【板前レシピ】魚の骨/抜き方

魚の骨(小骨)の抜き方はもちろん!身を崩させずに綺麗に骨を抜く方法/やり方など、魚の骨抜きについてまとめて徹底解説!

うーん。魚の骨を上手く抜くことができない。

ん?魚の骨なんて抜くの簡単簡単。

適当に、ピッピッって抜いたらいいんでしょ。

魚の骨を抜くと身崩れしてしまう。

しっかりと骨を抜いたつもりなのに、いつも骨が残ってるんだよなぁ。

魚の骨を抜くときのコツやポイントってあるのかなぁ。

身を崩さず、綺麗に魚の骨を抜く方法ってないかなぁ。

なんて方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

いやいや。魚の骨を抜く。

簡単なようで、実はかなり奥深いのでございます。

骨を抜き終えた身の仕上がりを見れば、

しっかりとした魚の骨の抜き方を済ませた身と、

適当に骨を抜いた身の違いは、【一目瞭然】!

料理は、これらを一つ一つ積み重ねて仕上げる。

魚の骨を抜く。小さなことのようでも、

これらを適当に済ませたり、

面倒だと怠ってしまうと、

どれだけよい食材を使って、料理をしたところで、

台無しになってしまうのでございます。

そこで、今回!

小さなことのようで、かなり大切な魚の骨(小骨)の抜き方について、解説していこうと思います。

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魚の骨の抜き方について

魚をおろすと、身に骨(小骨)が入り込むように、残っている。

魚の骨を骨抜きを使い、抜く/抜き取る場合、

身に入り込む骨の向きに合わせて、抜く必要がある。

骨を抜こうと、無理に抜こうとしたり、

骨の入り込む向きに逆らって、抜き取ろうとすると、身がボロボロ(身崩れ/身割れ)になってしまったり、

骨と一緒に身まで、取ってしまう原因となる。

身を崩したり身割れさせずに、

綺麗に骨を抜き取るには、

身に入り込む骨の向きに合わせ、なるべく身に負荷をかけずに、骨を抜き取る必要がある。

※鱧(ハモ)や鯒(コチ)など、骨の抜き方や取り方が異なる、骨の入り方が特殊な一部の魚を除く。

魚の骨(小骨)の抜き方

1 おろし終えた魚の身側を優しく指でなぞるようにして、骨がどこにあるかを確認する。

※下画像/骨(小骨)のある部分(1)(2)をご覧ください。

※おろしたときに、身に中骨が残っている場合や、

腹骨を取ったときに、残ってしまっている場合は、

それらもしっかりと取り除くこと。

コツ!ポイント!

※まず身のどこに骨があるかを確認する。

※初めて魚の骨を抜く方や、慣れていない方が、

魚の骨を抜いたとき、最も多く骨があるのを気づかなかったり、抜き忘れてしまうのが、おろし終えた身の端(頭側)の厚みのある切り口(断面)の部分。

まずは、この部分に骨があるかを指で触り確認する。

魚(おろした身)骨(小骨)のある部分(1)

頭側端の厚みのある切り口(頭を落としたときの断面部分)。

最も多く骨が残っている部分/骨があることに気づかない部分

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魚(おろした身)骨(小骨)のある部分(2)

背側の身と腹側の身の境目付近に、骨が入り込んでいる。

魚により異なり、どこからどこまで骨あると言いづらいが、基本的にこの部分にある骨は、

端から端まで、骨があるのではなく、

頭側から尾側端に向かう途中まで、

骨が入り込んでいる。

この部分を指でなぞるように、どこに骨があるかを確認する。

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魚の骨(小骨)の抜き方/注意点

※ここが魚の骨(小骨)の抜き方の難しいところなのだが、よく魚の骨を抜くとき、おろした身を持ちながら、抜く方がいる。

持ちながら、骨を抜くことが間違っているということではない。

持ちながら、骨を抜くことにもメリットがあり、

おろし終えた身を指に乗せるように持ち、

身を反り返すようにすることで、骨の先が立つ(浮き上がる)ようになり、抜きやすくなる/骨のある場所に気づきやすく、抜き忘れを防ぐことができる。

ただし、デメリットもある。

鮮度が抜群によく多少のことでは、身割れしないような状態/身割れしずらい魚なら、問題なく骨を抜くことができるが、

食べることには問題ないが、あまり鮮度のよくない状態(加熱用など)/身の柔らかい(身割れしやすい)魚などには、よい方法とはいえない。

これらの理由から、個人的には、

鮮度がよく、多少のことでは身割れすることのない状態であれ、身割れしずらい魚であれ、

身を持ちわざわざ、身に無駄に負荷をかけるような方法が、魚の骨(小骨)を抜くよい方法/やり方とは思えない。

好みや考え方に合わせてお試しください。

魚の骨(小骨)の抜き方/骨を抜く方向

※魚の骨を抜く方向についてだが、魚の骨を抜くとき、身に入り込む骨の向きに合わせて、骨を引き抜く必要がある。

おろし終えた魚の【上身】【下身】どちらの身も、

頭側に向かって、骨抜きで骨をつまみ引き抜く。

魚の【上身】【下身】について

上身とは

魚の頭を左/腹を手前に向けて置き上側になる身

下身とは

魚の頭を左/腹を手前に向けて置き下側になる身

※おろした身を皮側を下/身側を上に向けて置き、

頭側に向かって骨を抜いた様子。

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魚の骨(小骨)の抜き方/身を崩さず綺麗に骨を抜く方法/やり方

1 頭側を右/身側を上に向けて置く。

2 身に入り込んでいる骨の、上側と下側の身に優しく指を添える(指と指の間に骨がくるように)。

3 骨抜きで骨をつまみ、頭側に向かって骨を引き抜く。

コツ!ポイント!

※骨を指と指で挟むように、身に優しく指(手)を添えることで、骨を抜くときに身にかかる負荷を軽減することができる。

そうすることで、抜き終えた骨に身がついてしまうことや、身が崩れボロボロになってしまったり、

身割れすることを防ぐことができる。

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※下画像をご覧いただけば分かるように、身割れや、身を崩すことなく、綺麗に骨を抜くことができる。

また、水を入れたボールなどを用意しておき、

骨抜きについた、骨をサッとすすぎ落としながら、骨を抜いていくことで、

その都度、指で骨抜きについた、骨を取り除く手間を省くことができ、

効率よく骨を抜くことができる。

ただし、骨抜きをサッとすすいだら、しっかりと骨抜きについた水を切ること。

骨抜きについた水を気にせず、そのまま骨を抜き続けると、骨を抜き終えた身が、

水に濡れビシャビシャになってしまうので、注意すること。

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※どれだけしっかりとした骨の抜き方をしても、使っている骨抜き次第で、骨を上手く摘まむことができない。骨が切れてしまうなど、多くの手間がかかってしまうことがあります。どの骨抜きがよいかは一概にはいえないのですが、骨抜きをお探しの方など、参考までにこちらをご覧ください。

 

 

どうでしょうか?

魚の骨を抜く。

ただ骨を抜けばよいということではなく、

簡単なようで、実はかなり奥深いのでございます。

しっかりとした骨の抜き方を済ませた身は、

ん?骨抜いたの?

え?本当に抜いた?

えー!超綺麗じゃん!って

思っていただけること間違いなし!?

この機会に是非、お試しください。

様々な野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】秋刀魚(サンマ)のさばき方/おろし方

基本となる丁寧な三枚おろし!手早くおろす大名おろし!目的に合わせて使い分ける二つのおろし方について、まとめて徹底解説!

さばき方/おろし方って難しいの?

三枚おろしのやり方が分からない。

大名おろしのやり方が分からない。

サンマの皮って薄くて、上手く剥けないよ。

なんて方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

秋刀魚(サンマ)の捌き方/おろし方が難しいかは、人それぞれ感じ方が異なることから、

なんとも言い難いのですが、

何事もコツやポイントが分かってしまえば、

あれ?あれあれ?

思っていたより、簡単?

と、なるものでございます。

サンマをそのまま塩焼きにする。

間違いなく旨い!

が、しかし。

自分で三枚におろしにすることで、

普段そのまま塩焼きで食べていたサンマを

刺身や炙り、蒲焼き、酢の物などなど、

料理の幅を一気にひろげることができるのでございます。

とはいえ、サンマを捌く。

サンマを三枚におろす。

サンマを三枚におろすと言えば、

多くの方が真っ先に思い浮かべるのは、

おそらく【大名おろし】かと。

ただ、この大名おろし。

呼び名の通りとでも、いいますか。

とにかく、贅沢なおろし方でして。

量が多い場合など、水洗いを済ませ、包丁を骨に沿わせるように、スーっと流して、手早くサンマをおろすことができる。

とにかく、手早くおろすことができる!

しかし、手早くおろす代償とでも言ったらよいのか、骨に多くの身が残ってしまう。

料理に対する個人的な考え方としては、

食材は無駄にしない。

提供する場合など、自分の都合や技術のせいで、

美味しく食べられる部分を少なく/減らして、提供したくない。などなどある。

これらの考え方が正しいかは、状況や環境の違い。

人それぞれ異なるので、一概には言えないのですが、個人的には、これらの考え方は大切にしたい。

はっ!?

大名おろしが、悪いと言って訳ではありません。

手早くおろしたい方や、量が多い場合などは、

大名おろしは、適したおろし方と言えるのでございます。

ただ、ご家庭でサンマをさばく場合や量が少ない場合、無駄を減らして、少しでも多く食べたい場合などは、魚のおろし方の基本となる、丁寧なおろし方【三枚おろし】が、適したおろし方と言えるのでございます。

そう。要するに、二つのおろし方を覚えることで、状況に合わせて、適したおろし方を使い分けることが、出来るようになるのでございます!

そこで、今回!

秋刀魚の捌き方、水洗いなどはもちろん。

魚のおろし方の基本となる、丁寧なおろし方

【三枚おろし】

とにかく手早くおろす、おろし方

【大名おろし】

二つのおろし方について、解説していこうと思います。

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秋刀魚(サンマ)/捌き方

秋刀魚(サンマ)/下処理(水洗い)

1 サンマについたヌメリや汚れを洗い落とし、

布巾などで、しっかりと水気を拭き取る。

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2 サンマに包丁を立てる(垂直)ように当て、

尾側から頭側に向かって包丁を動かし、ウロコを取り除く。

コツ!ポイント!

※包丁でサンマのウロコを取り除く際、包丁に角度(倒す/寝かせない)をつけないこと。

身に包丁が入りやすくなってしまう。

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※腹ビレ付近など、細かな部分は刃先を使うように、ウロコを取り除くとよい。

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※裏、表しっかりとウロコを取り除く。

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秋刀魚(サンマ)/腹ビレの取り方

※腹ビレや腹ビレの付け根付近にある骨は取り除く必要がある。

サンマの腹ビレをつけたまま、三枚におろしてもよいが、

おろしてからこれらを取り除こうとすると、無駄に手間が増える。

個人的に、腹ビレはおろす前に取り除く。

好みに合わせてお試しください。

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3 頭を左、尾を右に向けて、腹ビレをまな板につけ、サンマを立てるように持つ。

コツ!ポイント!

※サンマを強く握ったり、強くまな板に押さえつける必要はない。

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4 腹ビレの上に包丁をそえるように乗せる。

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5 包丁の下にある、腹ビレに沿わせるように頭側(左方向)に向かって、包丁を進め、腹ビレを切り外す。

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※腹ビレと腹ビレ付け根付近の骨を取り除き終えた様子。

三枚におろしてから、これらを取り除こうとすると、

腹ビレ付近の骨に沿わせるように、切り外すなどの手間が増える。

また、おろす前なら一度で済むことを

三枚におろすで、身が二枚にわかれる。

二度、腹ビレを取り除くなどをしなくては、ならなくなってしまう。

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6 頭を左、腹を手前に向けて置く。

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7 頭を切り落とす。

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8 頭を右、腹側を手前に向けて置き、

尻ビレ付近にある小さな穴(肛門)に、刃先を入れ、頭側に刃を向け(逆さ包丁)腹を開く。

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9 腹を開き終えたら、軽く包丁の刃元付近を

太く硬い中骨に当てる。

中骨についた血合を刃元で、軽く掻き取るようにして、内臓を取り出す。

コツ!ポイント!

※中骨についた血合はあとで、落とすので、

この時点で、しっかりと取り除くことはないが、

この段階で、ある程度の血合を取り除いておいた方が、その後の効率がよい。

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※腹を開き包丁の刃元を中骨に当て、血合を掻き取るように内臓を取り出した様子。

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10 流水を当て、残った内臓や血合などをしっかりと取り除く。

このとき、軽く爪を立てるようにして、

内臓などを取り除くこともできるが、

歯ブラシを使うと、手早く綺麗に取り除くことができる。

残った内臓や血合などを取り除き終えたら、

布巾やキッチンペーパーを使い、水気をしっかりと拭き取る。

※流水を当て爪を立てるように、残った内臓や血合を軽く擦る(掻く)ようにしても、落とすことができる。

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※歯ブラシを使うと、手早く綺麗に残った内臓や血合を落とすことができる。

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※残った内臓や血合を落とし終えた様子。

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三枚おろしとは

※魚のおろし方の一種

基本となる魚のおろし方と言える。

基本となる丁寧な三枚おろしの流れとしては、

ウロコや頭、内臓などの下処理(水洗い)を済ませる。

下身の腹側をおろす→下身の背側をおろす→下身をおろし終える。

下身とは

頭を左/腹を手前に向けて置いたとき下側になる身

上身の背側をおろす→上身の腹側をおろす→上身をおろし終える。

上身とは

頭を左/腹を手前に向けて置いたとき上側になる身

おろし終えると、【上身】【下身】【中骨】

計三枚になることから【三枚おろし】という。

 

 

秋刀魚(サンマ)/基本となる三枚おろし/おろし方

1サンマの頭側を右、腹側を手前に向けて置く。

尻ビレの付け根付近から包丁を入れ、

骨に沿わせて、太く硬い骨(中骨)まで、

しっかりと腹側の身を切り開く。

コツ!ポイント!

※魚をおろすときの包丁の使い方(切り方)については、ノコギリのようにギコギコと動かして切らない。

イメージとしては、包丁の刃全体を使い、

スーっと流すように、手数を少なく身をおろす。

※おろすときの魚の扱い方についてだが、

魚をおろすとき、しっかりとおろせているか、

確認しようとして切り開いた身を持ち上げない。

めくらない。

これらを意識することで、身割れしてしまうことを防ぐことができる。

確認するとしても、

なるべく、身を持ちあげないようにする。

なるべく、身をめくらないようにする。

これらを意識すること。

※頭を右、腹側を手前に置いたサンマの腹ビレ付近の画像。

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※骨に沿わせるように、尾の付け根付近に向かって、腹側の身を切り進めている様子。

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※太く硬い骨(中骨)まで、しっかりと腹側の身を開き終えた様子。

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2 腹側の身を開き終えたら、サンマの向きを変える(頭側を左、背を手前)。

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3 尾の付け根付近から、骨に沿わせるように、

太く硬い骨(中骨)まで、しっかりと背側の身を切り開く。

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※骨に沿わせるように、太く硬い骨(中骨)まで、

しっかりと背側の身を切り進めている様子。

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※背側の身を開き終えた様子。

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4 尾の付け根付近に包丁を入れる(中骨の上)。

※この時点で、身が繋がっているのは、

コブのような形をした太く硬い中骨の頂上部分、腹骨、尾の付け根付近。

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5 片方の手で尾を押さえる。

包丁を骨に沿わせて、頭側にスーっと流すように、

身と繋がった部分を切り外す。

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※包丁をスーっと流すように一気に、身と繋がった部分(腹骨付近)を切り外している様子。

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※身と中骨が繋がった部分を切り外した様子。

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※尾の付け根付近が繋がっている様子。

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7 尾の付け根付近の繋がった部分を切り外す。

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※下身をおろし終えた様子。

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8 下身をおろし終えたら、サンマを裏返し、

頭側を右、背を手前に向けて置く。

包丁を骨に沿わせるように、太く硬い骨(中骨)まで、しっかりと背側の身を開く。

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※骨に沿わせ、背側の身を切り進めている様子。

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※尾の付け根付近まで、しっかりと切り開く。

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※背側の身を太く硬い骨(中骨)まで、しっかりと切り開いた様子。

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9 向きを変え、腹を手前に置く。

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10 尾の付け根付近から、包丁を骨に沿わせるように、太く硬い骨(中骨)まで、しっかりと腹側の身を開く。

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※腹側の身を骨に沿わせて切り進めている様子。

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※腹側の身を太く硬い骨(中骨)まで、しっかりと切り開いた様子。

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11 下身と同様に、身と繋がった部分を切り外す。

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※上身の腹骨付近を切り外している様子。

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※スーっと包丁を流すように、切り進めることで、腹骨も簡単に切り外すことができる。

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※尾の付け根付近のみ繋がっている様子。

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12 尾の付け根付近の繋がった部分を切り外す。

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※上から下身、上身、中骨、三枚おろしを終えたサンマの様子。

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13 腹骨に身をつけないよう、包丁を腹骨に沿わせるように切り外す。

コツ!ポイント!

※腹骨を外しずらい魚などは、一度腹骨の先端付近に包丁を入れ(逆さ包丁)、

腹骨を立たせてから、腹骨を切り外す。

サンマなど包丁を入れやすい魚は、そのまま、

腹骨に沿わせるように包丁を入れ骨を切り外す。

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※腹骨に包丁を沿わせ、身から腹骨を削ぐように切り外す。

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※骨に沿わせるように、腹骨を身から切り外すくことで、薄い腹側の身をしっかりと残すことができる。

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※同様に腹骨を削ぐように切り外す。

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大名おろしとは

※魚のおろし方の一種

大名おろしを済ませると、上身、下身、中骨、

計三枚になる。三枚おろしの一種ともいえる。

ただし、魚のおろし方として、基本となる丁寧な三枚おろしとは、かなり異なるおろし方になる。

大名おろし/由来

基本となる三枚おろしを丁寧に済ませると、

骨にわずかな量の身を残す程度で、

無駄なく魚をおろすことができる。

大名おろしは、手早く魚をおろすことができるが、

基本となる三枚おろしと比べ、骨に多くの身が残ってしまう。

骨に身が残る/贅沢/身がもったいないなどから、

【大名おろし】と呼ばれるようになったとされる。

 

 

秋刀魚(サンマ)大名おろし/おろし方

1 水洗いを済ませたサンマの頭を右/腹を手前に向けて置く。

上身と下身の間にある、太く硬い骨(中骨)の上に、包丁を入れる。

頭側から尾に向かって、包丁を骨に沿わせて、

一気に下身(片身)をおろす。

コツ!ポイント!

※しっかりと包丁を太く硬い骨(中骨)に沿わせるて、切り進めると、カリカリとしたような感覚が伝わってくる。

頭側から尾に向かって、包丁を流すように、

一気に骨から身を切り外す。

※下画像/頭側断面(切り口)の画像。

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※下画像の包丁の先辺りにある、太く硬い骨に沿わせて、骨から身を切り外す。

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※頭側から太く硬い骨(中骨)の上に包丁を入れる。

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※包丁を流すように、一気に切り進める。

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※尻ビレ付近を切り進めている様子。

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※尾に向かってしっかり切り進め、そのまま一気に身を外す。

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※下身をおろし終えた様子。

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2 サンマを裏返し、頭を右/背を手前に向けて置く。

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3 頭側から包丁を入れ、同様に一気に上身(片身)を切り外す。

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※骨に沿わせて、一気に切り進めている様子。

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※尾に向かって切り進め、そのまま身を外す。

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※サンマをおろし終えた様子。

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※大名おろし終えると、上身、下身、中骨、計三枚になる。

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秋刀魚(サンマ)/おろした身のどこに骨があるのかについて

※下画像/骨のある部分(1)をご覧ください。

初めて魚の骨を抜く方や、慣れていない方など、

特に骨があることに気づかない部分/最も骨が残っている部分が、頭側の端の切り口(断面)に入り込んでいる骨。

まずは、頭側の端の切り口(断面)の部分を確認すること。

※下画像/骨のある部分(2)をご覧ください。

サンマをおろすと腹側と背側の身の境目辺りに、骨が身に入り込むように残っている。

下画像のように、おろし終えた身を横に向けて置き、身の真ん中あたりを頭側から尾側に向かって、

指でなぞると、どこに骨があるか、確認することができる。

個人的には、おろしたサンマの骨は取り除くが、

人によっては、そのまま料理に使う方もいる。

骨を抜くのか、抜かないのかについては、

実際に食べてみて、抜く必要があると思うのであれば抜く。

抜く必要がないと思うのであれば、抜かない。

など、好みに合わせてお試しください。

※下画像/骨のある部分(1)

頭側の端の切り口(断面)の様子。

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※下画像/骨のある部分(2)

背側の身と腹側の身の境目付近を指でなぞり、

骨がどこにあるかを確認している様子。

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秋刀魚(サンマ)/骨の抜き方

1 頭側に向かって引き抜くように、骨を抜く。

コツ!ポイント!

※魚の骨を抜く場合、基本的には、

骨の向きに合わせて、頭側に向かって引き抜くように骨を取り除く。

上記にもあるように、骨がどこにあるかは指で確認することができる。

ただし、馴染みのない方などが、魚の骨抜きをすると、頭側端の身の厚い部分(断面)に骨が残っていることが多い。

まず、頭を切り落とした切り口(断面)付近をしっかりと確認すること。

※頭側の端の切り口(断面)付近にある、骨を抜いている様子。

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※背側と腹側の身の境目辺りにある、

骨を抜いている様子。

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※身に優しく手を添えながら、骨を抜くと、

骨を抜く際、身にかかる負荷を軽減させることができる。

身を崩さず、綺麗に骨を抜き取ることができる。

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秋刀魚(サンマ)/皮の引き方/取り方

1 骨を抜くなどの処理を済ませる。

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2 尾側の端の身(皮)に、しっかりと包丁を当てる。

コツ!ポイント!

※尾側の端の身を皮一枚残すように、

切り目を入れ、包丁の刃を皮側に向けて、

皮から身を剥がすように、皮を引いてもよいが、

包丁の刃を皮に向けながらだと、

皮が上手く引けない/引きずらさを感じるようなら、包丁の背を使うとよい。

包丁の背で、皮から身を剥がすように、

皮を引くことで、皮を切りずらくすることができる。好みに合わせてお試しください。

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3 包丁の刃、または背を皮に沿わせるように、

尾側から頭側に向かって、スーっと皮から身を剥がすように動かす。

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※サンマの刺身を作る場合、皮を引く。

慣れるとスーっと簡単に、皮を取り除く(身を剥がす)ことができる。

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どうでしょうか?

うーん。なぜだろう?

毎年、秋刀魚を食べている。

はっ!?そうか!?

秋刀魚が旨いからだ!

秋刀魚を自分で捌く!三枚におろす!

普段そのまま塩焼きにしていた秋刀魚を

刺身や炙り蒲焼きなどなど、おろした秋刀魚を使って、様々な料理を作ることができるようになる!

ますます、料理が楽しくなること間違いなし!

この機会に是非、お試しください。

※準備が整い次第になってしまいますが、三枚におろした秋刀魚を使って、刺身や炙りなどの解説を予定しています。

是非、そちらもご覧ください。

なめろうの作り方

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様々な野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】カマスの一夜干し(干物)/レシピ/作り方

カマスの捌き方【片袖開き】背開き/開き方/カマスの一夜干しの作り方、焼き方などまとめて徹底解説!

うーん。カマスってどうやって食べたら旨いんだろう?

カマスの捌き方/おろし方が分からない。

カマスの開きとか干物ってどうやって作るんだろう?

カマスの背開きって難しいのかなぁ。

塩焼きの方が旨いんじゃないの?

なんて方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

カマスの旨い食べ方と聞かれると、

その答えは難しい。

だって、カマスって刺身にしても、

焼き物にしても、旨いんですもの。

が、しかし!

干すことで、旨みを凝縮させた、カマスの干物が旨いのなんの!

適度に干し、旨みを凝縮させ、しっとりとジューシーに!

優しい味わいに仕上げた、カマスの一夜干しが、

とにかく旨い!

さらに、カマスの干物や塩焼きなどの、

カマスの開き方/おろし方として、

基本となるのが、背開きの一種の片袖開き。

魚の開き方としては、

言い方がよいか悪いかは別として、

かなり、簡単!?

なので、ございます。

そこで、今回!

カマスの捌き方/おろし方はもちろん!

カマスの一夜干し(干物)の作り方や焼き方など、

まとめて解説していこうと思います。

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カマスの一夜干し(干物)の作り方

カマス/下処理/下ごしらえ

1 カマスをサッと洗い、表面についたヌメリや汚れを落とす。

布巾やキッチンペーパーなどで、水気をしっかりと拭き取る。

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2 カマスの表面に、包丁を真っ直ぐ(垂直)立てるように当てる。

包丁を尾側から頭側に向かって動かし、ウロコを取り除いていく。

コツ!ポイント!

※包丁に角度(倒す/寝かせるなど)をつけてしまうと、身に包丁が入ってしまう恐れがある。

カマスの身は柔らかく、包丁を強く押しつけるように、ウロコを取り除くと、身割れしてしまう。

カマスの表面に包丁を真っ直ぐ(垂直)に当て、

優しく撫でるように、ウロコを取り除いていく。

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※カマスのウロコを尾側から頭側に向かって、取り除いている様子。

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※ヒレ付近など細かな部分は、包丁の刃先を使って、取り除くとよい。

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※尻ビレや腹ビレ付近にある、ウロコもしっかりと取り除く。

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※カマスを裏返し、同様に尾側から頭側に向かって、ウロコを取り除いていく。

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カマス/開き方(片袖開き)

3 カマスの頭を右、背を手前側に向けて置く。

カマス/片袖開き(背開き)について

※【片袖開き】とは、背側から開く(おろす)背開きの一種で、

頭を切り落とす/頭をつけた状態で頭を割るような、背開きとは異なる。

頭を残し、頭を割らずに背開きにすること。

カマスを干物にする場合、基本となる開き方といえる。

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4 エラ蓋を上げ、背側、頭の付け根付近から、

真っ直ぐに中骨まで、しっかりと包丁を入れる。

コツ!ポイント!

※切り込みを入れるイメージとしては、

背側の身のみを包丁が中骨に当たるまで、

しっかりと切り込みを入れるようにする。

※注意点としては、中骨は切り落とさない。

中骨まで、しっかりとした切り込み(切り目)を入れる。

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※下画像/背側、頭付け根付近に中骨まで、

しっかりと包丁で、切り込み(切り目)を入れた様子。

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5 切り込み(切り目)から、包丁を入れる。

骨に沿わせるように、尾の付け根付近に向かって、

背側の身を太く硬い骨(コブのようになった部分)まで、しっかりと切り開く。

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※画像では、おろしている様子を分かりやすくするため、身を持ち上げていますが、

基本的に魚をおろすときは、身は持ち上げない。

身を持ち上げると、身割れの原因になる。

カマスやサワラなど、身の柔らかな魚は特に注意すること。

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※太く硬い骨(コブのようになっている部分)まで、しっかりと背側の身を切り開いた様子。

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6 太く硬い骨部分(中骨)についた、

腹骨の切り方としては、包丁を立て、刃先を使って腹骨を切り外す。

コツ!ポイント!

※慣れてしまえば、特に意識することなく、

自然に腹骨を切り外すことができるが、

初めての方や、おろしていたとき中骨に、

腹骨が残ってしまう方など、

腹骨を切るとき意識して、包丁を立てるように、

腹骨を切り外すようにすると、上手く中骨についた、腹骨を切ることができる。

ただし、腹骨を切ることを意識し過ぎて、

身を持ち上げ過ぎてしまったり、

深く包丁を入れ過ぎてしまい、

下側の身を傷つけてしまうなどのことが、

ないよう注意すること。

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※下画像では、中骨についた腹骨をしっかりと、

切り外した様子を画像で伝えやすくするため、身を持ち上げているが、

魚をおろすとき、基本的には、身を持ちあげないようにすること。

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7 骨に沿わせるように、腹側の皮一枚残すイメージで、尾の付け根付近まで、しっかりと切り開く。

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※骨に沿わせて、腹側の身を切り開いている様子。

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※開き終えたカマスの様子。

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カマス/内臓などの外し方/中骨についた血合の落とし方(水洗い)

1 頭側にある、エラや内臓が繋がった部分を切り外す。

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2 切り外したエラや内臓を摘まみ、尾側に向かって、引っ張るようにし取り除く。

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※片袖開き(背開き)を終えた、カマスの様子。

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3 流水に当てながら、中骨についた、血合部分を軽く爪を立てるように、

落とすなどをしてもよいが、

カマスに限らず、比較的、小さめな魚の中骨についた、

血合を落とす方法として、ササラなどを使わなくても、

歯ブラシを使うことで、綺麗にしっかりと残った内臓や血合などを取り除くことができる。

また、このときエラや内臓、血などが残っていたら(ついていたら)、

丁寧に取り除くこと。

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※歯ブラシを使い、血合などを取り除いている様子。

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※骨についた血合などをしっかりと、取り除き終えたカマスの様子。

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カマス/一夜干し(干物)/漬け地/割合(目安)/漬ける時間(目安)

※魚の大きさや、脂の乗り具合、

気温などにより、一概にはいえないが、

一般的に魚の干物を作るとき、塩水(漬け地)の、

目安としては、水の量に対して、10%程度の塩を溶かした塩水に漬ける。

また、塩水に漬ける時間の目安は、一時間程度。

個人的には、カマスの一夜干し(干物)を作るとき、塩っ辛いような、味わいの仕上がりを好まない。

ほんのりと、優しい味わいの塩加減をよし(好む)と、考えることから、

上記にもあるように、状況により異なるが、

水の量に対して、3%程度量の塩、酒少々を入れ、

しっかりと塩を溶かし、昆布一片を入れる。

これを漬け地とする。

漬け地に、漬ける時間の目安は、一時間程度漬ける。

※漬け地の割合や漬ける時間など、人それぞれ、

好みや考え方が異なることから、何を正解とするかは、

実際に自分で作り味をみる必要がある。

まずは、上記にある目安を参考程度に考え、

好みに合わせて、お試しください。

※水に対して3%程度量の塩、酒少々を合わせ、塩をしっかりと溶かしている様子。

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※水に塩と酒少々を合わせ、塩をしっかりと溶かし、昆布一片を入れた漬け地の様子。

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※片袖開き(背開き)に開いた、

カマスの皮を下にして、漬け地に漬ける。

カマスを漬け地に漬ける際、

なるべく、漬かり具合や味にムラが出ないよう、

広げるように、重ならないように漬ける。

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※漬け地からカマスが出ないよう、漬け地の表面にピタッとラップをかぶせる。

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※漬け終えた、カマスの表面を触ると、しっとりとしたような、ペタっとした状態になる。

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※好みに合わせて、漬け終えたカマスを

漬け地から取り出し、ザルなどにあげ水気を切る。

漬け地に漬け終えたカマスをそのまま(表面に漬け地をつけたまま)、

干すことで、塩気がキツイ干物になってしまう。

カマスを漬け地から取り出したら、一度サッと洗い表面についた漬け地を洗い落とす。

ただし、個人的に理想とする仕上がりの、カマスの一夜干し(干物)は、

一般的な干物の漬け地(10%程度の塩分濃度)と比べ、

かなり塩気を抑え3%程度の塩水(水/塩/酒少々/昆布一片の漬け地)に、

カマスを漬けている。

一般的な濃い塩分濃度の漬け地に漬けた場合、

サッと表面についた漬け地を洗い落とす必要があるが、

個人的によしとする、解説している漬け地にカマスを漬けた場合、

漬け地から取り出し、洗わずに、布巾やキッチンペーパーなどで、

水気(漬け地)をしっかりと取り除くだけで、よいと考える。

好みに合わせて、お試しください。

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カマス/一夜干し(干物)/干し方/干す時間(目安)

1 干し網にカマスの皮を下に向け、重ならないようにひろげ(並べ)置く。

暑い時期や場所、湿度が高く風通しの悪い場所などで、

干してしまうと、干物が仕上がる前に、傷んでしまう恐れがある。

そのような場合、風通しのよい日陰で干す。

理想としては、風通しがよく涼しい場所で、

夕方や夜から朝にかけて干す(一晩)とよい。

干す場所がない場合など、扇風機の風を当てることで、

室内でも気軽に干すことができる。

※臭いなどが、気になってしまうというのであれば、

冷蔵庫で仕上げる方法もあるので、気になる方など参考までに、こちらをご覧ください。

 

コツ!ポイント!

※盆ザルなどを使用して干すことも可能だが、そのまま干していると、どうしても下側に水気が残ってしまう。

ある程度、干したら様子をみて、カマスを裏返すなどをする必要がある。

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※一晩干した、カマスの一夜干し(干物)の様子。

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※個人的に考える、理想的なカマスの一夜干し(干物)皮側のイメージとしては、

しっかりと乾燥させ、硬く干しあげるのではなく、

表面はさらっとして、軽く指で押すと、身には適度な弾力があり、

皮に指で押したあとが、残るような感じに仕上げる。

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※身側は、完全に乾燥させるのではなく、表面を触ると、

しっとりとしたような、適度な水気を残すように仕上げる。

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※下画像のように、身側の表面に触れると、完全に乾燥させておらず、

しっとりとした適度な水気が残っているのを確認することができる。

このように、カマスの一夜干し(干物)の皮側や身側を確認することで、

次に作るとき、

次回も、同じように仕上げよう。

次回は、もう少し長く干す。もう少し短く干す。

など、自分の好みに合った仕上がりの、目安を知る(作る)ことができる。

参考程度に考え、好みに合わせてお試しください。

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カマス/一夜干し(干物)/焼き方

1 ご家庭にある一般的な上火のグリルを使って(グリルにより異なる)、

カマスの一夜干し(開き)を焼く場合、トレー(下にある受け)に水を入れる。

グリルの火をつけ、しっとりとグリル内を温め、

網には薄く油を塗る(キッチンペーパーなどに油を染み込ませ網に薄く油を塗るなど)。

コツ!ポイント!

※トレー(下にある受け)に水を入れるのは、

落ちた脂などを焦げつかせないように、するためだけではない。

脂が発火してしまうことを防いだり、

適度に温度が下がることで、煙が充満することを防ぐ、

蒸気が上がることで、身が干からびたような焼き上がりになることを抑えるなど、

様々な役割がある。

※網に油を薄く塗るのは、魚が網にくっつくのを防ぐため。

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2 カマスの一夜干し(干物)を身側を上にして、網に乗せ中火程度の火力で火にかける。

コツ!ポイント!

※魚を焼くグリルには、様々なものがある。

ご家庭にある、一般的な魚を焼く上火のグリルを使って、

カマスの一夜干し(干物)を焼く場合、

調理場などにある上火の焼き台とは異なり、

位置の調整(火と魚の距離/近く/遠くなど)が出来ない。

火が強すぎると、火が近すぎて火を通す前に、

焦げて(焦がして)しまうなどの恐れがある。

ただし、火が弱すぎると、焼き上がる頃には、

身が干からびたような、パサパサとした焼き上がりになってしまう。

これらの理由から、

まずは、中火程度の火力で焼くことをオススメいたします。

好みに合わせて、お試しください。

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カマス/一夜干し(干物)/焦がさず全体に香ばしい焼き色(焼き目)をつける方法

3 エラ蓋やヒレなどの部分や、火に近い部分などは、焦げやすい。

もう少し、身に火を通したい。

一部は焼けているが、まだ焼き足らない部分がある。

身全体に、適度な香ばしい焼き目(焼き色)をつけたい場合など、

そのまま、焼くと火と近い部分や薄い部分など、

火が通りやすい部分(焦げやすい部分)が、焦げてしまう。

位置を頻繁に変えればよいのでは?

と、考える方も居るかとは思うが、

一般的なグリルはグリル内の様子を確認するために、

その都度、グリルを開け閉めして確認する必要がある。

グリルを開け閉めすることで、グリル内の温度が下がってしまったり、

カマスの一夜干しの向きや位置をその都度、

変えることで、身が崩れてしまうなどの恐れがある。

このような場合、エラ蓋やヒレ、適度な焼き色がついた部分に、

アルミホイルをかぶせて(当てて)、焼きあげていく。

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※下画像/焦がさないようにエラ蓋(適度な焼き色がついた部分)に、

アルミホイルをかぶせた(当てた)様子。

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※下画像/エラ蓋(適度な焼き色がついた部分)に、

アルミホイルかぶせて(当てて)焼き、アルミホイルを外した様子。

上画像をご覧頂ければ分かるように、アルミホイルをかぶせて、

火が直接当たるのを防ぐことで、エラ蓋の焼き色は、そのままの状態で、

その他の部分に、焼き色(焼き目)をつけることができる。

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4 身側に適度な焼き色(焼き加減)をつけるように、

焼きあげたら、裏返し皮側を上にして焼く。

コツ!ポイント!

※皮は、焦げやすい。

そのままの火力で、皮側を焼くと焦げてしまう恐れがある。

皮側を焼くとき、火力を少し落とすなど、調整するとよい。

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5 皮側を焼きあげ、適度な焼き色(焼き目)がついたら、

グリルの火を止め、カマスの一夜干しを取り出し、器に盛り付ける。

コツ!ポイント!

※グリルの扱いや、魚を焼くのに慣れてきたら、

適度な焼き色をつけるように焼き、火を止め、

少し置き、余熱を使って、身に火を通すように仕上げると、

また違ったカマスの一夜干しを味わうことができる。

焼き物など、温かいものを冷たい状態の器に、

そのまま盛り付けるのではなく、温めた器に盛り付けるなど、

一手間加えることで、仕上がりに違いをつけることができる。

好みや状況、人それぞれ考え方が異なることから、

何を正しいとするかは、難しいが、

焼き物に限らず、色々と試すことをオススメいたします。

好みに合わせて、お試しください。

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魚の焼き方/海の魚や川の魚はどちらから焼くかについて

魚の焼き方として、気になったことがあったり、

聞いたことがあるかとは思うが、

海の魚は身から。川の魚は皮から。

と、耳にしたり聞いたりすることがある。

理由として、海の魚は皮から焼くことで、

皮が縮み、身が割れてしまう。

川の魚は、皮に臭みが多くあるから、皮から焼く。

皮が丈夫だから、皮から焼いても身割れしないなど様々。

個人的には、必ず海の魚は身から。

川の魚は皮から焼く必要があるとはいえない。

これらを否定する訳ではないが、好みや状況に合わせればよいと考える。

理由としては、上火で焼くのか、下火で焼くのか、

両火で焼くのか。

状況や考え方など、人それぞれ異なる。

必ず海の魚は身から?必ず皮の魚は皮から?

なになにはこうする。こうしなければならないなど、

説明する前に。語る前に、実際に魚を焼いたことがあるのか?

本当に料理をしたことがあるのか?

仕上がり前に、何かを乗せて焼く場合はどうする?

姿の状態ならどうする?

皮が縮み身が割れる?

皮はどうなる?裂けないの?

飾り包丁を入れて焼いたことある?皮に針うちしてから焼いたことある?

切り身の状態で、串をさし皮が横についていたらどうする?

ドミノのように立てて焼くの?

実際にある例をあげると、

経験だけはやたらと長いだけの方や、経験もなくどこで知ったのか知識だけの方、

普段からこれはこうするなど、うんぬんかんぬん語っている方などが、

キスの天ぷらを揚げたとき

キスの天ぷらが真っ直ぐ揚がっていようが、

くるんと丸まるように反り返って揚がっていようが、

気にもせず、キスはキス。

どう揚がるかは、揚がってから分かること、

どのような状況でも、キスは必ず皮から揚げると決めつけ、

違いなどお構いなしで、ただただ、作業として、

日々、料理をしている方を見かける。

そのような方に対して、どうこういうつもりもないが、

生のキス、冷凍を解凍したキス。

どちらのキスも、天ぷらにして皮から揚げて、

仕上がりを比べてみたらよいかと思う。

同じ食材を使っても、状態や状況などの違いで、仕上がりに違いが出る。

上火のグリルなどで、魚の開きを焼くにしても、

身側から焼き、裏返して皮側を焼いて焼きあげると、

滲み出た脂(旨み)が、落ちてしまうから、

先に皮側から焼いた方が、よいとする方もいる。

結局のところ、自分がよい!旨い!

提供する相手が、よい!旨い!

と、感じるのであれば、それが答えになる。

調理場だけに限ったことではないが、

どこに行っても、出来もせず、やりもせず、

役に立つのか、役に立たないのか分からないような、

知識ばかりを詰め込み、あぁだの。こぉだの。

自分が若い頃は、なんだのかんだの語っている方を多く見かける。

ならどうぞ。

と、ふると。その手の方は、大抵その場から離れどこかへ行く。

ふられる前に、異常に発達した嗅覚(センサー)が働くのか、

気づいたときには、別の話に変わっている。

個人的に知識は、とても大切だと考えていることは間違いない。

どんな小さなことでも、必ず役に立つときがくる。

ただ、人から聞いた、調べただけの知識は、

どんなに凄いことでも、

自分に知識に見合った技術や経験がなければ、

それ以上でも、それ以下でもないただの知識。

知っているからといって、

実際に、自分ができる訳ではない。

あの人が言ってたから、この人が言ってたからと、

いったところで、自分の好みや提供する方の答えになるかは、別の話。

結局のところ、何よりも大切なのは、

実際に自分で作るなどの経験。

経験から得る知識。

知り得た知識を活かすための技術。

人の話を鵜呑みにせず、頭の片隅に置いておき、

まずは、自分の経験や技術を高め、

自分の正解を見つけることが、最も重要だと考えている。

おっと。長々と申し訳ございませんでした。

うーん。毎度、自分でも思う。

多分、自分で思っている以上に、料理が好きなんだろうなと。

人間がなのか、私だけなのかは分かりませぬが、

勝手なもので、自分が好きなことや楽しいと感じることは、他の方にも、

同じように楽しんでもらいたくなってしまうのでございます。

皆様にも、自分と同じように、料理を楽しんで頂きたい!

という思いから、この手の話になると、

ついつい熱くなり、毎度、話が長くなってしまい誠に申し訳なく思っています。

予めご了承ください。

もうね。

あぁ。コイツ。

また言ってるよ程度に、お考えください。

難しく考えずに、気軽に楽しみながら、

色々と試すことを自分に言い聞かせる。

皆様にも、オススメしたいと思う。

今日この頃で、ございます。

どうでしょうか?

カマスの塩焼きも確かに旨い!

干すことで、旨みを凝縮させたカマスの一夜干し(干物)は、かなり旨い!

が、しかし!

自分好みの干し具合や塩加減に仕上げた、

カマスの一夜干しは、さらに旨い!

旨みを凝縮させしっとりとして、ジューシーで、

優しい味わいの、カマスの一夜干し(干物)は、

まさに、絶品!!

で、ございます。

この機会に是非、お試しください。

鮎(あゆ)の風干しの作り方

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ホッケの開きの作り方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】鶏皮の甘露煮/レシピ/作り方

旨すぎる!つまみに!おかずに大活躍間違いなし!鶏皮がカリカリ(パリパリ)とした甘露煮のレシピや作り方について、まとめて徹底解説!

うーん。どうやったら旨い!カリカリパリパリとした、鶏皮の甘露煮を作れるんだろう?

あー。鶏皮を使った、旨いつまみないかなぁ。

あー。ご飯が止まらなくなるくらい旨い!鶏皮の料理ないかなぁ。

なんて方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

いやいや。鶏皮を使った、旨い!

つまみありますよ。

いやいや。ご飯が止まらなくなるくらい、旨い!

鶏皮の料理ありますよ。

えっ。またまたぁと思った方も居るとかいないとか。

またまたぁ。勘弁してください。

驚くほど旨い!ついついお酒が進んでしまう!

旨すぎて!ついついご飯進んでしまう!

激旨!絶品!【鶏皮の甘露煮】!

あまりにも、旨いからといって、

鶏皮の甘露煮をつまみにしたら呑みすぎ。

鶏皮の甘露煮をご飯と一緒に食べたら食べすぎ。

には、注意してくださいよ。なのでございます。

そこで、今回!

カリカリ(パリパリ)食感の鶏皮の甘露煮に、仕上げる方法など、

鶏皮の甘露煮のレシピ/作り方などについて、まとめて解説していこうと思います。

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鶏皮(とりかわ)の甘露煮の作り方

1 鶏皮の表面に羽毛が残っていたら、しっかりと取り除く。

2 鶏皮の裏側についた、黄色っぽくブヨブヨとした部分(脂肪)を取り除く。

3 鶏皮をボールなどに入れ、塩少々と酒を振りかけ、しっかりと鶏皮を揉み、臭みや臭みの原因となるヌメリなどをしっかりと落とす。

4 揉み終えた鶏皮を洗い、水気をしっかりと取り除く。

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※鶏皮をカリカリ(パリパリ)食感に仕上げる場合、上記、鶏皮の下ごしらえを済ませることで、

美味しい鶏皮の甘露煮を作ることができますが、

その他の鶏皮(とりかわ)の下処理/下ごしらえを済ませることで、また違った味わいの鶏皮の甘露煮を作ることができます。

※上記、鶏皮の下ごしらえについても、

画像つきで詳しく解説していますので、

是非、鶏皮(とりかわ)/下処理/下ごしらえの記事もご覧ください。

鶏皮(とりかわ)/下処理/下ごしらえ

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鶏皮(とりかわ)の甘露煮/鶏皮をカリカリ(パリパリ)に仕上げる方法

5 鶏皮の下処理/下ごしらえを済ませたら、

火にかけず、脂を敷かずにフライパンの上に、

鶏皮をひろげ、重ならないようにに並べ置く。

6 全体に、まんべんなくしっかりと火が通るよう、

鶏皮の上に重石(落とし蓋など)し、火をつけ弱火で、じっくりと焼きあげていく。

油を使わず、鶏皮を加熱して、

鶏皮から、滲み出てくる脂を上手く利用し、

じっくりと焼きあげることで、カリカリ(パリパリ)とした、食感に仕上げることができる。

7 じっくりと火にかけ、ある程度したら、鶏皮の焼き具合を確認する。

そのとき、鶏皮から必要以上に滲み出た脂を取り除く。

脂を取り除かず、そのまま焼きあげてしまうと、

脂っぽくベタっとして、ギトギトした仕上がりになってしまう。

適度な量の滲みた脂を上手く利用することで、脂っぽくならず軽い、カリカリパリパリとした鶏皮を仕上げることができる。

8 鶏皮の片面を弱火じっくりと、ある程度焼いたら鶏皮を裏返し、同様に焼きあげていく。

焼きあげている途中、鶏皮から滲み出てきたら、その都度、丁寧に取り除く。

9 両面、適度にカリカリ(パリパリ)と、

弱火でじっくりと焼いたら、重石を外し、

鶏皮の厚みのある部分など、まだ焼きが甘いなと感じる部分があるよなら、菜箸やフライ返しなどを軽く押しつけるようにし、ムラなく全体をしっかりと焼きあげる。

10 鶏皮の両面をしっかりと、ムラなく焼きあげたら、火を止め鶏皮を取り出す。

油切りの上に焼きあげた、鶏皮を乗せしっかりと脂を切る。

※鶏皮を適度な大きさに切り、重石をして両面、弱火でじっくりと焼きあげた鶏皮の様子。

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※鶏皮を細かく切らずに、そのまま重石して両面、弱火でじっくりと焼きあげた鶏皮の様子。

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※鶏皮(とりかわ)のカリカリ(パリパリ)について、画像つきで詳しく解説している記事がありますので、是非そちらもご覧ください。

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鶏皮(とりかわ)/カリカリ(パリパリ)とした鶏皮の甘露煮の煮方/炊き方

1 鍋に醤油、ミリン、酒、砂糖を合わせ入れ火にかける。

鶏皮の甘露煮の地を強火で一気に煮詰め、

しっかりとした、照りやとろみをつける。

鶏皮(とりかわ)/鶏皮の甘露煮の地/割合(目安)

醤油1、ミリン1、酒1、砂糖0.5~1(好みの甘さ)

コツ!ポイント!

※強火で、一気に鶏皮の甘露煮の地を煮詰めていく。

強火で、沸かしながら地を煮詰めることで、

詰め終わる頃には、酒やミリンのアルコール分を飛ばす(煮切る)ことができる。

※酒、ミリンの煮切り方について、詳しくはこちらをご覧ください。

酒/ミリン/煮切り方/アルコールの飛ばし方

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※鶏皮の甘露煮の地を沸かした様子。

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※下画像のように、煮詰めていくと、

とろみがつき、泡が残るようになってくる。

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※下画像をご覧いただければ、分かるように、

徐々に、地にとろみや照りがついてくる。

照りやとろみがついてくると、鍋底や鍋肌などに、焦げつきやすくなる。

ある程度、照りやとろみがついたら、

焦げつかせないよう、ヘラを使い、鍋底からしっかりと、

混ぜるように、煮詰めていく。

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※下画像程度まで煮詰めると、地にだいぶ照りやとろみがついている。

ここまでくると、かなり焦げつきやすい。

慣れると強火まま、問題なく仕上げることができるが、

感覚を掴むまでは、火力を落とすなど、

焦げつかせないよう、注意しながら煮詰めていくとよい。

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※適度な照りやとろみをつけると、

ヘラで、なぞったあとが鍋底に残るようになる。

イメージとしては、鍋底をヘラでなぞり、

あとが残る程度まで、しっかりと照りやとろみをつける。

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2 しっかりと、照りやとろみがつくまで煮詰めたら、

カリカリ(パリパリ)に焼きあげた鶏皮を鍋に入れる。

焦げつかせないように注意して、手早く鶏皮に地を絡める。

しっかりと絡めたら、火を止め鍋から鶏皮の甘露煮を取り出す。

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鶏皮(とりかわ)の甘露煮/盛り付け/食べ方

1 器に、鶏皮の甘露煮を見栄えよく盛り付ける。

好みに合わせて、天に白ごまを適量、振りかける。

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※鶏皮の甘露煮に、白ごまを振りかけた様子。

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どうでしょうか?

もうね。文句なしで旨い!

カリカリ(パリパリ)とした、

鶏皮の食感がなんともいえない。

あっ。違った。なんともいえる!

とにかく、旨い!

これこれ。とにかく、旨いのでございます!

まさに、絶品!

鶏皮の甘露煮!

この機会に是非、お試しください。

様々な野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】鶏皮のカリカリ(パリパリ)焼き/レシピ/作り方

鶏皮をカリカリ(パリパリ)に焼く方法/焼き方!など、鶏皮(とりかわ)のカリカリ(パリパリ)焼きについて、まとめて徹底解説!!

鶏皮の美味しい食べ方ないかなぁ。

作ってみたんだけど、上手くいかなかった。

どうしても、ベタっとしてしまう。

カリカリ(パリパリ)になる前に、焦げてしまう。

なんて方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

いやいや。この鶏皮。

カリカリ(パリパリ)に仕上げるには、

大切なコツやポイントがあるので、ございます。

それだけでなく、少し工程に違いをつけることで、

カリカリ(パリパリ)とした食感の中に、鶏皮のもちっとしたような、

食感を残すことや、

鶏皮をしっかりと、カリカリ(パリパリ)食感に仕上げることも、

できるのでございます。

これらをうまく使い分けることで、好みの味わいの、

鶏皮のカリカリ(パリパリ)焼きを作ることができる!と、きたもんだ!

そこで、今回!

鶏皮の臭みや、余分な脂を取り除くための下ごしらえや、

鶏皮のもちっとした、食感を残した、鶏皮のカリカリ(パリパリ)焼きに仕上げる方法/焼き方。

しっかりと焼きあげ、鶏皮全体をカリカリ(パリパリ)に仕上げる方法/焼き方。

べたっと、ねとっとしたような脂っぽい、ギトギトした仕上がりにならならずに、

さっぱりと軽く、カリカリ(パリパリ)とした、鶏皮のカリカリ(パリパリ)焼きの作り方など、まとめて解説していこうと思います。

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鶏皮(とりかわ)のカリカリ(パリパリ)焼き/作り方

鶏皮(とりかわ)/臭みがなくカリカリ(パリパリ)に仕上げるための下ごしらえ

1 鶏皮の裏側に、羽毛がついていないか確認。

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2 羽毛が残っていたら、しっかりと取り除く。

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3 鶏皮を裏返し、黄色っぽいブヨブヨとした脂肪を取り除く。

コツ!ポイント!

※黄色っぽいブヨブヨとした部分(脂肪)。

この部分は、臭みや脂が多い。

取り除かずに焼きあげると、臭みを感じるような仕上がりになるだけでなく、脂っぽくギトギトとした、ぶよっと(ねとっと)、したような仕上がりになってしまう。

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4 鶏皮の裏側に包丁の背を当て、黄色っぽくブヨブヨとした部分(脂肪)をしごくように取り除く。

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※鶏皮の裏側に包丁の背を当て、しごくように脂肪を取り除いてる様子。

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※脂肪を取り除き終えた様子。

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5 鶏皮をボールなどに入れる。

塩少々と酒を振りかける、しっかりと鶏皮を揉む。

コツ!ポイント!

※塩と酒を振りかけ、しっかりと鶏皮を揉むことで、

臭みや臭みの原因となる、ヌメリなどを落とすことができる。

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※塩と酒を振りかけ、しっかりと鶏皮を揉むことで、ヌメリなどをしっかりと落とすことができる。

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6 揉み終えた鶏皮についた、塩や酒、ヌメリや臭みを洗い落とす。

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7 洗い終えた鶏皮をボールなどに上げ、水気を切る。

布巾やキッチンペーパーを使い、水気をしっかりと取り除く。

※その他、鶏皮の下処理/下ごしらえについて、詳しくはこちらをご覧ください。

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鶏皮(とりかわ)/切り方

8 鶏皮を好みに合わせた大きさに切る。

コツ!ポイント!

※鶏皮は加熱すると縮む。

カリカリ(パリパリ)にじっくり焼く場合、特に縮む。

最初から細かく切らず、縮むことを想定し、大きめ切ること。

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鶏皮(とりかわ)/カリカリ(パリパリ)として、もちっとした食感も残して焼く方法/焼き方

9 油を敷かず、フライパンを火にかけ、軽く温める。

または、フライパンを火にかける前に、鶏皮を並べ置く。

コツ!ポイント!

※フライパンを強火などにかけてしまうと、鶏皮をカリカリ(パリパリ)に仕上げる前に、鶏皮が焦げてしまう。

フライパンを弱火にかけ軽く温める程度、またはフライパンは温めずに、鶏皮を並べ置く。

※油を使い鶏皮を焼くと、仕上がりが油っぽくなってしまう。

鶏皮を火にかけると、脂が滲み出てくる。

この脂を利用することで、油を使わなくても、

しっかりと焼くことができる。

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10 鶏皮をひろげて、重ならないように並べ置く。

弱火で、鶏皮の両面をじっくりと焼いていく。

コツ!ポイント!

※鶏皮のカリカリ(パリパリ)焼きを作る場合、

くっつかないように馴らしたフライパン。

または、くっつかないよう加工された(テフロン加工を施されたものなど)フライパンを使うとよい。

※この焼き方は、鶏皮の量が多い場合や、もちっとした食感も残して仕上げたい場合に、適した方法/焼き方と言える。

理由としては、鶏皮は火を通すと、くるんと丸みを帯び縮む。

直接、火(鶏皮から出た脂)が触れていない部分などに、もちっとしたような食感を残すことができる。

※鶏皮をひろげて、重ならないように並べ置く理由としては、じっくりと鶏皮を焼き、火(鶏皮から滲み出た脂)が当たる部分(面)を多くすることで、火の当たる部分(面)をカリカリ(パリパリ)に焼きあげることができる。

一度に多く焼く場合など、鶏皮をひろげて重ならないように並べ置くと、

少ない量の鶏皮しか焼くことができない。

鶏皮は、火を通すと縮むので、なるべく、

ひろげるように、重ねないように、

鶏皮をフライパンに入れるようにするとよい。

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※鶏皮は火を通すと縮む。

フライパンに鶏皮を入れたとき、

量が多く、重なった部分があったとしても、

ある程度の量であれば、火を通し鶏皮が少し縮んでから、

重なった部分や、くっついている部分を

菜箸などで、ほぐすようにすることで、

火(脂)のしっかりと当たる部分は、カリカリ(パリパリ)として、直接火の当たらない部分などは、もちっとした食感に、焼きあげることができる。

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11 鶏皮を弱火で、じっくりと焼いていると、鶏皮の脂が滲み出てくる。

鶏皮から滲み出た脂を利用し、焼きあげるのだが、

必要以上に滲み出た脂を使い、

そのままの状態で、焼いてしまうと、

カリカリ(パリパリ)とした、

仕上がりにならず、ねとっと脂っぽく、

ギトギトとしたような仕上がりになってしまう。

カリカリ(パリパリ)として、軽い仕上がりに焼きあげるには、

キッチンペーパーなどを使い、

余分な脂を取り除く必要がある。

キッチンペーパーを折り、菜箸などを使い、

必要以上の、余分な脂を取り除く。

または、鶏皮から滲み出た脂を廃棄せずボールに、移し換えておく。

コツ!ポイント!

※鶏皮から滲み出てくる脂を【鶏油/チーユ】という。

量が多い場合など、鶏油を廃棄せず、炒め物などに使用するとよい。

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※滲み出た脂を取り除いている様子。

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※菜箸などで折りたたんだキッチンペーパーなどを

押さえ滲み出た必要以上の脂を取り除く。

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※滲み出てきた脂【鶏油/チーユ】をボールに、

注ぎ入れた様子。

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12 鶏皮(片面)を弱火でじっくりと、

ある程度焼いてから裏返す。

これらを数回繰り返し、鶏皮の両面を弱火じっくりと、焼きあげていく。

量が少ない場合などは、

焼き具合を見ながら、一つ一つ菜箸などで裏返す。

量が多い場合などは、フライパンを振る。

ヘラなどを使うなど、状況に合わせるとよい。

コツ!ポイント!

※仕上がりや、食べた方々の反応など経験上、

個人的に鶏皮カリカリ(パリパリ)焼きを作る場合、弱火でじっくり焼いていくので、頻繁に鍋を振るなどする必要はないと考える。

人それぞれ、考え方は異なるかと思うので、

ある程度焼いてから、裏返すのか、

頻繁に鍋などを振り、焼きあげるかについては、

好みに合わせて、お試しください。

※丁寧に仕上げるのであれば、一つ一つ焼き具合を見ながら、

裏返すなどをすればよいが、

量が多い場合や、一つ一つ焼きあげることが困難な場合など、

状況に合わせた方法をお試しください。

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※じっくりと弱火で、鶏皮を焼く。

片面をある程度焼き、鶏皮を裏返した様子。

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※鶏皮の両面を弱火でじっくりと焼き、脂が滲み出てきたら、その都度、必要以上の脂を取り除く。

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※弱火でじっくりと焼き、脂を取り除く。

じっくりと焼いていくと、再度、脂が滲み出てくる。

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※くどいようだが、必要以上の脂をしっかりと丁寧に取り除くことが、

ベタっと脂っぽくギトギトとしたような仕上がりにならずに、

軽くさっぱりと、カリカリ(パリパリ)とした、

鶏皮のカリカリ(パリパリ)焼きを作る、大切なポイントになる。

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13 好みの焼き具合になったら、火を止め、

フライパンから鶏皮を取り出す。

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14 油切りに、焼き終えた鶏皮のカリカリ(パリパリ)焼きを置き、脂を切る。

コツ!ポイント!

※油切りがなければ、キッチンペーパーの上に置き、余分な脂を切る。

ただし、キッチンペーパーに触れている部分に、

余分な脂が残ってしまう、恐れがあるので、

なるべく、油切りを使用すること。

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15 塩、好みで、胡椒(ブラックペッパー粗挽き)を

軽く振りかける。

コツ!ポイント!

※先に、塩、胡椒などで、味をつけてもよいが、

【鶏油/チーユ】を使うことを予定している場合など、解説のように、焼きあげてから、軽く塩や胡椒振りかけるようにして、味つけすればよい。

味つけのタイミングについては、仕上がり前に軽く振りかける。

最初に塩で味つけする。

焼きあげてから味つけするなど、

好みや状況に合わせて、お試しください。

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鶏皮(とりかわ)/よりカリカリ(パリパリ)に焼く方法/焼き方

1 火にかけず、油を敷かずに、

フライパンに好みの大きさに切った、鶏皮をひろげて、重ならないように並べ置く。

コツ!ポイント!

※フライパンを温めたり、火にかけながら鶏皮をフライパンに並べ置くと、

鶏皮に火が通り反りかえってしまう。

鶏皮に火が通り縮んで、反り返ることで、

焼きムラが出てしまい、全体をしっかりとカリカリ(パリパリ)と、

焼きあげることができなくなってしまう。

※この焼き方/方法は、しっかりと鶏皮の全体をまんべんなく、

弱火でじっくりと火を通すように焼きあげる。

しっかりと全体を焼きあげるので、鶏皮をひろげて、重ならないように、

並べ置く必要がある。

そうすることで、ムラなくしっかりと鶏皮の全体をカリカリ(パリパリ)に焼きあげることができる。

これらの理由から、しっかりとカリカリ(パリパリ)とした、鶏皮のカリカリ(パリパリ)焼きを作ることを目的とした場合に、適した焼き方/方法といえる。

また、フライパンの大きさなどにもより、一概にはいえないが、一度に大量の鶏皮を焼く場合には、不向きな方法といえる。

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2 鶏皮をフライパンに並べ置き終えたら、落とし蓋(底が平らな皿や重ねが利く、一回り小さな鍋やフライパンなどでも代用可能)を鶏皮の上に置く。

火をつけ、弱火でじっくりと焼きあげていく。

コツ!ポイント!

※上から落とし蓋などで重石をして、鶏皮全体を平らにすることで、

しっかりと全体をまんべんなく焼きあげることができる。

そうすることで、ムラなく全体をカリカリ(パリパリ)に焼きあげることができる。

鍋やフライパンを重石として、代用することができるが、

その際、直接乗せるのではなく、鶏皮の上に、アルミホイルなどを乗せてから、

鍋やフライパンなどを置くようにするとよい。

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3 途中、鶏皮から脂が滲み出てきたら、必要以上の脂を丁寧に取り除く。

片面、適度に焼き色(焼き具合)がついたら、

鶏皮を裏返し、再度、重石をして、

両面じっくりと、弱火で鶏皮を焼きあげていく。

コツ!ポイント!

※注意点として、ある程度片面を焼いてから、

落とし蓋を外し、焼き具合(焼き色)の確認や、滲み出た必要以上の、

脂を取り除くようにすること。

ある程度片面を焼き、反り返らないように火を入れておかないと、

落とし蓋を外したとき、鶏皮に火が通ることで、

くるん丸みがつき、反り返ったようになってしまう。

反り返ってしまうと、全体の焼き具合にムラが、出てしまうので、注意すること。

※鶏皮から滲み出てきた脂【鶏脂/チーユ】をボールなどに取っておき、炒め物などに使用してもよい。

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※滲み出た必要以上の脂を取り除き、

焼き具合(焼き色)を確認し、鶏皮を裏返し、

再度、落とし蓋して、弱火でじっくりと焼きあげている様子。

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4 弱火でじっくりと鶏皮をカリカリ(パリパリ)と、焼きあげたら、

鶏皮をフライパンから取り出し、油切りの上に置き、脂を切る。

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※味つけに関しては、塩、好みで胡椒(ブラックペッパー粗挽き)を軽く振りかける。

または、先に塩で味つけするなど、好みや状況に合わせてお試しください。

※下画像をご覧頂ください。

全体をムラなく、カリカリ(パリパリ)とした、仕上がりに焼きあげることができる。

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鶏皮(とりかわ)/カリカリ(パリパリ)焼き/盛り付け

※器に、天紙などを敷き、その上に見栄えよく、

鶏皮のカリカリ(パリパリ)焼きを盛り付ける。

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どうでしょうか?

脂っぽくなく、さっぱりと軽い感じの、

カリカリ(パリパリ)とした、

鶏皮のカリカリ(パリパリ)焼きは、

つまみに!おかずに!

大活躍!間違い無し!?

まさに絶品!で、ございます。

この機会に是非、お試しください。

鶏皮せんべい/レシピ/作り方

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様々な野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】鶏皮せんべい/レシピ/作り方

鶏皮(とりかわ)せんべいが旨すぎる!平たくカリっと!パリっと!鶏皮を焼く方法/焼き方など、鶏皮せんべいについて、徹底解説!

旨い!鶏皮の食べ方ないかなぁ。

どうしても、鶏皮が丸まってしまう。

何でだろう。カリカリパリパリにならないで、ベタっとなってしまう。

なんて方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

うーん。実はこの鶏皮。

平らにカリっと!パリっと!

焼くには、ちょっとしたコツやポイントが、

あるのでございます。

そこで、今回!

大きさや形を活かし、鶏皮を細かく切らずに、

余分な脂は取り除き、全体を平たく、焼きムラなくしっかりと焼きあげ、軽くさっぱりとした!カリっと!パリっと!した、鶏皮せんべいの作り方について、まとめて解説していこうと思います。

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鶏皮(とりかわ)せんべい/作り方

鶏皮(とりかわ)/臭み/脂/取り方

1 鶏皮の表側に、羽毛が残っていないか確認する。

羽毛が残っていたら、しっかりと取り除く。

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※画像だと確認しずらいが、このように鶏皮の表側に、羽毛が残っていることがある。

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※羽毛を指で摘まみ、軽く引っ張ると、

簡単に取り除くことができる。

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2 鶏皮を裏返し、裏側についている脂肪(黄色っぽい色をしたブヨブヨとした部分)を取り除く。

まず、脂肪がついている部分に、包丁の背を当てる。

片方の手で鶏皮を押さえ、包丁の背で、

しごくように、脂肪を取り除く。

※下画像の指で摘まんでいる脂肪(黄色っぽいブヨブヨとした部分)を取り除く。

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※包丁の背を使い、脂肪を取り除いてる様子。

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※脂肪を取り除いた様子。

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3 脂肪を取り除き終えた、鶏皮をボールなどに入れる。

塩少々と、酒を振りかける。

鶏皮をしっかりと揉む。

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※塩と酒を振りかけ、しっかりと鶏皮を揉むことで、

臭みや臭みの原因となる、ヌメリなどを落とすことができる。

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4 揉み終えた鶏皮についた、塩や酒、ヌメリを洗い落とす。

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5 洗い終えた鶏皮をザルなどに上げ、水気を切る。

キッチンペーパーや布巾などを使い、しっかりと水気を取り除く。

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※その他、鶏皮の下処理/下ごしらえについて、詳しくはこちらをご覧ください。

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6 水気をしっかりと取り除いた鶏皮に、軽く塩を振りかける(両面)。

軽く手で、鶏皮を撫でるように、塩を馴染ませる。

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※鶏皮の表側に塩を軽く振りかけ、鶏皮に塩を馴染ませている様子。

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※鶏皮を裏返し、同様に塩を軽く振りかけ、

味を馴染ませる。

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鶏皮(とりかわ)せんべい/焼き方

7 火にかけず、油を敷かずに、

フライパンに鶏皮をひろげて、重ならないように並べ置く。

コツ!ポイント!

※鶏皮をせんべいを焼く場合、

くっつかないように、ならしたフライパン。

または、くっつかないように、加工されたフライパンを使用するとよい。

※鶏皮は、火を通すと脂が滲み出てくる。

油を使うと油っぽく、ベタっとギトギトした仕上がりになってしまう。

さっぱりと軽く、カリっとパリっとした仕上がりの、鶏皮せんべいに仕上げるには、

上手く、鶏皮から滲み出てくる脂を利用して、焼きあげる必要がある。

また、火にかけながら、フライパンに鶏皮を置くと、鶏皮に火が通りくるんと丸みがつき、反り返ったような状態になってしまう。

全体を平らにし、弱火でじっくりと火を通すことで、ムラなく全体をカリっと、パリっと、焼きあげることができる。

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※火にかけず、油敷かずに、フライパンに鶏皮をひろげて、重ならないように、並べ置いた様子。

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8 鶏皮が平らになるよう、

並べ置いた鶏皮の上に、落とし蓋(重石)を置く。

火をつけ、弱火でじっくりと鶏皮を焼きあげていく。

コツ!ポイント!

※重石を置くことで、鶏皮を平らに焼きあげることができる。

重石に関しては、重ねが利く一回り小さな、底が平らな鍋やフライパン。皿などを重石として、代用することができる。

ただし、その場合、直接、鶏皮の上に置くのではなく、鶏皮の上にアルミホイルなどを敷き、その上に置くようにするとよい。

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9 ある程度焼いたら、焼き具合を確認する。

また、鶏皮から滲み出た脂をそのままにして、

焼きあげると、ベタっと、ねとっとした、脂っぽい仕上がりの鶏皮せんべいになってしまう。

必要以上に出た、脂をキッチンペーパーなどを使い、取り除く。

コツ!ポイント!

※鶏皮の焼き具合の確認したり、必要以上の脂を取り除く場合、ある程度、片面を焼いてから蓋(重石)を外すこと。

ある程度焼いてから、蓋を外さないと、

鶏皮にくるんと丸みがつき、焼きムラが出てしまう。

焼き方のイメージとしては、片面ずつ焼きあげるように、両面しっかりと焼きあげる。

※鶏皮から滲み出た脂は【鶏油/チーユ】、といって、炒め物などに使用することもできる。

その場合、鶏皮の脂をキッチンペーパーなどで、取り除くのではなく、ボールなどに注ぎ入れておく。

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※必要以上に鶏皮から、滲み出た脂をキッチンペーパーを使い、取り除いている様子。

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※鶏皮から滲み出た脂を【鶏油/チーユ】として、

炒め物などに使用する場合、このように、ボールなどに取りおいておく。

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※必要以上の脂を取り除き、まだ、焼きが甘いと感じ、再度、重石をして、じっくりと弱火で鶏皮を焼いている様子。

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10 ある程度焼き、片面がカリっとしたら、鶏皮を裏返す。

※鶏皮から脂が滲み出てきたら、その都度、必要以上の脂を取り除くこと。

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11 再度、重石をして弱火でじっくりと、鶏皮を焼きあげていく。

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12 鶏皮の両面をある程度、カリっと焼きあげると、

重石を外しても崩れなくなる。

重石を外し、鶏皮の厚みのある部分など、

まだ、焼きが甘いなと感じるような、部分が残っているようなら、その部分を菜箸で押しつける/フライ返しなどで押しつけるなどして、

しっかりと鶏皮の両面を焼きあげる。

両面、弱火でじっくりと焼き、カリっとパリっとしたら、火を止めフライパンから鶏皮を取り出す。

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※下画像をご覧頂ければ分かるように、鶏皮を平らに、カリっと焼きあげることができる。

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13 全体をカリっとパリっと、焼きあげた、

鶏皮せんべいを油切りの上に乗せ、余分な脂を切る。

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鶏皮(とりかわ)せんべい/盛り付け/食べ方

※充分に脂が切れていることや、

盛り付けのイメージなどを考慮し、今回、天紙を使用していない。

※器に、天紙などを敷く。

その上に、鶏皮せんべいを見栄えよく盛り付ける。

食べ方としては、そのままはもちろん。

好みでレモンの絞り汁を適量かけても、また違った味わいを楽しむことができる。

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どうでしょうか?

鶏皮の大きさや形を活かし!

細かく切らずに、重石をして、

平らに弱火でじっくりと焼き、

余分な脂は取り除く!

脂っぽくなく、軽く!カリっと!パリっと!

全体をしっかりと焼きあげた、鶏皮せんべいは、

まさに、絶品!でございます。

この機会に是非、お試しください。

鶏皮のカリカリ(パリパリ)焼き/レシピ/作り方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】白髪ねぎ/切り方/作り方

料理の出来栄えは白髪ねぎで決まる!?本格的な白髪ねぎの作り方はもちろん!髢(かもじ)ねぎの作り方!青い部分のヌメリや臭みの取り方など、まとめて徹底解説!

白髪ネギって何だろう?

髢(かもじ)ネギってなに?

白髪ネギの作り方が、いくつかあったから、

見て見たんだけど、太いのやら、青い部分が混ざってるのやら、色々あるんだけど白髪ネギって色々な種類があるの?

そもそも、ネギの辛みや臭いが苦手。

ネギの青い部分のヌメリや臭いが、特に苦手。

ネギの青い部分も、白髪ネギみたいに、使うことができないかなぁ。

白髪ネギを何度か、作ってみたんだけど、

重ねると滑って切りずらい。

細く切れないし、なんか口に残る気がするし。

料理の見栄えをよくしようと、

仕上げに、白髪ネギを盛り付けたのに、

太いし、全くふんわりしてなくて、

ベタっとしてるし、せっかくの料理が台無しだよ。

あぁ。くるんとして、ふんわりとした、

綺麗な白髪ネギを作る方法はないのかなぁ。

なんて思った方が居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

何故に突然、白髪ネギの切り方/作り方を解説しようと思ったかと言いますと、

改めて、【白髪ねぎ】は主役だ!と、

感じたからでございます。

残念なことに、白髪ネギを料理の脇役と、思っている方も居るようですが、それは、大きな間違い!

個人的な考えとして、白髪ネギは、

それだけでも、立派な料理の一つ。

しっかりと丁寧に仕上げた、【本格的な白髪ねぎ】は、白く輝くようで、ふんわりとしてシャキシャキと食感がよく、その味わいは、まさに絶品!

それだけではなく、白髪ネギの仕上がり一つで、料理の出来栄えを大きく左右するのでございます。

どんなに手の込んだ料理。

どんなに高価な食材を使った料理でも、

料理の天に、ベタっとしたような細かったり、太かったりの適当な【白髪ねぎらしきもの】が、盛り付けられていようものなら、食べる前から、

台無しになってしまう。

その逆に、さっと即席で作った料理。

身近な馴染みのある、手の届きやすい価格の食材を使った料理でも、

しっかりと丁寧に仕上げた【本格的な白髪ねぎ】が、盛り付けていようものなら、

食べる前から、その料理に期待してしまう!

それくらい白髪ネギは、大切なものなので、ございます。

適当に細く切って、水や氷水にさらして、

簡単に作れると思ったら、大間違い!!

そこで、今回!

細く白く輝くような、ふんわりとして、

シャキッとした食感の【本格的な白髪ネギ】の作り方はもちろん!

ネギの青みがかっ部分やネギの青い部分を使った【髢(かもじ)ねぎ】の切り方/作り方。

ネギの青い部分を細く切る方法。

臭いやヌメリの取り方/落とし方。

白髪ネギや髢(かもじ)ネギを

くるんとふんわりと仕上げる方法。

しゃきしゃきとした食感にする方法など、

まとめて解説していこうと思います。

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長ねぎについて

長ねぎ/ねぎの葉は青い部分?葉はどこ?について

長ねぎの青い部分(葉身/ようしん)が葉と思われがちだが、

その下の青みがかった部分や、白い部分(葉鞘/ようしょう)も【葉】

葉鞘と根の間の僅かな部分が茎盤/けいばん【茎】

長ねぎ/部位について

※長ねぎを大きく分けると3つに分けることができる。

下画像(上)一番先の青い部分が、葉身(ようしん)。

下画像(中/下)その下の青みがかった部分と白い部分が葉鞘(ようしょう)。

下画像にはないが、葉鞘の下部分と根に近い僅かな部分(葉と根の間の部分)が、茎盤(けいばん)。

つまり、青い部分の葉身と、その下の葉身と茎盤の間の葉鞘の部分が【葉】

葉鞘と根の間にある僅かな部分の茎盤が【茎】

となる。

【白髪ねぎ】は、葉鞘の根元に近い白い部分を使う。

【髢(かもじ)ねぎ】は、葉身(青い部分)と、

葉鞘の青みがかった部分、白い部分を全て使う。

長ねぎ/部位毎の味わい(味や香り)の違い

長ねぎの甘味について

青い部分(葉身)から白い部分(葉鞘)に向かって強くなる。

※青い部分を先と表現すると先は甘味が弱い。

※根元に近い白い部分の甘味が強い。

長ねぎの辛みについて

甘味とは逆で白い部分から青い部分に向かって、

辛みが強くなる。

長ねぎの香りについて

青い部分(葉身)から白い部分(葉鞘)に向かって、弱くなる。

※青い部分は香りが強い。

※根元に近い白い部分は香りが弱い。

※下画像/葉身(青い部分)と、青みがかった部分と白い部分の(葉鞘)を切り分けた様子。

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白髪ねぎ/髢(かもじ)ねぎ/切り方/作り方

葱(ねぎ)/下処理/下ごしらえ

1 ネギ(長ねぎ)を洗い、しっかりと水気を切る。

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2 根元(茎盤)を切る。

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3 ネギの青い部分(葉身)を切り落とす。

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※まず、下画像をご覧ください。

青みがかった部分と白い部分(葉鞘)は、

切って、断面を確認すれば分かるが、

ネギが重なるように(内側にいくにつれ厚くなる)、芯のような部分を包み込むように、なっている。

イメージとしては、一枚目のネギは薄く、二枚目、三枚目と厚くなっていく。

ネギを開くと、みずみずしい芯のような部分がある。

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※下画像/ネギ(葉鞘)の断面。

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4 ネギの表面に包丁の刃先を浅く入れ、繊維に沿わせてネギを開く。

コツ!ポイント!

※深く包丁を入れてしまうと、中にあるみずみずしい芯のような部分だけでなく、

下側のネギまで切れてしまうので、注意すること。

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5 切り開いたネギの中にある芯のような部分を取り出す。

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※芯のような部分を取り出したネギの様子。

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※青みがかった部分も同様に切り目を入れ、

芯のような部分を取り出す。

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※青みがかった部分の芯のような部分を取り出した、

葉鞘の様子。

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6 中身を取り出したネギを適度な長さ(5cm~6cm程度)に切る。

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※青みがかった部分と白い部分のネギを切り終えた様子。

青みがかっ部分と白い部分は、白髪ネギ用と髢(かもじ)ネギ用に、しっかりと分けておく。
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※取り出したネギの芯のような部分については、

通常のネギのように、刻んで薬味に使うなどする。

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※ネギを開き、中にある芯のような部分のネギを切った様子。

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白髪ねぎ/髢(かもじ)ねぎ/口当たりを良くする方法

※まず、下画像をご覧いただきたい。

※(左)剥いたネギの表側の様子。

※(右)剥いたネギの裏側の様子。

剥いたネギの裏側を確認すると、ツルツル/テカテカとしたような、薄い皮(膜)のようなものが、ついている。

薄い皮(膜)のような部分を剥がさず、

そのままつけ、白髪ネギ/髢(かもじ)ネギにすると、食べたとき口に残る。

しっかりとした本格的な、白髪ネギや髢(かもじ)ネギを作るのであれば、薄い皮(膜)のような部分を丁寧に、取り除く必要がある。

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1 剥いたネギの裏側を上に向ける。

端(角)の部分を爪で掻くようにして、薄い皮(膜)を少し剥がす。

下画像のように、片方の手でネギを押さえ、

薄い皮(膜)のような部分を摘まみ、取り除く(剥く)。

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※下画像のように、薄い皮(膜)のような部分を丁寧に、取り除く(剥き取る/剥がす)。

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※剥いたネギの裏側についている、薄い皮(膜)のような部分を取り除いた様子。

途中、薄い皮(膜)のような部分が切れてしまった場合など、取りきれず残ってしまうことがある。

薄い皮(膜)のような部分が、

取り除けたかを確認する方法としては、

明るい所でネギの裏側の表面に、ツルツル/テカテカとした部分がないかを確認する。

ツルツル/テカテカとしたような、部分が残っていたら、その部分もしっかりと取り除く。

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白髪ねぎ/髢(かもじ)ねぎ/細くシャキシャキとしてした食感に仕上げる方法/注意点

※まず、下画像をご覧いただきたい。

※(左)剥いた外側(数枚)のネギ。

※(右)剥いた内側(数枚)のネギ。

画像だと少し確認しずらいが、ネギは内側にいくにつれ厚くなる。

外側の薄いネギを白髪ネギや、髢(かもじ)ネギに使うことで、細くシャキシャキとした仕上りにすることができる。

また、内側の厚みのあるネギの裏側には、ワタのようなものがついている。

ワタのような部分を指などで触る(押す)などして、確認すれば分かるがヌメリがある。

内側の厚みのあるネギを使うと、

太くなってなってしまうだけでなく、

ヌメリを感じるような仕上がりになってしまう。

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※下画像/(左)外側の薄いネギ。

※下画像/(右)内側の厚みのあるネギ。

下画像をご覧いただければ分かるように、外側と比べ、内側のネギは厚みがあり、

裏側の厚みのあるネギを裏返し、少し折るようにして、裏側を上に向けて置くと、

下画像のように反り返る。

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※内側の厚みのあるネギの裏側(ワタのような部分)を包丁の背などを当て、軽くしごくようにする。

出てきた水気を触るなどして、確認するとヌメリがある。

包丁の背などを使い、ヌメリのあるワタのような部分を取り除くことで、そのぶん薄くすることもできるが、切り終えてから、水にさらすなどすると、

その部分の繊維が、崩れてしまったような状態になり、水気が残るような感じになってしまい、

ベタっと水っぽいような、仕上がりになってしまうので、注意する必要がある。

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白髪ねぎとは

白髪のように、葱(ねぎ)の白い部分を細く長く、

切ったネギのこと。

細く長くとはいえ、あまり長くしてしまうと、

まとまりが悪くなるだけでなく、食べたときも口の中で、ごわついてしまう。

一般的には、5cm~6cm程度の長さにし、

ネギの食感を活かし、繊維に沿って細く切る。

 

 

白髪ネギの切り方/作り方

1 適度な長さに切り揃えた、白い部分を

ネギの縦に入った繊維を揃えるように重ねる。

コツ!ポイント!

※白髪ネギや、髢(かもじ)ネギを作る場合、

ネギのシャキシャキとした食感を活かして、

ネギの縦に入った繊維に沿わせて切る。

※ネギを切るとき、重ねたネギはズレ(滑る)やすい。

慣れてしまえば、複数枚(適度な枚数)重ねて、切ることもできるが、

初めての場合や、切りずらさを感じるなどの場合、

重ねる枚数を少なくすることで、切りやすくすることができる。

必ずしも、重ねて切らなければならない、ということではないので、

状況に合わせて、お試しください。

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※あまり多く重ねると、切っているとき、

重ねているネギが、滑りズレやすくなるので、注意すること。

初めての方や、切りずらさを感じる場合など、

無理に重ねて切ることで、指を切ってしまうなどの、怪我をする恐れがある。

また、ネギがズレることで、仕上がりにムラが出てしまう、原因にもなってしまうので、慣れるまでは一枚ずつ、または少ない枚数を重ねて切るようにすること。

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2 重ねたネギがズレないよう(ズラさないよう)、

注意しながら、繊維に沿って、細く真っ直ぐに、

ネギを切っていく。

コツ!ポイント!

※切り方としては、包丁でネギを押し潰すように切ってしまうと、繊維が押し潰されたような、ベタっと水っぽい仕上がりの白髪ネギになってしまう。

イメージとしては、押し潰すように切るのではなく、包丁の重さを利用して、無理に力を入れずに、包丁をスーっと流すように切っていく。

※切っている途中、ネギがズレてしまった場合など、

そのまま切ってしまうと、切り終えたとき、

細く切れたネギや太く切れたネギ、斜めに切ってしまうことで、短く切れてしまったネギなど、仕上がりにムラ(バラつき)が、出てしまう。

ズラしたままネギを切らずに、面倒なようでも、

重ねていたネギがズレてしまったら、切るのをやめ、しっかりと揃えてから、再度、切るようにする。

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※切り終えた、白い部分のネギの様子。

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白髪ねぎ/シャキッとさせる方法/臭い/辛みの取り方/抜き方

1 切り終えたネギを水にさらす。

コツ!ポイント!

※切り終えたネギを水にさらすことで、シャキッとした白髪ネギに仕上げることができる。

また、臭いや辛みを取り除く/抜くことができる。

白髪ねぎ/水にさらす場合の注意点

ただし、ここが難しいところで、水にさらすことでシャキッとさせることができたり、臭みや辛みを抜くことができる反面、

好みや考え方は人それぞれ異なり、

皆が皆これらを取り除きたいのかは、別の話になってくる。

捉え方によっては、臭みは香り。辛みは旨み。

これらを含めて、ネギの味わいとすることもできる。

個人的には、取り過ぎ/抜き過ぎは、ネギの味わいを損なうと考えていることから、

切り終えたネギを水にさらし、ネギがシャキッとしたら、さらしていた水を切り、水気をしっかりと取り除く。

水にどれくらいさらすかについては、どれくらいが正解ということはなく、人それぞれ異なるといえる。

さらしていた、ネギの味をみて確認し、よいと感じたら、水気を切るようにするなど、

好みに合わせて、お試しください。

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2 水にさらしたネギが、シャキッとしたら、

ネギをザルなどに上げ、水気を切る。

バットやタッパーなどの容器に、キッチンペーパーなどを敷き、

その上に水気を切ったネギを乗せ、タッパーなどの容器に蓋をして、冷蔵庫に入れる。

コツ!ポイント!

※白髪ネギの水気を切ろうと、絞ったりはしないこと。

絞ってしまうと、せっかくふんわりとした白髪ネギが、潰れてベタっとした仕上がりになってしまう。

タッパーなどの容器に、キッチンペーパーなどを敷き、白髪ネギをふんわりとさせたまま置く。

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白髪ねぎ/ふんわりとして、まとまりのある白髪ねぎに仕上げる方法

1 水にさらしたネギを優しく指で、ほぐすように軽く刺激する。

コツ!ポイント!

※さらしているネギをほぐすように、軽く刺激することで、くるんと丸みをつけることができる。

白髪ネギをくるんとさせることにより、盛り付けたとき、

ふんわりとした、まとまりのある白髪ネギに、仕上げることができる。

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※下画像/さらしているネギを軽く指でほぐすように、軽く刺激したネギの様子。

画像だと少し分かりずらいが、軽く刺激することで、ネギをくるんと丸みのある形にすることができる。

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2 ネギにくるんと丸みがつき、シャキッとしたら、ザルに上げ、水気を切る。

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3 バットやタッパーなどの容器に、キッチンペーパーなどを敷き、

水気を切ったネギを絞るなどをせずに、ふんわりと置く。

タッパーなどの容器の蓋をして、冷蔵庫に入れる。

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白髪ねぎ/早く臭みや辛みを抜く方法/より臭みや辛みを抜く方法

1 さらしているネギを揉む。

コツ!ポイント!

※さらしているネギを揉むことで、そのまま水にさらすよりも早く、

臭みや辛みなどを抜く(落とす)ことができる。

また、さらしていたネギの水を換え、揉むことで、

そのままさらしているよりも、

より多くの、臭みや辛みを取り除くことができる。

ただし、あまり強くネギを揉み過ぎてしまうと、繊維が潰れてしまったようになり、

水っぽくベタっと潰れたような、

仕上がりの白髪ネギになってしまうので、注意する必要がある。

好みや状況に合わせて、お試しください。

髢(かもじ)ねぎとは

髪のように、細く長く切った葱(ねぎ)のこと。

ただし、白髪ネギのように、ネギの白い部分を使うなどの限定をせず、

青い部分や青みがかった部分、白い部分と混ぜ合わせた、細く長く切ったネギのことを

白髪ネギと、区別して【髢(かもじ)ねぎ】とすることが多い。

 

 

髢(かもじ)ねぎ/青みがかったねぎ(葉鞘)/切り方/作り方

※基本的に髢(かもじ)ねぎ/青みがかったねぎ(葉鞘)/切り方/作り方は、

白髪ネギと同様。

臭みや辛みの取り方/抜き方などについて、詳しくは、上記、白髪ねぎ/切り方/作り方をご覧ください。

髢(かもじ)ネギの切り方/作り方に関しては、

簡潔に流れを解説させて頂こうと思います。

1 青みがかった部分のネギ(葉鞘)を揃えて重ねる。

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2 ネギの縦に入った繊維に沿って、細く真っ直ぐに切っていく。

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※切り終えた、青みがかったネギ(葉鞘)の様子。

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3 切り終えた青みがかったネギを水にさらす。

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4 さらしていたネギがシャキッとなったら、水気を切る。

タッパーなどの容器にキッチンペーパーなどを敷き、

水気を切ったネギをふんわりと置く。

タッパーなどの容器の蓋をして、冷蔵庫に入れる。

※下画像をご覧いただければ分かるように、白髪ネギとは色みが異なり、

青みがかった色ような色をしている。

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ねぎの青い部分について

※まず、下画像をご覧いただきたい。

ネギの青い部分は、中が空洞になっていて、

厚みがあり、開いて内側を確認すると、ワタのようなヌメリのある部分が、多くついている。

このワタのような部分は、臭みやヌメリなどが強く、そのまま切ってしまうと、

ベタっとヌメリのある仕上がりの髢(かもじ)ネギになってしまう。

鍋や炒め物など、加熱するような料理に使用するのであれば、このワタのような部分のヌメリや、臭いをネギの青い部分の、味わいとするのであれば、

そのまま取り除かずに、使用しても問題ないが、

(ヌメリや臭みと感じるのであれば、取り除く必要がある)

今回のように、ネギの青い部分を生の状態で細くシャキッとした、

仕上がりの髢(かもじ)ネギに、仕上げることを目的としている場合、

しっかりと取り除く必要がある。

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※下画像のように、ネギの青い部分は、空洞になっていて、厚みがある。

ネギの青い部分の内側には、ワタのようなヌメリのある部分が多くついている。

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髢(かもじ)ねぎ/青い部分(葉身)/切り方/作り方

1 適度な長さ(5cm~6cm程度)に切った、

ネギの青い部分を包丁で切り開く。

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※ネギの青い部分を開き、内側を確認すると、下画像のように、ヌメリのあるワタのような部分が、多くついている。

細くシャキッとした仕上がりにするには、この部分をしっかりと取り除く必要がある。

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2 繊維を横に向けて置き、開いたネギの青い部分の内側に、包丁の背を当てる。

横に向けた繊維に沿わせるように、包丁を横方向に動かし、

ワタのような部分をしごくように取り除く。

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※下画像のように、しっかりと包丁の背を使い、

ワタのような部分を取り除く。

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※下画像(左)青い部分の内側にある、ワタのような部分を取り除く前の様子。

※下画像(右)青い部分の内側にある、ワタのような部分を取り除き終えた様子。

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3 ワタのような部分を取り除き終えた、ネギの青い部分を繊維を揃えるように、重ね置く。

縦に入った繊維に沿わせるように、細く真っ直ぐに切っていく。

コツ!ポイント!

※白髪ネギなどと同じで、あまり多く重ねると、

切っている途中、重ねているネギがズレやすくなってしまう。

特に、ネギの青い部分は、ヌメリも強く、重ねたネギがズレやすい。

無理に重ねて切る必要はないので、

慣れるまでは、一枚または、少なめに重ねて切るようにするとよい。

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※途中、重ねていたネギがズレてしまったら、

そのまま切らずに、一度切るのをやめ、

しっかりと揃えてから、再度切るようにする。

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※ネギの青い部分を細く真っ直ぐに、切り進めている様子。

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※繊維に沿って、細く真っ直ぐ切り終えた、ネギの青い部分の様子。

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髢(かもじ)ねぎ/ねぎの青い部分/ヌメリ/臭み/辛み/取り方/抜き方

4 切り終えたネギの青い部分を水にさらす。

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5 さらしているネギの青い部分をしっかりと揉む。

コツ!ポイント!

※ネギの青い部分は、ヌメリや臭み、辛みが強い。

ヌメリや臭み、辛みなど、味わいとするのであれば、取り過ぎない/落とし過ぎないよう、注意する必要がある。

ただし、今回のように、シャキッとした仕上がりの、髢(かもじ)ネギを作ることを目的としている場合、しっかりと揉みヌメリを取り除く必要がある。

また、ネギの白い部分や青みがかった部分(葉鞘)とは違い、ネギの青い部分は、繊維が強く、しっかりと揉んでも、余程のことがない限り崩れない

(繊維が崩れ、ベタっとしたような水っぽい仕上がりにならない)。

しっかりと揉み、ヌメリを取り除くこと。

同時に、水にさらし、しっかりと揉むことで、

ヌメリだけでなく、臭みや辛みを多く取り除くことができる。

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※しっかりと揉み、ヌメリを取り除いた様子。

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6 しっかりとヌメリなどを落とし終えたら、ザルなどに上げ水気を切る。

バットやタッパーなどの容器に、キッチンペーパーなどを敷き、

その上に水気を切った、ネギの青い部分をふんわりと置く。

タッパーなどの容器の蓋をして、冷蔵庫に入れる。

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※下画像(中央)/白髪ねぎ(白い部分のねぎ)

※下画像(左)/髢(かもじ)ねぎ(青みがかった部分のねぎ)

※下画像(右)/髢(かもじ)ねぎ(ねぎの青い部分)

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どうでしょうか?

白髪ネギ/髢(かもじ)ネギが脇役?

いーえ。

白髪ネギ/髢(かもじ)ネギは料理の出来栄えに大きな影響を与える!

まさに【主役】!なのでございます。

もうね。しっかりと丁寧に作った、白髪ネギや

髢(かもじ)ネギは、それだけでも、

立派な料理なのでございます!

ふんわり!シャキッと!

本格的な【白髪ねぎ/髢(かもじ)ねぎ】は、

それだけでも、まさに絶品!

この機会に是非、お試しください。

ねぎ(長ねぎ)/油がけのレシピ/作り方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】ホタテのさばき方/食べ方

帆立貝(ほたてがい)のさばき方はもちろん!貝柱の切り方やホタテの博多造り(刺身)のレシピ/作り方など、まとめて徹底解説!

殻付きの活ホタテって、どうやって食べるんだろう?

ホタテ貝の開け方や、貝柱の剥き方や取り方が分からない。

ホタテ貝ってどうやって、捌くんだろう?

ホタテの刺身って、どうやって作るんだろう?

切り方とか盛り付け方とか、難しいのかな?

なんて方が居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

寿司や刺身でも、定番と言える帆立貝(ほたてがい)

が、しかし。

ホタテといっても馴染みがあるのは、

殻付きのホタテ貝というよりは、

どちらかというと、捌き終えたホタテの貝柱の方なのかなと、思うのでございます。

最初から殻のないホタテの貝柱が、

冷凍のホタテの貝柱が、

あれだ。これだと。

言うことではないのですが、

やはり!

活ホタテ(殻付き)を自分で捌いて、

刺身にして食べる!

もうね。これがとにかく旨いのなんの!

そこで、今回!

殻の開け方や、貝柱の取り方など、活ホタテのさばき方はもちろん!

貝柱の切り方や、貝ヒモの食べ方、

貝柱や、貝ヒモを切った刺身をそのまま、盛り付けるのではなく、

一手間加えた、ホタテの博多造りの作り方や盛り付け方など、まとめて解説していこうと思います。

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帆立貝(ほたてがい)/さばき方

帆立貝(ほたてがい)について

主な産地

北海道

※まず、下ホタテ貝の画像をご覧頂きたい。

ホタテ貝は二枚貝で、濃い色をした殻が上側。

白っぽい色をした殻が下側になる。

ただし、正確には上の殻、下の殻とはいわず、

濃い色をした殻を左殻、白っぽい色をした殻を右殻という。

ホタテ貝の殻の形を確認すると、

濃い色をした左殻は平たく、平らに近い形をしている。

白っぽい色をした右殻は、丸み(ふくらみ)のある形をしている。

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※下画像(左)白っぽい色をした丸み(ふくらみ)のある、右殻を上に向けて置いたホタテ貝

※下画像(右)濃い色をした平らに近い形をした、左殻を上に向けて置いたホタテ貝

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帆立貝(ほたてがい)/活ホタテさばくときの注意点

※活のホタテをさばくときの注意点として、

常に下画像のように、殻が開いている訳ではない。

さばこうとして、ホタテを持ったり、

ヘラや貝剥きなどを入れ、ホタテを刺激すると、

殻が閉じる。

慣れていれば、殻が閉じないよう、

あえて指を入れ、殻が閉じるの防ぐこともできるが、ホタテの扱いに慣れていない場合など、

驚いてホタテを落としてしまったり、指を挟み怪我をしてしまう恐れがある。

また、殻で手を切ってしまう恐れもある。

解説では、素手でホタテをさばいているが、

軍手などをして、さばくことをオススメいたします。

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※開いていたホタテの殻が、閉じた様子。

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帆立貝(ほたてがい)/さばき方

1 まず、下画像をご覧いただきたい。

丸み(ふくらみ)のある面を下に向け持つ。

貝剥きやヘラなどを差し込み、

下側の丸み(ふくらみ)のある殻にしっかりと当て、

殻に沿わせて左から右に向かって、貝剥きやヘラを動かし、

殻についている、貝柱をスッと切るように剥く。

コツ!ポイント!

※貝剥きなどがなければ、ステーキナイフなどを使っても、剥くことができる。

※外側にある、貝ヒモを切ってしまうのを防ぐ方法として、

貝剥きやヘラを差し込むとき、貝ヒモの下から差し込むようにする。

※しっかりと、殻に貝剥きやヘラなどを当て、殻に沿わせて貝柱を剥くこと。

殻から浮かせてしまうと、身が殻に残ってしまう。

また、何度もグリグリと動かすように、貝柱を剥こうとすると、貝柱が崩れてしまう原因になる。

貝柱をスッと切るようなイメージで、出来るだけ手数を少なく剥くようにする。

※必ずしも白っぽく丸み(ふくらみ)のある方から、剥かなくてはならいということではない。

剥きずらいようなら、平らな面から剥くなど、

好みや状況に合わせて、お試しください。

※外側にある、貝ヒモの下から貝剥きやヘラなどを差し込む。

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帆立貝(ほたてがい)/殻が閉じてしまった/閉じている場合の殻の開け方

※殻が閉じてしまった/閉じている場合、右殻と左殻の殻を繋ぐ、蝶番(ちょうつがい)付近にある隙間から差し込む。

※殻が閉じ、貝剥きやヘラなどを差し込みずらい場合、殻の端を叩き、少し殻を割り(砕く)隙間を作ることで、貝剥きやヘラなどを差し込みやすくすることができる。

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※殻の隙間から、貝ヒモの下に貝剥きや、ヘラなどを差し込み、

下側に向けた、丸みのある殻に貝剥きやヘラなどを当て、しっかりと殻に沿わせて、左から右に向かって、殻についている貝柱をスッと切るように剥く。

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※殻に沿わせて、ホタテを剥いている様子。

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※殻についている貝柱を切ることで、ホタテの殻を開くことができる。

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※丸み(ふくらみ)のある面の貝柱を殻から剥いた(切った)様子。

下画像のように、貝柱を切ることで、殻を開けることができる。

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2 丸み(ふくらみ)のある面の貝柱を剥き終えたら、殻を裏返して置き、殻を開く。

平たい面の殻に貝柱をつけたまま、貝柱以外の部分を取り除く。

コツ!ポイント!

※貝柱を完全に外してから、貝ヒモやエラなどを外してもよいが、

かえって手間がかかってしまう。

貝柱以外の部分は、手で簡単に取り除くことができる。

※右殻と左殻を繋ぐ、蝶番(ちょうつがい)は、

手で簡単に外すことができる。

殻を開いたら、右殻と左殻を持ち、

軽くひねるようにして、殻を外す。

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帆立貝(ほたてがい)/ホタテの部位/どこを食べる?/可食部について

※下画像の、指で摘まんでいるヒダのような部分が、エラ。

エラは食べない。食べずに取り外す。

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※エラを外している様子。

下画像のように、貝柱以外の部分は、手で簡単に取り除くことができる。

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※エラを外し終えた様子。

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※下画像の、指で摘まんでいる、黒っぽい塊のような部分がウロ(中腸線)。

ウロは食べない。食べずに取り外す。

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※ウロを取り除いた様子。

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帆立貝(ほたてがい)/生殖巣違い/色の違い

※下画像の、指で摘まんでいる、貝柱に巻きつくようについていた、オレンジ色っぽい、

丸みを帯びた形をしている部分が、生殖巣(卵巣/卵)。

ホタテの生殖巣は、白っぽい色をしているものと、

オレンジ色っぽい色をしたものがある。

ただ生殖巣の色が違うということではなく、

白っぽい色している生殖巣はオス

【精巣/白子】

オレンジ色っぽい色をしている生殖巣はメス

【卵巣/卵】

生殖巣(精巣/卵巣)共に食べることができるが、しっかりと火を通す。加熱して食べる。

※取り除いた生殖巣(卵巣/卵)の様子。

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※下画像の細く長い、茶色っぽい色をした部分が、貝ヒモ(ヒモ)。

刺身など生でも食べることができる。

※取り除いた貝ヒモ(ヒモ)の様子。

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※下画像の、殻にしっかりとついている身のような部分が、貝柱。

貝柱については、ホタテといえば貝柱と言っても過言ではない。

ここを食べずにどこを食べる?と言える。

もちろん。食べることができる。

ホタテの可食部

貝柱、貝ヒモ(ヒモ)

生殖巣(精巣/卵巣)

※生殖巣(精巣/卵巣)は、しっかりと火を通すこと(要加熱)。

ホタテの不可食部

エラ、ウロ(中腸線)

※下画像、貝柱以外を取り除いた様子。

貝ヒモ、生殖巣、エラ、ウロ、以外にも、

貝柱についている、色づいた薄い膜のようなものなども、しっかりと取り除いておくこと。

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3 貝柱以外の部分を取り除いたら、剥いた際に殻が削れ、殻の一部(破片)が貝柱についている恐れがある。

一度、汚れなどをさっと洗い流し、

しっかりと水気を取り除く。

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4 殻を持ち、貝剥きやヘラなどを平たい面の殻にしっかりと当て、殻に沿わせて、なるべく手数を少なく、スッと貝柱を切るように剥く。

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※貝剥きやヘラなどをしっかりと殻に当て、身が殻に残らないように、殻に沿わせて、貝柱を殻から外した様子。

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※殻から剥き終えた貝柱の様子。

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帆立貝(ほたてがい)/貝ヒモ(ヒモ)/ヌメリの取り方

※まず、下画像をご覧いただきたい。

貝ヒモ(ヒモ)を触ると分かるが、表面にヌメリがある。

このヌメリの臭いを確認すると、強い生臭さ(臭さみ)のようなものを感じる。

また、貝ヒモの片側(片面)が、茶色っぽい色をしている。

この表面の茶色っぽい色は、薄い膜のようになっていて、落とすことができる。

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1 包丁を真っ直ぐ(垂直)、立てるようにして、

貝ヒモに当てる。

貝ひもを傷つけないように、そのまま包丁で優しく貝ヒモをなでるように、

横に動かし、ヌメリや茶色っぽい色をした、薄い膜のよう部分を落とす。

※茶色っぽい色をした面だけではなく、両面しっかりと落とすこと。

※貝ヒモ表面についた、茶色っぽい色をした、

薄い膜のようなものや、ヌメリを落としている様子。

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※貝ヒモの両面、端から端までしっかりと、

包丁で、ヌメリなどを落としている様子。

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※下画像のように、ヌメリなどを落とすことができる。

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2 ボールなどに、ヌメリを落とした貝ヒモを入れ、

塩を振りかける。

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3 しっかりと塩を貝ヒモに絡ませるように揉む(もみ洗い/塩もみ)。

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※塩を振りかけ貝ヒモを揉む(塩もみ)ことで、

臭いの原因となる、余分な水気やヌメリ、

汚れを落とすことができる。

泡立ちドロッとした、ヌメリの臭いを確認すると分かるが、生臭いような強い臭いがする。

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4 もみ終えた(塩もみを終えた)貝ヒモについた、ヌメリや汚れをしっかりと洗い落とす。

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5 ヌメリや汚れを洗い落としたら、水気を切る。

残った水気を布巾などで、しっかりと拭き取る。

コツ!ポイント!

※ヌメリや汚れなどが、残っているようなら、

布巾やキッチンペーパーなどで、その部分を擦ることで、落とすことができる。

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※下画像(上)ヌメリなどを落とす前の貝ヒモ

※下画像(下)ヌメリなどを落とし終えた貝ヒモ

画像をご覧いただければ分かるように、臭いの原因となる、ヌメリや汚れをしっかりと、落とすことができる。

※貝ヒモの下処理/下ごしらえについて、詳しくはこちらをご覧ください。

貝ひも/レシピ/食べ方

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帆立貝(ほたてがい)/貝柱の切り方/刺身の作り方

※まず、下画像をご覧いただきたい。

貝柱の側面を確認すると、白っぽく硬い部分がある。

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1 貝柱の側面についた、白っぽく硬い部分を指で摘まみ、貝柱を崩さないよう、片方の手で貝柱を押さえながら、取り除く。

コツ!ポイント!

※白っぽく硬い部分は食べることができる。

必ずしも、取らなければならない、ということではないが、

仕上がりのイメージや食感などを考慮し、解説では取り除いてる。

好みに合わせて、お試しください。

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※貝の側面についた、白っぽく硬い部分を取り終えた貝柱の様子。

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帆立貝(ほたてがい)/貝柱の切り方/食感の違い/食感の変え方

※ホタテ貝柱の繊維は、縦に入っている。

貝柱を立てるように置き、繊維を断つように、

横に切ることで、柔らかな食感にすることができる。

繊維に沿って、縦に切ることで、食感を強く(しっかりとした食感)、

することができる。

※繊維を意識して、切り方を変えることで、

食感に違いを出すことができる。

どちらがよい、悪いということではなく、どちらの切り方でも、

ホタテ貝柱の刺身を美味しく味わうことができる。

解説では、盛り付けなど含め、

仕上がりのイメージに合わせて、

貝柱を立て、繊維を断つように、

横に切っている。

好みに合わせて、お試しください。

2 貝柱を立てて置き、貝柱が真っ直ぐに立つよう、

貝柱の上に優しく手を添える。

繊維を断つように、横に切る。

コツ!ポイント!

※解説では、貝柱を三枚に切っている。

貝柱は何枚に切らなければ、ならないということではなく、

貝柱の大きさや、状況に合わせて半分(二枚)に切るなど、好みに合わせてお試しください。

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※繊維を断つように、貝柱を横に切っている様子。

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※一枚目を切り終えた様子(計二枚)。

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※二枚目も同様に切っている様子。

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※二枚目も切り終えた様子(計三枚)。

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帆立貝(ほたてがい)/貝ヒモの切り方/刺身の作り方

1 貝ヒモを揃え置く。

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2 食べやすい大きさ/長さ(好みの大きさ/長さ)に、貝ヒモを切る。

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3 切った貝ヒモを揃えて重ねる。

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博多造り/博多作りとは/博多/語源/由来について

※まず、様々な料理に使われる【博多】の由来/語源について、博多帯の柄(縞目/しまめ)からきているとされる。

異なる色彩の食材(材料)/異なる食材(材料)を

重ねた料理や、挟んだ料理などに使われる。

※博多造り/博多作りとは、

刺身の手法/技法の一つで、ホタテの刺身に限らず、サヨリなど様々な食材で広く使われる。

異なる色彩の食材(材料)/異なる食材(材料)を重ねて切り、切り口が縞目になるようにし、切り口が見えるように盛り付ける。

または、異なる色彩の食材(材料)を挟むように/重ねるように盛り付けることをいう。

博多とつく主な料理

上記にあるように、

挟んで揚げた揚げ物を【博多揚げ】。

焼き物を【博多焼き】。

押し寿司の型などで押した物を【博多押し】。

【博多】は、食材を挟む様々な料理に使われる。

 

 

帆立貝(ほたてがい)/博多造り(刺身)作り方/盛り付け方

1 器に、盛り付けたホタテの殻がずれないように、

大根のケン(ツマ)を敷き、かぶせるように殻を一枚盛り付ける。

2 もう一枚の殻を下画像のように、先に盛り付けた殻に立てかけるように置く。

3 立てかけるように、置いた殻の上に大葉を敷き、

ホタテ貝柱の切り身で、薄く切ったレモンを挟む(重ねる)ように、見栄えよく盛り付ける。

貝ヒモの刺身、わさび適量を盛り付ける。

コツ!ポイント!

※先に殻を盛り付けてから、貝柱の刺身などが盛り付けずらいと感じる方や、

複数作る場合など、二枚目の貝を立てかけるように、盛り付ける前に、

先に、殻にホタテ貝柱などを盛り付けておくと、効率よく仕上げることができる。

好みや状況に合わせて、お試しください。

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どうでしょうか?

活ホタテを捌いて、刺身にして食べる!

もうね。あれこれ言う必要なし。

旨い!旨すぎる!

ちょっとしたコツやポイント!

これさえ覚えてしまえば、あれ?あれ?

思っていたよりも簡単に捌けた!

また、活ホタテを捌いて、刺身にして食べよう!

と、思うこと間違いなし!?

この機会に是非、お試しください。

野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】ずいき(赤ずいき)の食べ方/酢の物のレシピ/作り方

ずいきの酢の物!酢ずいき(すこ)が旨すぎる!あく抜きなどの下ごしらえはもちろん!ずいきの酢の物/レシピ/作り方など、まとめて徹底解説!

ずいきとは

里芋の葉と芋の間にある【葉柄/ようへい】

芋がらとも呼ばれる。

ずいき/注意点

ずいきはアクが強い(主にシュウ酸カルシウム/針状の結晶)。

しっかりとアクを抜く必要がある。

アク抜きをしっかりと済ませないと、

喉や舌などに、エグミのようなものがあり、

ピリピリ、ビリビリとしたような痛みを感じる。

ずいき/食感などの味わい

ずいきは断面を確認すると分かるが、

スポンジのように、複数の穴が空いている。

それを活かすように、料理することで、しゃきしゃきとした、独特の食感を味わうことができる。

ただし、注意が必要で、必要以上に(過度に)、

火を通し過ぎてしまうと、柔らかくなり過ぎてしまい、しゃきしゃきとした食感を損なうどころか、見た目も損なってしまう。

どろっと溶けたような、仕上がりになってしまうので、注意する必要がある。

ずいき/種類

大きく分けて3種類ある。

赤い色をした【赤ずいき】

光を当てず軟白栽培された白い色をした【白ずいき】【白だつ】

はす芋の葉柄【青ずいき】

ずいき/旬

7月頃~9月頃

ずいきについての説明は、これくらいにして

ズイキの煮物も好きだけど、

赤くて綺麗なズイキの酢の物が好きなんだよなぁ。

淡いピンク色の、ズイキの酢の物を見かけたんだけど、どうやって作るんだろう?

ズイキを見かけたんだけど、どうやって食べるんだろう?

皮とか剥くのかなぁ?

あく抜きなどの下処理/下ごしらえって、どうやってやるんだろう?

なんて方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

ズイキに馴染みがない方も多いかとは思いますが、

実は絶品!食材なのであります。

白ズイキ(白だつ)の煮物や和え物なんて最高!

が、しかし

赤ずいきの酢の物(酢ずいき/すこ)が、

これまた旨いのなんの。

赤ズイキのしゃきしゃきとした食感!

赤ズイキの色味や味わいを活かした、

酢の物がとにかく旨い!

偶然にも赤ズイキを手に入れたのであります。

ならばまた作るか!と、

赤ズイキの酢の物(酢ズイキ/すこ)を作ったのですが、

やはり、旨い!

せっかくなら、工程を変えて、淡いピンク色のズイキの酢の物(甘酢漬け/酢漬け)も、作った訳ですが、

やはり、これまた旨い!

そこで、今回!

皮の剥き方、あく抜きなどの、下処理/下ごしらえはもちろん!

赤ズイキの色味を活かした酢ズイキ(すこ)/淡いピンク色に仕上げる赤ズイキの酢の物(甘酢漬け/酢漬け)のレシピ/作り方/食べ方など、

まとめて解説していこうと思います。

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ずいき(赤ずいき)/酢ずいき(すこ)/作り方

ずいき(赤ずいき)/下処理/下ごしらえ

1 ズイキを洗い水気を切る。

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2 外側の大きなズイキが、内側の細いズイキを包み込むように根元が繋がっているようなら、

根元付近を切り落とし、外側と内側のズイキを外し、外側のズイキと内側のズイキを分ける。

※外側と内側のズイキの隙間に土や泥などが、

入り込んでいることがある。

内側のズイキを外し、外側と内側のズイキを分けたら再度、ズイキをしっかりと洗い水気を切る。

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3 ズイキの先、断面(切り口)の、色の変わった部分を切り落とす。

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ずいき(赤ずいき)/皮の剥き方/取り方

4 ズイキの表面に、硬い皮がついている。

ズイキの先(細い方)切り口から、

表面の硬い皮を軽く爪で剥がすようにして、皮を摘まむ。

先(細い方)から、根元(太い方)に向かって、

皮を引くように剥いていく。

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※表面の硬い皮を摘まみ、先から根元に向かって、

皮を剥いている様子。

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※下画像のようにズイキの表面の硬い皮は、指で簡単に剥くことができる。

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※根元付近を確認すると一部、表面の硬い皮が残っているのが分かる。

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※根元付近(太い方)に残った表面の硬い皮は、

根元側から先に向かって、皮を引くように剥いていく。

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※下画像/外側のズイキの画像

外側のズイキが内側のズイキを包み込むように、重なっている。

内側のズイキを外側のズイキから外すと、

下画像のように、外側のズイキに薄く、ヒラヒラとしたような部分がある。

この部分は、包丁で切り外してしまう。

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※下画像(上)ヒラヒラとした薄い部分を切り外した、外側のズイキ。

※下画像(下)内側のズイキ。

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コツ!ポイント!

※ズイキはアクが強く皮を剥き、そのままにしておくと、色が悪くなってしまう(変色)恐れがある。

量が多い場合など、外側の表面の硬い皮を剥いたら、その都度、皮を剥いたズイキを水にさらしていく。

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ずいき(赤ずいき)/切り方

5 皮を剥き太いズイキ、細いズイキなど、そのままの状態で料理に使うと、仕上がりにバラつきが出てしまう。

太いズイキ(大きなズイキ)を縦に、二等分や三等分などに切り、全体のバランスを整える。

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6 好みの大きさ(食べやすい大きさ)に、ズイキを切り揃える。

コツ!ポイント!

※ズイキを切ることで、断面も増えアクも抜けやすくなる。

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※切り揃えたズイキの様子。

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ずいき(赤ずいき)/あく抜き/あくの取り方

7 バットなどに、水をたっぷり入れる。

酢を少々を入れしっかりと混ぜ合わせる。

ズイキを酢水にさらしアクを抜く。

ずいき(赤ずいき)/あく抜き/時間(目安)

30分~40分程度、しっかりとズイキを酢水にさらして、アクを抜く。

※途中、一度、綺麗な酢水に交換すると尚よい。

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8 アク抜きを済ませた、ズイキをザルなどにあげ、水気をしっかりと切る。

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ずいき(赤ずいき)/酢ずいき(すこ)/作り方

1 フライパンにズイキを入れ、火にかけて空煎りする。

※空煎りとは油などを使わず、そのまま煎ること。

コツ!ポイント!

※油などを敷かずに、そのままズイキに火を通す。

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2 ズイキを焦がさないよう、しんなりとしてくるまでヘラなどを使い、空煎りする。

※ズイキを空煎りしていると、色がくすんだようになる(色味が悪くなる)。

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ずいき(赤ずいき)/酢ずいき(すこ)/鮮やかな赤色に仕上げる方法

3 空煎りして火を通し、ズイキがしんなりとしてきたら、酢を入れる。

ずいき(赤ずいき)/酢ずいき(すこ)/酢の量(目安)

フライパンの底が浸かる程度の量(ヒタヒタより少量)

コツ!ポイント!

※ズイキは、酢を使うことで、色鮮やかな赤色に仕上げることができる。

空煎りを終えてから、酢(漬け地)に漬ける、方法もある。

火を通したズイキを酢に浸けるだけでも、

色味を引き出すことができるが、

個人的には、空煎りしている段階で、

一度、酢を加え火にかけ、色味を引き出し、

しっかりと、酢(水気)を詰めるやり方の方が、

仕上がりの味わいなども含め、良いと考える。

人それぞれ、好みや考え方は異なる。

良いと思う方法をお試しください。

※ズイキは、火を通し過ぎると、柔らかくなり過ぎてしまい、ぐにゃぐにゃとした食感になってしまう。

しゃきしゃきとした、食感を損なわせないように、

酢を入れ過ぎないよう注意する。

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4 酢を入れ水気が、ほぼなくなる程度まで、

しっかりと詰める(煮詰める)。

コツ!ポイント!

※下画像をご覧いただければ分かるように、

空煎りして、色味が悪くなってしまったズイキに、

酢を加えるとズイキの色が変わり、赤っぽい色になってくる。

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※下画像程度、しっかりと水気を飛ばす(煮詰める)。

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5 空煎りしたズイキに少量の酢を加え、水気を飛ばし終えたら、火を止めズイキをボールなどに移し換える。

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ずいき(赤ずいき)/酢ずいき(すこ)/漬け方

6 ボールなどに移し換えたズイキ(熱々の状態)に、漬け地(甘酢/合わせ酢)を注ぎ入れる。

ずいき(赤ずいき)/酢ずいき(すこ)/漬け地/割合(目安)

水2~3、酢1、砂糖1、塩少々(隠し味程度の量)

※水を加えず、酢と砂糖を合わせてもよい。

個人的には、あまり酢の強い仕上がりが、好みではない。

どちらが良い、悪いということではなく、

好みの問題なので、どちらにするかは、

自分の好みに合わせて、お試しください。

※甘酢の作り方に関して、詳しくはこちらをご覧ください。

甘酢/作り方

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7 タッパーなどの容器に移し換え、漬け地からズイキが出ないよう、表面にピタッとラップをかぶせる。

タッパーなどの容器の蓋をして、冷蔵庫に入れ、

しっかりと冷ます。

コツ!ポイント!

※ズイキはスポンジのような状態になっていることから、味馴染みもよく、しっかりと冷ましてから、

甘酢を絡めるようにして食べてもよいが、

2時間~3時間程度、ズイキ(赤ズイキ)を漬け、味を含ませてから食べる。

または、しっかりと漬かった味わいの、酢ズイキ(すこ)が好みであれば、一晩漬けるなど、

好みに合わせて、お試しください。

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※漬け地から、ズイキが出ないよう、

表面にピタッとラップをかぶせた様子。

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ずいき(赤ずいき)/酢ずいき(すこ)/盛り付け/食べ方

8 器に見栄えよく、酢ずいき(すこ)を盛り付ける。

好みで、天に軽く包丁で刻んだ、白ゴマを振りかける。

コツ!ポイント!

※食べ方としては、

そのままでも、美味しく食べることができるが、

刻んだゴマを適量、振りかけることで、また違った味わいを楽しむことができる。

好みに合わせて、お試しください。

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ずいき(赤ずいき)/甘酢漬け(酢漬け)/淡いピンク色に仕上げる/作り方

1 鍋に水、酢少々を加え、火にかけて沸かす。

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2 沸いたら、ズイキを入れ茹でる。

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3 ズイキにしっかりと火を通す。

※茹で過ぎないこと。

コツ!ポイント!

※ズイキは、火を通すと柔らかくなる。

火を通し過ぎてしまうと、柔らかくなり過ぎてしまい、ぐにゃぐにゃと溶けたような、食感になってしまう。

しっかりと火を通すとは、完全に火を通すという意味で、過度に火を通すという意味ではない。

しゃきしゃきとした食感を損なわせないよう、

途中、一つ取り出して摘まんで硬さを確認する。

または、味をみて食感などを確認すること。

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※ズイキは火を通す(空煎りや茹でる)と、色がくすむ(悪くなる)。

下画像をご覧いただければ分かるように、色味がくすみ、ぼやけたような色合いになってしまう。

酢を加え茹でたこともあるが、鍋の中の湯(沸かした酢水)を確認するすれば分かるように、湯がピンク色っぽいような色になっている。

言い方を変えると、酢を加え赤く色づくズイキの色が、湯が色づいた分だけ抜けたとも言える。

これらを上手く利用し、ある程度、

色を抜くことで、淡いピンク色をした、ズイキの酢の物(甘酢漬け/酢漬け)に、仕上げることができる。

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4 茹で終えた、ズイキを冷水(キンキンに冷やした氷水)に落とし、しっかりと冷ます。

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5 しっかりと冷ました、ズイキの水気を切る。

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コツ!ポイント!

※ズイキは、スポンジのようにスカスカとしている。

そのまま、ザルにあげ水気を切るより、ズイキを軽く絞るように握ることで、多く水気を落とすことができる。

ただし、ズイキの形を崩さないよう/潰さないように、力加減には注意すること。

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ずいき(赤ずいき)/甘酢漬け(酢漬け)/漬け方

ずいき(赤ずいき)/ずいきの甘酢漬け(酢漬け)/漬け地/割合(目安)

水2~3、酢1、砂糖1、塩少々(隠し味程度の量)

※酢が利いた方が好みなら、水を使わず、酢、砂糖を合わせ、漬け地としてもよい。

好みに合わせてお試しください。

※甘酢の作り方について詳しくは、別途、甘酢の作り方の記事がありますので、そちらをご覧ください。

6 ボールなどに、少量の漬け地とズイキを入れ、

その中で、漬け地をズイキに絡めるように、混ぜ合わせる。

しっかりと絡めるように、混ぜ合わせたら、

ズイキをザルにあげ、漬け地を切る。

これを地洗いという。

コツ!ポイント!

※漬ける前に、一度、地洗いすることで、余分な水気を落とすことができる。

漬け地が薄まるのを防ぐだけでなく、味馴染みをよくすることができる。

7 タッパーなどの容器に、漬け地とズイキを入れる。

漬けの表面から、ズイキが出ないよう、漬け地表面にピタッとラップをかぶせる。

タッパーなどの容器の蓋をして、冷蔵庫に入れしっかりと冷ます。

コツ!ポイント!

※さっぱりとした、漬かり具合が好みなら、

2時間~3時間程度漬ける。

しっかりと漬かった、漬かり具合が好みなら、

一晩程度、しっかりと漬ける。

好みに合わせて、お試しください。

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※漬け地の表面に、ピタッとラップをかぶせた様子。

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ずいき(赤ずいき)/ずいきの甘酢漬け(酢漬け)/盛り付け/食べ方

8 器に見栄えよく盛り付け、漬け地を適量、注ぎ入れる。

コツ!ポイント!

※食べ方としては、そのままでも美味しく食べることができる。

また、焼き物のあしらいに使うなど、

好みに合わせて、お試しください。

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どうでしょうか?

ズイキのしゃきしゃきとした、独特の食感が旨すぎる!

食感などの味わいを活かした、酢の物がこれまた旨い!

ずいき(赤ずいき)の酢の物を作る。

同じ食材を使って、工程を変えることで、

色味を活かして、鮮やかな赤色に仕上げる。

色味を活かして、淡いピンク色に仕上げる。

色味だけでなく、味わいの異なる酢の物を作ることができる!

酢ずいき(すこ)!ずいきの甘酢漬け(酢漬け)!

この機会に是非、お試しください。

様々な野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】おきゅうと/食べ方

おきゅうとが旨い!酢の物!和え物!デザートに!料理の幅が広がる!おきゅうとを使った様々な料理レシピなど、まとめて徹底解説!

おきゅうととは

エゴノリという海藻を固めた食べ物(加工食品)

福岡県の【郷土料理】として、広く知られている。

おきゅうと由来/語源

食糧難の際、多くの人々を餓えから救ったことから、【御救人/おきゅうと】

漁師が作ったことから、【沖人】【沖独活】など、様々な呼び名や、謂われがある。

おきゅうと主な食べ方

おきゅうとを切り、醤油や酢醤油(合わせ酢)などをかける。

酢味噌をつけて食べる。

きな粉などをまぶし、デザートのように食べるなど、様々な食べ方を楽しむことができる。

また、おきゅうとは火にかけることで、煮溶かすことができる。

再度、冷やし固めことができるため、料理のイメージに合わせて、好みの形に変えることもできる。

おきゅうと食感などの味わい

気になるほどのクセもなく、ほのかに磯の香りを感じる。

個人的に、おきゅうとの味わいの最大の魅力は食感だと考える。

ツルンと、プルンとした食感をしていて口当たりがよい。

こんにゃく、くずきり、寒天、ところてんなどともまた違った、

【おきゅうと】ならではの味わいをしている。

また、おきゅうとを火にかけて煮溶かすとき、

温まってくると、磯の香りが漂う。

【おきゅうと】についての説明はこれくらいにして

おきゅうとってなんだ?

見たことあるけど、こんにゃくではないの?

美味しいのかな?

どうやって食べるんだろう?

なんて思った方が居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

まぁ。この【おきゅうと】!

とにかく旨い!

簡単に食べることができ、様々な食べ方を楽しむことができる!

それでいてお手頃価格ときたもんだ!

見かけたら手にすることをオススメしたい!

食材の一つといっても良い!と、

思えるくらい絶品でございます。

そこで、今回!

おきゅうと切り方や、煮溶かし方、

おきゅうとを使ってを使った様々なレシピや食べ方。

デザートの作り方など、まとめて解説していこうと思います。

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おきゅうと/食べ方

おきゅうと/下処理/下ごしらえ/切り方(1)

1 おきゅうとを洗い、水気をしっかりときる。

※全てのおきゅうとが、この形をしているということではないが、今回、解説で使用している形のおきゅうとに合わせた、切り方を二通り解説している。

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2 おきゅうとを好みの厚さに切る。

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おきゅうと/下処理/下ごしらえ/切り方(2)

1 おきゅうとを洗い、しっかりと水気をきる。

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※下画像をご覧いただければ分かるように、しっかりとした厚みがある。

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2 おきゅうとを横に向けて置き、薄く切っていく。

コツ!ポイント!

※おきゅうとのような、柔らかな食材を下画像のように削ぐように薄く切る場合、

おきゅうとの上に乗せている手(指)に、力を入れて押すようにしてしまうと、その部分がデコボコとしてしまい、薄く平らに切ることができない。

デコボコとしてしまうだけでなく、穴が開いてしまうなどの原因になる。

おきゅうとの上に乗せている手(指)で押す/押さえつけるではなく、

イメージとしては、優しく手(指)を添えるようにすることで、薄く平らに切ることができる。

また、綺麗に切れない原因としては切り方にある。

切り方としては、まず包丁は角度をつけず真っ直ぐ、おきゅうとに包丁を入れたら、途中で包丁を止めず、すーと流すように、一回で切るように意識して切る。

これらを意識して切ることで、薄く平らに(綺麗に)切ることができる。

仮に、包丁に角度がついてしまったとしても、

おきゅうとから透けて見える、包丁の見え具合で、包丁の刃が上を向いてしまったか、下を向いてしまったかを確認することができ、修正することもできる。

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※薄く切ったおきゅうとの様子。

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3 麺のようなイメージで、おきゅうとを細く長く切る。

コツ!ポイント!

※イカなどを切るときもそうだが、

形を崩さないように細く長く切り、

揃えて盛り付けようとしていたのに、

切ったイカが、包丁にくっついてしまい、

切り終えたとき、形が崩れバラバラになってしまったなどの、経験はないだろうか。

形を崩さないように、細く長く切る場合、

包丁を倒し、刃の全体を使って切ってしまうと、

包丁と食材が接している面が多くなり、

切り終えた食材が、包丁にくっついてしまう。

包丁に食材がくっついてしまうことで、切り終えたとき、形が崩れバラバラになってしまう。

切り終えたとき、形が崩れないように切るには、

包丁を立て、刃先を使って切る。

刃先を使って切ることで、食材と包丁が接する面が少なくなり、食材が包丁につかずに、形を崩さず切ることができる。

※包丁を立て刃先を使って、おきゅうとを細く、長く切っている様子。

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※同様に包丁を立て、刃先を使って切っていく。

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※包丁を立て刃先を使って切り終えた、おきゅうとの様子。

下画像のように、形を崩さず切ることができる。

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※切り終えたおきゅうとの形を崩した様子。

下画像をご覧いただければ分かるよう、形を崩さず細く長く切ることができる。

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おきゅうと/料理レシピ/作り方

おきゅうと/刺身/食べ方(1)

1 器に、あれば大葉を敷き、その上に切り終えた、おきゅうとを見栄えよく盛り付ける。

好みで、手前にわさびを適量、盛り付ける。

コツ!ポイント!

※好みで、鰹節(削り節)を天に乗せてもよい。

醤油や土佐醤油をつけて食べる。

※土佐醤油の作り方に関しては、こちらをご覧ください。

刺身醤油/土佐醤油/作り方

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おきゅうと/ソーメン仕立て/食べ方(2)

1 器に見栄えよく、おきゅうとを盛り付ける。

天に刻んだネギ、おろし生姜、好みで、刻んだ茗荷などを盛り付ける。

ソーメンつゆ/割合(目安)

出汁5~6、濃口醤油1、みりん1

コツ!ポイント!

※刻み海苔を天に盛るなど、好みに合わせて、色々とお試しください。

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おきゅうと/酢の物/食べ方(3)

1 器に見栄えよく、おきゅうとを盛り付ける。

天に長ネギの白い部分を細く切った、白髪ネギを乗せる。

土佐酢や酢醤油(合わせ酢)を適量、注ぎ入れる。

※土佐酢(合わせ酢)の作り方について詳しくは、こちらをご覧ください。

土佐酢(合わせ酢)/作り方

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コツ!ポイント!

※白髪ネギに限らず、酢に漬けた茗荷(酢取り茗荷)など、好みに合わせてお試しください。

※酢取り茗荷の作り方について詳しくは、こちらをご覧ください。

みょうが/甘酢漬け/酢取り茗荷/作り方

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おきゅうと/中華風/食べ方(4)

1 器に見栄えよく、おきゅうとを盛り付ける。

中華ドレッシングを適量かけ、天に針唐辛子(糸唐辛子)を乗せる。

※中華ドレッシングの作り方に関して、詳しくはこちらをご覧ください。

中華ドレッシング/作り方

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コツ!ポイント!

※針唐辛子(糸唐辛子)や白髪ネギ、ゴマを散らすなど、

好みに合わせて、お試しください。

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おきゅうと/酢味噌かけ(酢味噌和え)/食べ方(5)

1 器に見栄えよく、おきゅうとを盛り付ける。

天に酢味噌をかける。

酢味噌/からし酢味噌/割合(目安)

白味噌2、砂糖0.5~1、酢0.5~1

※合わせて、しっかりと砂糖を溶かす。

これに、練りからし適量を加えれば、からし酢味噌になる。

即席で、さっと作る場合などに適した酢味噌。

※白味噌は甘味が強いので、まずは少なめに砂糖を入れ、味をみて調整するとよい。

酢に関しては、下画像のように天に乗せるようにかける(鞍掛)場合は少なめに、酢味噌をつけながら食べる場合は、多めにするなどの、調整が必要になる。

ただし、酢味噌を緩くしようとして、酢を増やせば、酢がキツくなり過ぎてしまう。

そのような場合、甘酢を使って緩めるとよい。

※甘酢の作り方について、詳しくはこちらをご覧ください。

甘酢/作り方

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コツ!ポイント!

※必ずしも、酢味噌をかける必要はなく、つけながら食べる場合は、酢味噌を別皿に入れる。

おきゅうとに、酢味噌を絡めるように和えて酢味噌和えにするなど、

好みに合わせて、お試しください。

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おきゅうと/煮溶かし方/好みの形にする方法

1 鍋に、おきゅうとを入れ火にかける。

鍋底に焦げつかせないようヘラを使い、おきゅうとを煮溶かしていく。

おきゅうとをしっかりと煮溶かしたら、火を止める。

おきゅうとを流し缶などに入れ、冷やし固める。

※おきゅうとを煮溶かす火力についてだが、

おきゅうとは水分が多く、煮溶かし方などに、慣れがあり、

感覚を知っていれば、ある程度までは、火力を強くしても、焦げつかせることはないが、初めての方など、感覚を掴むまでは、

弱火~弱火の強火程度の火力で、ヘラを使いじっくりと煮溶かすようにすると、

鍋底が焦げつくなどの失敗を防ぐことができる。

コツ!ポイント!

※解説では、おきゅうとを鍋に入れ、そのまま火にかけ煮溶かしているが、

鍋底に焦げつかせないように、煮溶かすには、絶えずヘラを動かすなどの必要があり、多少の慣れが必要になる。

鍋底に焦げつくなどの失敗を防ぐ(焦げつかせずらくする)方法として、

ヒタヒタ程度(少量の水)の水を入れて煮溶かす。

他には、湯を沸かした鍋の上に、鍋を重ね二重鍋(二重底)にして、

おきゅうとを入れ湯煎して、煮溶かすなどの方法がある。

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※おきゅうとの煮溶かし方を解説するため、

薄く切ったおきゅうとを使い、煮溶かしているが、

料理に使って残ったおきゅうとや、切り方を失敗して形が崩れてしまったなどの、

おきゅうとを煮溶かし、流し缶などを使い、固め直すことで、再度、形を整えることができる/好みの形にすることができる。

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※おきゅうとを火にかけて、温まってくると、おきゅうとの香りが立ってくる。

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※火にかけて、おきゅうとを練るように煮溶かしていくと、徐々におきゅうとがとろっとしてくる。

焦げつきやすくなってくるので、注意すること。

※塊などが残らないよう、全体をしっかりと煮溶かす。

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2 煮溶かしたおきゅうとを流し缶などに、流し入れ、冷やし固める。

コツ!ポイント!

※煮溶かしたおきゅうとは、冷やすと固まる。

今回、流し缶などを使わず、ラップを使った方法を解説している。

好みに合わせて、お試しください。

(1)ラップを広げ、その上に煮溶かしたおきゅうとを適量乗せる。

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(2)おきゅうとを乗せたラップをねじるようにして止める。

おきゅうとを冷やし固める。

※ラップが上手く止まらないようなら、輪ゴムなどを使い止めてもよい。

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※ラップで包み、冷やし固めたおきゅうとの様子。

下画像(左)/ラップを使い冷やし固めたおきゅうとの様子。

おきゅうとを煮溶かして、固め直すことで、好みに合わせた形にすることができる。

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おきゅうと/デザート/食べ方(6)

1 ボールなどに、きな粉を入れる。

コツ!ポイント!

※解説では、きな粉に砂糖適量、塩少々(隠し味程の度量)を入れ、

しっかりと混ぜ合わせている。

好みに合わせて、お試しください。

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2 おきゅうとを入れ、全体にしっかりときな粉をつける(まぶす)。

コツ!ポイント!

※簡単におきゅうと全体に、きな粉をまぶしつける方法としては、

ボールを持ち、おきゅうとをきな粉の上で転がすように、軽く振るとよい。

※解説では、煮溶かし固め直したおきゅうとを使用しているが、細く切ったおきゅうとなど、好みに合わせて、お試しください。

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※おきゅうとにきな粉をしっかりとつけた(まぶした)様子。

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3 器に、きな粉をつけた(まぶした)おきゅうとを見栄えよく盛り付け、黒蜜をかける。

コツ!ポイント!

※黒蜜がないからと、無理に用意しなくても、

きな粉(砂糖適量、塩少々で味を整えたきな粉)をつけた、おきゅうとをそのまま美味しく食べることができる。

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どうでしょうか?

気になるようなクセもなく、

ほのかな磯の香り。

おきゅうとの味わいの最大の魅力!

ツルン、プルンとした【おきゅうと】ならではの、食感が最高に旨すぎる!

様々な料理を楽しめる【おきゅうと】!

この機会に是非、お試しください。

様々な野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】バターナッツかぼちゃ/蒸しバターナッツかぼちゃ/レシピ/作り方

蒸し方はもちろん!電子レンジを使った簡単レシピなど、蒸しバターナッツかぼちゃのレシピ/作り方など、まとめて徹底解説!

バターナッツかぼちゃって料理するの難しそう。

どんな食べ方があるんだろう?

簡単に美味しく食べる方法ってあるのかな?

そんな方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

いやいや。

このバターナッツかぼちゃ!

実は、気軽に簡単に料理することが、できてしまうのです。

さらに、バターナッツかぼちゃの特徴的な見た目や、形を活かすことで、

手の込んだ料理に見えるときたもんだ。

もうね。

これ一つで、食卓が華やかになること間違いなし!?

そこで、今回!

バターナッツかぼちゃの太い果肉部分を器(釜)のような形にする切り方や、蒸し方。

気軽に簡単に電子レンジを使用して作る方法。

バターナッツかぼちゃの見た目を活かして、

太い果肉部分を器(釜)のように使う盛り付け方、

蒸しバターナッツかぼちゃのレシピ/作り方/食べ方など、まとめて解説していこうと思います。

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バターナッツかぼちゃ/蒸しバターナッツかぼちゃ/レシピ/作り方

1 バターナッツかぼちゃを洗い、しっかりと水気を拭き取る。

※バターナッツかぼちゃの下処理/下ごしらえについて、詳しくはこちらをご覧ください。

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バターナッツかぼちゃ/切り方

2 バターナッツかぼちゃを細い果肉部分と太い果肉部分に切り分ける。

コツ!ポイント!

※バターナッツかぼちゃの太い果肉部分の形を活かすため、細い部分の果肉と太い部分の果肉を切り分けている。

※皮は果肉よりも硬く蒸しても、しっかりとしている。

太い果肉部分の皮を剥かずに、器(釜)として使用することで、型崩れすることを防ぐことができる。

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※下画像/蒸してしっかりと火を通した、バターナッツかぼちゃの太い果肉部分(皮つき)の様子。

ご覧いただければ分かるように、スプーンで皮から果肉を削ぎ取るようにしても、皮はしっかりとしている。

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3 太い果肉部分を真っ直ぐ二つに切る。

コツ!ポイント!

※タネとワタは、太い果肉部分にある。

タネとワタが入っていた部分を上手く利用することで、器(釜)のように使うことができる。

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4 太い果肉部分を二つに切り、タネとワタをスプーンなどを使い、しっかりと取り除く。

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※タネとワタを取り出した様子。

下画像のように、器(釜)のような形を二つ作ることができる。

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5 バターナッツかぼちゃの器(釜)に、盛り付ける果肉は、皮を剥きサイの目(コロ)に切っておく。

コツ!ポイント!

※食感などの味わいが、細い果肉部分と、太い果肉部分とで異なる。

細い果肉部分は、太い果肉部分と比べ、水っぽくシャキシャキとしたような、味わいをしている。

太い果肉部分は、ねっとりとコクのあるような、味わいをしている。

細い果肉部分、太い果肉部分、好みに合わせて、

お試しください。

※皮も食べることができるので、盛り付ける果肉の皮をつけたまま、サイの目(コロ)に切り蒸しあげてもよいが、皮は果肉よりも硬い。

解説では、仕上がりのイメージなどを考慮し、盛り付ける果肉の皮を剥いている。

好みに合わせて、お試しください。

※細い果肉部分の皮を剥く。

 

 

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※皮は薄く、ピーラーでも簡単に剥くことができる。

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※細い果肉部分の皮を剥き終えた様子。

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※サイの目(コロ)の切り方としては、切り終えたサイの目切りの大きさをイメージして、まず縦に切る。

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※縦に切ったバターナッツかぼちゃを下画像のように、縦に切る。

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※向きを変え、好みに合わせた大きさのサイの目(コロ)に切る。

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※サイの目(コロ)に切り終えた様子。

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バターナッツかぼちゃ/蒸し方

6 水に塩少々を入れ、しっかりと塩を溶かす。

塩気を感じる程度の薄い塩水を用意する。

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7 下ごしらえを済ませた、バターナッツかぼちゃを薄い塩水に浸ける。

コツ!ポイント!

※バターナッツかぼちゃを薄い塩水に浸けておく、

時間の目安としては、蒸し器に水を入れ、

火にかけて湯が沸く(しっかりと湯気が立つ)まで、浸けておく程度(数分)でよい。

※バターナッツかぼちゃに、塩気をつけるというよりは、バターナッツかぼちゃの、甘味を引き立たせることを目的としている。イメージとしては隠し味。

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8 蒸し器の蓋に、手ぬぐいやタオルを巻きつけ、しっかりと縛りつける。

蒸し器に水を入れ、蓋をして火にかける。

コツ!ポイント!

※蓋に当たった蒸気が水滴のように落ちる。

水滴が食材に当たることで、仕上がりが水っぽくなってしまう。

手ぬぐいやタオルを巻きつけておくことで、水滴が落ちることを防ぐことができる。

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9 蒸し器の湯が沸き、しっかりと湯気(蒸気)が立ったら、バターナッツかぼちゃを蒸し器に入れ、蒸しあげる。

 

 

バターナッツかぼちゃ/太い果肉部分(器/釜)蒸し方/注意点

※蒸すときに、蓋にサラシやタオルなどを巻きつけることで、蓋に当たった蒸気が水滴のようになり、

落ちてくるのを防ぐことができるが、

器(釜)のような形をしているものを蒸す場合、

穴(くぼみ)に湯が溜まり、水っぽい仕上がりになってしまう恐れがある。

湯が溜まり、水っぽくなってしまうことを防ぐ方法として、底側が上になるように置き、蒸しあげることをオススメいたします。

※下画像のように置き蒸すと、穴(くぼみ)に湯が溜まってしまう恐れがある。

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※下画像のように、盛り付けのとき、底側になる方を上に向けて蒸すことで、水っぽくならずに、蒸しあげることができる。

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10 竹串などをさし、火が通ったか確認する。

すーと串がささるようなら、蒸しあがり。

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※サイの目切りしたバターナッツかぼちゃを蒸し器に入れた様子。

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※サイの目切りにして蒸し終えた、バターナッツかぼちゃの様子。

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※火が通っているかを確認する方法としては、バターナッツかぼちゃの果肉は、加熱すると柔らかくなる。

蒸した果肉を下画像のように摘まむことで、火が通っているか確認することができる。

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バターナッツかぼちゃ/電子レンジを使う方法

(1) 薄い塩水を作り、バターナッツかぼちゃをさっとくぐらせる。

または、霧吹きで薄い塩水を全体に振りかける。

※バターナッツかぼちゃの器(釜)に、皮を剥きサイの目に切った果肉も同様に、薄い塩水にさっとくぐらせるまたは、霧吹きで薄い塩水を振りかける。

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(2)さっと塩水にくぐらせた各バターナッツかぼちゃの水気をしっかりと切り、

耐熱容器/耐熱ボール(電子レンジに使用可の物)に入れ、ラップをかぶせる。

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※サイの目切りのバターナッツかぼちゃも同様に、耐熱ボールなど(電子レンジで使用可の物)に入れ、ラップをかぶせる。

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バターナッツかぼちゃ/電子レンジに使用できる耐熱容器/耐熱ボールなどがない場合

バターナッツかぼちゃをラップで包む。

※各バターナッツかぼちゃを別に分け、ラップで包む。

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(3) ラップに数ヶ所、竹串などを使い穴をあける。

コツ!ポイント!

※穴をあけずに、火を通すと取り出したとき、

ラップが密着し真空パックのような状態になり、

バターナッツかぼちゃが、崩れてしまう恐れがある。

穴を数ヶ所開けておくことで、防ぐことができる。

※耐熱ボール(電子レンジで使用可能)にラップをかぶせ、竹串で数ヶ所、穴を開けている様子。

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※バターナッツかぼちゃをラップで包み、竹串で数ヶ所、穴を開けている様子。

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※下画像のように、ラップに穴を開けずに、

電子レンジに入れ仕上げると、ラップがぴたっと真空パックのような状態になってしまう。

型崩れしてしまう恐れがあるので、必ずラップに数ヶ所穴を開けておくこと。

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(4) 電子レンジにバターナッツかぼちゃを入れ、しっかりと火を通す。

コツ!ポイント!

※今回、700Wの電子レンジを使用。

何分と決めるのは難しいが、何ワットの電子レンジを使うとしても、3分程度かけ様子を見て、

まだ足りないようなら、2分足すなど調整することをオススメいたします。

※火が通ったかを確認する方法として、竹串などをさす。すーとささるようなら、火が通っている。

 

 

バターナッツかぼちゃ/蒸しバターナッツかぼちゃ/盛り付け

1 蒸しあげたバターナッツかぼちゃの器(釜)に、皮を剥きサイの目に切り蒸しあげた果肉を盛り付ける。

コツ!ポイント!

※好みで、そのままや軽く塩振る。

さっと醤油をかけるなどしても、美味しく食べることができる。

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2 バターを適量乗せ、さっと醤油を回しかける。

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3 天に鰹節(削り節)を乗せる。

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どうでしょうか?

バターナッツかぼちゃを切って、

蒸してよし!

電子レンジでチンしてもよし!

あとは乗せるだけの、簡単!激旨!

蒸しバターナッツかぼちゃ!

この機会に是非、お試しください。

バターナッツかぼちゃのサラダ/レシピ/作り方

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バターナッツかぼちゃの蒸し焼き/レシピ/作り方

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バターナッツかぼちゃのソテー/レシピ/作り方

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様々な野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】バターナッツかぼちゃのサラダ/レシピ/作り方

バターナッツかぼちゃのサラダが旨すぎる!電子レンジを使って簡単!絶品!バターナッツかぼちゃのサラダ/レシピ/作り方など、まとめて徹底解説!

バターナッツかぼちゃを使った、簡単で美味しい料理ないかなぁ?

初めてでも気軽にさっと、作れるバターナッツかぼちゃのレシピあればなぁ。

なんて方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

あります!ありますとも!

個人的に、何事も簡単という言葉は、

あまり好きではないのでございますが、

今回は、ハッキリと【簡単】という言葉を使わせて頂こうと思います。

もうね。とにかく【簡単】!

と、いうより。

とにかく【簡単】!旨い!を追求したのでございます。

とはいっても、当ブログ。

簡単といっても、大切な部分は大切に。

必要な部分は、しっかりと!

当ブログなりの簡単なのであります。

で、何が簡単かと言いますと、

料理の流れをざっくりと説明すると、

バターナッツかぼちゃを切って、チンして、味つけして、盛り付けて、食べる。

と、まぁこんな感じで、食べてびっくり激旨い!

バターナッツかぼちゃの味わいを活かした、

料理が作れてしまうのです。

そこで、今回!

バターナッツかぼちゃの切り方などはもちろん!

電子レンジで加熱する方法、味つけのコツなど、

バターナッツかぼちゃのサラダ/レシピ/作り方など、まとめて解説していこうと思います。

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バターナッツかぼちゃ/サラダ/作り方

1 バターナッツかぼちゃを洗い、水気をしっかりと拭き取る。

※バターナッツかぼちゃの果肉の味わいの違いや、下処理/下ごしらえについて、詳しくはこちらをご覧ください。

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2 細い部分と太い果肉部分を切り分ける。

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バターナッツかぼちゃ/細い果肉部分の切り方

3 細い果肉部分の皮を剥き、サイの目(コロ)に切る。 

コツ!ポイント!

※太い果肉部分を使い、バターナッツかぼちゃの器(釜)を二つ作ることができる。

バターナッツかぼちゃの器(釜)を一つしか使う予定がないのであれば、残りの太い果肉部分をサイの目切りにしてもよい。

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※細い果肉部分の皮を剥いている様子。

下画像のように、ピーラーでも簡単に皮を剥くことができる。

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※皮を剥き終えた様子。

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※サイの目切りの切り方としては、まず、好みの大きさのサイの目切りに合わせるように、厚みを持たせて縦に切る。

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※縦に切った果肉を下画像のように切る。

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※剥きを変え、サイの目(コロ)に切る。

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※サイの目に切り終えた様子。

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バターナッツかぼちゃ/太い果肉部分を器(釜)のように使う場合の切り方

4 太い果肉部分を下画像の向きに置き、真っ直ぐ二つに切る。

中にあるタネとワタを残さず、スプーンでしっかりと取り出す。

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※細い果肉部分を二つに切っている様子。

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※タネとワタをスプーンで取り出している様子。

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※下画像のように、バターナッツかぼちゃの器(釜)を二つ作ることができる。

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バターナッツかぼちゃ/電子レンジで加熱する方法。

5 水に塩少々(塩気を感じるかな程度の量)を入れ、塩をしっかりと溶かし、薄い塩水を作る。

コツ!ポイント!

※バターナッツかぼちゃに塩気をしっかりとつけるというよりは、バターナッツかぼちゃの味わいを引き立てる目的として、薄い塩水を使う。

イメージとしては、隠し味として使う。

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6 果肉をさっと、薄い塩水にくぐらせ、水気を切る。

コツ!ポイント!

※そのまま果肉を電子レンジで加熱すると、水気が抜け、しなびたような仕上がりになってしまう恐れがある。

しなびたような仕上がりになってしまうと、見た目だけでなく、食感などの味わいが損なわれてしまう。

果肉を薄い塩水にくぐらせる理由としては、

バターナッツかぼちゃの味わいを引き立たせる目的の他に、適度に水気を足すことで、

しなびたような、仕上がりになることを防ぐことができる。

ただし、水気を切らず、びちゃびちゃとした状態で、電子レンジに入れ加熱してしまうと、仕上がりが、水っぽくなってしまう。

しっかりと水気を拭き取る必要はないが、適度に水気を切ること。

※サイの目に切った果肉をさっと薄い塩水にくぐらせたら、ザルなどを使い適度に水気を切る。

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※太い果肉部分(器/釜)の穴(くぼみ)に、薄い塩水が溜まった状態で、電子レンジに入れ加熱しないこと。

薄い塩水にさっとくぐらせた、穴(くぼみ)を逆さにし、軽く振るなどして、適度に水気を切る。

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7 サイの目切りにした果肉と、器(釜)に使う果肉を分けて(別々にして)、

耐熱容器/耐熱ボール(電子レンジで使用可能な物)に入れラップをかぶせる。

竹串などを使い、かぶせたラップに数ヶ所、穴を開けておく。

コツ!ポイント!

※果肉を分けて電子レンジで加熱する理由としては、皮を剥きサイの目に切った果肉は、火が通りやすい(早く火が通る)。

一方、器(釜)として使う果肉は、皮をつけたまままの状態で、サイの目切りのように細かく切っていない。

サイの目切りの果肉と比べ、火を通すのに時間がかかる。

火を通すのに、かかる時間が異なることから、

サイの目に切った果肉と、器(釜)に使用する果肉は、分けておくこと。

※かぶせたラップに数ヶ所、穴を開けておくのは、

電子レンジを使い、火を通し終え取り出したとき、

ラップがぴたっと、真空のような状態になることを防ぐため。

※サイの目に切った果肉と、器(釜)に使う果肉を分けて(別々にして)入れる。

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※ラップかぶせた様子。

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※ラップをかぶせたら、数ヶ所、穴を開けておくこと。

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8 電子レンジに入れ、果肉を加熱し、しっかりと火を通す。

しっかりと火を通したら、あら熱を取り、冷蔵庫に入れしっかりと冷ます。

コツ!ポイント!

※使用する電子レンジのワット数や、バターナッツかぼちゃの大きさなどにより、何分とするかは難しい。

最初から電子レンジで何分加熱れば大丈夫と、決めてしまうと、食べたときに火が通っていない。

加熱し過ぎてしまった。

などの原因になってしまう。

まずは、2分~3分かけみて様子を見て、

足りないようなら、再度2分~3分追加するなど調整することで、火が通っていない/火を通し過ぎてしまうなどの、失敗を防ぐことができる。

※火が通ったか通っていないか、確認する方法として、バターナッツかぼちゃは、加熱すると柔らかくなる。

サイの目切りにした果肉は、指で摘まみ簡単に潰れるようなら、火が通っている。

器(釜)に使う果肉は、果肉の厚みのある部分に、竹串などをさし、すーとささるようなら、火が通っている。

※電子レンジで加熱を終えた、サイの目切りの果肉の様子。

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※あら熱を取る際、耐熱容器などに入れたまま冷ますと、底に水が溜まっている場合など、水っぽくなってしまう。

盆ザルなどに広げ置き、あら熱を取ることで、

早く冷ますことができるだけでなく、余分な水気を飛ばす(取り除く)ことができる。

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※串をさし、しっかりと火が通っているか、確認している様子。

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※あら熱を取る際、表面が乾いてしまうことを防ぐ方法として、キッチンペーパーなどを軽く湿らせて(濡らしてしっかりと絞る)、あら熱を取っている果肉の上にかぶせておく。

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バターナッツかぼちゃ/サラダ/味つけ

9 冷蔵庫に入れしっかりと冷ました、サイの目切りにした果肉をボールに入れる。

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10 マヨネーズ適量、塩少々(味を引き締める程度)、香りづけに少量の醤油、あればレモンの絞り汁適量を加える。

コツ!ポイント!

※レモンの絞り汁に限らず、ライムや柚子を使ってもよい。

ガーリックパウダーなど、その他、調味料を好みに合わせて使うことで、違った味わいを楽しむことができる。

好みに合わせて、色々とお試しください。

※バターナッツかぼちゃの器(釜)の果肉も食べることを意識して、気持ち味つけを濃い目にする。

絡めるマヨネーズを気持ち多めにするなどの、調整をするとよい。

※個人的に、味つけをこれには何g、いくつと、決めつけるのは好まない。

理由としては、

レシピで使用する調味料がないと、作れなくなってしまう。

それを作るために、普段あまり使わない物をそのためだけに用意し、余らせて無駄にしてしまうなど。

皆が皆、好みが同じではない。

同じ食材を使っても、状態により味が異なるなど。

何を使っているのか。どのように味つけしているを知ることの方が意味があり、大切と考える。

※初めて作る場合など、味つけのコツとしては、一度で味つけを決めるのではなく、何回かに分けて味を整えていくようにして、仕上げる。

そうすることで、自分の好みに合わせた味つけに仕上げることができる。

割(レシピ)を決めることが、悪いということではなく、割(レシピ)に頼り過ぎず目安程度にし、

料理を作ることで、初めて使う食材なども、抵抗なく扱うことができるようになる。

まずは、どれをどれくらい使うと、こうなるなどの感覚を身につける。

感覚さえ掴んでしまえば、どのような食材、どのような料理をするにしても、ある程度の、仕上がりの味などをイメージすることができるようになる。

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11 ゴムベラなどを使い果肉に絡めるように、しっかりと混ぜ合わせる。

コツ!ポイント!

※バターナッツかぼちゃの果肉は、柔らかく崩れやすい。

サイの目に切った、果肉の形を崩したくない場合、

ゴムベラなどを使い、優しく底から果肉をすくうように絡めていく。

※軽く果肉を崩すように絡めても、また違った味わいのサラダを楽しむことができる。

好みに合わせて、お試しください。

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バターナッツかぼちゃ/サラダ/盛り付け

12 器に、バターナッツかぼちゃの器(釜)を置く。

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13 バターナッツかぼちゃの器(釜)に、味つけをした果肉を盛り付ける。

好みで、さっと胡椒(ブラックペッパー粗挽き)や、粉チーズを振りかける。

天に、柚子の皮やレモンの皮を乗せる。

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どうでしょうか?

もうね。文句なし!

簡単なのに、激旨い!

バターナッツかぼちゃのサラダ!

この機会に是非、お試しください。

蒸しバターナッツかぼちゃ/レシピ/作り方

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バターナッツかぼちゃのソテー/レシピ/作り方

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バターナッツかぼちゃの蒸し焼き/レシピ/作り方

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【板前レシピ】バターナッツかぼちゃのソテー/レシピ/作り方

バターナッツかぼちゃのソテーが旨すぎる!バターナッツかぼちゃのソテー/レシピ/作り方など、まとめて徹底解説!

バターナッツかぼちゃって、どうやって食べるんだろう?

美味しいのかな?

そもそも、バターナッツかぼちゃって、

要するにかぼちゃでしょ?

栗かぼちゃ(黒皮)と違うの?

なんて方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

確かに、馴染みある栗かぼちゃは旨い。

それは間違いない!

が、しかし。

このバターナッツかぼちゃ!

馴染みある栗かぼちゃとは、また一味も二味も違う。

見た目からは想像できない味わいをしていて、

甘味があり、ねっとりととろけるような、

味わいがなんとも言えんのです。

細い果肉部分と、太い果肉部分の味わいが違うってところも、面白みがあるときたもんだ。

そこで、今回!

バターナッツかぼちゃの味わいを楽しむなら、

まずは、あれこれせずシンプルに仕上げたソテー!

切り方などはもちろんの下ごしらえはもちろん。

細い果肉部分と太い果肉部分の違いを感じる食べ方や、盛り付け方など、バターナッツかぼちゃのソテーの作り方について、まとめて解説していこうと思います。

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バターナッツかぼちゃのソテー/レシピ/作り方

1 バターナッツかぼちゃを洗い、しっかりと水気を拭き取る。

バターナッツかぼちゃは、皮も食べることができる。

ただし、食べたとき、皮は果肉より硬く口に残る。

皮を剥くか、皮を剥かないかは、好みに合わせてお試しください。

※解説では、皮を剥いたバターナッツかぼちゃを使用している。

バターナッツかぼちゃの下ごしらえ、果肉や皮の違いなど、詳しくはこちらをご覧ください。

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2 バターナッツかぼちゃを縦半分に切り、下側の太い果肉部分にある、タネとワタをスプーンなどを使い、しっかりと取り除く。

コツ!ポイント!

※ワタと果肉の境目辺りに、スプーンを入れ、境目に沿わせるようにして、取り出す。

取り出した後、ワタが果肉に残っていると、仕上がりの際、残ったワタの部分が溶けたような状態になり、見た目を損なう。

少し角のあるような、スプーンを使うとワタを残さず、綺麗に取り除くことができる。

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バターナッツかぼちゃ/切り方

3 バターナッツかぼちゃの細い果肉部分と、太い果肉の境目辺りを切る。

コツ!ポイント!

※細い果肉部分と太い果肉部分を必ず、切り分けるということではない。

盛り付けの際、細い果肉部分と太い果肉部分を分けて盛ることで、食感や味わいの違いを楽しむことができる。

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4 どれくらいの厚みに切るかは、好みに合わせればよい。

ただし、不揃いな厚みに切ると、仕上がりにムラが出てしまうので、揃える。

コツ!ポイント!

※バターナッツかぼちゃの食感などの味わいを楽しむなら、あまり薄く切らずに、下画像程度の厚さに切る。

また、バターナッツかぼちゃの果肉は、加熱すると柔くなり、薄く切り過ぎてしまうと、とても崩れやすくなってしまう。

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※バターナッツかぼちゃの果肉は、細い果肉部分と太い果肉部分の味わいが異なる。

細い果肉部分は、太い果肉部分と比べ、水っぽさのようなものを感じ、シャキシャキとしたような食感がある。

一方、太い果肉部分は、ねっとりとしてコクのあるような味わいをしている。

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バターナッツかぼちゃ/焼き方

5 フライパンに油を敷き、火にかけて温める。

切ったバターナッツかぼちゃが重ならないように、並べ置く。

コツ!ポイント!

※バターナッツかぼちゃは、加熱すると柔らかくなり、とても崩れやすい。

重なっていると、崩れてしまう原因になる。

※好みで、油の換わりにバターを使う/仕上がりのときにバターを加える。

などをしても、美味しく食べることができるが、

個人的には、バターナッツかぼちゃの味わいを楽しむのであれば、まずはバターなどを使わずシンプルに仕上げた方がよいと考える。

好みに合わせて、お試しください。

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6 塩、胡椒(ブラックペッパー/粗挽き)を適量、振りかける。

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7 適度に焼き色をつけたら、裏返す。

両面しっかりと焼きあげる。

コツ!ポイント!

※仕上がり直前に、香りづけに、さっと醤油を回しいれてもよい。

※とても崩れやすいので、裏返す際、菜箸を使うと、

端がかけてしまったり、崩れてしまう原因になる。

フライ返しや、ヘラなどを使って裏返す。

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バターナッツかぼちゃのソテー/盛り付け

8 器に細い果肉部分と、太い果肉部分を分けて、見栄えよく盛り付ける。

コツ!ポイント!

※必ず分けて盛り付けるということではないが、

分けて盛り付けることで、細い果肉部分と太い果肉部分の異なる味わいの違いを感じながら、食べることができる。

好みに合わせてお試しください。

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どうでしょうか?

バターナッツかぼちゃの味わいを楽しむなら、

まずは、シンプルに仕上げたソテー!

もうね。バターナッツかぼちゃの、とろっと溶ろけるような、味わいが旨すぎる!

この機会に是非、お試しください。

バターナッツかぼちゃのサラダ/レシピ/作り方

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バターナッツかぼちゃの蒸し焼き/レシピ/作り方

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蒸しバターナッツかぼちゃ/レシピ/作り方

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様々な野菜や魚介、肉/各種ホルモンなどの下処理/下ごしらえ/レシピ/食べ方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】バターナッツかぼちゃの蒸し焼き/レシピ/作り方

バターナッツかぼちゃの蒸し焼きが旨い!バターナッツかぼちゃの蒸し焼きのレシピ/作り方など、まとめて徹底解説!

なんだこのかぼちゃ?

ひょうたんみたいな形してるけど美味しいのか?

見るからに硬そうだなぁ。

どうやって食べるんだろう?

なんて方が居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

いやいや。

このバターナッツかぼちゃ。

一見、ひょうたんみたいな形をして、表面はツルツルとして硬そうなのですが、

加熱すると、見た目からは想像がつかないほどに、

ねっとりとして、かなり柔らかな食感をしているので、あります。

このねっとりとして甘味のあるバターナッツかぼちゃの味わいを活かして、

厚めに切って仕上げた、バターナッツかぼちゃの蒸し焼きが旨いのなんの!

そこで、今回!

バターナッツかぼちゃの下処理/下ごしらえはもちろん!

バターナッツかぼちゃの蒸し焼/レシピ/作り方など、まとめて解説していこうと思います。

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バターナッツかぼちゃ/蒸し焼き/作り方

1 バターナッツかぼちゃを洗い、水気を拭き取る。

※バターナッツかぼちゃの下処理/下ごしらえについて、詳しくはこちらをご覧ください。

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2 バターナッツかぼちゃの果肉の細い部分と果肉の太い部分とを切り分ける。

※解説では、バターナッツかぼちゃの細い果肉部分のみを使用している。

太い果肉部分を使っても、美味しい蒸焼きを作れます。

好みに合わせてお試しください。

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バターナッツかぼちゃ/切り方

2 バターナッツかぼちゃを厚めに切る。

コツ!ポイント!

※厚めに切ることで、バターナッツかぼちゃの食感などの味わいを活かすことができる。

※皮は食べることができるが、果肉より硬く、口に残るので、解説では皮を剥いている。

※切る前に、皮を剥いてもよい。

バターナッツかぼちゃの皮は薄く、ピーラーを使っても簡単に剥くことができる。

ただ、解説では、仕上がりをイメージして、切ってから包丁を使い皮を剥いている。

包丁で皮を剥く理由としては、ピーラーで皮を剥くと、剥き終えた果肉の表面がデコボコとしてしまう。

果肉を切ってから、包丁で皮を剥くことで、剥き終えた果肉の表面を平らに仕上げることができる。

好みに合わせて、お試しください。

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※皮を剥き終えた、バターナッツかぼちゃの画像。

画像左の細い果肉部分の先の果肉は、丸型に形を整えて剥いてもよいが、無駄が出てしまうため、あまり丸型を意識せず、皮を剥くことで、無駄なく使うことができる。

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バターナッツかぼちゃ/蒸し焼き/焼き方

3 フライパンに油を敷き、火にかけて温める。

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4 バターナッツかぼちゃを並べ置く。

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5 塩、胡椒(ブラックペッパー/粗挽き)を適量、振りかける。

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6 適度に焼き色がついたら裏返し、同様に焼く。

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8 両面に適度な焼き色がついたら、酒を回し入れ、蓋をして、じっくりと蒸し焼きにする。

コツ!ポイント!

※酒を回し入れたら、弱火の強火~中火の弱火程度に火力を落とし、じっくりと焼きあげる。

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※火が通った確認する場合、真ん中辺りに竹串などをさす。

すーとささるようなら焼きあがり。

まだ、硬く串がすーとささらないようなら、蓋をしてしっかりと火を通す。

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9 しっかりと火が通ったことを確認する。

コツ!ポイント!

※香りづけにさっと少量の醤油を回し入れると、醤油の風味をつけることができる。

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※すーと火が通った焼きあがり。

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バターナッツかぼちゃ/蒸し焼き/盛り付け

10 バターナッツかぼちゃの蒸し焼きを器に見栄えよく盛り付ける。

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コツ!ポイント!

※好みで、バターを天に盛り付けても、また違った味わいになる。

好みに合わせてお試しください。
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どうでしょうか?

バターナッツかぼちゃの蒸し焼きが旨い!

厚めに切って蒸し焼きにすることで、

バターナッツかぼちゃの食感などの味わいを

存分に楽しむことができる!

馴染みある栗かぼちゃとは、また違った味わいのバターナッツかぼちゃ!

この機会に是非、お試しください。

バターナッツかぼちゃのサラダ/レシピ/作り方

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バターナッツかぼちゃのソテー/レシピ/作り方

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蒸しバターナッツかぼちゃ/レシピ/作り方

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それでは皆様、お付き合いありがとうございました!

また、宜しくお願いいたしますぅ。

【板前レシピ】バターナッツかぼちゃ/下ごしらえ/食べ方

味よし!見た目よし!【バターナッツかぼちゃ】の下ごしらえはもちろん!切り方や食べ方など、まとめて徹底解説!

【ひょうたん】のような【ピーナッツ】のような、

形をした野菜を見かけたんだけど、あれは何だったんだろう?

ベージュ色っぽくて、表面はツルツルとした感じで、切るの難しいのかな?

皮って剥く必要あるのかな?剥かなくていいのかな?

バターナッツかぼちゃ見たことや、

聞いたことはあるけど、美味しいの?

皮も食べられるっていうから、それなら手間もかからなそうだし、

料理してみたんだけど、少し青臭い感じやクセのようなものを感じたんだよなぁ。

どうやったら、臭みを取ることができるんだろう。

下処理/下ごしらえって、どうやるんだろう?

どうやって食べるんだろう?

なんて方が、居るとか居ないとか。

ちょっと待った!

かぼちゃといっても、馴染みある栗かぼちゃとは、

かなり異なり、皮がベージュ色っぽく、表面がツルツルとしていて、

見た目は【ひょうたん】のような、【ピーナッツ】のような、特徴のある形をしている。

特徴のある形や見た目から、

別名【ピーナッツかぼちゃ】とも呼ばれる。

形や見た目に特徴があるということは、

バターナッツかぼちゃを使って、同じ料理を作ったとしても、

盛り付け方を工夫することで、全く別の料理に見えるときたもんだ!

さらに、バターナッツかぼちゃは皮が薄く、食べることもできる。

皮が薄いから剥きやすい!

栗かぼちゃは、硬くて切るのが大変。

なんて感じた方も、バターナッツかぼちゃはとても切りやすい!

下処理/下ごしらえも、比較的、簡単といえる。

バターナッツかぼちゃの何がいいって、

見た目はもちろん!味わいがよい!

しっかりとした甘味!

ねっとりとした食感!

バターナッツかぼちゃは、見た目よし!味わいよし!で、とにかく旨い!

とはいっても、皮も薄く食べられるなんて思って食べたら、

果肉と比べると皮は硬く口に残ってしまう。

臭みなどのクセなどが、全くないかといわれると、

青臭さいような、クセのようなものもある。

どのような食材も、何がどう違うのか?どこがどう違うのか?

違いを知ることが大切!

違いを知ることで、ふむ。

それならこうしよう!次はこうしてみよう!

料理の幅が広がる!その結果!

食材の味わいを活かして、美味しく食べることができる!

そこで、今回!

種(タネ)やワタの取り方、皮の剥き方、臭みの取り方などの下処理/下ごしらえはもちろん!

見た目(形)を活かした様々な切り方、

皮は剥く必要があるのか?剥く必要がないのか?

皮と果肉の食感などの違い、バターナッツかぼちゃの味わいを活かした、

料理/レシピ/作り方や食べ方など、バターナッツかぼちゃについて、

まとめて解説していこうと思います。

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バターナッツかぼちゃ/下処理/下ごしらえ

バターナッツかぼちゃ/縦半分に切る一般的な下ごしらえのやり方

1 バターナッツかぼちゃについた汚れを洗い落とし、しっかりと水気を拭き取る。

バターナッツかぼちゃの上下(両端)を少し切り落とす。

バターナッツかぼちゃ/両端を切る場合の注意点

※バターナッツかぼちゃの形を活かして、

料理をする場合、両端を切り落としてしまうと、

バターナッツかぼちゃの、見た目を活かしきれなくなってしまう。

そのような場合は、必ずしも両端を切り落とす必要はない。

また、皮も同様に必ず剥く必要はない。

例としては、両端を切ったり、皮を剥くなどをせずに、

そのままバターナッツかぼちゃを縦半分に切り、

種やワタを取り除くなどの下ごしらえを済ませる。

そのままの状態で、縦半分に切り、下ごしらえを済ませたバターナッツかぼちゃの、

見た目や形を活かして、バターナッツかぼちゃをオーブンで焼く(ロースト)。

ワタや種を取り出し、くぼみ(穴)を利用し、器のようにして料理に使用するなど。

バターナッツかぼちゃをどのような料理にするか。

用途や目的に合わせた、下ごしらえをすることが大切。

コツ!ポイント!

※両端を切り落とすことで、皮が剥きやすくなる。

理由としては、切り口(断面を揃える)を作ることで、

包丁やピーラーなどが入れやすくるだけでなく、

切り口から切り口に向かって(上側から下側/下側から上側)剥くことで、

剥き始めと、剥き終わりが作れ、効率よく(スムーズに)皮を剥くことができる。

※バターナッツかぼちゃの、上側についたヘタを切り落とす。

※太い果肉側の端を切るときの注意点として、

太い果肉の下側(底)は、真ん中辺りが少しくぼんでいる、

切り口(断面)を平に整えるには、少し果肉寄りを切り落とす。

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※バターナッツかぼちゃ下側(底)の画像。

真ん中辺りが少しくぼんでいる。

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※下側の果肉の端を少し果肉寄りに切り、端(底)の中心辺り(くぼみ)にある、

表面のツルツルとした皮とは異なる、乾いたような硬い部分を切り落とした様子。

くぼみにある部分は硬く、食感も悪い。

皮をつけて煮物などにする場合も、しっかり切り取る必要がある。

また、この部分を切り落とすように、下側の太い果肉の端(底)を切り落とすことで、

切り口(断面)を平に整えることができる。

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バターナッツかぼちゃ/皮は剥くのか/皮は剥かないのかについて

※まず、下画像/蒸しあげたバターナッツ/皮と果肉の画像をご覧ください。

※バターナッツかぼちゃの皮は薄く、食べることもできる。

ただし、画像をご覧いただければ、分かるように、食べることはできるが、

全く気にならないくらい柔らかいという、ことではない。

バターナッツかぼちゃの果肉に皮をつけ、料理した場合、

加熱した果肉はねっとりと柔らかいのに対して、皮は硬く口に残る。

また、皮は青臭さやクセのようなものを感じる。

とはいえ、必ずしも皮を剥く必要があるという、ことではない。

バターナッツかぼちゃの皮を剥かずに、そのまま使用することで、

形や見た目を活かした、見栄えのよい料理に仕上げることができる。

剥く必要がある/剥く必要がないではなく、

目的や好み、料理など様々な状況に合わせて、使い分ける必要があるといえる。

皮の食感などについて詳しくは、

下記、バターナッツかぼちゃ/皮と果肉/食感などの違いをご覧ください。

※下画像/蒸しあげたバターナッツ/皮と果肉の画像

※画像をご覧いただければ分かるように、かなりしっかりと、

皮から果肉をスプーンで削ぎ取るようにしているが、皮はしっかりと残っている。

皮の味をみると、青臭さやクセのようなものを感じる。

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バターナッツかぼちゃ/青臭さ(臭み/臭い)の取り方

※上記、皮は剥くのか/皮は剥かないのかについて、にあるように、

皮部分には青臭さやクセのようなものがある。

皮の風味やクセのようなものも、バターナッツかぼちゃの味わいの一つと考える方や、気にならない方などは、皮をつけて料理に使っても問題ないといえるが、

人それぞれ好みが異なる。

バターナッツかぼちゃを食べて、青臭さやクセのような部分が苦手、

取り除きたいと思っていた方は、表面の皮を剥くだけでも、かなりの違いが出る。

また、オレンジっぽい色の部分の果肉は好きなんだけど、

何か違うと感じるのであれば、表面の皮の下にある、白っぽく縦に線(筋)の入った部分も、しっかりと剥くことで、また違いが出る。

青臭さやクセのようなものを感じる/気になる方は、

オレンジ色っぽい果肉部分、以外をしっかりと剥くことをオススメいたします。

バターナッツかぼちゃ/皮/剥き方

1 ピーラーを使い、切り口から切り口に向かって、真っ直ぐ縦方向に皮を剥いていく。

コツ!ポイント!

※バターナッツかぼちゃの皮を包丁で剥いてもよいが、特徴のある形をしていて、

切らずにそのまま剥こうとすると、剥きずらさを感じる。

バターナッツかぼちゃの皮は薄く、ピーラーで簡単に剥くことができる。

好みに合わせて、お試しください。

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※ピーラーを使い皮を剥いている様子。

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※必ずしも、切り口から切り口に向かって剥く必要はなく、

剥きずらいようなら(剥きずらさを感じる)、向きを変え、

上側の細い部分と下側の太い部分の、境目あたりにあるくびれのような部分から、

切り口に向かって剥くなどするとよい。

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バターナッツかぼちゃ/皮と果肉について

※バターナッツかぼちゃの表面のベージュ色っぽい、ツルツルとした皮を剥いた様子。

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※バターナッツかぼちゃの表面の皮を剥くと、白っぽい部分と、その部分から透けて見える縦に入った線(筋)を確認することができる。

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※白っぽい部分と縦に入った線(筋)を剥いている様子。

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※上記部分を剥くと、オレンジ色っぽい果肉が出てくる。

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※表面の皮と、白っぽい部分、縦に線(筋)の入った部分を剥いた様子。

これらをしっかりと剥くと、オレンジ色っぽい果肉が出てくる。

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※表面の皮を剥いたバターナッツかぼちゃと、白っぽい部分と縦に線(筋)の入った部分も剥いた、バターナッツかぼちゃの参考画像。

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※まず、下画像バターナッツかぼちゃの断面をご覧ください。

分かりやすい例としては、大根のような感じ。

バターナッツかぼちゃ断面の周囲(端)を確認すると、表面のツルツルとした皮、その内側に白っぽい部分、さらに内側がオレンジ色っぽい果肉になっている。

大根も断面を確認すると、外側の皮、その内側に白っぽく線(筋)のあるような部分、さらに内側がみずみずしく、透明感のある部分に分かれいる。

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※下画像(左)/バターナッツかぼちゃ断面

※下画像(右)/上から表面のツルツルとした皮、白っぽく縦に線(筋)の入った部分、オレンジ色っぽい果肉部分。

このように、バターナッツかぼちゃは、層のようになっている。

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※下画像/分かりやすく、剥いた部分をバターナッツかぼちゃに乗せた画像。

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※下画像/上記画像と同様に、剥いた部分をバターナッツかぼちゃに乗せた画像。

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バターナッツかぼちゃ/皮と果肉/食感などの違い

1 まず、加熱後のそれぞれの食感の違いを比べるため、鍋やフライパンに水と、ピーラーで剥いた各部分を入れ火にかける。

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2 火にかけて沸かし、しっかり火を通し茹であげる。

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※茹で終えた、表面の皮、白っぽく線(筋)の入った部分、オレンジ色っぽい果肉の画像。

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3 まず、爪を立て各部分を押し潰すような感じで切る。

コツ!ポイント!

※包丁で切ってしまうと、断面(切り口)が、スパッと切れてしまうため、画像では違いが分かりずらい。

押し潰すように爪で切ることで、切り口などの様子に違いを出すことができる。

そうすることで、画像をご覧いただければ、食感の違いなどのイメージが湧きやすいかと考え、解説ではこの方法にしている。

当たり前のことだが、各部分の違いを知る最もよい方法は、実際に味をみること。

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4 上から、表面のツルツルとした皮、白っぽく縦に線(筋)が入った部分、オレンジ色っぽい果肉の部分。

表面の皮は硬く、切れずに爪跡がしっかりと残っている。

白っぽく縦に線(筋)の入った部分は、果肉と比べ若干の硬さがあり、

爪で押し潰すように切っても、切り口がしっかりと整うように切れる。

オレンジ色っぽい果肉部分は、柔らかく切り口が、崩れたように切れる。

コツ!ポイント!

※このようなことから、各部分の違いを活かして、料理をする必要がある。

オレンジ色っぽい部分のみを使って料理してみたら、身が崩れた。

それなら、次は白っぽく縦に線(筋)の入った部分を残して料理してみよう。

味をみたら、皮もさほど気にならなかったから、皮を残して料理してみよう。

など、違いを知ることで、料理の幅を広げることができる。

色々と試してみることをオススメいたします。

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バターナッツかぼちゃ/縦半分に切る/タネとワタの取り出し方

1 バターナッツかぼちゃを縦半分に切る。

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※縦半分に切った様子。下側の太い果肉部分にタネとワタがある。

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2 スプーンなどを果肉とワタの境目辺りに入れ、境目にスプーンを沿わせるようにして、タネとワタを取り出す。

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3 タネとワタを残さないように、しっかりと取り除く。

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※果肉からタネとワタを取り除いた様子。

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バターナッツかぼちゃ/縦半分に切らずに形を活かした/タネとワタの取り出し方

※バターナッツかぼちゃの、特徴的な形や見た目を活かす方法として、

縦半分に切るやり方とは別に、縦半分に切らずに、タネやワタを取り除くなどの、

下処理/下ごしらえ済ませることで、

縦半分に切ったバターナッツと同じ料理をしても、仕上がりの見た目に、違いが出せるなど、盛り付け方や、料理の幅を広げることができる。

※皮は硬く、剥かずに料理に使うことで、下側太い部分の形を活かして、盛り付けても崩れることなく、しっかりとした器のように、料理に使うことができる。

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バターナッツかぼちゃ/太い果肉部分を器のように使う場合の切り方

1 バターナッツかぼちゃのくびれのような部分を切り落とし、上側の細い果肉部分と、下側の太い果肉部分とを分ける。

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※太い果肉部分の下側(底)は、切り落とさない。

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2 太い果肉部分にタネとワタがある。

タネとワタのある部分を利用することで、器のように料理に使うことができる。

切り方のコツとしては、下側果肉部分の最も太い部分に、包丁を真っ直ぐに入れ二つに切る。

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※下側の太い果肉部分を二つに切っている様子。

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※下側の太い果肉部分を二つに切り終えた様子。

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3 下側の太い果肉部分を二つに切り終えたら、

スプーンなどで、タネとワタを残さず、しっかりと取り除く。

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※下側の太い果肉部分を二つに切り、タネとワタをしっかりと取り除いた様子。

このように、タネやワタが詰まっていた部分を上手く利用することで、

器のような形をしたバターナッツかぼちゃを二つ作ることができる。

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※下側の太い果肉部分を二つに切った、片側は器のように料理に使う場合、

底の部分に皮がついていないが、この部分はバターナッツかぼちゃのくびれのような部分になり、底の部分になる果肉に厚みがある。

二つに切るとき、半分ではなく、真ん中より下側の最も太い部分を切ったのも、

器のように料理に使う場合、底になる部分に皮がついていないことで、

崩れやすくなることを防ぐために、底になる部分の果肉に厚みを持たせている。

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バターナッツかぼちゃ/細い果肉部分の形を活かす場合の切り方

※縦半分に切っていないので、細い果肉部分の形を活かし、丸型に切ることができる。

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1 厚みに関しては、薄く切らなくてはならない。

厚く切らないということではなく、好みに合わせた厚みに切ればよい。

また、皮を剥く場合もピーラーを使ってもよいが、

皮も薄く、細い果肉部分は形も整っているため、包丁でも剥きやすい。

コツ!ポイント!

※包丁を使い、皮を剥いた面が平らになるように、剥くことで、見た目の綺麗な丸型に仕上げることができる。

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※果肉の細い部分の皮を包丁で剥いている様子。

画像では、剥いている様子を見やすくするため、

包丁を持った方の手しか写していないが、

実際は、もう片方の手で、バターナッツかぼちゃを掴み、包丁に向かって押すように(回すように)して、包丁はほぼ動かさずにスーと流すように、皮を剥いている。

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※包丁で皮を剥き終えた様子。

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※包丁を使わなくても、ピーラーで簡単に剥くことができる。

ただし、包丁で皮を剥くよりも、剥いた面が、でこぼことした仕上がりになってしまう。

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バターナッツかぼちゃ/細い部分と太い部分の果肉/食感などの違い

※まず、下画像/火を通した上側の細い部分の果肉と、下側の太い部分の果肉の画像をご覧ください。

※画像からは分かりずらいが、どちらも甘味や、ねっとりとした食感はあるが、

くびれのような部分から上側の細い部分の果肉は、下側の太い部分の果肉と比べると、水っぽさを感じ、しゃきしゃきとしたような食感を感じる。

一方、下側の果肉は、ねっとりとコクのあるような味わいをしている。

上側、下側のどちらが、バターナッツかぼちゃの特徴のある、

味わいをしているかと言われると、

どちら側の果肉も、バターナッツかぼちゃであることは間違いないが、

下側の太い部分の果肉といえる。

※下画像(上)/火を通した細い部分の果肉

※下画像(下)/火を通した太い部分の果肉

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バターナッツかぼちゃ/細い部分と太い部分の果肉の違いが分かりやすい食べ方/レシピ/作り方

※バターナッツかぼちゃは、ねっとりとした柔らかな食感をしている。

とだけ、説明されることもあるようだが、

個人的には、バターナッツかぼちゃって、どんな味わいなんだろう?と、知りたい方や、初めて食べる方などに対して、あまりよい説明とは思えない。

食感の違いを知るには、食べてみることだと考える。

違いを知る食べ方でよい方法は何かと考えたとき、上側の細い部分の果肉と、

下側の太い部分の果肉を実際に食べ比べることが、最もよい方法だといえる。

同じ食材の食感(味わい)の違いを知る前に、部位毎に違う料理をして、

ねっ。違うでしょ?

では、意味がない。

何がどう違うのかを知るには、同じ工程で同じ料理をする必要がある。

今回、初めて食べる!どんな食材なんだろう?

興味はあるけど、あまり料理に馴染みが。

なんて方も、気軽にバターナッツかぼちゃの味わいが楽しめ、

果肉の違いがハッキリと分かるよう、

まずは、ツルツルとしたベージュ色っぽい表面の皮と、

その下にある白っぽく縦に線(筋)のある部分を剥き、

オレンジ色っぽい果肉をむき出しの状態にする。

まずは、あれこれせず、

食材の味わいを活かして、シンプルに仕上げたソテーが、

個人的には、最も適していると考える。

※表面のツルツルとしたような、ベージュ色っぽい皮、その下の白っぽい部分と筋(縦に入った線)を剥き、オレンジ色っぽい果肉をむき出しにした、バターナッツかぼちゃの画像。

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1 バターナッツかぼちゃの、くびれのような部分を切る。

上側の細い部分の果肉を切る。

コツ!ポイント!

※あまり薄く切らずに、適度に厚みをつけて切ることで、食感などの味わいを強く感じることができる。

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2 くびれより下側の太い部分の果肉を同様に切る。

コツ!ポイント!

※大きさや、形状から区別がつきやすいが、

上側の果肉と下側の果肉を分けておくと、

食べたとき違いが分かりやすい。

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3 フライパンに油を敷き、火にかけて温める。

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4 ピーナッツかぼちゃを重ならないように、フライパンに広げおく。

コツ!ポイント!

※加熱すると果肉が崩れやすくなる。

重なっていると、果肉が崩れる原因になってしまう恐れがある。

なるべく、重ならない(重ねない)ようにする。

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5 適度に焼き色がついたら裏返し、

両面しっかりと火を通し焼きあげる。

コツ!ポイント!

※火を通した果肉は、崩れやすく、菜箸などを使うと果肉を崩してしまう恐れがある。

フライ返しやヘラなどを使い、優しく丁寧に裏返す。

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※焼き終えた、上側の細い部分の果肉の様子。

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※下側の太い部分の果肉も同様に、焼きあげる。

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バターナッツかぼちゃ/果肉の味わいの違いを分かりやすくする盛り付け方

1 上側の細い部分の果肉と、下側の太い部分の果肉を分けて、盛り付ける。

コツ!ポイント!

※上側、下側の果肉は、大きさなどの見た目が異なるため、見分けがつきやすい。

食べるときに上側、下側が分かっているのであれば、

わざわざ分ける必要はないのかもしれないが、

一つの食材しか使わず、シンプルに仕上げた料理でも、

少し手間をかけ盛り付けることで、

あれこれ飾らなくても、見栄えよく盛り付けることができる。

好みに合わせて、お試しください。

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どうでしょうか?

馴染みある栗かぼちゃ(黒皮)と比べると、

バターナッツかぼちゃは皮が薄く、剥くのも簡単!

ワタや種を取り除く際、硬くて切るのが大変。

なんてこともなく、切りやすい!

特徴ある形を活かした切り方をすることで、

様々な、見た目の仕上がりを楽しめる!

甘味があり、ねっとりとした食感が、

これまた旨い!

見た目よし!味わいよし!の、

【バターナッツかぼちゃ】!

【別名!ピーナッツかぼちゃ】!

この機会に是非、お試しください。

バターナッツかぼちゃのサラダ/レシピ/作り方

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また、宜しくお願いいたしますぅ。