけるクセをつけていれば、限度はあるがある程度の範囲内であれば、

なんということなく切ることができる。

定規や物などに頼っていた場合、近くにそれらがないとする。

直ぐに切らなくてはならいとき、焦ってしまい半分にすら切ることができずズレが生じる。

半分に切ることできない場合、三等分、五等分など、まず切ることができない。

個人的に、料理は切ることだけでなく、

感覚を掴むことが大切だと考える。

考え方や状況が異なるため、何を正しいとするかは人それぞれ異なる。

考え方や状況に合わせて、好みに合わせてお試しください。

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2 皮を剥かずに、そのまま蕪を正方形に角を切り落とす場合、皮と白っぽい部分(筋)を残さず、しっかりと切り落とす。

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※下画像/(左)正方形に切り終えた蕪の様子。

※下画像/(右)切り落とした蕪の様子。

画像をご覧いただければ分かるように、皮を剥き円形の菊花かぶと比べ、

正方形に形を切り揃えた菊花かぶは、蕪を多く(大きく)切り落としている。

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3 円形の菊花と同様に蕪を切り落とさないよう、

端から端まで、真っ直ぐ等間隔に切り込み(切り目)を入れる。 

端から端まで切り込みを入れ終えたら、

蕪の向きを変え、端から端まで蕪を切り落とさないように下を残すように、切り込みを入れる(格子状に切り込み/切り目)。

コツ!ポイント!

※慣れてしまえば、下を切り落とさず残す(蕪を切り外さない)ように、

そのまま端から端まで、切り込みを入れることもできるが、

慣れるまでは、蕪を挟むように下に箸などを置くことで、下まで包丁が入らないので、

蕪をバラバラと切り外すことなく、端から端まで切り込みを入れることができる。

端から細く等間隔になるように切り込みを入れる。

※四角形に切った蕪を挟むように、下に箸を置いている様子。

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※端から真っ直ぐ等間隔に切り込み(切り目)を入れている様子。

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※蕪を切り外さずに、格子状の切り込み(切り目)を切り終えた様子。

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菊花かぶ/塩水(立て塩)に蕪を漬ける方法/漬け方

1 ボールなどに水と塩を入れ、しっかりと塩を溶かす。

格子状に入れた切り目(切り込み)を下に向け、

塩水(立て塩)に蕪を漬ける。

菊花かぶ/塩水(立て塩)/目安

水に対して3%程度の塩を入れ、塩をしっかりと溶かす。

例/水1000mlに対して塩30g(塩分濃度3%の塩水/立て塩)

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2 塩水(立て塩)に漬け、蕪がしんなりとしたら、

塩水を切り蕪をザルなどに上げ、水気をしっかりと切る。

菊花かぶ/塩水(立て塩)/漬け時間(目安)

※塩水(立て塩)に何分漬けるかは、格子状に切り込みを入れた蕪を切らずに漬ける/切り分けてから漬ける。

蕪の状態などにより異なることから、一概にはいえないが、

20分~30分程度漬け、蕪を触り確認する。

一つ取り出し、菊がしんなりとして、菊花かぶの花ビラとなる部分をひろげ、

見栄えよく開くようになっているかを目安とするとよい。

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※格子状の切り込みを入れ、塩水に漬け終えた蕪の様子。

下画像のように初めて方など、蕪がしんなりとして、菊花かぶの花ビラとなる部分が、

綺麗に開くかを確認(目安)するとよい。

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菊花かぶ/塩水(立て塩)の切り方について

※時間がない場合など、軽く握るように塩水を絞り落としてもよいが、

個人的に、菊花かぶの仕上がり(味わい)を考慮し、塩水(立て塩)に漬けた蕪の水気を切るとき、蕪は握らない。

ザルなどに、格子状に切り込みを入れた面を下に向け置き、しっかりと水気を切る。

好みや状況に合わせて、お試しください。

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※切り込みを入れた面を下に向けて置き、水気(塩水/立て塩)を切っている様子。

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菊花かぶ/漬け地(甘酢)/作り方

1 ボールなどに水、酢、砂糖、塩少々を合わせ入れ、混ぜ合わせしっかりと砂糖や塩を溶かしてもよいが、

鍋に合わせ入れ、軽く火にかけて(沸かす訳ではない)、漬け地を少し温めると早くしっかりと、砂糖や塩を溶かすことができる。

菊花かぶ/漬け地(甘酢)/割合(目安)

水3、酢1、砂糖1、塩少々(隠し味程度の量)

※甘酢の作り方に関して、詳しくはこちらをご覧ください。

甘酢の作り方

itamae-recipe.com

コツ!ポイント!

※個人的にあまり酢のキツイ漬け地を好まないことから、優しい味わいの漬け地(甘酢)にしている。

上記は、参考程度に目安と考え、酢がきいたものが好みなら、水を2にするなど、

好みに合わせて調整すること。

また、昆布一片入れると、また違った味わいに仕上げることができる。

好みに合わせて、お試しください。

※ボールなどに合わせ入れて、漬け地(甘酢)を作る場合、混ぜるようにして、

しっかりと砂糖や塩を溶かす。

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※鍋などに合わせ入れ、軽く火にかけることで、

手早くしっかりと砂糖や塩を溶かすことができる。

ただし、蕪を漬け地に漬ける際、漬け地(甘酢)はしっかりと冷ましておくこと。

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菊花かぶ/漬け地(甘酢)/漬け方

1 タッパーなどの容器に、漬け地(甘酢)と塩水(立て塩)に漬け終えた蕪を入れる。

鷹の爪適量を入れ、漬け地から蕪などが出ないように、漬け地の表面にピタッとラップをかぶせる。

タッパーなどの容器の蓋をして、冷蔵庫に入れる。

※漬け方について詳しくは下記をご覧ください。

菊花かぶ/漬け時間(目安)

※2時間~一晩程度

コツ!ポイント!

※漬ける時間に関しては、人それぞれ異なり正解はない。

浅く漬かったものが好みなら、漬ける時間を短くし、漬け地を絡めるように食べる。

しっかりと味を染み込ませた(馴染ませた)ものが好みであれば、

味をみて一晩~一日漬けるなど、好みに合わせて調整する。

 

 

料理の保存期間などについて個人的な考え方

※よい、悪いということではなく、どれくらい保存できるなど、

よく目にすることがある。

個人的な考え方として、菊花かぶに限らず料理は口にするもの。

美味しく料理を作る/食べるのはもちろんのことだが、

安全/安心あってこそと考える。

まず何を目安(根拠)として、

どれくらい保存がきくと言って(書いて)いるのか、理解できない。

実際にそれを目にして作った方が居たとする。

何日間保存ができるから、その日に合わせて、

作ったのに、いざ食べようとしたときに、

傷んでしまっていた/口にしてしまった/傷んでしまったものを食べてしまい、

体調を崩してしまったとなったら、作った方はそれをどう感じるのだろうか?

環境が整っている/作っている環境や保存する容器など、

しっかりと衛生面に気を遣っている/慣れた方が作っているなど、

確かに長く保存がきく料理はいくつもある。

皆が皆、同じ環境で作っている/同じ状態の食材を使っている訳ではない。

当ブログでは、これらの理由から、保存期間などに関しては、

実際に目にする/参考にして料理を作る方々のために、なることはないと考える。

※いつまで保存できるから大丈夫、いつまで大丈夫と決めつけてしまうと、

いざ食べるときに傷んでしまっていた。

思っていた仕上がりと違うなどの、原因になってしまう。

傷んでしまっていたものを食べて、体調を崩してしまうなど万が一に備えて、

いつまで大丈夫と放置するのではなく、定期的に臭いや味を確認すること。

怪しいと少しでも感じたら食べない。

傷んでしまっていたら、もったいないと感じても口にしない。

料理は口にするもの。

何かあってからでは、どれだけ高価な食材を使っても、

手間や時間をかけて料理をしたところで、もともこもなくってしまう。

安心/安全を第一に考え、これらを徹底すること。

 

 

2 鷹の爪を適量入れる。

※輪切りの鷹の爪があれば輪切りの鷹の爪を入れる。

輪切りの鷹の爪がなければ、鷹の爪の端を切り外し、

中に入っている種を取り出して漬け地に入れる。

コツ!ポイント!

※菊花かぶを盛り付ける際、鷹の爪も一緒に盛り付けに使用する。

菊花かぶと一緒に鷹の爪の輪切りを漬ける場合、

どれくらい漬けるかにより異なるが、菊花かぶの数に合わせて入れるようにするとよい。

そうすることで、いざ菊花を盛りつける際に、鷹の爪が足りなくなってしまうことを防ぐことができる。

ただし、鷹の爪を多く漬け過ぎてしまうと、辛くなってしまうので注意すること。

菊花かぶの数が多く、輪切りの鷹の爪の数を合わせて入れてしまうと、

鷹の爪が多く辛くなり過ぎてしまうのを防ぐ方法として、

味をみながら、分けて足りない分の鷹の爪の輪切りを足すなどの調整をするとよい。

※輪切りの鷹の爪がないからと、わざわざ輪切りの鷹の爪を用意する必要はない。

切られていない鷹の爪を漬ける場合、端を切り中の種を抜き切らずに漬ける。

乾燥している鷹の爪を輪切りにしようとすると、

鷹の爪がバラバラと崩れてしまう。

漬け終えてから、柔らかくなった鷹の爪を切る(輪切り)ことで、

綺麗に鷹の爪を輪切りにすることができる。

※鷹の爪の端を少し切り外し、中の種を取り出した様子。

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菊花かぶ/鷹の爪/切り方(輪切り)

※解説では参考までに、輪切りの鷹の爪と切られていない鷹の爪を漬けている。

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※鷹の爪を漬け、鷹の爪が柔らかくなってから、切ることで綺麗に輪切りにすることができる。

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※タッパーなどの容器に、漬け地(甘酢)、鷹の爪(輪切り)を漬けた様子。

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3 漬け地から蕪などが出ないように、漬け地の表面にピタッとラップをかぶせ、

容器の蓋をして冷蔵庫へ入れる。

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※漬け終えた菊花かぶの様子。

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※蕪を丸く剥き切り込みを入れ、四つに切り分け漬けた菊花かぶの様子。

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※下画像/(左)整えていない扇形のような形をした菊花かぶ

※下画像/(右)軽く整えた扇形のような形をした菊花かぶ

下画像をご覧いただけば分かるように、丸く皮を剥いた菊花かぶを扇形のような形に切り分けても、見栄えよく形を整えることができる。

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※正方形(四角形)に切って漬けた菊花かぶの様子。

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※四角形に切って漬けた菊花かぶを形を整えるように、花ビラとなる部分を開いた様子。

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※下画像/(左)正方形に切った菊花かぶ

※下画像/(右)扇形のような形に切り分けた菊花かぶ

参考までにどちらも軽くざっくりとだが、形を整えた菊花の様子。

四角形に切った菊花かぶの方が、見栄えよく(花ビラとなる部分がバランスよく)形を整えることができるが、扇形のような形に切った菊花かぶも、

形を整えることで、見栄えよく仕上げることができる。

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菊花かぶ/漬け地(甘酢)の切り方

※例として、重箱(お重)や弁当箱、焼き物のあしらいなどに菊花かぶを盛り付ける場合、漬け地(甘酢)を切らずに盛り付けてしまうと、漬け地が垂れ、その他の料理に漬け地が染み混んでしまう(味が混ざってしまう)。

平たい皿やその他の料理と一緒に、菊花かぶを盛り付ける場合などにもいえることだが、漬け地が垂れないように漬け地を適度に切る必要がある。

バットなどの容器に、キッチンペーパーなどを敷き、その上に漬け地から取り出した菊花かぶの切り込みを入れた面を下に向けて置く。

切り込みを入れた面を上にして、漬け地を切ることが悪いということではないが、

切り込みを入れた部分などに、漬け地が残ってしまうなど漬け地の切れが悪くなってしまう。

また、形が悪くなるのではと、思った方も居るかとは思うが、菊花かぶは漬けてしんなりとしているので、花ビラの部分が折れてしまうようなことはない。

長時間そのまま放置する訳ではないので、形が戻らないほどの、クセがついてしまうこともない。

盛り付ける際に見栄えよく、しっかりと形を整えることができる。

個人的には、これらの理由から、菊花かぶの漬け地を効率よく(早く)適度に漬け地を切る方法として、切り込みを入れた面を下に向けて、漬け地を切る。好みに合わせてお試しください。

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菊花かぶ/盛り付け/食べ方

1 器に、菊花かぶを格子状に切り込みを入れた面を上に向けて置く。

菜箸などを使い、見栄えよく形を整える(花ビラとなる部分を見栄えよく開く)。

コツ!ポイント!

※重箱(お重)や弁当箱、焼き物のあしらいなどに使う場合、菊花かぶを盛りつける前に、漬け地(甘酢)を切っておくとよい。

漬け地で、びちゃびちゃとした菊花かぶを焼き物のあしらいなどに盛りつけてしまうと、漬け地が垂れ、その他の料理に染みてしまい、味わいを損なってしまう。

また、菊花かぶを単体で、深さ(高さ)のある器に盛りつける場合、

適度に漬け地を注ぎ入れるなど、

状況や目的に合わせて、盛りつけ方をかえるようにするとよい。

好みに合わせて、お試しください。

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どうでしょうか?

おせち料理の一品として!

焼き物のあしらいとして!

いや。好きだから普段から食べる!

など、様々な場面で大活躍間違いなし!

絶品!菊花かぶ(甘酢漬け/酢の物)!

この機会に是非、お試しください。

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。