サザエの可食部や不可食部、肝の色の違いについて、苦みがある部分、砂が含まれる部分、硬い口(歯)の部分など、サザエを美味しく食べるための部位ごとの違いについてまとめて徹底解説!
サザエがジャリっとする。
うーん。何でだろう?
サザエは肝が苦いっていうから、
肝を取ったのに苦いんだよなぁ。
肝が濃い緑色をしていたり、白っぽい色をしていたり、違いってあるのかな?
サザエを食べたら、硬くて口に残るような部分があった。
サザエの可食部とか不可食部とかあるのかな?
どこが美味しく食べることができるんだろう?
各部位の違いってあるのかな?
なんて方が、居るとか居ないとか。
ちょっと待った!
サザエは旨い!
が、しかし。
サザエの各部位の違いを知らずに、
適当に食べてしまうと、せっかくのサザエが台無しに!?
なんてことがあるとかないとか。
そこで、今回!
サザエの各部位ごとの味わい(食感/味など)の違い、ジャリっと不快な砂はどこに入っているのか、硬く口に残るサザエの口(歯)の部分がどこにあるのか、サザエの苦い部分はどこなのか、肝の色の違い、可食部や不可食部についてなど、
まとめて解説していこうと思います。
サザエ(姫サザエ)各部位について
※まず、下画像をご覧ください。
殻から取り出したサザエの部位を大きく分けると、身/貝柱/肝(ワタ)/口/ヒダ(ヒラヒラとした薄い部分)/エラ/砂袋/蓋となる。
※殻から取り出した身を各部位に分けた様子。
サザエ(姫サザエ)可食部について
※食べて食べられないということではないので、
どこを可食部とするかは難しい。
ただし、一般的に美味しく食べることができる部位としては、身/貝柱/砂の入っていない肝(ワタ)部分となる。
サザエ(姫サザエ)肝の色の違いについて
※先端のくるっと丸まった肝の色の違いについてだが、濃い緑色をしたものが雌(メス)のサザエ
白っぽい色をしたものが雄(オス)のサザエ
味わいの違いについてだが、濃い緑色をした雌(メス)の肝は、苦味が強い。
一方、白っぽい色をした雄(オス)の肝は、苦味が弱くコクがあるとされることが多いようだが、
実際に味をみれば(食べてみれば)分かるが、
実際のところ、砂の入っていないくるっと丸まった肝の先端付近などに、
気になるほどの苦味はない。
苦味が特に強い部分は、ヒラヒラと薄いヒダのような部分。
エラやエラ付近のワタのような部分にも苦味を感じる。
※下画像/サザエの貝柱の部分
身の下側についたツルッとした身のような部分。
この部分が殻にはりつくようについている、サザエの貝柱の部分。
※身の下側にある貝柱の画像。
※身と貝柱を切り分けた様子。
※くるっと丸まった肝の先端を下とすると、
渦のような模様のある部分(砂袋)から下の肝には砂が入っていない。
美味しく食べることができる、肝部分。
※下画像/サザエの身/貝柱/砂が入っていない肝部分
サザエ(姫サザエ)不可食部について
※食べて食べられないということではないので、不可食とするかのは難しいが、
硬さや苦味、ジャリっとした食べて不快に感じる砂の入った部分、
見た目から、口にすることに抵抗を感じる方いる部分などを不可食部とすると、
見た目に抵抗を感じる方も居るかと思われる、
触角のある部分(見た目に抵抗を感じる方に限る)/その下にある赤みがかった色をした口(歯)/ヒラヒラとした薄い部分(ヒダ)/エラ/砂袋/殻や蓋となる。
サザエ(姫サザエ)苦味を感じる部分
※実際に味をみてみれば(食べてみれば)分かるが苦味を感じる部分として、
赤みがかったような色をした、口部分を苦味を感じる部分とする方も、
居るようだが、口部分(歯含む)に関しては苦味自体は大してない。
苦味が強いのは、ヒラヒラと薄い部分(ヒダのような部分)とエラ(エラ付近のワタのような部分)となる。
※身の下側辺りにある、薄くヒラヒラとした部分(ヒダ)の画像。
※薄くヒラヒラとした部分(ヒダ)の一部を外した様子。
※ワタのような部分に覆うように(はりつくように)ついているエラの様子。
※エラをめくった様子。
※取り除いた、薄くヒラヒラとした部分(ヒダ)と、エラの画像。
サザエ(姫サザエ)ジャリっとした砂を含む部分
※くるっと丸まった肝の先端から身に向かうとある、渦のような模様のある部分(砂袋)から、身側のワタのような部分に砂が入って(含まれて)いる。
渦のような模様の部分から先端側のくるっと丸まった、肝の先の部分には砂が入っていない。
※くるっと丸まった肝の先端部分を下とすると、渦のような模様から下には、砂が入っていない。
※渦のような模様がある部分から身側を上とすると、
渦のような模様の部分(砂袋)から、上側のワタのような部分に砂が入っている。
サザエ(姫サザエ)触角の部分と口(歯)の部分
※身がポコっと膨らんだような部分を確認すると分かるが、この部分に触角のついた部分がある。
※身のポコっと膨らんだ部分と、身の隙間に指を差し込むと分かるが、丸い穴のような部分がある。この部分が口になる。
※身と触角の部分の間(隙間)に、包丁を入れ開いた様子。
身と触角のついた部分を開くと、赤みがかった丸がかった部分がある。
この部分が口(歯)の部分。
口(歯)の部分は、味をみれば(食べてみれば)分かるが、ジャリっガリっとして硬く口に残る。
※下画像/(左)身と貝柱の部分。
※下画像/(右上)触角のついた部分(右下)口(歯)の部分。
触角のついた部分については、美味しく食べることができるが、見た目に抵抗があるようなら、切り外すなど、好みに合わせてお試しください。
どうでしょうか?
いざサザエを食べてあれ?
思っていたのと違う。
苦いし、ジャリっとする。
うーん。なんか硬くて口に残るような部分がある。
と、なる前に。
各部位の違いを知っておくことで、
サザエの美味しさが倍増すること間違いなし!?
この機会に是非、お試しください。
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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また、宜しくお願いいたしますぅ。