あく抜きって色々あるの?米ぬかあり?米ぬかなし?米ぬかを使わい筍のあく取りのやり方を徹底解説!
筍(タケノコ)について
筍/竹の子/読み方
タケノコ
筍/姫皮/絹皮とは
筍の先端部分の薄い身。
筍の皮を剥いたときについている、柔らかい皮の部分のこと。
旬や季節について
筍と言っても様々あり、大きく分けると、
孟宗竹(モウソウチク)春
寒山竹(カンザンチク)夏
四方竹(シホウチク)秋
他にも淡竹(ハチク)、真竹、根曲がり竹など。
主な筍の産地
福岡県、鹿児島県、熊本県、京都など。
筍の料理/レシピはどんなものがあるか?
刺身、天ぷら、焼き物、炊き込みご飯、蒸し物、煮物など様々。
筍のあく抜きは何を使う?
米ぬか、小麦粉、重曹、米のとぎ汁、米、塩、水のみなど様々。
どれが良いか悪いかは、人それぞれ考えがあり異なる。
これを使ってあく抜きをするのが正解ということではなく、色々と知っておくことで、状況に応じて対応することができる。
筍のアクに関して、個人的には、米ぬかを使ったあく抜きが良いと考える。
筍についての説明はこれくらいにして。
筍のあく抜き?
あ~。水煮の筍買うからよいよい。
家でやるの大変でしょ?
ちょっと待った!
いやいや。そんなこと言わずに。
市販の筍が、良いか悪いかは別として、
やってみたら思っていたより簡単で、
え?これが同じ筍なの!?って、
驚くとか驚かないとか!?
しっかりとした下処理/下ごしらえを済ませた、
筍はそれくらい美味しいのでございます。
そこで、今回!
米ぬかを使わず、大根を使った筍のあく抜き/アクの取り方を解説していこうと思います。
大根を使った筍のあく抜きは、米ぬかなどを使い、長時間茹るあく抜きとはやり方が異なり、
筍の風味や味わいを存分に活かすことができるのであります。
ただし、採ってから日数が経ってしまった筍などを使う場合、あくが取りきれない場合がある。
採ってから時間が経っていない、筍に適したアクの抜き方といえる。
※米ヌカを使った筍のあく抜き、茹で方についてはこちらをご覧ください。
筍(タケノコ)/米糠を使った基本となる筍のアク抜き
筍(タケノコ)/下処理/下ごしらえ
1 筍の先端付近を斜めに切り落とす。
コツ!ポイント!
※先端を切り落とす際、画像のように少し曲がっている方を上にして切り落とす。
※最初に筍をしっかり洗うか、洗わないかについては人それぞれで、しっかり洗う方もいれば2~3枚皮を剥く方など様々。
何が正しいとかではなく、汚れが気になる方や、
切る際にまな板を汚したくない方など、好みや状況に合わせて、切る前に、しっかり洗うなどすればよい。
2 皮の下にある身を切らない程度の深さに、切り込みを入れる。
※画像だと確認しずらいかと思うが、包丁の刃先ではなく、刃元を使い1cm~2cm程度の深さに、浅く一本切り目を入れる。
3 切り目から皮を剥く。
4 包丁の背を使い、筍を上から下に向かって擦るようにして、筍に残った皮などを取り除く。
※下画像(左)/皮を剥いた状態の筍。
(右)/包丁の背を使って掃除を済ませた筍。
5 筍の切り口(根元)の硬い下部分を切り落とす。
6 コブのついた部分を好みに合わせて剥く。
7 用途に合わせて筍を切る。
筍(タケノコ)/あく抜き/茹で方/あく取りのやり方
1 大根をおろす。
コツ!ポイント!
※ズイキなどのあく抜きに、大根おろしを使うように、皮つきのままをおろした大根おろしを作ってもよい。
2 水に軽く塩を溶き、水と同量程度のおろし汁を合わせ、筍を1~2時間漬ける。
3 浸け終えた筍と水を鍋に入れる。
筍の大根臭ささを取り除くため、5分ほど火にかける。
4 大根の臭さみを取り除いた、筍を水に落とし、しっかりと冷ます。
筍を水を入れたタッパーなどに入れ、
冷蔵庫に入れる。
どうでしょうか?
今回、解説した筍のあく抜きは、米ぬかを使って、長時間火にかけるあく抜きとは全く違った仕上がりになる。
筍の風味などの味わいが抜群によい!
ただし、採って時間が経ってしまった筍などを使うと、あくが抜け切らない場合がある。
採ってから、時間が経ってしまった筍は、米ぬかを使いアク抜きをする。
採れたての筍は大根を使ったアク抜きをする。
このように、筍の下処理/下ごしらえは一つと決めずに、使い分けることで、
料理の幅も広がり、美味しく筍を食べることできる!
大根を使う筍のアク抜きは、
特に難しいことはないので、採れたての筍のアク抜きをすることがあれば、
この機会に是非、お試しください。
筍(タケノコ)/姫皮/絹皮/取り方/食べ方
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様々な野菜や魚介の下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方
それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また、宜しくお願いいたしますぅ。