魚の串の打ち方(片褄折り/両褄折り)について、徹底解説!
魚の串の打ち方?
何か変わった打ち方とかあるの?
この間、焼き物頼んだら片側がくるんと、丸くなってたんだけど、あれは何だろう?
両側が丸まってるのもあったなぁ。
どうやって串を打てば、いいんだろう?
何て方が居るとか居ないとか。
まず、片褄折りや両褄折りについて説明すると、
片褄折り(かたづまおり)とは
捌き終えたカマスやサンマなどの、
身が細長い形をした魚に多く使われる、串の打ち方
身の片側を折り込むように、串を打つ。
両褄折り(りょうづまおり)とは
捌き終えたカマスやサンマなどの、
身が細長い形をした魚に多く使われる、串の打ち方
身の両側を折り込むように、串を打つ。
そこで、今回!
以前、解説した三枚おろしを済ませたカマスを使って、魚の串の打ち方【片褄折り】【両褄折り】について、解説していこうと思います。
魚の串の打ち方(片褄折り/両褄折り)
1 魚をおろし、骨を抜く。
※魚の捌き方(三枚おろし/おろし方)や魚の骨(小骨)の抜き方について、詳しく解説している記事がありますので、そちらをご覧ください。
カマスの捌き方/おろし方
骨(小骨)の抜き方
魚の串の打ち方について
それらしい形に、適当に串を打てばよい訳ではない。
基本的な串の打ち方として、串はただ真っ直ぐ打つのではなく、串の打ち初め(焼くときに手前側になる方)は狭く、打ち終えた串の先(焼くときに奥側になる方)は広くなるように、串を打つ。
イメージとしては、持ち手側を上に向けて置き、
串を見たとき、漢字の八の字になるように、串を打つ。
串を打つ位置については、極端に皮側に串を打ってしまうと、焼いているときに皮が重みに耐えきれず、崩れてしまう。
また、極端に身の表面近くに串を打つと、焼いているときに重みに耐えきれず、崩れてしまう。
身の真ん中辺りに合わせて、しっかりと串を打つこと。
その他の注意点としては、人それぞれ考え方があり、否定する訳ではないが、特に気にもせずに、
皮に串を打つ方も居る。
個人的には、盛り付けたとき目につく部分には、
基本的に串を打たない。
理由としては、目につく部分(皮部分など)に串を打つことで、その部分に穴があいてしまう。
焼きあげて串を抜くと穴が目立ち、仕上がりの見栄えを損なう。
身の薄い魚など、身がほとんどなく、
串を打つ場所がない場合などを除き、
盛り付けたとき目につく部分には、極力、串を打ち穴をあけないようにする。
これらを防ぐ意味でも、しっかりと魚を捌く必要がある。
※身割れや身を崩さずに捌く/腹骨を切り外すとき腹骨に身をつけずに身をしっかりと残す/身を崩さず、身割れをさせずに綺麗に骨を抜くなど。
魚の串の打ち方/片褄折り(かたづまおり)
1 身の片側を折り返すように、くるんと丸め串を打つ。
コツ!ポイント!
※上記にもあるように、
極力、盛り付けたときに、目につく部分には串を打たない。
串は真っ直ぐではなく、串の先が広がるように打つ。
※串を打ち終えた様子(片褄折り)
魚の串の打ち方/両褄折り(りょうづまおり)
1 身の両側を折り返すように、くるんと丸め串を打つ。
コツ!ポイント!
※コツやポイントについては上記、片褄折りと同様。
ただし、両褄折りは両側を折り返すように、串を打つため、両側を折り返した状態で、串を打ちずらいようなら、片側ずつ串を打つなど、するとよい。
※串を打ち終えた様子(両褄折り)
どうでしょうか?
魚に串を打つ。ただそれらしく、
適当に串を打てばよい訳ではなく、
料理を綺麗に仕上げるには、しっかりとした串の打ち方があるのでございます。
簡単なようで、実はかなり奥深い。
魚の串の打ち方。
この機会に是非、お試しください。
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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!
また、宜しくお願いいたしますぅ。